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ノイマイヤーのブログ一覧

2024年11月24日 イイね!

20241117_ジャスティ・レオーネ40周年ミーティング

20241117_ジャスティ・レオーネ40周年ミーティングふたつの40周年


名古屋市の東山動植物園にコアラがやってきて40周年とのことで家族を連れてコアラを見に行ってきました。激混みで園前の駐車場なんて長蛇の列で止められやしないので近隣のコインパーキングに駐車し普段は歩きたがらない娘を歩かせて20分。ようやく園内に入りましたが、とにかく人だらけ。



普段、人混みが嫌いで地方の閑散とした地域に出かけることが多い我が家には大変ハードルが高い動物園でした。(のんほいの方が良いなぁ・・・)

そんな中、コアラさんとご対面。背中だけでカワイイですね。



他にもゾウやキリンも見たのですが、ひたすら歩き疲れて午後には車に戻りフリー状態に。そこで参加を見送っていた首記のイベントに行きたいと交渉したところ許可が出たのでファミリーカーのデミオで行ってきました。

なんとジャスティと三代目レオーネが同時に発売40周年、終売30周年なのだそうです。10年作り続けたのは両車ともなかなかの長寿ですね。今だとそんなでも無いですが1980年代から1990年代は時代の流れが速いのでかなり長い間作られていたように感じます。

そんなわけで40周年イベントのハシゴをして参りました。

全ての参加車にはフォーカスできませんが、参加車とギャラリー車を紹介します。

まずは、奇跡的に前期5ドアと後期3ドアが並んだジャスティです。





マイナーチェンジだと言いつつも、フェイスリフトは徹底的で例えばAピラー根元やカウルルーバーもしれっと変っています。ちょっと旧い部分を匂わせつつもアップデートしています。外装への手の入り方は中々気合いを感じます。K11マーチベースのジャスティが世に出ていれば・・・・。当時の日産はFFでもビスカス式LSDだけでも必要充分な駆動力が得られると思っていたフシもありましたね。

興味深かったのはRrランプハウジング部分付近のシーラー処理です。シーラーはパネルとパネルの継ぎ目に塗られて隙間を埋めて乾燥炉で硬化させます。この時、シーラーを塗った分盛り上がるので、相手物とぶつかることを避けてスクレーパー処理されることがあります。その方が綺麗に見えるのでスクレーパー処理の方が偉い!という感覚を持つ方が多いと思います。ただ、長期間の使用の中ではボディのねじれ入力などの影響で硬化したシーラーが割れてしまうトラブルもあるのではないでしょうか。こういう懸念がある場合、シーラーそのものを掻き取ってしまうと
残りの少ないシーラーが変形に耐えねばならないので切れやすくなります。

前期はスクレーパー処理で後期は打ちっぱなしです。




欧州車のブリブリモリモリのシーラーは作業が雑なのではなく、耐久性を物量で補っているわけですね。そもそも変形の少ない剛性の高いボディもシーラー割れに対しては有効でしょうがあんまり剛性を強くし過ぎるとスポット溶接破損にもつながりかねないので何事も過ぎたるは及ばざるが如し。




更に面白かったのはボンネットをあけてE/Gルームを見せて頂いているとき、カウル前端に取付けられたシールゴムはボンネットのシールのためですが、形状的にシールしきれなくなってからはわざわざ別部品が設定されて車両幅方向をシールしています。こういうシール部品はフードヒンジのせいでシール線が切られてしまうのでそこから音が侵入する、だからどうせやるだけ無駄、と言わんばかりに対策されないケースも散見されますが、ジャスティのようなエントリーカーでも「やるべきところはやる!」というスバルの意地をこの部品から感じました。高周波のE/Gノイズには有効性があるかも知れません。

つぎに、もう一台の主役、レオーネ達です。私のとってのレオーネはこの世代ですね。アルシオーネを除いてレガシィがスバルで一番立派な乗用車だったのですが、
元々はスバル1000が発展していったので、サニー、カローラクラスだったのが
徐々にブルーバード・コロナクラスへ大型化しています。




マニアックなメカニズムで割高な車を売るにはどうしても上級車という扱いにしないと商業的に難しいという事情もあるのかも知れません。だからこそジャスティは直列エンジンなのでしょうし。



青いレオーネはターボで4WDと何でもありのハイテクマシンですね。80年代らしいぱっきぱきの直線基調、乗降性に有利なサッシュレスドアととにかく個性的。





ここからは、その他のスバル車達です。

私が幼い頃はもう一世代旧いレオーネもまだたくさん走っていました。アウディのような縦置きFFでポルシェのような独立懸架を採用した航空機メーカーの作る理系的ロマンあふれるマニアックな実用車が庶民の手が届く範囲内で売られていたというのは幸福な時代だったんだなと思います。月販数千台レベルでは売れていたようなので大したものだなと思います。




このタイプのフューエルリッドは70年代的ですね。初代カリーナ後期とかもこういうデザインでしたね。




また、「雪の征服者」ステッカーも自信の表れですね。当時はFRが主流でFFでも走破性をアピールできた時代に4WDですから過大広告では無いでしょう。スタイリング的にもスバル1000時代のクリーンなテイストでは無いものの、プロポーション的にバランスが取れてきてぐっと一般受けしそうになってきたと思います。

遊びに使える走破性に優れたステーションワゴン・・・・東北電力の要請で開発され、ブルーバードのデフを使いながら実用化された全天候型ワゴンの可能性を高く評価していたのはAMC(イーグル)でありトヨタ(スプリンターカリブ)でしたね。

忘れてはならないのはスバルレックス。RR方式のモノコックボディというスバル360以来の方式を残しつつ時代の空気を付与したレックスは時代性取り入れたがゆえにシンプルでタイムレスなスバル360よりも時代を感じますね。(当たり前なんですけどね)




このモデルはバンで大きなバックドアがありRrラゲージスペースが充実しています。またハイルーフなので個人的にはプロポーションもよく見えます。セダンよりルーフが高めなので同じく高めのベルトラインとマッチングが良いのかなと思います。





E/Gはほとんど横置きと呼べるほど斜めに傾けて搭載されてRrデッキ高さを確保しています。FF車と較べるとローディングハイトで不利なものの、RRのレックスにはフランクがあり荷室の多様性では負けていません。




