
到着して真っ先に見るのは田中さん。
それもエンジンの下。きっと
アレは夢、夢。
夢グループ。
虹色のオイルがぶわーーーっと流れてました。
何度見ても「おぉう…↷↷」って思っちゃうけど、ワタクシがどんなに心配したところでワタクシでは直すことはできない。明日のDラー入庫までどうか無事でいてくれ。
というわけで、本日の走行はここで終了です。Google Mapとカーナビとでは差異がありますが、田中さんによれば231㌔走ったとのことです。
今回の旅でハイドラをしようかと思ったけど、充電喰いアプリなのがネックで断念した。が、旅の途中から後悔しだした。そして今、痛烈に後悔している。
まんけんさんのオススメの凌雲閣をすぐさま予約を入れたのですが、時間があると色々調べたくなるわけで… 料理の美味しさと立ち寄りでは入りきれないほど多彩な17の浴槽に5つの源泉があるという湧駒荘に鞍替えしてしまいました。
湧駒荘は1人泊だと部屋タイプが「モデレートツイン」か「プレミアダブル」の二択となり、ツインの方がグッとお高いのです。ワタクシが予約した時には「モデレートツイン」しか残ってなかった…(震え)
その後、旅程変更で宿泊日を変えたら「プレミアダブル」に空きのある日でした。ヤッタネ
それでもお高いのですが、浮いた分で酒が飲めるぞーって即座に思ったことを思い出しました(笑)
\プレミアダブル/
コンパクトですが必要な設備がしっかりと備わっていました。2022年2月にリノベーションされた湧駒荘で一番新しいタイプの部屋です。
手前に冷蔵庫、洗面所、ミニバー、トイレがあり、奥にはダブルベッド。窓際にソファとテーブル。Wi-Fiも完備で、TVの位置がソファからもベッドからも見やすいの。
両開きの棚を開けると、充実したセットがありました。
コーヒー豆とミルがあって、自分で豆から挽いて飲むことができます。
そして冷蔵庫には湧駒水が用意されていました。
ウェルカム饅頭もあるよ。
ワタクシの部屋は駐車場側。窓から田中さんが見えます。
アスファルト部分は宿泊者用、砂利部分は日帰り利用者用と駐車位置が区分されています。どちらにしても砂利のほうから進入し駐車するようになってます。
一部始終を見ていたのですが、田中さんの隣に停めた白い車がタイル部分から進入し、バリケードスタンドを勝手に動かし、更に倒して、突っ込み駐車していたんです。ちなみに運転席から出てきたのはジーチャン…
バリケードスタンドをそのままにして行ってしまったの…
このように外観を損なわない程度のバリケードスタンドが設置されており、身体的理由でスロープ利用の方は別として、タイル部分への車の侵入は推奨されていないように感じます。
画像手前のバリケードスタンドには矢印の表示もされてありますので、本来は砂利のほうから進入し駐車するようになってます。
それらを無視して突っ込み駐車なのね…
しかも何度も切り直しまくって田中さんに近寄り過ぎ(汗)
助手席の人がドアパンチしちゃわないか心配。ちなみに助手席から出てきたのはバーチャン…
(ドアパンチされてなかったです)
その隣に2台分入るかも?と気を利かせたのかしら。
うーーーん… 人の乗り降りを考えたら2台停められるとは思えないかな。1台がゆったりと停められて、停められた人がラッキーと思うだけじゃないかな。
あ…
ラッキー(笑)
重複しますが、アスファルト部分は宿泊者用、砂利部分は日帰り利用者用と駐車位置が区分されています。
チェックインは15時から可能で、15時にチェックインしての画像です。早々にアスファルト部分が埋まってる感じから、ワタクシも皆さんもお早いのねなのか、区分を無視しているのか…
浴室は本館と別館にあり、本館の浴室は宿泊客限定です。その本館の浴室が素晴らしいとのこと。もちろん本館の浴室から行きませう。
本館の浴室は「シコロの湯」と「ユコマンの湯」があり、合わせて11もの浴槽があります。21時に男女入れ替えとなり、夜通しで入れます。
人の数はまばらな状態で一瞬は独泉もありましたが、タイミングが悪くほとんど撮影は出来ませんでした。画像の一部は公式HPからのを拝借してます。
