【フィッシング詐欺に注意！】日本人を標的にしたマスターカード用のフィッシングサイトが大量発生中！！

トレンドマイクロ株式会社が今月の19日に公表した情報によると、日本人を標的にしていると思われるマスターカード用のフィッシング詐欺サイトが大量に確認されたとして、同カード所有しているユーザーに向け注意を呼び掛けています。
　
　
　
　
　
今回確認されたのは、正規のサイトに偽装したフィッシングサイト。
カード所有者に対して、名前や住所、カード番号などを自ら入力させようとするタイプのものです。
　

　
また、このフィッシングサイトの入力項目などは、ほぼ全て日本語で記述されているため、日本人のマスターカード・ユーザーを狙った攻撃とみられています。
　
　
　
トレンドマイクロでは、19日の12時の現在で、152件もの同様のフィッシングサイトを確認しているそうです。
　
これらのフィッシングサイトのURLは、末尾が「mastercard.＜文字列＞/account.php」になっているという共通のパターンがあるそうです。
　

　
今回発見されたフィッシングサイトは、34件のドメイン名に複数のサーバーを用意してサイトを設置いるのが特徴。
複数のサーバー間でIPアドレスやSSH公開鍵などに同じものが使われていることから、同一犯によって組織的かつ機械的にこの攻撃が仕掛けられている可能性があるとしています。
　
　
　
またトレンドマイクロでは、直近1週間に確認されている44件のURLについて、クラウド型セキュリティ基盤『Trend Micro Smart Protection Network』に集約されているデータを分析。
その結果、19日現在で1つのURLに対して最多で53件、合計では988件のアクセスが確認されているそうで、すでに複数のユーザーが被害に遭っている可能性があるそうです。
　
さらに、この44件のURLへのアクセスは、その99％が日本国内から行われていたそうです。
　

　
　
今後、クリスマスや年末をひかえてクレジットカードを使っての買い物が増えることから、日本国内のユーザーに対して攻撃が行われている可能性が考えられるとしています。
　
　
　
トレンドマイクロでは、今回のフィッシングサイトは、ブラウザーのアドレスバーでURLを見るだけで正規サイトではないことは簡単に確認できると説明しています。
　
こうしたサイトには、金融機関などを装ったメールでユーザーを誘導する手口が一般的。
しかし、クレジットカード会社などの金融機関がメールで個人の情報を求めてくることはありません。
　
ですので、同社ではこうしたメールを受け取った場合は無視するよう呼び掛けています。
　
　

今回発見されたフィッシングサイトについては、マスターカードのサイトでも〝フィッシング詐欺に関する注意喚起〟を行っています。
　
もしも、こうした詐欺による被害にあった疑いがある場合には、直ちにカードの発行会社および警察に連絡するよう求めています。
　
　
　
これを読まれたみんカラユーザーさんで、同様のデザインのサイトで入力をしてしまった経験のある方は、早めにカードの発行会社および警察に相談するようにしてください。
　
また、今後同様のサイトに誘導するようなメールを受信した場合は、無視するようにしてください。