水冷E/Gを搭載するのでクーラントを冷却するためにラジエーターは効率の良いFrエンドに配置されていました。冷却水路が長くなるのは少し不利(例えば詰まるリスクや漏れるリスクが増大する)ですが真面目に水冷RRを成立させていました。

そして個人的には後期型の初代レガシィが懐かしかったです。(何回も見に行ってしまいました)定番のGTでは無く、TiタイプSX。1.8LOHCを積んだグレードですが装備水準は高く、ちょっと日本車離れしたセンスをも感じさせてくれるのはデザイン面でビハインドがあったスバルの改心の出来映えと実直な技術追求型のモノ作りが美しくマッチしたからではないでしょうか。



4WDのワゴン故、少し強気とも取れる割高な価格設定(ネット調べで税抜211~220万円)ですがそれがしっかり売れていたというのがスバルの経営に貢献したことは嬉しい史実です。ナンバーも八王子56とワンオーナーっぽい。見た目にもヤレが少なく、こういうレガシィを至る所でよく見かけました。



小学校の同級生のTさんちもレガシィだったし、中学時代、面白い授業をしてくれた国語のN先生もこれと同じ色のブライトン220に乗っていてとても大切にされていた記憶があります。

個人的には、FMCして2代目になってもしっかり良さが引き継がれていた点はとても重要かつ現代の自動車業界も学びたいポイントでは無いでしょうか。ヒット作のヒット要因が自己分析できた(まぐれ?)なんて本当に難しい事だと思います。

RVブームの中で本格SUVを持たなかったスバルが提携関係にあったいすゞから供給されたスバル・ビッグホーンがまさかやってくるとは思いもしませんでした。このイベントの「ヤバさ」が本物である証でしょう。スバルビッグホーンなんて伝説上の車(ランボルギーニ・イオタ級?)ゆえ、「本物?」と疑ってしまったくらいなのだが他の方のレポートによると本物の証拠が残されていたそうです。見せて戴けば良かった・・・・。40年以上生きているとこういう車にも遭遇させて頂けるんですね。







そしてクラシック調モデルが流行した90年代中後期を思い起こさせる2台。ビストロはSCにMTを組み合わせたレアな限定車なのだとか。カサブランカも懐かしく、ビストロとの共通性も感じられて良い並びですね。ヴィヴィオは私もef-sを保有していたので本当に懐かしく嬉しかったです。

ああ、誤ってハザードスイッチ吹き飛ばしたい!!!(錯乱)

ヴィヴィオはカーライフを始めたばかりの私にとって可能性の塊で本当にお世話になったモデルです。アイドル振動の良さ、雨打ち音の静けさ、4輪独立サスの走りなど「シンプル・リッチ」を実感しました。



98年の規格改正時にヴィヴィオに代わりデビューしたプレオ。ハイトワゴンの快進撃でヴィヴィオ路線は先細ると判断したスバルの「中を取った」ワゴンはレガシィを軽自動車で再現したような真面目さで独自性がありました。販売競争で優位には立ちませんでしたが小さくても立派な「スバルの軽」であることが一目見て分かる完成度でしたね。



前期型は試乗させて頂いてますが、参加車は後期のRS。MTも設定されて何でもアリの良い車ですね。

スバル・ギャラリー車最後はこちら。



R2とR1が商業的に苦戦したので1年程度の短い開発期間で送り込まれたのはR3と呼ばずに徹底したBMCの末に世に出たステラ。メカニズム的には充分な先進性を持ったR2でしたが、一般ウケしそうな安全パイを狙った外装は、ムーヴそっくり。Mビシも他社そっくりの車を出していたのですが、まさかスバルがやるなんて当時の私はびっくりしました。背に腹はかえられない戦いだったのだと思いますが、あまりにも一般向け過ぎてスバルらしいコダワリも少し大人しくなったので、カスタムにMTでも設定していればもう少しプレオ代替需要も取れたのかなと思うと残念です。

参加車はムーヴになりたいと祈っていたら、夢が叶ってしまった代わりにシリンダーから1気筒抜かれてしまった2代目ステラ、軽自動車界の栗田貫一だと私は思っています。

もう軽自動車から撤退してしまい、ダイハツのOEMになってしまった。OEMが悪い訳ではないですが、スバルの撤退に後ろ向きな発言をしたのは旧い話になるのですが、私はその昔「軽自動車が開発したい」と言って富士重工の入社試験を受けた経験があるんです。

他の応募者がWRCとか水平対向と言っている間に「軽自動車がやりたい」、「軽規格でいいものを作って欧州車と渡り合いたい」などと青臭い意見を三鷹で披露して来たのは若気の至りとは言え、良い思い出です。

他メーカーのギャラリーもマニアックでした。

まず、ST171コロナのEXサルーンGですよ!5穴ですよ!



前期の欧州調から一気にビュイックリーガルみたいなグリルになってびっくりした後期型です。1.8で充分満足出来る商品性を確保しながら「G」では投資に見合った+αの満足感が得られるという「あるべき姿」だと思います。名古屋70のナンバーも懐かしいです。最終型でも1992年式ですから32年選手・・・。よく維持されているなと頭が下がります。



我が家のデミオの祖先とも言えるNL30系カローラII。



1.5L水冷ディーゼルターボの5ドアマニュアルという共通点があります。内装の質感の高さはスターレットとの違いがハッキリ出ていますね。ターボランプや立体的な燃料・水温計が魅力的です。E/Gルームも見せて頂きました。



ギッチギチに詰め込まれた3D知恵の輪のようなレイアウトです。詳細な摺り合わせ調整力が求められます。特にバッテリー周りは芸術的ですよね。ラジサポアッパーサポートが屈曲しているのはリトラを納めるため、と言うのは有名なエピソードですね。

ブレビスAi250。オーナーさんは他にも車をお持ちで別の欧州車の話でめっちゃ(私が)盛り上がりました。



ちょっと引いてしまわれたかも・・・・。でもそれくらいその欧州車が好きなんですよ。明らかに影響を受けた初代ヴィッツを買ってしまうくらいに・・・。

私「ブレビスってペダルの前後調整機構ありましたよね?」
オーナーさん「あ、これには着いてません」
というやりとり。

プログレでありがちな「ウォールナット内装の・・・」「レーダークルーズコントロールの・・・」「カーテンエアバッグの・・・」と話しかけて下さっても「全部着いてないんですよね」というその気は無いのに話の腰を折るような感じが共通してて、ものすごくシンパシーを感じました。結構話し込んでしまいすみませんでした。



みん友さんのシャレードソシアル。




時価板金塗装の記事がアップされていましたが、近づいても分からない完成度で凄いなと思いました。天津第一汽車夏利1.3のエンブレム・・・・どこで見つけてこられたのか!オリジナルでは無いがつけたくなる気持ち分かります。

最後に気づいたのがこちら。



レアな直噴ディーゼル仕様では?PULSERエンブレムが妙に似合います。チェリーバネットとかありましたし、パルサーセレナ?

