
こんばんは~~
今回のTOP絵は、たっかゆーきさんという方の作品になります。
(たっかゆーきさんのPixivページ
http://www.pixiv.net/member.php?id=184738 )
エロゲ『彼女たちの流儀』のメインヒロイン鳥羽莉ちゃんです。
仕事が忙しかったり、体調不良が続いていたりなど、複数の要因がからみあってしまい長期間にわたりブログをさぼってしまっていましたが、その間に11月12日からプレイを開始した『
彼女たちの流儀』というエロゲのプレイを終了することができました。
なので、今回のブログはその感想となります。
前回、プレイを開始したときの紹介ブログでも少し触れましたが、このゲームの主人公となる胡太郎は旧華族の血筋を受け継ぐ大富豪〝白銀家〟で長男で、とても仲の良い一つ上の姉が二人(双子)いました。
しかし、両親の離婚によって胡太郎は母親に引き取られ、〝白銀家〟を出ていくことになります。
そして5年後・・・・
母親の死去により、胡太郎は生まれ育った〝白銀家〟に戻るのですが、かつて仲の良かった姉の鳥羽莉(双子・妹)は胡太郎に対してそっけない態度をとります。
逆に、かつては病弱でベッドからほとんど出ることができなかったもう一人の姉の朱音(双子・姉)は、病弱の頃が嘘のように元気になり、胡太郎にいたずら的なちょっかいをかけてきます。
昔とは違う姉たちの態度に戸惑いながら、実家での新しい生活をスタートさせた胡太郎に、鳥羽莉は自分が部長を務める演劇部でヒロインを演じるように突然命じます。
そして、部室で鳥羽莉と二人きりになったときに、鳥羽莉に襲われるような形で肉体関係を持ってしまいます。
さらにその時に鳥羽莉は、自分らが吸血鬼であることを胡太郎に告げ、性行為も食事の一環でしかなく、胡太郎は自分らの餌なのだと冷たく突き放します。
その後、もう一人の姉である朱音とも性行為を結んでしまい、彼女も吸血鬼であることを知ります。
〝白銀の血を引く人間は、なぜか女性だけが吸血鬼へと変化する・・・〟
そんな事実を知ってしまった主人公ですが、それでも姉たちと昔のように仲の良い関係になりたいと願い、演劇部の活動を手伝うことに・・・。
そんな演劇部での活動を通じて知り合ったヒロインらとの絆が、この物語の基本ストーリーとなっています。
では、自分の攻略順に各ヒロインルートの感想を述べていきたいと思います。
■秋名涼月(あきな すずつき、CV:紬叶慧)
演劇部に所属している1年生で、同じ1年生部員の由希せせりを、友人以上の存在としてとても大切にしている。
人形のような見た目の美少女だが、はっきりと言いたい事を言う挑戦的な性格で言葉に容赦がないため、敵を作りやすいタイプでもある。
主人公のことを毛嫌いしており、〝うさぎ〟と呼んで挑発してくる。
(基本的に男が嫌い)
〝人形〟がもつ永遠の美しさにあこがれを抱いていて、生理が来ることや徐々に大人へと変化していく自分の身体を嫌っている。
実は過去に実の兄から近親相姦まがいの事されたことがあり、それが人間(特に男)嫌いの原点となっていて、そんな兄の行為を下劣だと蔑んでいながら、自分の身体が女として反応してしまうことに嫌悪感を感じています。
涼月は個人的にはすごく気に入っているキャラクターなのですが、シナリオ的にわかりにくかったのが、あれだけ主人公のことを毛嫌いしていた彼女が、主人公に心を許す(?)ようになった心情変化の部分でしょうか・・・・。
唐突・・・おは言いませんが、もう少し彼女の感情的な変化の部分を上手に描いてくれるとよかったように感じました。
あと面白かったのは、エピローグのデートシーン・・・。
やっぱ主人公は〝女装〟させられてデートしているのね・・・・(苦笑。
■由希せせり(ゆき せせり、CV:森川陽子)
物語の冒頭で主人公に告白して、速攻で振られています(苦笑。
演劇部の1年生で、自分のことを〝ボク〟と呼ぶボクっ娘キャラ。
元気で一生懸命、そして爽やかでまっすぐな女の子ですが、思い込みが激しく、勝手に勘違いしては暴走してしまう事もしばしば・・・・。
ツルペタキャラなので、かむっさん的にはストライクゾーンのはずなのですが、なぜかあまり萌えなかった……(汗笑。
おそらく他のヒロインたちが個性強すぎて、完全に個性で負けていたように感じました(苦笑。
せせりシナリオでは、メインヒロインの鳥羽莉が舞台公演まじかの時期におたふく風邪に掛かってしまい、せせりが主役の代役に抜擢されるのですが、その晴れ舞台が丸々カットされていて残念でした・・・・・(涙。
