~超多忙からのハチマルミーティング~
仕事が超多忙で自分だけの時間は帰宅後、家事を終えた23時から1時半くらいまでしかありませんでした。翌朝6時半に起きてという日々は体力的にも辛いですが、
晩ご飯を23時以降に食べる関係で、食ったら即寝が出来ないんですね・・・胃もたれしちゃいますし。
コロナ以降、テレワークやWEB会議が常識となり上位への報告スタイルが大きく様変わりしました。
今やってる仕事で、現状を役員に報告しないといけないのですが、
「ベンチマークもろくに出来ないのか」
「パワポ資料は許さん」
「エンジニアなら図面で説明しろ」
「ポンチ絵の一つでも書け」
という正統派昭和型の役員が居りまして、どうしてもご理解・ご承認頂かなくてはならない案件があり、私に白羽の矢が立てられました。
私は昭和生まれですが平成後期に入社してますので、気分的には若いつもりでしたが、上司達は昭和の残党なので紙ベースの仕事の仕方を現役でやっていた最後の世代に近いです。
自部署のボスから「ノイマイヤーさん、平成時代からタイムスリップしてきたつもりで報告してくれ」というリクエストがあったので軽いノリで報告を引き受けてしまい忙しさが倍増・・・。
昔を思い出しながら写真を切り貼りして、手書きでポンチ絵を描き、自分で図面を書いて断面図を作成し(もう紙図面なんて廃止されてしまって久しいです)、もうカラープロッターは廃却されたのでモノクロで印刷して色鉛筆で塗り塗り・・・。
かつ、ベンチマークのために類似する社内外製品の同一箇所を集めた資料を作成し、問題を再現したモデル(裏紙で)もつくりました。
ここまでやれば文句ないでしょ!とばかりに報告資料を完成させた結果・・・・・
ターゲットに馴染みやすい報告スタイルのため大好評で30分の持ち時間が10分で終わるという有様。
「懐かしいなぁ、言いたい事がスッと分かるよ、よく分かったありがとう」
と先週までの荒れ模様が一転しました。役員の合意が得られたので自部署の業務は大きく前に進むことになりました。頑張った甲斐がありました。
時には準備に時間を掛ける事も必要だなと思いましたし、確かに紙をボードに貼付けたスタイルだと報告の全体像が掴みやすいメリットもあるんだと思います。何でもかんでもペーパーレスでやろうとした弊害は確かにあると思うのですが、何とかペーパーレスの時代にこの分かりやすさを持ち込みたいなと思いました。紙スタイルの報告に戻るのは時代錯誤だと思うんですよね。
ちょっと意地悪な同僚からは「お前のせいで今後、めんどくさい報告スタイルが定着したらどうしてくれるんだ」と冗談でチャットが飛んできましたが、私からすると上司の指示で平成からタイムスリップしてきたサラリーマン役を演じただけなのでそれを言われましてもね・・・・。
準備に随分エネルギーを費やしたのですが、お陰で祝日の月曜は休めることになりました。
そうなると、妻が会社に行けるので日曜に自由時間が貰えることになるので多分5年ぶりくらいにハチミーの見学に行けるようになったという訳です。仕事頑張って良かったです。
カローラやRAV4ではエントリーしたこともあるのですがが、今回はすっかり車への興味が無くなったお兄ちゃん(7歳)を連れてプログレで見学に向かうことに。
~往路~
朝、軽くプログレを洗って給油して出発。9:30に出発したが道路は思いのほか空いています。伊勢湾岸→新東名という旅行速度優先のルートを選んでいますが、以前より100km/h~120km/h巡航が楽になったのはiR仕様のショックアブソーバーが効いているのでは無いかと思います。車速が上がると運転席ドアのリーク音が大きくなりますが、100km/h程度だとさほど気になりません。以前より明確に高速ツーリング性能が引き上げられたと感じます。市街地より明確に燃料系の針の動きは穏やかです。
最寄りの新御殿場ICはかなり御殿場の中心地から離れていて混雑とは無縁な場所にあります。R246をひた走ると知らない道の駅が出来ていたので、息子とここで昼食を採りました。とろろご飯の定食を食べましたが安くてうまい。息子も茶そばを残さず完食し大満足の昼食でした。
~富士スピードウェイに駐車し、ギャラリー見学~
入場してすぐに爆音に気づきました。レーシングカーの爆音では無くもっと汚いパラリラ系のブリブリ音です。シートベルトも締めずに暴走する珍たち(後席に子供乗せてる夫婦には絶句)と距離を置き、早々に駐車場にプログレを止めました。
こういうイベントは駐車場も見逃せません。
20カムリの集団は素晴らしかったですね。
カムリワゴンのリアビューって初代カルディナのネタ元?って勝手に思ってます。