このイベントは想定よりも参加・観覧者が多かったそうですがお洒落なチラシのデザイン性も高く、しっかり準備されたイベントでした。綺麗で当時ナンバーの参加車が多く、スバルオーナーの一途さがよく伝わってきました。車とオーナーが相思相愛なんだろうなとみて分かりました。

今のスバルはどうでしょうか。水平対向E/GとAWDをヘリテージとしながらも
随分と国内市場よりも海外市場を重視して私達から遠ざかったように感じてしまっています。肝心のレヴォーグも月販1000台レベルでレイバックと共食いしていやしないか?と疑ってしまいますが、レガシィの精神的後継車なのにすこし寂しすぎませんでしょうか。個人的にはMTのレヴォーグがあればファミリーカーとして購入を強く検討したかったのですが、コアなユーザー層をあっさりと切り捨てたのは軽自動車撤退の時と同じくらい残念です。

一方でXV(クロストレック)やフォレスターは今の流行に沿った企画でスバルの良さを体感しやすく、新プロジェクトXでも紹介されたアイサイトも新しいスバルの技術的支柱になっていますが、今日参加されていたような一途な方々予備軍に突き刺さるような企画・仕様設定が欲しくなるのは私だけなのでしょうか。

現地では久々にお会いする方々のご挨拶が出来て本当に良かったですし、初対面の方とも車を通じて楽しくお話が出来るのもいい刺激になります。あっという間に日が暮れて帰宅しました。帰りにAEONのフードコートで夕食を食べて翌日に備えましたとさ。

主催者の皆さん、ありがとうございました。当日お会いした皆さんありがとうございました。
Posted at 2024/11/24 19:05:14 | コメント(3) | トラックバック(0) | イベント | クルマ
2024年11月08日 イイね!

20241103ハチマルミーティング2024見学

20241103ハチマルミーティング2024見学~超多忙からのハチマルミーティング~

仕事が超多忙で自分だけの時間は帰宅後、家事を終えた23時から1時半くらいまでしかありませんでした。翌朝6時半に起きてという日々は体力的にも辛いですが、
晩ご飯を23時以降に食べる関係で、食ったら即寝が出来ないんですね・・・胃もたれしちゃいますし。

コロナ以降、テレワークやWEB会議が常識となり上位への報告スタイルが大きく様変わりしました。

今やってる仕事で、現状を役員に報告しないといけないのですが、

「ベンチマークもろくに出来ないのか」
「パワポ資料は許さん」
「エンジニアなら図面で説明しろ」
「ポンチ絵の一つでも書け」

という正統派昭和型の役員が居りまして、どうしてもご理解・ご承認頂かなくてはならない案件があり、私に白羽の矢が立てられました。

私は昭和生まれですが平成後期に入社してますので、気分的には若いつもりでしたが、上司達は昭和の残党なので紙ベースの仕事の仕方を現役でやっていた最後の世代に近いです。

自部署のボスから「ノイマイヤーさん、平成時代からタイムスリップしてきたつもりで報告してくれ」というリクエストがあったので軽いノリで報告を引き受けてしまい忙しさが倍増・・・。

昔を思い出しながら写真を切り貼りして、手書きでポンチ絵を描き、自分で図面を書いて断面図を作成し(もう紙図面なんて廃止されてしまって久しいです)、もうカラープロッターは廃却されたのでモノクロで印刷して色鉛筆で塗り塗り・・・。

かつ、ベンチマークのために類似する社内外製品の同一箇所を集めた資料を作成し、問題を再現したモデル(裏紙で)もつくりました。

ここまでやれば文句ないでしょ!とばかりに報告資料を完成させた結果・・・・・
ターゲットに馴染みやすい報告スタイルのため大好評で30分の持ち時間が10分で終わるという有様。

「懐かしいなぁ、言いたい事がスッと分かるよ、よく分かったありがとう」

と先週までの荒れ模様が一転しました。役員の合意が得られたので自部署の業務は大きく前に進むことになりました。頑張った甲斐がありました。

時には準備に時間を掛ける事も必要だなと思いましたし、確かに紙をボードに貼付けたスタイルだと報告の全体像が掴みやすいメリットもあるんだと思います。何でもかんでもペーパーレスでやろうとした弊害は確かにあると思うのですが、何とかペーパーレスの時代にこの分かりやすさを持ち込みたいなと思いました。紙スタイルの報告に戻るのは時代錯誤だと思うんですよね。

ちょっと意地悪な同僚からは「お前のせいで今後、めんどくさい報告スタイルが定着したらどうしてくれるんだ」と冗談でチャットが飛んできましたが、私からすると上司の指示で平成からタイムスリップしてきたサラリーマン役を演じただけなのでそれを言われましてもね・・・・。

準備に随分エネルギーを費やしたのですが、お陰で祝日の月曜は休めることになりました。

そうなると、妻が会社に行けるので日曜に自由時間が貰えることになるので多分5年ぶりくらいにハチミーの見学に行けるようになったという訳です。仕事頑張って良かったです。

カローラやRAV4ではエントリーしたこともあるのですがが、今回はすっかり車への興味が無くなったお兄ちゃん(7歳)を連れてプログレで見学に向かうことに。

~往路~

朝、軽くプログレを洗って給油して出発。9:30に出発したが道路は思いのほか空いています。伊勢湾岸→新東名という旅行速度優先のルートを選んでいますが、以前より100km/h~120km/h巡航が楽になったのはiR仕様のショックアブソーバーが効いているのでは無いかと思います。車速が上がると運転席ドアのリーク音が大きくなりますが、100km/h程度だとさほど気になりません。以前より明確に高速ツーリング性能が引き上げられたと感じます。市街地より明確に燃料系の針の動きは穏やかです。

