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早々に旅を決めてしばらく経った頃に気が付いた。紅葉シーズンに旅をするんだってことに。
今回の旅は紅葉を見たいってわけじゃなくて、温泉。冬季閉鎖となる前に無料宿泊券を使っておきたい！そんでもってアレ食べたい！〆の温泉は絶対にアソコで！という温泉旅。





今回以外に10月はあの子との別の旅もあり、我が家の定番の旅もありで、楽しくギュギュっと濃ゅいひと月となりました。
（そのうちブログ化する。多分。maybe.）












今回の旅のお供のホワイトヤリスちゃん。











松楓荘へ向かう時からも大賑わいの場所を通りました。やたら路駐しているんです。観光バスまで路駐しているので、ますます何だろう？と気になってきたので、
ダッシュして見にイってきた。







本当にいい季節に来たもんだ。絶景に出会えました。

















さて昼食。















駐車場は店の近くに点在していて、おそらく7台分。我らが停めて満車となりました。









30分くらい待ったかな。














では、イきませう。










テーブルにはそれぞれのメニューの栄養価や蕎麦の詳しい説明書きが置かれていました。温かい蕎麦も冷たい蕎麦もあって目移りしましたが、数量限定って書いてあったので…



あ…　大盛り…





自家製米のおにぎりも気になり、ラス1を半分こずつに。



1個がデカい…







時期的にもおそらく新蕎麦なはず。そうであってくれ。
みずみずしく程よいコシもあり、香り、喉越しも良く、美味しい！



3段目にはそばかっけ入り。初めて！










行程を考慮し近いからという理由で決めた蕎麦屋でしたが、大当たりでした。昼時だとちょーっと待ちますがオヌヌメです。御主人さんも女将さんも朗らかで癒されます。

立て看板が見えたら左へ。但しその先は未舗装道。砂利です。















同タイミングで来られたオネーサン。



ハイヒールでした。それもピンヒール。砂利でそれは勇者過ぎだろ。
しかもルブタン。
（もどきかもしれないけどね）



風呂上がりにパンスト履くのか…　そっか…















10月の中旬を過ぎればこのくらいの秋模様。



宿のすぐ横を流れる松川。





かなり古い山小屋のような外観。







「松川温泉　元湯　松楓荘　開湯　寛保三年」と書いてあります。
1743年!!!!!!
松川温泉の中でも一番古いんだそうです。












黒猫に導かれてイくざます！










玄関を入った瞬間、眼に飛び込んでくるのはネコネコネコ。それも黒猫だらけ。



動きがシャシャシャっと速くて撮れないお。


こちらには看板猫が居るんです。現在はクロちゃん（母）とモモちゃん（娘）の二匹のようです。どちらも黒猫。館内にはやたら黒猫の写真とかグッズが多くて楽しい。DA・I・KO・U・HU・N☆



館内図。い゛い゛！





料金を支払うと引換券をくれたお。



この日は②のヤクルトが売り切れ。















さあ、我らもシャシャシャっとイくざます！















ガラ…（戸を開く音）

















独泉☆　※一瞬





長方形の浴槽は真ん中で仕切られていて、どちらも6人は入れる大きさ。
硫黄のかほりがむんむんとたまらない。


洗い場はカランもシャワーも無くて、細長い掛け湯槽から湯を汲んで身体を洗います。こういうタイプは初めて。













窓の外の樋で注入されています。やわらかい湯。



この日はちょーーーっと青が入ってるかな？ってくらいの透明度のある乳白色。
日によってはもっと青緑がかった乳白色だったり水色っぽかったり透明だったり。










浴室の奥の右側に戸があります。女湯は内湯から混浴の露天風呂へ繋がっている造りになっています。
（男湯は一旦着替えて移動しないといけないみたい）





事前調べでは10時～12時が女性専用時間と目にした。



今になって解かった。よく見りゃ、これ…　岩風呂のことだし、館内図の字が消されているぞ。どうして？どうして？










＼おお！／


露天風呂への出入り口に仕切りを設けてくれているので、もしも男性と居合わせても避難できます。しっかりとした白濁色なため混浴と言ってもハードルは低めにも感じます。まあ、我ら…　女性専用時間だと信じて疑ってなかったのでかなり自由奔放にしてました（笑）



















