『ものべの -MONOBENO-』のプレイ終了♪　【エロゲ感想・ネタばれアリ　注意！】

こんにちわんわん。
 
 
 
 
今回のＴＯＰ絵は、山崎かずまさんという方の作品になります。
（　山崎かずまさんのPixivページ　http://www.pixiv.net/member.php?id=9118　）
 
 
「ものべの」というエロゲに出てくる、屋守妖怪のすみちゃんです。
 
すみちゃんは座敷童子ではなくて〝赤シャグマ〟という種類の屋守妖怪。
主に四国地方に伝わる妖怪で、人家に住み着く赤い髪の子供のような妖怪だといわれています。
 
赤シャグマが住み着いた家は栄え、いなくなると家が没落するという言い伝えがあり、まぁ・・・・・・座敷童子とほぼ同じですよね？（苦笑
 
すみ「あんなモノと一緒にするでない！」（怒
 
 
 
 
 
 
 
さて、ＧＷ期間中はお仕事に行った日以外はぎっくり腰の養生のため、ひたすら自宅に引きこもってエロゲをプレイしていました（苦笑。
 
そのＧＷ中にプレイしたのが『ものべの -MONOBENO-』という、2012年4月にLoseというブランドから発売されたエロゲです。
 
 

 
 
 
このエロゲは、昨年7月に友人から引越し時の整理品として譲り受けたもので、頂いたときにサブＰＣのＸＰマシンの方にインストールしたまま、その後す～～っと放置していたタイトルでした（汗ｗｗｗｗ
 
 
 
物語の舞台となるのは、高知にある山深い寒村・茂伸（ものべの）村。
 
そこに医者になる勉強のために上京していた、主人公・沢井透と、ふるさとのことをすっかり忘れてしまったらしい妹・夏葉の二人が夏休みを利用して六年ぶりに帰省するところから物語がスタートします。
 
そして主人公の実家の留守を守っている屋守妖怪・赤シャグマのすみ、そのお供で傘妖の飛車角、お隣の家に住む幼馴染のありすらの出迎えを受け、少しずつ田舎での暮らしを思い出していきます。
 



 
 
 
やがて村に伝わる土着信仰 〝ひめみや流〟の夏祭りが行われる夜が訪れます。
 
祭りのラストを飾る、ご開祖様と大妖怪・七面頬 (ななつらお) の物語をなぞった舞を見ている時、夏葉の体調に変化の兆しが・・・・
 
 
そして翌日、親水公園で遊んでいた夏葉が倒れ、その日の晩に夏葉の身体が数年分の年齢を一気に経たような異常成長を起こしてしまいます。

 
 
やがて主人公は、自分らの母親もこの異常成長によって発症から短期間で老婆のようになってしまい、死んでしまった事実に気が付きます。
そして、母親と同じ病気であるならば、夏葉の身体は1日に1年分の成長をしてしまい、数十日で寿命を迎えてしまうことに・・・・・
 
しかし、夏葉の症状は母親の時とは違い、成長と若返りを繰り返すという、現代医学では説明の付かない状態となってしまいます。
 
 
また、ものべの村でも異変が……。
妖怪たちが何かに怯え、姿を見せないようになり、村を襲った大雨によって山崩れが発生して村が孤立をしてしまいます。
 　
しかも異変の原因は、山神様にお伺いをしても、占いによる見立てをしも、一向にわかりません。
 
 
そこで主人公は、夏葉が置かれている異常事態に、ものべのの土着信仰や、そこに住まう妖怪たちの力が働いているのではと疑い、夏葉を救うための手掛かりを探し始めます・・・・・・・。
 
 
 
と・・・・・
主なストーリーはこのような感じになっていて、上記の部分までが各ヒロインの共通ルートになっています。
（ココから先の個別ルートは、内容のネタばれを最小限にとどめたいと思いますので、ストーリーについては大雑把な解説になります ）
 
 
 
攻略可能なヒロインは、赤シャグマのすみ、幼馴染のありす、妹の夏葉の3人ですが、最初のプレイで攻略できるのは〝すみ〟と〝ありす〟の二人のみ。
夏葉ルートは、この二人のルートを攻略した後に物語の扉が開くシステムになっています。
 
 
 
自分は〝すみ〟→〝ありす〟→〝夏葉〟という順番で攻略しましたが、実際にシナリオを読んでみて、この攻略順が一番理想的ではないかと感じました。
 
というのも〝すみ〟と〝ありす〟のルートでは、どちらも夏葉を救いきることが出来ずに終わるのですが、〝すみ〟よりも〝ありす〟のルートの方が夏葉が最後に置かれた状態にまだ希望の光が見えます。
 
なので〝すみ〟→〝ありす〟→〝夏葉〟という順番でプレイしたほうが、最後の夏葉ルートで、夏葉を救う事ができたときの喜びがより大きなものになるのではないかと思います。
 
 
 
 
ただね・・・・・・
これは、このゲームが発売された翌年に『ものべの -happy end-』が登場した理由にもなっているのですが、〝すみ〟と〝ありす〟ルートの夏葉の状態があまりにも不憫で・・・・・・
 
主人公は〝すみ〟や〝ありす〟と両思いになって結ばれるのですが、あまりにも後味が悪くて、素直に喜ぶ事ができない終わり方だったのが残念でした。
 
 
 
だってねぇ・・・・・
 
すみルートでは、夏葉は老婆になってしまって、しかも〝ひめみや流〟の結界の中に監禁状態だし・・・・・・・

 
ありすルートだと、意識不明の昏睡状態に陥った夏葉をつれて、ありすと一緒にかけおち同然に村を逃げ出して、さいたまの病院で入院（意識不明のまま）エンドでしょ・・・・・（涙

 
 
 
 
 
ゲームの演出として良かった・・・というか好感が持てたのが、〝ありす〟と〝夏葉〟の服装が、ほぼ毎日違うもので描かれていたこと。



 
お洒落に敏感な年頃の女の子であれば、同じ服を2日続けて着たりとかしませんもんね♪
 
 
 
あと、ものべの村の豊かな自然の情景の描き方が、けっこう良かったですね♪





 
 
とくに夏葉が飛車角を使って傘妖グライダーで遊ぶシーンとか・・・・

俺も飛車角につかまって大自然の中を滑空してぇぇぇ！（苦笑
 
 
 
ちなみにに、この〝ものべの村〟にはモデルになった場所が四国に実在します。

 
 
遠くてなかなかいける場所ではありませんが、機会があれば聖地巡礼とかしてみたいですね♪
 
 
 
 
 
あぁ・・・・・・・
 
我が家にもすみちゃんのような優秀な屋守妖怪（もちろん外見は美幼女）が欲しいなぁ・・・・・・