溶けるような極上（会津東山温泉　向瀧）-夕餉-

基本的に夕食、朝食共に部屋食です。

そして向瀧では担当の仲居さんが決まっていて、給仕してくださいます。





それでは早速…










食前酒　赤しそのしずく


あまずっぱ〜い赤しそシロップ（？）を向瀧でしか飲めない純米酒「美酒佳肴」で割ったもの。

この一杯が食をすすめていきます。



先付　会津門田産　新玉葱のジュレ掛け


ジュレの色だけ見たら濃ゅいのかな？と思いましたが、いえいえ全然。美味しかったです。

馬鹿みたいにキンキンではなく程よい冷たさで、この季節にピッタリなひと品です。



前菜　夏の会津盛り


左から
・美酒佳肴酒粕味噌胡瓜
・焼き枝豆
・紅鱒の南蛮漬け
・焼もろこし
・ラディッシュの甘酢漬け
・モロヘイヤの醤油漬け

気持ち的にはこういうのをちょこちょこつまんで呑み続けたい…



向付　鯉のたたき




秘伝の醤油をかけて、いただきます。川魚が苦手な方でも、これは大丈夫だと思います。





伝承の一品　会津藩直伝！鯉の甘煮


向瀧のおしながきには欠かせない、江戸時代から伝わる伝承の品です。

食べきれないと踏んでいたので、衛生面を考慮して箸を付けず早々にひいてもらいました。

これ、ちゃーんと意味があるの。真相は後ほど。










強肴　にしんの山椒漬け


会津郷土料理の定番。噛めば噛むほど味が出ます。



この旅は向瀧オリジナルホームページから予約し、限定特典を『美酒佳肴』にしたんです。

小さく可愛いグラスでしたが、これ正解☆相性よかです。

強肴って、会席で客に酒を勧める料理とのことなんだそうです。うん！まさにその通り！（笑）





焼物　会津地鶏と夏野菜の蒸し焼き


仲居さんが火を入れてくださったのですが、チャッカマンではなくてマッチを使用。

聞けば、社長さんの拘りで、

「最近ではマッチを使う機会は少ないですが、マッチの匂いで向瀧を思い出していただきたい」

とのことだそうです。









お凌ぎ　紅鱒の寿司


漬けの一口サイズ。

うはー。美味い。もっと食べたいと思うけど、その気持ちを大事にして、次へ。





進肴　福島酵母牛の姫すてーき




お手軽プランのメニュー例にはないので、通常プランはこのステーキがプラスされるようです。

ペースに合わせて熱々状態でやってきました。黒い部分の陶板には触れないように気を付けて…

美味い!!

最近では牛が克服できてる…　というか、質の良いものが平気なのかも。

ただの贅沢さんだな（苦笑）

とにかく！とにかく！美味かった。



煮物　会津伝統の汁　こづゆ


冠婚葬祭でも欠かせない、会津の伝統的な郷土料理です。

福島のどこの宿でも、家庭でも食卓にのぼるそうです。

具は大根、人参、磐梯姫筍（月山筍）、きくらげ、お麩。

お出汁は干したホタテ（貝柱）の優しい旨味です。



えーっと…　翌日も福島に泊まったんですが、お目に掛かれませんでした（笑）





揚げ物　会津里山　夏野菜の天ぷら




アスパラ、南瓜、生きくらげ。

乾物ではなくて生のきくらげ。今が旬なんだそうです。















た、大変です。

お腹ぱんちくりん _(┐「ε:)_















汁　揚げ茄子の赤だし味噌汁

香の物　手作り佃煮と軟らかカブ漬け



ご飯　米どころ会津のこしひかり　※夜はあっさり、朝はもっちりで変わります




美味いから、美味いから…　罪な米です。ちょっとだけお代わりしました。





でざーと　甘さビックなプチとまと


さっぱりジュレに、プチトマトが入ってます。










テレビを付けていなかったせいか、日常生活から遠く離れた別世界にいるようでした。

とても美味しかった。ありがとうございます。