Cyber Xのブログ一覧

最近クルマの雑誌を読む機会が減った。
理由はすぐ近所に書店がないことと、最大の理由は興味のあるクルマがでないことである。
一番興味のあったマークⅡ・チェイサー・クレスタ3兄弟が昨年シリーズから突然消えてしまったことだ。
いや、マークⅡは残っていた。
要するにチェイサーが消えてしまったことだ。
もちろん、今のチェイサーは生産終了直前に買ったクルマでまだ新しいし、決して飽きたわけではない。
しかし、トヨタからもうチェイサーはでない。

前置きが長くなってしまったが、私なりにこのクルマのインプレッションを書くことにした。
1台目のJZX100チェイサーは97年7月25日に納車された。
その前がターボのローレルだったことや、仕事で乗ることも考慮してツアラーVではなく、ノンターボ2.5リッターストレート6のツアラーSを選択した。
エンジンは中低速のレスポンスがよく、燃費も7km/l以上をコンスタントにマークするお馴染みの1JZ-GE。
何といっても驚いたのが今や常識となった安全装備の充実ぶりだった。
まず、ディスチャージヘッドライトの明るいこと明るいこと。
助手席の親父に「対向車に迷惑なのでこのライトは外しなさい」と説教されたほど明るく、反面対向車にも優しい画期的なライトだった。
そして、ブレーキ。
ブレーキアシストが付いていたのと、車重が1.4tと今のツアラーVTRDスポーツより130kgも軽かった影響もあり、驚くほどよく効いた。
3つ目が当時ゴアと呼んでいたボディのシッカリ感。
前のローレルがピラーレスハードトップだったこともあって、それはそれは万が一のことを考えれば格段の違いであった。
ドア一枚比較してもまったくブ厚さが違ったし、開閉音はローレルが「パシャン」だったが、チェイサーは「ドスン」だ！
レイアウト上トランクがローレルより小さくなったが、そんなことは欠点のうちに入らなかった。
そして何よりもスタイリングが歴代チェイサーのうち最も気にいった。
あのサメのTV-CMも好印象だった。
最後に少々地味だが、1JZ-GEはBMW3シリーズにも充分対抗できるそれはそれは素晴らしい直列6気筒のDOHCエンジンだった。