到着した日の女湯は「シコロの湯」でした。
戸を開けると、石畳で丸太が貼りつけられたような壁の浴室。この丸太がシコロという木で、古くから医薬品の原料とされてきた殺菌力に優れた木なのだそうです。
各浴槽には現在の泉質名と旧の泉質名、適応症が記された木の看板が掲げてあり、浴槽の縁や床が黒や茶色に染まっていて、源泉の濃さが伝わってきます。
最初に向かったのは、2つ並ぶ元湯(湧駒別元祖の湯)と炭酸水素塩泉で、元湯は笹濁りで金気臭のする湯で適温。目薬の湯は無色透明でこちらの方が湯温が低く、ぬるめです。
浴槽縁が塗り分けたようにオレンジ色、黒色に染まっていて、源泉が違うことがハッキリ分かりました。
そこから離れたところにあるのが寝風呂(芒硝泉)です。
笹濁りで金気臭あり。湯口からの湯量を絞って少しずつ注がれていることと浅い浴槽のため一番湯温が低く、寝風呂とあるとおり本当に寝てしまいそうな湯でした。
露天風呂はガラス戸の向こう。開けると石畳の廊下の先にあります。雨のため屋根なしに行くのは止めて、屋根ありに居ましたが、時折り雨が強く降るのでそれでも手前の位置でしか入っていられなかったです(苦笑)
21時から翌朝までは「ユコマンの湯」です。
開湯当時のままの姿を今も残しているという内湯は、自然の石が浴場内に取り入れられ、窓からは山の緑を眺められ、内湯なのに広い露天風呂に浸かっているような開放感があります。雰囲気が良いだけでなく、湧駒荘の持つ5つの源泉がすべて楽しめる贅沢な浴室です。
浴室に入って左側にはシコロの木に囲まれた寝風呂。2つの浴槽に分かれていて、湯温は若干違うかなってくらいのぬるめとぬるめ。
露天風呂はシコロの湯同様にガラス戸の向こう。開けると石畳の廊下の先にあります。こちらは屋根ありのみ。
内湯に戻り、内湯の通路の先へ進みます。
数段下がったところに広がる大きな浴室。想像してたよりもずっと広くて驚きました。
ひと際目立つのは、真ん中にある存在感たっぷりな浴槽の目薬の湯(正苦味泉)で青みがかった薄濁り。溢れた湯で石はオレンジ色になって、コントラストにうっとりしました。湯温は適温でゆったり入っていられます。
そして、その左にある謎なぬる湯。泉質名が書かれておらず、ぬる湯としか書いてないの。とても小さい上に浅い。謎。
浴室の一番奥にあるのが元湯。笹濁りで熱めな湯です。奥の部分がすごく浅くなっていて不思議。トド寝用なのかな?
1人サイズかな?ってくらいの浴槽は炭酸水素塩泉。無色透明で適温。
別館にある「神々の湯」には日帰り利用が居なくなっての時間帯に行きました。
とっても天井が高く開放感があります。奥行きのある縦に長い造りです。
湧駒荘の温泉は一泊じゃ大忙し。
ロビーの奥のラウンジには暖炉があります。旭岳の石でつくられているそうです。
ヒグマの顔が怖い…
北海道の木でつくられた喫茶「姿見」では、宿泊者は無料で紅茶、コーヒー、アメリカン、カプチーノ、カフェラテ、お茶、湧き水などを飲みながら寛げます。氷も置いてあるのでアイスにすることも可能。
ここでも田中さんが見えました。フフ
何度も利用し、
カヌレを食べたりもしました。ウフフ
それでは夕食です。チェックインの際に夕食の開始時間(18時、18時半)を決めます。ワタクシは18時半にしました。
レストラン「大雪」へ向かいます。
ワ
ア
ァ
ァ
ァ
ァ
ァ
ァ
ァ
ァ
ァ
ァ
ァ
ヽ\ //
∧∧ 。
゚ (゚∀゚)っ ゚
(っノ
`J
湧駒荘は料理の美味しさで定評があるとのことで楽しみです。はやる気持ちを悟られないように、ドリンクメニューを見たらば…
オリジナルラベルのものをいただきました。
まともに撮れてなくて後になって撮影した画像。ラベルがヨレてしまった。
食前酒も撮れてなくて不思議、不思議。しかも飲んだ記憶がない。(きっと飲んでます)
きっと理由はこの後のことにあると思うの。
先吸物:夏季限定地物メロンとヴィシソワーズ
度肝を抜くこのメロン。アドレナリン大放出!
