2012年08月07日
続.レクサスの顔って…
最新のレクサス車のグリル形状は、
日本伝統の民具「餅つき臼」か「酒杯」を連想させる > < なカタチになっているのですが~
これは間もなくフラッグシップLSにも採用され、フルライン > < なカタチとなるのだとか。
メルセデスの盾のグリルは歴代のモデルから脈々と受け継がれるものがあり、上下の寸法比は変われど旧来のイメージを巧く継承していますよね。
SL系のものだって1955年300SL、以後の190SLのイメージを継承。
初代レクサスLS400のグリルは確かジェット機のエンジンのエアインテークをイメージしたものと言われていました。クジラと言われたMS60クラウンの顔もそういうイメージでしたね。
初代LS400は徹底したフラッシュサーフェイス構造を採用しボディーワークの精度や堅牢さも従来の基準から大きく進化し類稀なる静粛な移動カプセルを実現し名声を得たのでしたね。
現在に至り私的にレクサスは好きではないモノとなってしまいましたが、初代のモデルはそれなりに頑張ったモデルだったと思います。それまでの日本車ときたらしっかりしたモノコックボディを作ることが出来ず、フレームが必要だったのですから。
しかしその後がいけませんでしたね。20系にモデルチェンジした際には進化を求めず深くコストダウンしちゃいましたね。初代の成果で旧来のクラウンなどより飛躍的に良いものが出来たと安心満足したのでしょうね。
しかしトヨタのリアダブルウイッシュボーンは落ち着かず平坦路でふわふわ上下します。この辺をなんとかしなくてはいけなかったのに、後期型ではより大型化されたメルセデスSクラスW140に似たグリルを取り付けただけでしのぎました。20系前期のスタイルはそれなりに好きだったのですが、後期のベンツグリルを見た途端にこのブランドが嫌になりました。独自性など僅か2代目の途中で捨て去ったのですから~
私がレクサスが好きだったのは初代LSと20系前期まででお終い…
30系では法人ユーザーやハイヤー会社のいうことを聞いたのかパーソナルテイストが薄らぎ鈍重なスタイルになりました。あのへんからLSを見ると事務室のコクヨのスチール家具(事務机やスチールロッカー)を連想してしまいます。
ハイブリッドシステムやエンジンの燃焼効率の向上、静粛性の改善など枝葉の技術を極めるのは得意なようですが、肝心の「クルマとはどうあるべきか?」 とか「どういうクルマにしよう」といった発想力は乏しいのがこのブランドの弱点ではないでしょうか。
思いつきの > < な顔は模倣から抜け出そうとする姿勢の表れなのでしょうか?
それとも仕事に追われ身も心も疲れ果てたニッポンのおじさんたちのイタイ><顔なのでしょうか?
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Posted at
2012/08/07 22:35:22
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