前々からお話していたDS3不調の件。
症状:E/Gチェックランプ点灯後、フェイルセーフモードに入る
状況:エンジン始動後、同じような水温のとき、加速するとE/Gチェックランプ点灯。
点灯後はスロットルの反応が極端に鈍くなり、速度が出ない。
エンジン再始動でフェイルセーフモードは解除され、
通常通り使用できるが、警告灯は消灯しない。
9/5に最初の警告灯が点灯。
このときは高速道路の合流路だったので退避可能でした。
ディーラーの診断は
「1番シリンダで失火が起きたため、フェイルセーフモードに入った」とのことでした。
イグニッションコイルが怪しいので1番と2番を入れ替えて組み付け。
様子を見て、2番シリンダで再発するようならコイルが怪しい、とのこと。
その後、9月17日に再度点灯。
今度は
高速道路の追い越し車線で点灯して減速したため、
ちょっと怖い思いをしました。
100km/hが維持できないので周りを見ながら車を一番左の車線に寄せて
スローダウン走行。そのままPAに避難し、エンジン再始動。
ディーラーに一ヶ月弱ほど預けて原因究明をお願いしたが、
「再度1番シリンダが失火した」とのこと。
イグニッションコイルではないが、失火するような故障は見つからない。
スパークプラグが4万キロの指定交換時期を過ぎていたため、4本とも交換。
数百キロほど確認走行をしたが症状は再発しないため、返却された。
原因が分からないまま「乗ってくれ」と言われたので、
「二回目は高速道路本線で症状が出た」「通勤に支障が出るようでは困る」と
懸念を伝えた。
「部品を全てチェックし、ワイヤーハーネスの導通もチェックしたが不具合は見つからない
その上、症状が再発しないということは正常と判断するほかない」
とのことだった。
それでは、E/Gチェックランプが点灯したこと自体がエラーじゃないのか?
失火していないのに失火したと判断した可能性はないのか?
と聞くと、
「その可能性はありますが、本社に問い合わせても他の同じような事例がない」とのこと。
すると、ディーラーの担当者は
「ノイマイヤーさん、豪雨の道を走られましたよね」
「一回目の不具合はその翌日なのですが・・・・それが原因じゃないかと・・・・」と言い出した。
私も、驚いて
「なるほど、そう仰るのでしたら、水入りのエビデンスがあるということですね?」
「先ほど怪しい部分は全部チェックしたと仰いましたよね?」
「水が入ったことが故障の原因であるなら、水入りの痕跡が認められたということですか?」
と質問した。
すると、
「いえ、そのようなことはありませんでした」という。
そういうことは証拠固めをしてから言えと言いたい気持ちになった。
例えば、水入りで回路が錆びたなどの故障現場を突き止めてくれれば、
私だってそれが原因だと納得するが、今回の状況で私の過失にされる事は全く納得できない。
症状が再発しない困った不具合が出た車を担当して
困惑してしまう担当者の方の気持ちは私にも想像がつく。
再現性があれば原因を突き止めやすいが、あくまでも私が運転しているときだけ症状が出る。
しかも、決まって朝、始動して自宅から高速道路に向かい、合流するくらいのタイミングでだ。
結局、次に再発したらどうするのか?という問いには
「正直、打つ手がありません」と担当者は回答した。
まぁ、自分が担当者でもそう思うだろうなぁと思ったので、車を引き取ってディーラーを後にした。
それからしばらくは再発せず、機嫌よく走ってくれていた。
10月11日、会社から帰宅する途中に親から着信が。
かねてから入院していた私の祖父が他界したとのこと。
DS3に若干の不安はあったが、愛知から家族を迎えに行くために奈良へ帰省した。
翌、10月12日早朝に母と弟をDS3に乗せ、埼玉を目指すことにした。
エンジンを始動し、阪奈道路を走っていたら・・・・・・・・E/Gチェックランプ点灯。
またしてもスローダウン。しかも親兄弟を乗せているときに・・・・・。
3回目なので落ち着いて車を路肩に寄せエンジンを再始動した。
相変わらず警告灯は消えないが、普通に走ることができた。
そのまま埼玉へ向かい、祖父に線香をあげた。
結局、告別式の日取りが遠かったことと、従姉妹の結婚式もあり、
愛知-奈良-埼玉間を高速道路を使い3往復した。
この間に点きっ放しだったエンジン警告灯が消えた。
これは3回の中で始めてのことだった。
まぁ、これをディーラーに預けたところで
「1番シリンダが失火していました」⇒「部品は正常です」
⇒「打つ手がありません」⇒「冠水・・・」
と言われるに決まっているので、もう諦めることにした。
このまま乗り続けて症状が再発しなかったり、警告灯が点きまくっても
エンジン再始動で復活するのなら、まぁこのままだろうし、
どうせ、車は正常だと言われるに決まっている。
高速道路の真ん中でエンストし、路肩でトレーラに追突される様なことがあれば
マトモに対応してくれることがあるのかもしれない。
異音がひどいとかそういうことには目をつぶってきたが・・・・。
私は新車を買うのは初めてで、それも輸入車だった。
だからこそ延長保証をつけておいた。
3年で切れる一般保証に+2年の延長保証料(10.9万円)を支払ったのだ。
なのに、修理できない故障が発生するというのは想像がつかなかった。
っていうかまだ2年しか経ってなくてフツーに保証期間内だが、不具合は直らない。
安心につながると思った延長保証、死に金だったのかも。
仮に故障してもメーカー保証が部品を交換したり補修してくれるなら
実質故障していないようなもんだと考えていいんじゃないか?と思っていたのに・・・・。
「最近の欧州車はタフになったというけど、自分も別に壊れていないよ」と
他人に言ってきていたが、これからは
「うん、壊れるよ(笑)」と答えることにする。
私自身は
DS3には魅力があると思っているし、これからも乗り続けるつもりだが、
例えば全くクルマの知識が無い人には到底シトロエンを薦められないじゃないか。
「いや、このクルマに惚れたんだ」って言ってくれる人になら全力でお勧めするが、
こんな信頼性の低さでは、同じ症状がもしクルマに詳しくない人の身に起こったら
パニックを起こしかねないのではないだろうか?
国産自動車メーカーが故障を起こさないように、
或いは故障しても一発で完治させる活動に
力を注いでいるのはこういう背景があったのだなと思う。
私自身、
「原因が分からず不具合が直らない新車」を購入してみてよく体感できた。
ディーラー担当者の一言も気には障ったが、
それでもディーラーは頑張ってくれた方だと思う。
一方でインポーターや本国PSAの品質保証体制には疑問を持つ。
私が直接インポーターに文句を言った方がいいのだろうかとも思ったりもする。
これはいい勉強になった。
とりあえず4.8万キロ走破した。まだまだ乗る所存。
写真は、従姉妹の結婚式(これもDS3で東京まで行った)のホテルの売店で売られていた人形。
これってサントリーの・・・・。誰か確保してください!
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