V6で大量の荷物を積んで旅行なんて使い方はお洒落で豊かさを感じ憧れます。

この同年代のライバル通しの並びも意志を感じて良いですね。
ランティスは私が中学3年生の頃、「グランツーリスモ」でお世話になった車。
当時のマツダのCIマークは初期の菱形がルノーに似てるって事で丸っこく変更されて最終的にカモメマークに変わったという記憶があるのですが、まさか・・・と思って某社の90周年ムービー見てたら気づいてしまいました。アライアンス先から来たCOOが関係する車内で何かに似てるネックレスが発端で喧嘩になるって言うのがもうね・・・・。
閑話休題
駐車場では審査に通らないような違法改造車の周りでアルコールを飲んでいたり、空ぶかしをしているような輩がたくさん居ますがその合間にも善良なハチマルカー達がギャラリー参加していたのでしっかり見学します。
AT210カリーナの後期は私にとっては馴染み深い車で友人が新車で買って乗っていました。たまに運転させて頂いたのですが高回転まで気持ちよく回るしその気になれる走りと端正なセダンスタイルが同居した完成度の高い車でしたが、このオーナー手作り?の「アイ・ラヴ・ラン」ステッカーは前期のCMに出てた役所広司を思い出しますね。(このカリーナは後期なので同時に山下達郎のCM曲が脳内で流れます)
他にもアルテッツァAS200のMTもアルミが上品でオリジナルモデルよりも高バランスな外観になっていると思いました。
U12ブルーバードはアテーサです。あのTV-CMは当時リアルタイムで見ており
カッコイイよなぁって素直に見入っておりました。久しぶりにYoutubeで再視聴しましたが最近あんなに気合いの入ったCMって無いですね。TVがお茶の間の主役から外れて広告費が配分されなくなったからでしょうか。
ギャラリーじゃないのですが最後にこの一台。
サンバー4WDはサーキット内の構内車の様ですが、カレラ4って貼ってあるところが洒落が効いてて面白いなと思います。
~ハチミー本会場へ~
ギャラリーへの入場料500円を支払い入場。昨年までは1000円取られてたそうですが少し安くなってラッキーでした。個人的には1000円でも良いかなとは思います。だってその分、変な人は来なくなるかなと。
審査を通過した選ばれしハチマルカー達を見学させて頂きました。
各社、素晴らしかったのですが最初に目を引いたクルマは
もう私の脳内では「傷だらけの天使」が鳴り響きました。
こんな綺麗なプレーリージョイなんてもう走っていません。スラントノーズの前期型に乗っている人が近所に居ましたがジョイは国情に合ったSR20DEを積んでバタ臭さをお化粧直しをしてファミリーカーっぽく仕立て直した急ごしらえのモデルではありました。RVブームの中で読みが当たってよく街で見かけるモデルでした。次世代のプレーリーリバティにもバトンを繋ぐことができましたが、気づくと一気に数を減らしてしまいましたね。
よだれを垂らしながら(比喩)近づくと
お友達が・・・・。みんな引き寄せられるんですねwww
そして、プレーリージョイと甲乙つけがたい今回の私的注目車はこちら。
ネ申仕様。カッコイイ、マジで。
エボの純正アルミを履き、現代的なモードも身に付けつつ迫力に圧倒されました。
こういうマッチョなデザインは現代なら普通だったなと思います。
有名なネ申のGTOはAT、エントリー車はクラシックな三菱用シフトノブ付きのMTなのですがV6のNA(225ps)で4WDなのだからターボじゃ無くても充分以上に速いでしょうね。タービンがあるかないかでそんなに変わったらアホ臭くてだれもNAなんて買わないでしょ。個人的にはNAでも十分に速い、と想像します。
昔カードラ誌の特集でGTOのインプレを読んだ際、「もし私が悪天候の中で病人の命を救うためのワクチンを急いで運ばねばならないとき、私は迷わずGTOを選ぶ」という趣旨の記載がありGTOの特徴を分かり易く表現していて妙に納得した記憶があります。
三菱マニアのN兄さん曰く、用品がヤバいと言うことでレースの半カバーやクオーターガラスのサンシェードなど、私の好みに合致するGTOでした。
素晴らしすぎてオーナーの方に声を掛けてしまいました。
サンシェードを光らせてくれたり、その節は大変お世話になりました。
早いですが、今回の私的優勝車はこのGTOですね。
二十歳そこそこの楽しい時代にあのコピペを楽しんでいたので・・・。
そしてサリュー。
プレーリージョイの近くにビッグマイナーつながりでアベニールサリューが居るではありませんか。
当時のMAG-X誌では「レガ似ール」なんて書かれてましたが前期型の欧州風でありながら少しシンプルすぎた意匠が、市場に受け入れられやすい見た目になったかなと思う次第です。
