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懸念事項：

ダイヤトーンの旨味は、すべての帯域のユニットに同じ素材の振動版を使っており、音色の統一感が素晴らしいことにある。ちゃんとした環境で試聴すれは、今回のような問題は全く発生せず、ダイヤトーンとしても3Wayにしなくても２Way環境ですべての帯域をカバーできることに重きを置いているらしい。

よって、スコーカーを製品ラインナップに追加することはないと、新潟県の北の方で某開発者の偉い人に聞いた。

そこに、他社のしかも素材の異なるユニットを追加することになるので、音色のバランスが良くなるどころか、悪くなる方向にしか行かないことが最大の懸念である。最高値は、同等レベルと、向上する要素が一切ない…

実験:

システムを変更するにも、何か試験的なデータがなければ先立つものがない。お金もかかることなので、慎重に考えたい
実験として、今まで使っていなかったオンダッシュのツイーターを復活させて3Way化する。その中で、何かを見出せればと考える

純正TWを取り外して小改造


物置にあったG300付属のパッシブを取り付ける


車に設置


取り付けるとこんな感じになる


カバーをかぶせてしまえば、今までと変わらない外観


サウンドナビの機能を駆使すると、追加機材なしでこんなことができちゃいます。素晴らしいですね。


結論:
適切な調整をすれは、問題解決が図れそう?　なんともあいまいな…

問題となっていたピークディップはしっかりと消せました。ただ、保守的になってスコーカーのクロス周波数を下げすぎると、薄っぺらいサウンドになってしまう。

17cmの口径から出ていた中域は、量感や音の深さをを大きく支えていたらしい。

今回は癖のないペーパーコーンを使用した結果（それしか選択肢がなかったのだが）、ダイヤトーンのNCVに上手く溶け込ますことが出来たが、大事な艶感が薄れてしまった。素材との検証が必要である。いうまでもなく、解像度は激落ちであった。

スコーカーが上向けの取り付けのため、定位感が薄い。取り付け向きの検証も必要である。人によっては、それを音場の広さととらえる方が居るようであるが、自分には全く及第点をあげることができなかった。やはり、直接波と間接波のバランスが重要であると感じた。

オープンエアーでの音で聞いたが、逆相の音は箱に閉じ込めるべきであると感じた。スコーカーをエンクロージャーに入れるとして、いったい何 ccの容量が必要となるか?

なんだかんだ書いたが、悪い結果は出ませんでした。
むしろ、良い方向への可能性が見いだせました。