ふたりで浴びよう命薫る風を（半出来温泉　登喜和荘）

毎回ワタクシなりに考えてるつもりだけど、今一つ足りてない行程に付き合ってくれる、奇特なあの子。ありがてぇ。












半出来はハンデキと読み、なんとも面白くも不思議な名前の温泉ですが、決して温泉が未完成なのではなく、地名なんです。
土地が痩せていて農作物の生育が悪く半分ぐらいの作物しか出来なかったことから、半出来と付けられたんだそう。













建物内は結構広く、長い廊下を歩いて行きます。廊下には鉢植えやサイン、写真に絵など様々なものが並んでいて賑やかでした。







イキませう。






















ガラ…（戸を開く音）






















独泉☆　※途中から










先客は地元の家族3人。兎に角、ここの湯を大絶賛。草津温泉よりもここの湯がイイ！とのこと。





／
　何歳に見える？正直に言ってみて。
＼


　　　　　　　　 。　。
　　　　　　　 / ／ ﾎﾟｰﾝ！
　　　　　　( Д )



浴室内の最年長者から豪速球の変化球すぎな一声にビビりました。


ものすごい気さくに話し掛けてくれてるんだけど、ネイティブ群馬弁のヒアリングが困難。そのボール拾えない。誰か、誰か、助けてください…
何言ってんのか分からない…　だなんて言い出せない。だって圧がすんごいの。放たれるボールをポロポロ取りこぼしてます。キャッチボールにならないの。
（問いに対する正解は90歳過ぎだったはず。そのくらいだろうなーって思ってましたので、こちらからの発言は控えさせていただきました。ふふ…）







若干の笹濁りっぽい透明度の高い湯は飲泉可で鉄分を含んだ薄い塩味。
適温で肌触りが程よく滑らかのやわらかい湯。
名前は半出来だが、湯は上出来ね！


でもそれに油断してるとヤられます。驚くほど温もり良すぎて汗が止まらないの。



ドアを開けると、待ってましたとばかりに虫さんが入り込んできます。

イ゛タぃ！

ワタクシ…　ハエくらいの大きさの虫にうっかり刺されてしまいましたヨヨヨヨヨ。その後、壁にとまっていたので濡れ手拭いを振りかぶって仕留めておきました。
（そんなこと出来るなら、刺される前にヤっておけ）


あの子の背中にも虫さんがとまり、濡れ手拭いを振りかぶって仕留めておきました。
（そんなこと出来るなら、刺される前にヤっておけ）


そんな我ら…



2人して忘れてきた。㌧だお馬鹿さんである。










それでもイキませう。



ドアを開けて数歩でありました。ん？これが混浴露天風呂？



いえいえ、女性専用露天風呂なんです。　※男性専用露天風呂は無いらしい















左に通路が続いていて、それもなんだか長く続いているようなんです。



も、もしや…　あちらが？
手拭いしかもってないので前面しか隠せれずドキドキしながら進んでみました。





＼YES!!!!!!／




やった☆誰も居ない！





吾妻川を見下ろすロケーションが実に爽快。こちらも木製の浴槽です。





大小2つに区切られているのかなーって思いましたが、大きな浴槽の上に小さな浴槽がある造り。不思議だけどキュート。











小さな浴槽に湯口があり熱め。その湯が大きな浴槽へと流れ込んでいるので、大きな浴槽はややぬるめの適温。浴槽の底に藻が付着していてヌルっとするので注意が必要です。



帰るまで誰も来ず独泉できました☆


















いい湯をありがとう。半出来は上出来でした！