少しでいいから、せせりが主役を演じていた舞台のシーンも描いてほしかったですね。
というか・・・・・
吸血鬼もおたふく風邪になるんですね・・・・・・・(苦笑
腫れた顔を見られたくなくて、ベッドに引き籠る鳥羽莉が可愛かったですwwwwwww
ちなみにかむっさん、25歳くらいの時にその〝おたふく風邪〟を発症したことがあるのですが、あれってあごの筋肉動かすとメチャ痛いのよね・・・・(涙
■白銀朱音(しろがね あかね、CV:あさり)
主人公の姉(双子の姉の方)で、本来は3年生なのだが1年間の病欠で学年がずれて主人公のクラスメイト(2年生)になっています。
舌っ足らずな話し方っをする、天然ボケ気味のおっとりした性格。
どこでもどんな姿勢でも眠れる特技を持ち、1日の半分以上は寝て過ごしています…(苦笑。
やや我侭な性格で、物事をあまり深く考えず、気分と欲求に素直に従うタイプです。
実はこの姉・・・小説家としての文才があり、演劇部が演じてきた部隊のシナリオは朱音が基本的に書いています。
でも、演劇は大っ嫌い・・・・。
理由は、自分たちを殺そうとした母親がかつて舞台女優だったから・・・・。
(母親は、自分の娘がやがて吸血鬼になると知って、少々精神を病んでいました・・・)
物語を書くことが好きになったのは、病弱だったころに主人公が聞かせてくれた、即興の創作話が好きだったから。
そして、病弱だった自分をベッドから解放してくれた吸血鬼への変化を喜んで受け入れています。
朱音ルートでは、同じように主人公のことを大好きな妹の鳥羽莉から奪ってしまうことへの、彼女なりの葛藤みたいなものが描かれています。
また、朱音さん・・・・・
彼女は一見するとおバカみたいなキャラなのですが、本当はいろいろと考えていて、様々な知識を無駄に使う駄目なお姉ちゃん・・・・(マテwww)になっているのが、キャラクター的に結構よかったのではないかと思います
(一見完璧主義なんだけど、実はうじうじ悩んで内向きになる鳥羽莉とは対照的で・・・・)
ただ・・・・
きっと胡太郎には、この姉の制御は無理だろうなぁ・・・・・・(苦笑。
■白銀鳥羽莉(しろがね とばり、CV:涼森ちさと)
この作品のメインヒロインです。
学園の3年生で、演劇部の部長。
双子の妹の方で、なんでもそつなくこなしてしまう完璧主義の天才。
かつて舞台女優だった母親に憧れて演劇を始めるようになり、演技の才能も相当なもの。
時代劇鑑賞が趣味で、「隠密老中」というかなり怪しい設定の時代劇ドラマが大のお気に入り(苦笑。
姉である朱音に対して保護者的な感覚を持っていて、少し過保護なところがあります。
主人公である胡太郎にはつれない態度をとっているが、本当は胡太郎のことが大好きでたまらない。
大好きな胡太郎と距離を置いているのは、自分が吸血鬼になってしまったことと、吸血衝動の欲求から胡太郎を殺してしまうことへの恐れから・・・・・
(父親を血を吸いすぎて間違えて殺してしまった経験があるため・・・・)
完璧主義の超人お姉ちゃんであるはずの鳥羽莉ですが、実はそのメンタルはかなりの豆腐です(苦笑。
主人公と結ばれてからも、自分は不老不死の吸血鬼なのだから胡太郎とは同じ時間を歩めない…・と、後ろ向きに逃げる逃げる・・・・・・。
とある呪いの力を使って主人公たちから自分の記憶を消してしまった彼女が、胡太郎の前に再度姿を現すのに15年も必要としている(この頃には胡太郎は舞台俳優として世界的な有名人になっています)ことからも、彼女の精神的な脆さと弱さをうかがうことができます。
まぁ・・・
胡太郎を殺したくないから遠ざける・・・・、
でも、他の女の子に取られたくないから、〝餌〟と偽って無理やり肉体関係を結ぶ・・・・
といった、極端な態度をとってしまうお姉ちゃんですから・・・・(苦笑
ただ、まぁ・・・・
この鳥羽莉ルートだと、最後の結末はハッピーエンド・・・・・ではないように思えます…(汗。
(好き嫌いが分かれるエンディングだったかと…)
■弓曳火乃香(ゆみひき ほのか、CV:春野 萌)
彼女はメイドさんではありません。
白銀の家の財務を任された家令です。
(兼家政婦業務もですが・・・・(苦笑)
鳥羽莉・朱音姉妹に忠実に仕えていますが、その正体は厚生労働省が吸血鬼の監視のために派遣したお役人でもあります。
