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2013年08月17日

備中岡山紀行Ⅱ < 岡山後楽園、岡山城、備中松山城 > 

備中岡山紀行Ⅱ &lt; 岡山後楽園、岡山城、備中松山城 &gt;  岡山紀行は二日目、岡山後楽園と岡山城、現存天守の備中松山城です。









岡山後楽園
岡山後楽園は、岡山藩主・池田綱政が家臣の津田永忠に命じて、貞享4年(1687)に着工、元禄13年(1700)に完成しました。日本三名園として、水戸偕楽園、金沢兼六園とともに地方では数少ない大名庭園です。


入園してまず驚いたのは、その大きさと園内の端から端までが全部見渡せることでした。とても手入れが行き届いた綺麗な庭園でした。あと、偕楽園や兼六園との大きな違いは、岡山城の天守閣が正面に見えることです。これぞ、大名庭園といったところでしょうか。


右からぐるりと廻ると、左手の建物が「延養亭(えんようてい)」といい、藩主が後楽園を訪れたときの居間として使われた建物で、右手が「鶴鳴館(かくめいかん)」という建物です。





この日も岡山市は最高気温が37℃だったでしょうか。気持ちよさそうです。



「井田(せいでん)」といい、かつて園内の大半は田畑でした。今のように芝生に変わったのは、明治以降でした。


後楽園の真ん中にある「沢の池」です。その向う側の小高い山を「唯心山(ゆいしんざん)」といい、藩主はこの眺望を眺めてくつろいだようです。池が真ん中にある庭園を回遊式庭園といいます。





岡山城
岡山城は天正18年(1590)、宇喜多秀家によって築城が開始されました。子供のころから秀吉に可愛がられた宇喜多直家の子、八郎は秀の一字を譲り受け秀家と改名すると、57万4000石という大封を与えられ、この地に岡山城を築城することが許されました。

岡山城は数少ない現存天守をもつ城として残されてきましたが、惜しくも昭和20年(1945)の空襲で焼失してしまい、現在の天守は昭和41年(1966)に市民の要望で再建された鉄筋コンクリート製の復元天守です。黒壁は豊臣期に築城された城の特徴で、別名「烏城」とも呼ばれています。


天守から見える後楽園です。旭川が間を流れています。天守内はエアコンがよく利いていて快適でした。


月見櫓
本丸で、唯一戦火を免れた建造物がこの月見櫓です。17世紀初めの建造物です。櫓とは倉庫や物見に使われた建物でした。


築城時(宇喜多時代)の石垣
宇喜多秀家は、義父・前田利家とともに秀吉の重臣(大老)として君臨しましたが、秀吉、利家が相次ぎ亡くなると、徳川家康と対立、関ヶ原の戦いでは石田三成に味方をしましたが敗れ、一時薩摩国・島津義弘のもとに身を隠しましたが、やがて捕縛され、息子らとともに八丈島へ流され、そこで生涯を全うしました。経緯はわかりませんが、本丸内地中にあった宇喜多秀家当時の石垣です。


午前8時台にホテルを出て、一目散に後楽園、岡山城に来ましたが、だんだん気温が上昇してきました。全身汗びっしょりでした。



暑いときはやっぱりこれに限ります。しばし、岡山城を眺めながら休憩しました。



後楽園と岡山城、素晴らしい観光名所でした。


備中松山城
岡山観光二日目最終は、備中松山城です。岡山県の山間部、高梁市にある海抜430メートルの山城です。山城といっても、備中松山城の天守は現存天守です。1680年代の築といわれています。


日本100名城、現存天守と揃えば、無料なわけはありません。入場料を払って天守に向かいます。


現存天守
天守は寛永19年(1642)に5万石で備中松山藩主となった水谷家二代・勝宗によって、1681年から1683年にかけて修復されたものです。その水谷家は四代で跡継ぎがいなく断絶改易、城代として赤穂藩家老・大石内蔵助が城に入りました。城の受け取りは赤穂藩藩主・浅野内匠頭でした。


天守内部です。


備中松山藩と新島襄
今年の大河ドラマは、新島襄の妻・八重の物語ですが、襄自身は当時の藩主・板倉家と接点があったようです。新島襄は安中藩士の息子で神田で生まれましたが、安中藩主・板倉氏は、備中松山藩・板倉氏の分家でした。要するに親戚同士でした。

襄は二度目の挑戦で凾館から米国へ渡りますが、一度は安中藩主の反対により凾館行を断念しますが、二度目にその手助けをしたのが備中松山藩の板倉勝静藩主でした。当時5万石の小藩としては稀な快風丸という西洋式帆船をもっていた備中松山藩は、襄の乗船を許可。襄は米国へ渡ることができました。

襄は帰国後、京都に同志社英学校を設立しますが、板倉勝静の行為を恩と思い、備中松山藩があった岡山県高梁市にキリスト教の伝道にやってきました。その襄の教えに感動したひとたちによって、日本で京都に次いで2番目のプロテスタントの教会が高梁にできました。