最寄りの新御殿場ICはかなり御殿場の中心地から離れていて混雑とは無縁な場所にあります。R246をひた走ると知らない道の駅が出来ていたので、息子とここで昼食を採りました。とろろご飯の定食を食べましたが安くてうまい。息子も茶そばを残さず完食し大満足の昼食でした。

~富士スピードウェイに駐車し、ギャラリー見学~

入場してすぐに爆音に気づきました。レーシングカーの爆音では無くもっと汚いパラリラ系のブリブリ音です。シートベルトも締めずに暴走する珍たち(後席に子供乗せてる夫婦には絶句)と距離を置き、早々に駐車場にプログレを止めました。



こういうイベントは駐車場も見逃せません。
20カムリの集団は素晴らしかったですね。







カムリワゴンのリアビューって初代カルディナのネタ元?って勝手に思ってます。
V6で大量の荷物を積んで旅行なんて使い方はお洒落で豊かさを感じ憧れます。


この同年代のライバル通しの並びも意志を感じて良いですね。



ランティスは私が中学3年生の頃、「グランツーリスモ」でお世話になった車。
当時のマツダのCIマークは初期の菱形がルノーに似てるって事で丸っこく変更されて最終的にカモメマークに変わったという記憶があるのですが、まさか・・・と思って某社の90周年ムービー見てたら気づいてしまいました。アライアンス先から来たCOOが関係する車内で何かに似てるネックレスが発端で喧嘩になるって言うのがもうね・・・・。



閑話休題

駐車場では審査に通らないような違法改造車の周りでアルコールを飲んでいたり、空ぶかしをしているような輩がたくさん居ますがその合間にも善良なハチマルカー達がギャラリー参加していたのでしっかり見学します。




AT210カリーナの後期は私にとっては馴染み深い車で友人が新車で買って乗っていました。たまに運転させて頂いたのですが高回転まで気持ちよく回るしその気になれる走りと端正なセダンスタイルが同居した完成度の高い車でしたが、このオーナー手作り?の「アイ・ラヴ・ラン」ステッカーは前期のCMに出てた役所広司を思い出しますね。(このカリーナは後期なので同時に山下達郎のCM曲が脳内で流れます)



他にもアルテッツァAS200のMTもアルミが上品でオリジナルモデルよりも高バランスな外観になっていると思いました。




U12ブルーバードはアテーサです。あのTV-CMは当時リアルタイムで見ており
カッコイイよなぁって素直に見入っておりました。久しぶりにYoutubeで再視聴しましたが最近あんなに気合いの入ったCMって無いですね。TVがお茶の間の主役から外れて広告費が配分されなくなったからでしょうか。



ギャラリーじゃないのですが最後にこの一台。

サンバー4WDはサーキット内の構内車の様ですが、カレラ4って貼ってあるところが洒落が効いてて面白いなと思います。



~ハチミー本会場へ~

ギャラリーへの入場料500円を支払い入場。昨年までは1000円取られてたそうですが少し安くなってラッキーでした。個人的には1000円でも良いかなとは思います。だってその分、変な人は来なくなるかなと。

審査を通過した選ばれしハチマルカー達を見学させて頂きました。

各社、素晴らしかったのですが最初に目を引いたクルマは













もう私の脳内では「傷だらけの天使」が鳴り響きました。

こんな綺麗なプレーリージョイなんてもう走っていません。スラントノーズの前期型に乗っている人が近所に居ましたがジョイは国情に合ったSR20DEを積んでバタ臭さをお化粧直しをしてファミリーカーっぽく仕立て直した急ごしらえのモデルではありました。RVブームの中で読みが当たってよく街で見かけるモデルでした。次世代のプレーリーリバティにもバトンを繋ぐことができましたが、気づくと一気に数を減らしてしまいましたね。

よだれを垂らしながら(比喩)近づくと

お友達が・・・・。みんな引き寄せられるんですねwww

そして、プレーリージョイと甲乙つけがたい今回の私的注目車はこちら。



ネ申仕様。カッコイイ、マジで。



エボの純正アルミを履き、現代的なモードも身に付けつつ迫力に圧倒されました。
こういうマッチョなデザインは現代なら普通だったなと思います。

有名なネ申のGTOはAT、エントリー車はクラシックな三菱用シフトノブ付きのMTなのですがV6のNA(225ps)で4WDなのだからターボじゃ無くても充分以上に速いでしょうね。タービンがあるかないかでそんなに変わったらアホ臭くてだれもNAなんて買わないでしょ。個人的にはNAでも十分に速い、と想像します。



昔カードラ誌の特集でGTOのインプレを読んだ際、「もし私が悪天候の中で病人の命を救うためのワクチンを急いで運ばねばならないとき、私は迷わずGTOを選ぶ」という趣旨の記載がありGTOの特徴を分かり易く表現していて妙に納得した記憶があります。

三菱マニアのN兄さん曰く、用品がヤバいと言うことでレースの半カバーやクオーターガラスのサンシェードなど、私の好みに合致するGTOでした。



素晴らしすぎてオーナーの方に声を掛けてしまいました。
サンシェードを光らせてくれたり、その節は大変お世話になりました。



早いですが、今回の私的優勝車はこのGTOですね。
二十歳そこそこの楽しい時代にあのコピペを楽しんでいたので・・・。


そしてサリュー。



プレーリージョイの近くにビッグマイナーつながりでアベニールサリューが居るではありませんか。



当時のMAG-X誌では「レガ似ール」なんて書かれてましたが前期型の欧州風でありながら少しシンプルすぎた意匠が、市場に受け入れられやすい見た目になったかなと思う次第です。

レガシィをライバル視していたのでターボの四駆もラインナップされてこの時代のステーションワゴンは各社とも力を入れていましたね。ああ懐かしい。

噂をすれば・・・ではありませんがステーションワゴンブームの立役車として初代に続いて大ヒット作した2代目レガシィ。前期型GTがエントリーしていて涙が出そうになりました。同じマンションの6階の住人が2代目カリブから買い換えて長らく乗っていたんですよ。