渓流沿いの混浴露天風呂は8人サイズの石造りの湯壺。川上から受ける風が心地よい。我らの話し声が聞こえたようでピンヒールのオネーサンが恐る恐る入ってきたけど、ちゃぽっと浸かってすぐに撤収されていったわ…　それ以外は誰も来なかったです。おかげで長々と独泉で楽しめました。



湯口から注がれる源泉が高温のため近付けないように手前に柵が付いています。









宿の裏手にある源泉から木樋を伝って各浴槽に配湯されるギミックな手法。い゛い゛！









あ。
洞窟岩風呂へ通じる吊り橋が無いぞ！
8月の大雨で川が増水し洞窟岩風呂と吊り橋が無残な姿になってしまったそうです。過去にも同じ被害を経験したそうですが、当時は復旧に大勢のボランティアの方々の力で泥を掻き出したそうです。今回は重機も入らず、ボランティアのあてもなく、吊り橋をつくる大工さんも今は居なく…　国立公園内のため国が動かなければ修復工事もできないという。復旧は見込めない…



それで消してあったのね…
現在、洞窟岩風呂は立入禁止で閉鎖中です。
















引換券は





①の温玉に。晩酌のツマミにしましょう。







外に出ると、







?!





ここで温玉を作っているのね。
我ら、欲望のまま「温泉♪温泉♪」と館内入りしたため全く気が付いていなかったお。欲望が満たされた今、ようやく周りが見れるようになったんだね（笑）







素晴らしい湯をありがとうございます！

ねぇ、聞いて。
お腹ぱんちくりんで横になってたらね、

























爆睡した。
座敷わらしは現れなんだ…　ふはは…















朝食は夕食とは別の大広間となります。



こちらの部屋は花巻東高校野球部が合宿で使用しているそうです。
（う…　ん…　別に夕食の大広間でいいんだが）





健康を意識した和定食。旅行は楽しいけれど体は実はお疲れモード。そんな胃腸の調子をサポートします。





奇をてらうことなく普通に美味しい。米も美味しくてお代わりしちゃった☆





食後の珈琲あり。



急なアウトドア感（笑）















会場を出ると、







?!





我ら、欲望のまま「ごはん♪ごはん♪」と会場入りしたため全く気が付いていなかったお。欲望が満たされた今、ようやく周りが見れるようになったんだね（笑）
珍しい状態だな…　と、うほうほ撮影していたら、係の方から「ももこ女将はこれをこう言っていますよ」と教えてくれました。















＼うちのぐりとぐら／


大爆笑。










メルヘン脳じゃないワタクシは…





こっち方面に考えてました（恥）




















そろそろ、チェックアウトです。





ロビーに飾られていたのですが、ごく最近に著名人も来られていたんですね。このセンス大好きです。












ランチ＆カフェの営業もされてます。夫で料理人の宗徳さんに死なない程度に頑張ってもらってるそうです（笑）
この看板絵も、ももこ女将によるもの。屋根に黒猫2匹ってところが最高にい゛い゛！





美味しいご飯とのんびり温泉、女将さんをはじめ係の方の朗らかさに癒されました。
最高かよ。







ありがとう、金田一！
ありがとう、おぼない！

南部藩の湯治場だったことから、「侍の湯」とも呼ばれた金田一温泉。まさにその名前を付けたのがおぼない旅館だ。
いくつか源泉がありますが、開湯380年と金田一温泉鄉で一番古い自家源泉「玉の湯」なんだとか。


















