
福島の山間にある
檜枝岐温泉。ワタクシが選んだ宿はまたもや電話での予約のみ。
安西先生、お泊りしますわよ!
※安西先生は全く関係ないけど
何も問題なかったのですが、予約時に「今年はたぶんまだ大丈夫かと思いますが、雪が降るかもしれませんので、降りそうな予報がでましたらこちらから連絡いたします」とワタクシ&田中さんをビビらすなら効果てきめんな呪文を唱えられました。
\到着/
チェックイン時に笑顔の素敵な女将さんから「どうしてこの宿に宿泊しようと思ったの?」と聞かれた。
なぜそのようなことを聞いてくるのだろうか。お客様アンケートなのだろうか。
なお、この質問は夕食時に料理を担当されているご主人からも、そしてチェックアウト時には再び2人から聞かれた。
何度聞かれてもワタクシの答えは一貫して変わらない。
【湯もいいし、料理も㌧でもなく美味しい】と聞いたので、どうしてもここに泊まりたかったのだと告げた。そしてまた絶対に再訪したいとも告げた。
「そうなんですね」と笑顔で受け止めてもらえたものの、ワタクシは少し引っかかるものを感じた。
外観からはそこまで分からないと思いますが、一歩入るとすんごい綺麗なの。木の温もりを感じられる造りでした。
客室は2階。
部屋も綺麗だし、いい感じに落ち着く和室です。
ウェルカムお菓子。
アメニティはあるけど… 浴衣がない。
まぁ、民宿だもんね。無いのが当然と思って過ごしておりましたが、奥にある他の客室前の通路に浴衣が置いてあったの。ちなみに翌朝に気が付いたよ☆ ←ばか
お風呂は1階。貸し切りで利用するスタイルで、浴室は2つ。「入浴時間は15時~23時、朝5時~」とのこと。
先ずは【桧の木風呂】から。
家庭用サイズってところでしょうか。
掛け流しではないのですが、なんと
蛇口から温泉!
お次は【石風呂】へ。
こちらの蛇口は水(湧き水)のみ。
雰囲気の違う浴室が楽しめるので、どちらの浴室も時間の許す限り何度も利用させていただきました。
食事も1階。食事処となります。ジャスト18時に着席。
※公式HPより拝借
この日はもう一人のおひとり様、ちびっ子2人のいる4人ファミリーの3組が宿泊でした。
はじめにご用意いただいたもの。
食材も料理法も素晴らしい!飲むことに迷いなんて不要。
先ずは(先ずは?)、花泉辛口をいただきました。
なお、桧枝岐村では山人料理というものなのだそうです。
その山人料理に欠かせない2つの食材があるそうです。
欠かせない食材①イワナ
山人料理として各宿で提供するとなると一定数の確保と大きさを揃える必要があり、村内に養魚場があるんです。養殖だけでなく、宿の手間がかからないように刺身用に三枚に下ろしたり、塩焼き用に内蔵を処理して、どの宿にも20分以内で配達が可能。山人料理で新鮮なイワナを提供できるのは養魚場があってこそ!
すげぇよ、檜枝岐村…
イワナの刺身に魚卵
はじめのセットでも素晴らしいのに、これからどうなっちゃうの?キャーーーって感じで追加。
なお、以降は提供された順番通りの紹介ではありません。
イワナの炭火焼き
骨が気になって上手に食べられる自信がない… と思っていたところ「頭も美味しいので全部食べられますよ」とのこと。
それならば!と頭からかぶりついてみた。
わぉ!本当に美味しい!
きっと焼き方が素晴らしいんでしょう。イワナを丸ごと食べられたのは初めてです。
欠かせない食材②蕎麦
米がとれない檜枝岐村では古くから蕎麦を栽培してきました。檜枝岐村の蕎麦はそば粉100%で熱湯でこねる作り方。つるつるした食感になります。つなぎを入れないのはこだわりではなく、つなぎとなる小麦が採れなかったから。
檜枝岐村の蕎麦は「裁ち蕎麦」と「機械蕎麦」の2種類があり、裁ち蕎麦は技術が必要。平たく伸ばしたそばを何枚か重ね、包丁で布を裁つように切って作ります。
すげぇよ、檜枝岐村…
裁ち蕎麦
提供の頃合いを確認してからですので、出来たてが目の前に!
美しい… そして物凄く美味しい!昔はお蕎麦屋さんもされていたそうです。納得☆
はっとう
あまりにも美味しいので食べるのが「ごはっと」になったという意味からの「はっとう」
めっちゃ分かるくらい美味しい!隣テーブルのおひとり様はこれが出てくる前に食事を終えられたので、その人の分をくれよ!と言いたくなったほど美味しかった!
高貴な方のいけずっぷりがハンパない(苦笑)
山菜の小鉢
聞き飽きたかもしれないけど、
すんごい美味しい!
山の幸の天ぷらもあったのですが、撮るよりも先にマッハで平らげてしまったようです。旅先では昼食を取らないためか腹ペコさんだった模様。
ご飯はセルフサービスで。
提供された中のキノコの茎部分?軸?を炊き込んだご飯。炊飯器を開けた瞬間の香りの良さに頭ガツン!と殴れたかのような衝撃が。
ハンパない美味しさ!感動の連続です。
23時から5時まではお風呂に入れないので、ゆっくりとした時間が過ごせました。
夕食がこれだけ美味しかったんだもん。当然、朝食も期待しちゃう。ジャスト7時に着席。
夕食時と同じく、飲み物とご飯はセルフサービスです。
シンプルだけど、
やっぱり感動レベルの美味しさ!
蓋を開けたらハムエッグと、ここにも野菜。
夕食も朝食も程よいボリュームで無理なく完食できました。朝食時はご飯のお代わりしちゃった。うふふ。
9時半が近付き、名残惜しいですがチェックアウトです。
「まだ長旅が続くんでしょう?エネルギー補給にどうぞ」と手渡されたのは…
どら焼き。ありがとうございます。ありがとうございます。この感動を忘れません!
さて、このブログ冒頭での伏線を回収します。
宿泊した10日後に衝撃すぎる発表がありました…
辞めることを決められていたのですね…
辞めるのをやめてほしい!撤回してほしい!(涙)
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Posted at
2024/11/20 18:38:30