280psを達成した後期の白(GT-B)はもちろん格好いいですが、前期の250psもたまりません。このクルマのヒットは当時のスバルを勇気づけたと思います。良い車を作ってそれが評価されてもっと良い車を作る原資が手に入る・・・良い時代だったと思います。





ハチミーは全国規模のイベントなので地方在住の私には普段お目にかかれないマニアックな車もエントリーしています。

例えば2代目ソアラのエアロキャビン。そもそもの販売台数500台が産まれながらの希少車ですが、完全に屋根を開けずに作動途中で止めてくれていたのでそのメカニズムが手に取るように分かります。マニアゆえに展示の仕方もマニアックな人向けなのかも知れません。










なるほどリッドの部分を別系統で開け、ルーフは2枚に折りたたんで格納するわけで現代の格納式ハードトップ車と動きがよく似ていました。

ルーフは平板で短くなければ限られたスペースには入りませんし、やり過ぎると
せっかくのソアラのプロポーションが崩れてしまう難しいバランスですね。立派なのはラゲージスペースもきちんと確保されていることです。一定の実用性が必要なのは高級車ならでは。

他にもこんなクルマ達が居ました。(順不同)





















久しぶりに会う友人達と再会し、クルマ談義をしたり、あーでもないこーでもないと盛り上がる至福の時を過ごしました。もはや歌番組とかじゃ無くて、昔のバラエティ番組が見たいなんて話もしましたっけ。今やテレビ嫌いの私も、ティーンエイジャーの頃はたくさんのテレビを見て楽しませて貰ってきました。

また、中々ご挨拶したいと思っていて、ご挨拶できなかったみん友さんに会いにお車の前まで行ったんですがご不在だったので今回も会うことが出来ず残念でした。また次回。



夕方になってくると各種受賞発表があり、お開きとなります。



大半の方は退場して帰宅されるのですが、参加者同士で並びに拘って集合写真を撮ったりとても楽しいそわそわした時間が始まります。昔は非エントリー車も乗り入れて並びに加わったこともありましたが・・・。

そんな退場時、奇跡的なタイミングでレガシィが3台並んだのはテンション上がりました。勝手に盛り上がってしまってオーナーさんごめんなさい。





カーマニアたるものは、クルマそのものだけじゃ無くて車内の展示の工夫に共感することもあるし、オリジナル尊重派と言えども、センスの良いモディファイに共感することもあるし、或いは「並び」で喜ぶことも可能です。こういうイベントは楽しんだもの勝ちだと思います。(迷惑はかけずにですよ!)

自分も昔、プライスボードつけて遊んだり、イカさんのPTO付きシケミックルーフで発電してファミコンで遊んだり、お弁当を電子レンジで温めたり、イベントを楽しんできましたが、子供が大きくなってきたので徐々にこういうイベントにも顔を出したいなという欲求も湧いてきました。

主催者の皆さん、参加者の皆さん、(パラリラ系以外の)ギャラリーの皆さんありがとうございました。

~帰路~

19時まで場内駐車場で楽しんでいましたが、寒くなってきたので息子と一緒に足柄SAへ。激混みのフードコートで食事をした後は足柄湯で身体の芯までじっくりと温まりました。このまま息子はパジャマに着替えて就寝。

私はコーヒーを飲みながら敢えて東名を選んで久々の気ままな深夜ドライブを楽しんで帰りました。由比PAで真っ暗な海を見ながら休憩し、そこからは一気に自宅を目指します。



プログレは牧之原の上り坂でもロックアップを外さずに100km/hを維持する事が可能でさすが2.5Lだな!と大いに感心しました。

夜の東名高速は空いていて変なクルマも居ないので精神的にもラクですし、ゆったりとラジオ深夜便に耳を傾けながら12時過ぎに帰宅。私はどう見ても車が大好きですが、特に運転することが大好きみたいですね。

翌朝がハードでしたが何とか残された家事をこなし、社会復帰しました。

出社早々、紙ベースの役員報告がうまく行った件、上司が「お前この前の報告良かったぞー」と褒めて下さったのは良いのですが、「次は●●さんに報告するから、今度はパワポに直しといてくれ!」とのことでせっかく作った紙ベースの報告は出来ずに、再びパワポ資料に再構成が必要になりました。

どないやねん。

アルバム1


アルバム2


Posted at 2024/11/08 00:38:54 | コメント(5) | トラックバック(0) | イベント | クルマ
2024年10月29日 イイね!

2024年式フリードe:HEV AIR EX感想文

2024年式フリードe:HEV AIR EX感想文●ホンダの数少ない日本市場特化型モデル

かつて3列シートにスライドドアを備えたミニバンの中心は排気量2Lの小型車枠だった。彼らの便利さが浸透し、小さなBセグで3列シートを実現したのは2001年のホンダモビリオだった。路面電車をモチーフにしたベルトラインの低いモダンなミニバンは新たな市場を切り拓いた。

競合するトヨタシエンタとの熾烈な競争を経て2008年に初代フリードに移行。「⊿□ちょうどいい」をキーワードに扱いやすいサイズの中に当時のステップワゴンとほぼ同じサイズの3列シートを積み込んで本格的なミニバンの様式を持ち込んだだけでなく、いち早くHEV仕様(IMA)を追加した先進性も特徴だった。

CMに出演していたのはTHE BEATLESのメンバーの息子であるショーン・レノン。そう言えばシティのCMにはご兄弟のジュリアン・レノンが出演していた。

競合のシエンタは後継車種の深刻な不振の為、初代を復活させるなど苦しい戦いが続いたが2015年にお家芸のTHS-IIを搭載した2代目を発売した。

迎え撃つように2016年にも2代目フリードに切り替わった。リコール連発だったHEV方式(i-DCD)は明らかな弱点だったが、先代を継承したミニバンらしい広さや先進安全機能に助けられて健闘した。



あれから8年、満を持して3代目が発表された。家族の毎日に笑顔をもたらすクルマをめざし、「“Smile” Just Right Mover」という開発コンセプトを掲げ、下記の3つのコア価値を訴求できるよう開発された。

①自由に扱えるサイズと安心感を与えるデザイン
②思いやりがあり便利で色んなことに対応できるパッケージ
③安心感と快適でみんなに優しいダイナミクス(動的性能)

