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角間温泉には3つの外湯があります。
宿泊した越後屋旅館の隣にある「大湯」
50㍍ほど下った場所にある「滝の湯」
更に50㍍ほど下った場所にある「新田の湯」










外湯は角間温泉の住人と宿泊客が入浴できます。
残念なことに外来入浴はできなくなりました。



住人にとっては生活の一部になっておりますので、宿泊客は住人の邪魔とならない時間帯での利用になると言われました。宿泊当日は21時から。翌朝は7時から。ちなみに朝食は8時です。
朝食後もチェックアウトするまでは利用できると思います。たぶん。


外湯は鍵がかかっており、鍵を使用して湯屋に入ります。越後屋では外湯に行く際に、女将さんに声をかけて鍵をお借りします。
宿泊中ずっとお借りしたままではなく、宿泊当日の利用後は一旦お返しして、翌朝に利用したい際は再びお借りするスタイルです。



この鍵…　木製の棒!!

扉の横のに鍵の形に合わせた鍵穴があり、その穴の中に棒を突っ込みます。
「あれ？これからどうするの？回すようにもなってないけど…」と思っていたら、ジーーーっと音が鳴り鍵が開くシステム。

見た目に反してハイテクな棒!!

入る時も出る時も、扉を閉めた後は鍵が掛かったどうかの確認をお忘れなく。















大湯


↑こっちね、こっち。



角間温泉の中心に建ち、シンメトリーで風格のある湯屋。





「大湯」と大書された看板も立派。





扉を開けるとすぐ暖簾で、すぐ脱衣スペース。



レトロな味わいですが浴槽は新しい感じがしました。
激熱という情報ですが…　熱くなかったです。適温。
ただ、髪の毛が多く沈んでいたので早々に次へ行くことにしました。





湯に浸かり見上げると大きな木の板の分析表が掲げられ、これまた良い風情。昭和47年。







あれ？









あ!!!!!!

田中さんではないですか（嬉）















滝の湯










地元おばあちゃんが湯に浸かりながら歯磨きされてました（苦笑）
ど真ん中のベスポジで。めっちゃ慌てて歯磨きをやめる様子がちょっと面白かったです。ふふ。


こちらの湯も熱くなく適温。


おばあちゃん曰く、
今日の湯はいつもよりすっごくぬるくて不満。昨日まで暑いくらいの陽気だったのにまた雪が降って寒い！しまったのにセーター引っ張り出したわよ。いつもは熱い湯なのに…　今日の湯は違うよねーっ。


話の腰を折るのも何なので、うふふと訊いてましたが最後に同調を求めてこられ、「すまぬ…　私は旅人です」と白状しました。
質問をしてみました。↓のパイプからも湯が出てくるの？今日は出ないの？



Ａ：夏に上から湯を出します。





こんな感じ↓


※拾い画です







今の時期は浴槽近くの湯口から。
浴槽の底は傾斜があり、岩壁側のほうが高くなっています。







田中さん、また会いましたね（嬉）















新田の湯


「大湯」が集落の中心にあるのに対し、「新田の湯」は集落の手前側にある湯小屋です。
夜に来た時、通り過ぎました（笑）
もちろん目立たないってこともありますが、夜の角間温泉は星が泣けるほど綺麗に見えます。宝石ばら撒いたくらい輝いていました。







左の戸は、男湯に繋がっています。なので女湯側に鍵が付いています。







気持ちがいい。これまた熱くはなく適温。終始、独泉で長い時間ここに居ました。
透明な湯だけど湯底が変色しているのかしら？深海のような深い藍色に映るのが印象的です。




















遠くに見える、田中さんだね（嬉）





あ!!!!!!







実は「新田の湯」だけ、間違って男湯に入ってしまいました（汗）
誰も居なくてセーフ。脱いでなくてセーフ。まじセーフ。　※成分表以外は女湯です




















3つの外湯は同じ源泉ですが、趣きは三者三様。
ありがとう。いいお湯でした。