レガシィをライバル視していたのでターボの四駆もラインナップされてこの時代のステーションワゴンは各社とも力を入れていましたね。ああ懐かしい。
噂をすれば・・・ではありませんがステーションワゴンブームの立役車として初代に続いて大ヒット作した2代目レガシィ。前期型GTがエントリーしていて涙が出そうになりました。同じマンションの6階の住人が2代目カリブから買い換えて長らく乗っていたんですよ。
280psを達成した後期の白(GT-B)はもちろん格好いいですが、前期の250psもたまりません。このクルマのヒットは当時のスバルを勇気づけたと思います。良い車を作ってそれが評価されてもっと良い車を作る原資が手に入る・・・良い時代だったと思います。
ハチミーは全国規模のイベントなので地方在住の私には普段お目にかかれないマニアックな車もエントリーしています。
例えば2代目ソアラのエアロキャビン。そもそもの販売台数500台が産まれながらの希少車ですが、完全に屋根を開けずに作動途中で止めてくれていたのでそのメカニズムが手に取るように分かります。マニアゆえに展示の仕方もマニアックな人向けなのかも知れません。
なるほどリッドの部分を別系統で開け、ルーフは2枚に折りたたんで格納するわけで現代の格納式ハードトップ車と動きがよく似ていました。
ルーフは平板で短くなければ限られたスペースには入りませんし、やり過ぎると
せっかくのソアラのプロポーションが崩れてしまう難しいバランスですね。立派なのはラゲージスペースもきちんと確保されていることです。一定の実用性が必要なのは高級車ならでは。
他にもこんなクルマ達が居ました。(順不同)
久しぶりに会う友人達と再会し、クルマ談義をしたり、あーでもないこーでもないと盛り上がる至福の時を過ごしました。もはや歌番組とかじゃ無くて、昔のバラエティ番組が見たいなんて話もしましたっけ。今やテレビ嫌いの私も、ティーンエイジャーの頃はたくさんのテレビを見て楽しませて貰ってきました。
また、中々ご挨拶したいと思っていて、ご挨拶できなかったみん友さんに会いにお車の前まで行ったんですがご不在だったので今回も会うことが出来ず残念でした。また次回。
夕方になってくると各種受賞発表があり、お開きとなります。
大半の方は退場して帰宅されるのですが、参加者同士で並びに拘って集合写真を撮ったりとても楽しいそわそわした時間が始まります。昔は非エントリー車も乗り入れて並びに加わったこともありましたが・・・。
そんな退場時、奇跡的なタイミングでレガシィが3台並んだのはテンション上がりました。勝手に盛り上がってしまってオーナーさんごめんなさい。
カーマニアたるものは、クルマそのものだけじゃ無くて車内の展示の工夫に共感することもあるし、オリジナル尊重派と言えども、センスの良いモディファイに共感することもあるし、或いは「並び」で喜ぶことも可能です。こういうイベントは楽しんだもの勝ちだと思います。(迷惑はかけずにですよ!)
自分も昔、プライスボードつけて遊んだり、イカさんのPTO付きシケミックルーフで発電してファミコンで遊んだり、お弁当を電子レンジで温めたり、イベントを楽しんできましたが、子供が大きくなってきたので徐々にこういうイベントにも顔を出したいなという欲求も湧いてきました。
主催者の皆さん、参加者の皆さん、(パラリラ系以外の)ギャラリーの皆さんありがとうございました。
~帰路~
19時まで場内駐車場で楽しんでいましたが、寒くなってきたので息子と一緒に足柄SAへ。激混みのフードコートで食事をした後は足柄湯で身体の芯までじっくりと温まりました。このまま息子はパジャマに着替えて就寝。
私はコーヒーを飲みながら敢えて東名を選んで久々の気ままな深夜ドライブを楽しんで帰りました。由比PAで真っ暗な海を見ながら休憩し、そこからは一気に自宅を目指します。
プログレは牧之原の上り坂でもロックアップを外さずに100km/hを維持する事が可能でさすが2.5Lだな!と大いに感心しました。
夜の東名高速は空いていて変なクルマも居ないので精神的にもラクですし、ゆったりとラジオ深夜便に耳を傾けながら12時過ぎに帰宅。私はどう見ても車が大好きですが、特に運転することが大好きみたいですね。
翌朝がハードでしたが何とか残された家事をこなし、社会復帰しました。
出社早々、紙ベースの役員報告がうまく行った件、上司が「お前この前の報告良かったぞー」と褒めて下さったのは良いのですが、「次は●●さんに報告するから、今度はパワポに直しといてくれ!」とのことでせっかく作った紙ベースの報告は出来ずに、再びパワポ資料に再構成が必要になりました。
どないやねん。