ボディサイズは殆ど変わっていないが、嵩張るHEVユニットを積む為にエンジンコンパートメントが大きくなっているのはステップWGNも同じだ。内外装は近年のホンダテイスト満載のスッキリとしたノイズレスデザインで好感が持てる。マツダの情感たっぷりも悪くないが、カッチリして質実剛健なテイストはちょっとVWっぽい。ステップWGNも脱エモーショナルデザインで好感を持っているのでフリードがそのテイストを継承し、競合のシエンタとも違う方向でデザイン開発が進んでいたことは選択肢の幅を広める上で良かったのだと思う。

また、クロスターはアウトドアブームを意識した外装と3列以外に2列シート仕様車が選べ、後者は広大なラゲージを遊びに使うことができる。更に福祉車両のベースにもなっているのはN-BOXスロープと共通するコンセプトだ。車椅子が載せられるスロープ仕様のベースにもなっており、従来の「いかにも福祉車両」的なテイストを緩和しているのも先進的じゃないか。

失ってはならないフリードの良さは丁度良いボディサイズだ。現代のFFミニバンの礎を築いた初代ステップWGNは全長4605mmで室内長2730mm。現行フリードは4310mmで2645mmと扱いやすいボディサイズ(▲295mm)でありながら、室内長はわずかな減少(▲85mm)に留めている。反面、荷室スペースは小さいのだが本格ミニバン的な使い方ができ、運転に不慣れなドライバーでも安心して扱えそうだと思えるコンパクトなボディサイズをも両立しているのがBセグミニバンのフリードだ。



フリードは競合と較べて運転姿勢が取りやすく、2列目以降も意外とまともだ。競合は運転席以外は良いのだが、運転席だけはフリードが明らかに優れている。総じて肩を並べずちょっと落ちるレベルだ。特に2列目キャプテンシートでは太腿の支持が甘い点が気になる。でも、自動車は気持ちよく運転できてナンボなので運転席が真っ当なフリードには大いに価値がある。

新型はHEVシステムが一新されて他のホンダ車同様にe:HEV(旧i-MMD)になったことが大きなニュースだ。発電用モータと駆動用モータを別で持ち、E/Gは発電用モータを回して発電し、その電気で走行するシリーズハイブリッド的な作動をする。ここまでは日産のe-POWERと同じだがホンダは高速走行時にE/G直結モードを持っているのでその時だけは純ガソリンE/Gとして走る。ちなみにトヨタのTHSは走行のための駆動力はE/Gとモータの力が混ざり合って出力される点が上記方式と異なっている。いずれにせよ、ストロングハイブリッド車は日本のメーカーが得意としている珍しい分野だ。

フリードは先代までのDCTを用いたハイブリッドシステムより動作パターンが単純で乗り味もモーター駆動のためシームレスかつ高レスポンスな走りが楽しめる。今回は発電専用E/Gが熱効率40%以上を達成したといい、燃費性能も向上している。

実際に走らせてみると、日産ほどではないがBEV感を大切にした乗り味だ。出足のスムーズさとEVレンジの長さ、そしてE/G始動時のスムーズさは好ましい。また、燃費も良く淡々と走っている限りは燃費計の数字が右肩上がりだった。

一方、1.5L直4の純ガソリンE/Gは直噴からポート噴射に戻されコストダウンが進んだ。ま、スペックはダウンするが普通の車には普通のE/Gがよく似合う。

熾烈な装備合戦ではこのクラスとしてRrクーラーを初めて採用された点に注目したい。競合はサーキュレーターの採用に留めており、猛暑・残暑が続く日本では商品力として一歩リードできた。実は東南アジア向けの先代シエンタではRrクーラーが装備されており、フリードはこれを見て「来るぞ」と思ったのかも知れない。

・・・だったら6速MTも「来るぞ」と思って欲しかった、というのは私の独り言だ。



このクラスは室内が広い割にA/CがFrのみのため、広大な後席が暑くなるとされてきた。フリードはそれをAIRを除く3列シート仕様で熱さを克服できたというのだから評価できる。

車両本体価格は250.8万円スタートだ。競合は203.5万円スタートなので明らかに高く感じるが、フリードのエントリーグレードAIRは競合より装備が充実しており、両側パワースライドドアやオートA/Cやロールサンシェードや4SP、シートの防汚生地が標準装備されていて「高く見えるけど魅力ある装備が最初から着いてます」商法である。

ソースはネット情報だが下記のように競合するシエンタとフリードの販売台数のこたつグラフ(こたつ記事的なグラフ)を作ってみた。



過去5年の販売台数の比較では意外な?ことにフリードはシエンタに対して健闘している。ホンダの販売拠点はトヨタの約半分。販売台数の絶対値は負けていてもホンダ的にはヒットしている方だと言って差し支えない。

私個人としては最大の競合車シエンタと違うテイストで世に出たことがまず良かったと思う。そして質感表現は充分でN-BOXの様な寂しさがないところも良かった。パッケージングは2列目がキャプテンシートなのでウォークスルーが可能で3列もフルに使って移動できるのは美点だ。1列目にオーナー夫妻、2列目にはチャイルドシートで子供二人を喧嘩しないように離して座らせて、3列目は畳んで荷物か、帰省時の両親を乗せて初詣にでも・・・。こういう使い方ならフリードは最大限に輝くだろう。

もしシエンタとフリードで悩んでいる人が居るとしたら、「自分で運転するならフリード。絶対に自分が運転しないならシエンタ。3列目を常用するならフリード、3列目を畳んでおきたい人はシエンタ」と答える。

私が買うならe:HEV AIR EXのセットオプション付き(327.4万円)。もう少し足せばステップWGN(355.3万円)が買える価格だが、敢えて小ささを積極的に取りに行くクルマなので悩む人は居ないはずだ。私の場合、ミニバンを買うなら荷室が欲しいのでステップWGNが欲しくなるが、AIRで安全装備が省かれている事が悩ましい。でも上級のSPADAプレミアムライン(417.6万円)は高くて無理だ。

フリードは競合との過酷な戦いの中で3列をしっかり使う人のためのBセグミニバンとしての地位を継承できたと思う。更に改良すべき点があるとすればオトナの利用に耐えうる2列目が欲しいのでもう少し座面形状を見直すなど改良を待ちたい。90年代と違い、フルフラット要件はない。もっと座り心地(膝裏が浮く)を改善できるはずだ。動的性能としてはこもり音対策も希望したいし運転席のメーター視認性のせいでドラポジがうまく決まらないのは要改良点だ。

「しょせんBセグなのだから」と作り手は反論するかも知れないが、本体価格300万円を超える高額商品ゆえに求められるレベルも引き上げたい。
Posted at 2024/10/30 00:05:30 | コメント(2) | クルマレビュー
2024年10月19日 イイね!