大型バイクを乗り回すライディングテクニックもさることながら、万が一にも監視対象の吸血鬼が人間に害をなすことがあった場合には、その監視対象を駆除しなければならないため、かなりの戦闘技術も身に着けています。
ただ、お部屋のインテリア趣味は、可愛いぬいぐるみがいっぱいの見事なまでの少女趣味(wwwww
そんな完璧超人であるはずの火乃香さんが、なぜか主人公に恋をしてしまうと、グダグダの豆腐メンタルになってしまい、役目を放り投げて屋敷から逃げ出してしまいます・・・・(汗
理由として、かつて白銀家の家令として派遣されていた父が、白銀家の女性と不倫をして死んでしまったことなどがあるようですが、それにしても火乃香さんの行動は無茶苦茶すぎるように感じました。
家族を壊され、吸血鬼を嫌っていたはずの彼女が、父親の墓前でつぶやいた一言がちょっと重かったですね・・・
■花葉千佐都(かよう ちさと、CV:櫻 レオナ)
胡太郎や鳥羽莉の幼馴染で、胡太郎のクラスメイト。
見た目も委員長タイプだが、実際にクラス委員長を務めています(苦笑。
家が合気道の道場で、意外と努力と根性を重んじる体育会系の思考の持ち主であったりもします。
えっと・・・・・
自分的には消化試合のようにシナリオを読んでいったので、あまり印象に残っておらず・・・・・(マテこらwwww
だって・・・・・
この作品の中では、かむっさんの守備範囲外の巨乳キャラだし…・(ひどっwww
ただ、主人公が千佐都を好きになった理由がちょっと弱かったようにも感じました。
(守備範囲外だからそう感じただけかもしれませんが・・・・(汗 )
まぁ・・・・
エンディングも、主人公がありふれた日常を選んだ・・・・的な感じでしたからね。
物足りなかった原因の一つは、このエンディングも理由の一つだったかもしれません。
■月の箱庭ルート
このルートは全ヒロインを攻略した後にトップメニューに出現するルートです。
といっても、トップメニューに〝月の箱庭〟というメニューが追加されるのではなく、トップメニューにある作品タイトル背景の黒い三日月が黒い満月に変化し、背景の色が暗い赤色に変化します。
そして、その黒い満月をクリックすると、〝月の箱庭〟という新しい物語のルートがスタートします。
(背景の色は、このルートを読破すると元の青色に戻ります)
このルートの物語は、主人公が鳥羽莉視点に変化し、鳥羽莉ルートの途中から始まります。
具体的には、上の鳥羽莉ルートの解説の画像にも使用している、胡太郎に女装させて弄ぶ(www)あたりからスタートします。
クールに振舞っている鳥羽莉が、心の中でどんなことを思いながら胡太郎に接していたのかが分かって、けっこうニヤニヤしてしまいました(wwww。
そして、鳥羽莉ルートの途中に鳥羽莉が自分を制御仕切れずに胡太郎を襲って血を吸ってしまうシーンがあるのですが、この場面から物語が大きく変化していきます。
このとき正気を取り戻した鳥羽莉が胡太郎の前から逃げ出すのですが、それを追いかけた胡太郎が吸血鬼よりももっと質の悪い存在に拉致されてしまいます。
で・・・
消えた胡太郎を助け出すために朱音と鳥羽莉が行動するわけですが・・・・・
最終的は胡太郎も吸血鬼になってしまいます(苦笑。
(このあたりの物語はぜひプレイをして確認してみてください)
おそらくこのルートは、メインヒロインである鳥羽莉ルートのエンディングが、ちょっと切ないストーリーになってしまったため用意された〝ハッピーエンドルート〟だと思います。
だって、胡太郎も吸血鬼になったことで、鳥羽莉たちと同じ時間を生きることができるようになったのですから。
ただ、鳥羽莉ルートで表現された鳥羽莉の葛藤(胡太郎に再開する決心をするのに15年もかかったこととか)がなかった分、ご都合主義的な薄っぺらさを感じてしまいました。
でもまぁ・・・・
白銀家は胡太郎、鳥羽莉、朱音の3人が揃ってドタバタしながら生活しているほうが似合っているとは思いますので(苦笑)、ハッピーエンドという視点であれば、このルートもありなのではないかとも思いました。
(胡太郎には一生(不老不死になったので永遠に)〝女難の相〟が付いて回りそうですが・・・www)
これで『
彼女たちの流儀』のプレイ感想は終了です。
発売ブランドの130cmからは、この後もいろいろな作品が発売されましたが、自分的にはこの『
彼女たちの流儀』よりも魅力を感じた作品は出ていないように感じます。
(でも、「プリンセスブライド 」とか「鬼うた。」とか「鬼まり。」とか持っていますけどね(苦笑 )