あー…　もしかしてスリッパ脱ぐとこって暖簾のところだったの？（恥）
ワタクシが間違ったもんだから後から来た人も同じようにしちゃってた。あははー。


























ガラ…（戸を開く音）























独泉☆　※夜は途中まで、朝は独泉





四角形を2つ組み合わせたような特徴的な浴槽。一部にアール部分に設えており柔らかな印象。湯触りは柔らかく、湯温は適温。じっくりと浸かるには申し分なし。



壁画側の四角形の浴槽は少し底が浅くなってます。









駄菓子のミックス餅みたいなガラスとタイル画の組み合わせに、鄙びた風情を感じる窓ガラスと浴槽底のタイルが素敵☆







脱衣所に掲げてある湯使いの表記には、加温・循環・塩素消毒とありますが、探してみたものの吸い込み口が見当たりませんでした。それに塩素臭も全くしませんでした。



源泉掛け流しなので浴槽の縁から湯が静かに溢れています。
熱くなったら縁に座って休み、身体の熱が収まってきたらまた入る。温泉はい゛い゛。



でこぼこ♡つるつる♡ざらざら♡ふぞろい♡
キラリ個性で輝いてる…
ONE FOR ALL！ALL FOR ONE！
あざと女子（大爆笑）










浴槽の反対側はシャワー付きカランの洗い場です。

美味しくいただきたいし完食したいので昼食は我慢した。
おぼない旅館では二戸の食を堪能できるプランが3つ用意されており、今回はその中でも一番上のものを選んでみました。










今だから言うね。
「二戸」が何なのか解ってなかったんです。
「にと」って何だろ？でした（恥）


イって初めて知った戸（へ）という地名。　※青森の八戸は知っていたお
四戸を除き、一戸から九戸は現在でも地名としてあります。

　　青森：三戸、五戸、六戸、七戸、八戸
　　岩手：一戸、二戸、九戸

戸の地名って青森だけじゃなかったのね…
ちなみに、おぼない旅館の住所は二戸です。



公式HPをちゃんと読んでいれば、薄っすらでも理解できていたと思うの（恥）



















?!





奥が凄い！
畳にレッドカーペット。金屏風に重厚な椅子､煌びやかな座布団…　まるで殿様！










我らのテーブルは青いテーブルクロスですが、





豪華過ぎねぇか？





熟レ鶏・三元豚佐助豚・短角牛。お肉以外にも旬の食材を活かした料理や郷土料理が並びます。お米はお土産にも大人気の金田一産のもちもち食感、低アミロース米『きらほ』を使用。炊きたてでお出しします。合わせて地酒の『南部美人』も食前酒でお楽しみいただけます。Jazzの流れる素敵な食事処で夕食をご用意。





Jazz?!









我らのテーブルはピアノの前。飾られた色紙を見ると今年は（も？）無事に開催されたんですね。良かった。
ワタクシは存じておりませんが、デビッド・マシューズ氏がおぼない旅館でライブをされたこともあるんですって。彼は日本人女性と結婚して八戸に住んでおられ、金田一温泉の活性化に取り組む若手の活動があって実現したとのことで、畳の間に座布団に座った地元の子供連れの家族で和やかな雰囲気での開催だったそうです。いいなー。


















料理の種類に圧倒されつつも、目に飛び込んでくる色彩の多さも優れすぎていて自然と顔がほころびます。
空の皿（手前の長皿）と空の台（右に見切れている漆台）があります。取り皿とかではなくて、まだ数品ヤってくるんです。





左奥が岩手郷土料理のひっつみ鍋。





左手前が海鮮焼き。こちらは自分で火を点ける形式なので自分ペース且つ熱々の状態で食べることができるのが凄く良かったです。





焼きたての鮎の塩焼きと





短角和牛のローストビーフサラダ仕立てが追加されました。










＼夕食の全容だ！／


豪華過ぎねぇか？②
中央の漆器に盛られているのが野菜中心の季節盛りと新鮮なお造り。右にあるのが炊き込みご飯。それと茶碗蒸し。
宗徳さんの繊細な料理の腕が凄い！そしてこの漆器は150年前に制作されたものだとか。



よそで食べる炊き込みご飯って、味はいいもののベチャ…っとしがち。
ここの炊き込みご飯の水加減はバッチリで美味しい！
あの子…　余程お腹空いてたようで、早い段階で炊き込みご飯を完食してました（笑）





あっと言う間にお腹ぱんちくりん。















食事の途中、
ももこ女将がネズミーランドのキャストですか？ってくらい盛り上げ上手で会話が面白い！



おぼないワンダーランドだ。