2011年式ムーヴコンテ カスタムRS感想文

2011年式ムーヴコンテ カスタムRS感想文●ハイト系×前席優先のパーソナルカー
スギレンさんが現代の軽自動車に慣れるための訓練として購入した個体を「やっぱり慣れない」と白旗を揚げてしまわれたので貸していただいて検証がてら共に暮らしてみた。

ムーヴコンテは2008年8月にデビューしたハイトワゴンである。

コンテとは画材では無く、1.Continuityの日本的略称で、台本、コンテの意味。自分らしい生活を描くクルマを表現。
2.Comfortable Interiorの略。乗る人の心地良さを追求したクルマの意味。
である

「居心地の良さ」を開発テーマとし、四角いボディスタイルとモダンインテリアが実用性やスペースに重きを置いたムーヴとの違いである。

既にタントが存在していた当時、ムーヴは車内空間の追求をやめてハイトクラスの中でスペースを追求し軽最大の室内長を確保、さらに低燃費な軽の本流」的な立ち位置に変わり、4人に平等に空間を割りふったワンモーションフォルムになった。

コンテは先代までのムーヴが持っていたスクエアなスタイルを継承し、さらに後席よりも前席を優先した点がムーヴからの差異である。特に前席は大型の「プレミアムソファシート」を採用しフランス人スタイリストの手によるクラスを超えた豊かな質感表現は2024年の今見ても新鮮である。さらにグレードによっては、パワースライドシートを採用しており乗降時の自動スライドが行える点もコンテの象徴的な装備となっている。メカニズム面はムーヴと共用し、新世代KF型E/GとCVTを搭載して「最近の軽は重たくて走らん」という声に技術で応えた。

試乗車は2011年式後期モデルのカスタムRSである。唯一ターボE/Gを搭載したフラッグシップだ。
エアロパーツを纏った少しワル目の外観と黒で引き締めたインテリアに加えてターボによる余裕ある動力性能とそれに見合ったシャシー性能が与えられる。

我が家でも同時代のタントを代車で借りていたり、妻がミラココアを所有していたこともあり、コンテカスタムRSの差別化はしっかりと伝わってきた。

つまり家族4人乗っても充分広々しており、前席シートの出来映えが良く、運転席からはボンネットがよく見えて安心感があり、走らせると動力性能に余裕があり、峠道もクリア出来る実力がある。



ただし、スギレンさん並の厳しい審美眼の前では現代の軽自動車らしいネガが馬脚を現す。「①電スロ②CVT③EPS」の現代車三悪の中でコンテは②③に該当している。

私がスギレンさんの気持ちになって指摘できたのは例えば、CVT起因と思われる加速時の応答遅れ、ドラビリの熟成不足による速度管理の難しさ、ブレーキの抜きの難しさだ。そして私が最も気になったのはEPSで直進付近の摩擦感が大きく、
田舎道を綺麗に走らせることが難しかったのと、ステアリングを戻す際に引っかかり感が出ていた事だ。

妻のデミオでも前所有車のココアでも現象が出ていた。コンテの場合発現する角度が大きいのが、せめてもの救いである。あんなにE/Gが壊れまくっていたシトロエンDS3は最後まで調子が良かったので各社のノウハウがありそうだ。

コンテはカクカクシカジカの印象的なTVCMで好評を博し、キャラクターはダイハツ全体のCMに登場するなど好感度向上にも貢献した。知名度は今でも高く、2024年現在でもダイハツ社員とWEB会議をすると背景画面に出てくるとか来ないとか。一方で、商品そのもののコンテは販売面でタントの次の柱になる、とかムーヴシリーズ内の構成比を逆転させるほどの大ヒットしていない。軽自動車でありながら、良い意味で前席優先のパーソナルカーとして用途を絞ったコンテは2010年には「ピクシススペース」としてトヨタ自動車にOEM供給されて、トヨタが扱う軽自動車初号機となった。これはコンテの大人しく、オトナなキャラクターが適していると考えられたのだろう。



コンテは確かに当時の軽上級価格帯(税込150万円クラス)のモデルとしての狙いは伝わってきたが、そもそも当時のダイハツが擁していたコンポーネントの素性の悪さに引きずられた感がある。これがコンセプトに共鳴しつつも、しっくり来ないと称したスギレンさんの気持ちにつながっているのではないか。

軽として割切ったミニマムトランスポーターとしてなら、乗り味の面ではある程度我慢を強いることは実際にあると思われるが、当時の技術的に採用せざるを得なかった4ATや油圧P/Sのフィーリングが自然すぎて慣れてしまうと、新しい技術の至らぬ点が致命的に感じてしまったのではないか。

私もスギレンさんのご厚意に甘えて共に暮らしてみると、毎日の通勤、送迎や週末の買い出しには
充分活躍できる。ただ、いわゆるNAで価格重視のモデルもでも同じ事ができる。その質は明らかにコンテカスタムRSの方が高いと言えるのだが・・・。

一方で週末に家族を乗せて行楽できるかと言えば、できるのだが動的質感という点で限界を感じるシーンもあった。出来の悪いリッターカーには充分肩を並べ、一部凌駕しているが、標準的リッターカーより少し落ちるレベルである。それこそがコンテの狙った位置なのだろう。

「そんなことではいけない!」と往年のOPTIなどの名称を使ってプレミアムカー的な性格を持った背の低いスペシャルティ軽(ケー)を作ればコンテを超えるようなフィーリングのモデルを作ることも出来るかも知れない。しかし、果たしてバブル期でもないのにそんな新製品の企画がパスし、充分なコストを掛けて開発し、それをそれなりに高い価格で発売したとき、これに共鳴する人が今の日本にどれだけいるだろうか。

相場無視の価格で販売される海外サイトで雑貨を買い、なんでもコスパ重視でものを選ぶ様になった私達がその車の価値を正しく理解できるだろうか。

実際の商売では、売り上げ金が開発に掛けたお金を超え、宣伝費もペイし、工場の稼働率が維持でき、部品を作る下請け先が廃業しなくて済むように台数が裁けなければそのモデルは失敗である。量産される自動車は工業製品であり、一品ものの芸術品ではないからだ。

ダイハツ工業創業120年記念車 限定660台、販売価格360万円の軽自動車

・・・の様に利益を目的としないモデルであれば実現は可能かも知れないが、今のダイハツにその力があっても自由に使えないだろう。

コンテには普通車を超える部分を持ちながら、軽規格に甘んじた部分も併存する。しかし、この現状が工業的に成立しうるバランス点なのかも知れない。結局世界的にもAセグとしてはこういうレベル感なのかも知れない。

総合評価としては★3。ちょっと贅沢な前席優先セカンドカーならアリだ。中古車のタマも豊富にある。

Posted at 2024/10/19 00:34:43 | コメント(1) | クルマレビュー
2024年10月10日 イイね!