夏休みを利用して岡山県の城郭を訪れてみました。とくに現存天守のある備中松山城は、行ってよかったという感が強く残っています。時期は知りませんが、兵庫県の竹田城と同じくして、「雲海」がみられる城だそうです。一日目の備中高松城、鬼ノ城、二日目の、後楽園、岡山城、そして最後に訪問した備中松山城は、またいずれ機会があれば行って見たい、そんな私のお城めぐりでした。

備中松山城 三の平櫓東土塀(重要文化財)

日本三大山城 備中松山城 石垣群
ブログ一覧 | 史跡 | 日記
Posted at 2013/08/17 03:00:04

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この記事へのコメント

2013年8月17日 8:14
おはようございます♪

素晴らしい!に尽きますね(^o^)
コメントへの返答
2013年8月17日 9:09
おはようございます♪

やはり備中松山城の素晴らしさが一歩抜きんでていますね。
私が凄いと思ったのは、現存天守もさることながら。この大きな石垣群です。
こんな高山に当時人間の力で運び上げたのだと思うと、当時の日本人の超ウルトラCを感じざるをえません。
2013年8月17日 19:16
 JZX100さんこんにちわ!

 毎日暑い日が続きますが、精力的に城めぐりしてますね。
 僕は会社が最盛期と言うのもありこれだけ暑いと少し城めぐりは休んでいます。
 冬になって草木が枯れたらまたマイナーなお城でも行こうかと・・・

 岡山、広島はなかなか行きたいのですが、行けないんでここで楽しませてもらいます。
コメントへの返答
2013年8月17日 19:29
スターマンさん、こんばんは♪

今年は父の不幸に始まって、しばらく長距離ドライブは控えていたのですが、未亡人になってしまった母の慰労もあって、たっての希望で岡山まで足を延ばしました。

暑いのはもともと苦手ではないので、お天気だけが心配でしたが、みんカラ登録以来初の岡山中国旅行、行った甲斐がありました。
2013年8月18日 11:36
こんにちはるんるん

中国遠征、いいお城が続きますね。いつも楽しみにしていますわーい(嬉しい顔)

備中松山城、最初の写真の階段で、お腹に次男を身篭っていた家内が滑って尻餅を着いたのを思い出しました。かなり焦りましたけど、大丈夫でした(^_^;)
コメントへの返答
2013年8月18日 14:16
こんにちは♪

備中松山城は、まさかこんな登りの山城というのは私もまったく考えていませんでした。
やはり登りに苦心したのは、一緒に旅行に行った母親でした。登りの途中ですれ違った男性から一本杖を貰ったら、楽になったといって、結局往復を完歩できました。

私は山城は慣れていましたが、滅多に来ないご婦人、奥さんはお腹が大きかったという話ですが、やはり気遣いも必要ですね。

母は全身汗だくでしたが、いい思い出になったと喜んでいました。
2013年8月18日 17:47
JZX100 さん、こんにちは♪

後楽園はさすが日本三名園だけあり、まさに美しいの一言ですね☆
対して備中松山城の石垣はこれまた圧巻です^^

今回のご旅行で100名城巡りがまた進みましたね♪
私もぼちぼちどこか行きたいなと考えております^^;
コメントへの返答
2013年8月18日 18:19
BoZさん、こんにちは♪

今回、どこも初めて見たところばかりなのですが、後楽園の美しさは圧巻でした。

100名城以外にもいいお城はあると思いますが、やはり100名城を目印にするのが手っ取り早いというか、100名城を見てきましたと書けますからね^^

最近、BoZさんのブログを見ていませんが、合間を見て、またアップしてください^^


2013年8月21日 17:45
ぼなせぇらぁ~。
十数年前じゃが山口~広島と遊び仲間達で、でかけましての。ボケ友人がおっての、岡山後楽園を球場と勘違いしておった(爆)。
城の階段は、階段というより梯子じゃな。侍達はかような階段をスタスタ昇り降りしたのじゃから大したものじゃ。
話題はズレるがの、伊豆には明治に建てられた学校があるのじゃが、ここの階段もすごいですぞ。

http://minkara.carview.co.jp/userid/1563479/spot/686503/
コメントへの返答
2013年8月21日 20:04
こんばんは♪

早速、拝見しました。
建物も年季がありましたが、美味そうなお餅ですね^^(夕食前です)。

私も実のところ、子供のころは後楽園と水道橋の後楽園の違いがはっきりわかりませんでした。

いろんな城をここ何年か見てきましたが、仰るとおり、梯子のような階段ばかりで、さぞ昔の武士は足腰が丈夫だったんだと思います。

備中松山城の階段はほとんど直角に近く、手すりさえないんですよ。再建の岡山城はエレベーター付でしたが。

一緒に行った70代の母は手前でギブアップでした^^
私はおっさん力で登り切りましたが(笑

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