スパンと半分ってことにも、その中にヴィシソワーズがってことにも驚きとニヤニヤが止まりません。
これこれこれ!これが食べたかったの!
9月中旬にはもうないんだろうなーと思ってたので、余計に喜びまくりでニヤニヤが止まりません。公式HPをよく見てみると、7月~10月上旬頃まで提供があり仕入状況により青肉または赤肉になるのだそう。
この組み合わせが合ってるのかは正直よく分かりませんが、メロンが甘く、ヴィシソワーズの味が霞む感じはありました。皮のぎりぎりまで食べちゃってもいいのかしら?とドキドキしながら果肉もいただきました。
実は食べ方に注意。
メロンを崩してヴィシソワーズと一緒に食べるんじゃなくて、先にヴィシソワーズを飲んで、後からメロンを食べるのが正解。更に後で思ったのですが、ヴィシソワーズだけ先に飲んで、メロンは取っておいて最後のデザートとして食べるのが大正解だったかも。
料理長の竹内崇さんはスノーボード五輪代表選手・竹内智香さんのお兄さんだそうです。
先付け:氷頭とサーモンの土佐酢仕立て
鮭で酒がすすみます。フフ
名物:十勝幕別産インカのめざめコロッケ
宿の夕食でコロッケはHA・JI・ME・TE☆
それも揚げたてを個包装されてる状態だなんて。
紙をビリっと破いてそのままかじって食べるもヨシ。撮影のために一旦出しましたが、また袋に入れ直して食べました(笑)
楽しい演出です。芋の甘みが美味しい!楽しい!美味しい!
焼き物:蝦夷鮑の塩釜焼き
パッと見、ドイツパンが来たのかな?って思いました(笑)
予め割れ目を入れてある塩のかたまりなんです。
\ちらっ/
昆布に包まれて、いい塩梅に蒸し上がったアワビが現れるという料理。こぶしくらいの大きさです。
贅沢な気分になれ、しかも美味しい。最高かよ… 酒がすすみます。フフ
箸休め:湧水ゼリー
ロビーにある旭岳の湧水「神水」を使った、水だけのゼリー。黒蜜を掛けていただきます。これは、もはやデザート。
蒸し物:とうきび香る茶碗蒸し
器も可愛い。
とうきびなので黄色い茶碗蒸し。甘くて美味しい。
鍋:知床クリーンポークしゃぶしゃぶ
脂の乗った旨味のある豚肉に満足感たっぷり。
お食事:玉蜀黍の炊込みご飯
留椀:愛別産滑子味噌汁
香の物:越智恵子さん直伝なんでもこい漬け
越智さんって誰?
漬物名人の越智恵子さんで、東川町の料理コンテストで8種類の野菜を使った漬物「なんでもこい漬け」で金賞を受賞されたそうです。それがきっかけで商品化。
(今でも店舗販売されているのかは不明)
後味すっきりさっぱり、パリパリした食感が美味しい。ご飯も味噌汁も美味しい!
甘味:白い珈琲ぷりん
やわらかくてあっさり甘くて美味しい!
全部美味しかったです♥
それでは朝食です。チェックインの際に朝食の開始時間(7時、8時)を決めます。ワタクシは7時にしました。
夕食と同じく、レストラン「大雪」です。
ワ
ア
ァ
ァ
ァ
ァ
ァ
ァ
ァ
ァ
ァ
ァ
ァ
ヽ\ //
∧∧ 。
゚ (゚∀゚)っ ゚
(っノ
`J
前日の夕食とは違う窓側の席でした。
朝食にもお品書きあるー。
三点盛:切り干し大根、笹かまぼこ(山わさび)、ひじき煮
小鉢:北海道産ひらめの昆布〆
焼き物:銀鮭の塩こうじ漬け焼き
サラダ:水菜、キャベツ、紅芯大根など
蓋物:湯葉巻き、里芋、焼き茄子、竹麩、あおさ餡
汁物:よせ豆腐鍋
これがお味噌汁代わりです。昆布出汁が効いていて、海藻たっぷり。焼いた梅干しが味のアクセントになっていて食欲が湧いてきます。
湧駒荘の食事は連泊で味わいたい。
後から知りましたが、湧駒荘は1泊目よりも2泊目から食事がガラリと変わり、更に豪華になるんですってー。
次は絶対に連泊で。
東川町の由来・起源
忠別川のアイヌ語名「東・川(日の出る川)」を意味する「チュㇷ゚ペッ」を意訳して付けられました。