2022年式アウディQ4 e-tron感想文

2022年式アウディQ4 e-tron感想文●まだBEVは近距離向け高級車にしか適さないのか

AUDI Q4 etronで県外まで走る機会を得たので記録として感想文を残す。

ディーゼルゲート以降、欧州メーク視点で先の無い内燃機関に見切りをつけ、エコでクリーンなEVへシフトする。

2026年には新型車はBEVのみになり、2033年には内燃機関の生産をやめる。アウディのみならず、脛に傷を持つ独ブランド達はBEVシフトに邁進している。

アウディは2021年からe-tron GTというBEVを作っていたが、BEV全体の名称としてe-tronを使うようになり2024年現在ではQ8/Q8スポーツバックe-tronとQ4/Q4スポーツバックe-tronに加えて元祖のe-tron GTがラインナップされている。

今回試乗したQ4 e-tronは2021年4月量産モデルが発表。2021年6月に欧州市場で、2022年11月に日本市場で発売された。内燃機関を持つシリーズがQ2、Q3、Q5であるため、Q4はe-tron専用の車種と言うことになる。諸元は下記の通りでQ3とQ5の丁度中間的かつ、同時期にデビューしたアリアに近い。



全長が4590mmということで台数が期待できる車格のe-tronが設定されたことは販売上大きな意味があり、発売直後に2000台以上の受注があったようだ。Q4 e-tronが押し上げる形でアウディのBEV販売は2022年に808台となったという。

ポイントは丁度良いサイズと輸入プレミアムSUVとしては値頃感のある599万円という価格だ。アリアB6_FFの539万円、BZ4Xの550万円、あるいはUX300eの580万円を考えれば割安な設定である事が分かるはずだが、ID4が514万円というスタート価格も含めてVW‌グループがBEVに力を入れていることがよく分かる。

エントリー価格が安いと言ったところで私が今回試乗したのは最上級のS-Line(当時689万円)なのだが、普段の試乗とは異なり3時間以上かけて300km以上走行させた。

私の感覚としてBEVはまだ知的好奇心の高い層の大きなガジェット、富裕層の見せびらかし消費、或は社会の要請によって公共的性格の強い用途で普及が進んでいる感がある。ひたすらに廉価性を求めていくと、アルトやミライース、或いは中古車がいくらでもあり、自動車移動をBEVで行わなければならない理由が無い。個人所有のBEVがプレミアムブランドから普及していくことは自然ではないか。

今回の主役たるQ4 e-tronはアウディだからと期待しすぎてしまったらしく、私には商品性不足のように感じた。

具体的にはプレミアムカーとして期待したい快適装備が物足りず、アウディらしい幾何学的な内装デザインは太陽光の反射で眩惑され不快だし、充電はトラブルで満充電出来ず余分に急速充電が必要になっており、「クールなドイツのプレミアムブランドがガソリン車に匹敵する航続距離を実現しつつ、従来よりも身近な価格設定で挑む普及作」とは言えないのが率直な感想だ。

一昔前の軽自動車ですら満タン500kmは平気で走れている相場観に対して今回は330km程度を走りきるのに2回の充電を必要としたのは煩わしさが心に残った。

私はBEVはプレミアムカーに向いていると思うし、世の中の普及状況もその方向にあると思う。静かでパワフルな電動ユニットはいわばV8のようなものだし、それが重い電池の搭載を伴うとしてもプレミアムカーは元々重くて高いのだから文句は出まい。

目先は重くて高い電池の不始末をブランド力で誤魔化しつつ電池の小型化は低価格化の研究を行い、低価格帯商品を普及させるのが自然なんじゃ無いかと思う。



Q4 e-tronは2024年現在の価格で716万円のスモールSUVだが、高級感の訴求が中途半端。それなら他のブランドのPHEVやICE車を買った方が満足感は高いのではないか。細かい部分も作り込みが不足しているし、ドイツ車としてはこんなに長距離走行に向いていない車は初めてだが、BEVはどれも似たようなものだとしたら、もっと高価格のドイツブランドのBEVもあるが、まるでドイツ車の美点が活かせてないのでは無いか。富裕層が近所を走り回る軽自動車みたいな使い方をQ4 e-tronでするか、不便を楽しみながらBEVライフを送るようなアウディ好きの方くらいしか満足に使って貰えそうに無い。

今回の試乗では急速充電でも充分な充電がなされずBEVの悪い面が出てしまったことは否めないが、そもそも充電トラブルが起きてしまうことこそで根本的な安心感を損なっている。ICE車では給油キャップが寿命で壊れたり、固着しない限り類似の不具合は起きない。だったら近距離利用メインのコミューターとして考えると、もう少し小さなボディサイズがほしくなる。もしかすると、もう少し小さなQ2 e-tron(仮)あたりがあった方がQ4よりも良いんじゃ無いかと思える程だ。

つまり、市街地でもハイウェイでもメリットが見いだしにくく、私はこのクルマに★3を超える評価は与えられない。3-(2.75)くらいが適当かも知れない。四捨五入して★3だ。完成度は低いが価格が安いBYDの方がまだ納得感があるが、BYDの自動車としての未熟さはアウディには見られない。五十歩百歩だ。

半日じっくりとQ4 e-tronを運転してみて、私のファーストカーがBEVになる日はまだ先だと感じた。
Posted at 2024/10/11 00:24:37 | コメント(1) | クルマレビュー

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