カエルさんさんのブログ一覧

さて、前回車載ルーターの設置が完了したので、いよいよドラレコ用のバッテリーパックを取り付ける所まで来ましたね。

前回書いたようにバッテリーパックをただ繋いだだけだと常時駐車監視になってしまうので、同じく前回書いた任意でON/OFF出来る補助回路を仲介させます。

構成はNAND回路でPNPトランジスタからフリップフロップ回路に電源供給させ、FF回路からドラレコ用のリレーをON/OFFさせる仕組みになってます。

小型化の為、面実装部品を使ってるので表側はシンプルです。
ルーター用のUSB電源はMicroUSB端子にしてます。
最近はオス-オスのtypeAケーブルが入手困難なので、これによりケーブルが壊れた時に選択肢の多いスマホを流用できるというメリットがあります（とはいえ時代はtypeCに…）。
MicroUSB部分は省スペースの為、二階建て基板構成になってます。

スイッチパネルはユニバーサル基板をカットして作成。
バッテリーパックB112はUSB出力を2系統持っているので、1系統をルーター用として補助回路経由で接続し、もう1系統は写真のように外部に出します。

ここは補助回路を通さないので常にACC←→バッテリーパックと電源供給されます。
これならアイコスやスマホの充電とか、停車時に充電させておきたい時など充電継続するので便利ですね。
USBは接続部をメスコネクタにし、分解頻度の多いセンターコンソール用に簡単に再配線できるようしてます。

パネル部はABS板から作成。
今回はまたもやCNCで削り出したので精度が高く非常に綺麗に仕上がりました。
特にボタンが綺麗ですねー。
最終仕上げで手作業のヤスリがけは必須ですが、加工時間の短縮と仕上がり度は確実にアップします。

完成した補助回路とスイッチパネル。
CNCで加工してるのでUSBの枠がピッタリで気持ちいいです。
ちなみにパイロットランプ窓は2φのアクリル棒を使用し、光が回らないように側面とLEDの発光面以外はシルバー塗装で遮光してます。

パネルのレター類は毎度おなじみのALPS白印刷デカール～クリア～段差研ぎ出し～トップコート、という行程で仕上げ。
黒色ABSを使ってるので、下地塗装はせずABS生地に直接デカールを貼ってます。

今回トップコートは車の内装っぽく半光沢梨地仕上げにしてみました。
これは、若干濃いめに溶いた半光沢クリアをエアブラシのノズルから離し気味にして軽く何度も置く感じで吹いて再現させてます（あんまり濃いと蜘蛛の巣みたいになるので注意）。
モデラーなら通常テクなんですが参考までに。
半光沢クリアだと若干厚めになっても白濁しにくいのでやりやすいですね。

スイッチパネルは純正のBlue&Meコネクタを撤去してそこに両面テープで取り付けてます。
ウチのは社外ナビに交換してるというのとアンチiPhone派なので全く必要ないコネクタだったりします。

結構純正ライクな感じでインストール出来たと思いますがどうでしょうか？
USBコネクタが青色の3.0だったらカッコ良かったかなーとか思いますがまぁいいでしょう（機能的には意味なし）。

結線はコンソールを通してバッテリーパックまで（セキュリティ上位置は非公開で）伸ばして接続してます。

操作方法は、エンジンOFF後にこのボタンを押すとパイロットランプが点灯し、ドラレコとルーターがバッテリー駆動（駐車監視モード）になります。
機能OFFにするにはボタンをもう一回押すかエンジンを掛ければ止まります。
エンジンを掛けた場合、パイロットランプは切れますがACC駆動でドラレコとルーターには電源供給されるので通常どおり動作します。
また、エンジンが掛ってる状態ではNAND回路が効いているのでボタンを押しても無反応です。

要は駐車録画時のみランプが点灯する仕組みとなっており、視覚的にわかりやすいです。
ちなみにUSB端子はボタンと無関係なのでバッテリーパックが切れるまでは常時電源供給できる仕組みになってます。

構想から数年たってしまいましたが、バッテリーパックの登場で一気に完成させることができ、かねてから導入したかった必要な時だけ駐車監視をONに出来るというシステムが完成しました。

クラウド対応なので、これで当て逃げに会いそうになっても即時駆けつけるという事ができますな（まぁ出番が無いに越したことはないんですが）。

こんにちは。
先日MTAのトラブルにあってしばらく入院していた695ですが、やっと帰ってきたので止まってる作業をすすめます。

順番でいうと次はドラレコの駐車監視なのですが、先に車載ルーターの導入から行います。

最近はネットでググっても色々な方法が公開されてますが、私の場合スマホデザリングとポケットWiFiはイヤなので（電源のON/OFFが煩わしいし、駐車管理という目的に使いにくい）、ドングルタイプの物を使う事にします。
これだとACCのON/OFFに電源が連動するのでルーターを意識しないで運用できますね。

という訳で候補を検討した結果、HUAWEIのE8372hに決定。
これは枝番が-153と-608の種類ありますが、調べた所608じゃないとダメっぽいです。

国内で買うと10,000円前後するみたいなので、AliExpressで中国から直接買う事にしました（これだと3,000円前後）。

2つあるのは使えそうなら407にも導入しようかとも目論んでるので、送料節約の為無謀にも先行して買っちゃっいました（それでも国内価格1個分より安いので、というのもありますが）。

後はPCに接続してAPNを設定して使えるようにします。
この辺の設定はここでは詳しく書きませんが、検索すると詳しく説明しているサイトがあるのでご参考に。

使用SIMはMicroでもNanoでもなく標準SIMなので注意です。
また、これもさんざん言われてますがSMS機能が無いSIMカードだと4Gは使えなく、3G通信限定になるのでコレ用に新規契約する場合は気を付けましょう。

今回私は最安のDMM Mobileを使ってます。
もっと安価にするならNuroの0SIMというテもあるのですが、これはDL速度がぁぅぃーなので今回の用途だとちょっとダメかも、というのと、既に0SIMはカロナビの通信モジュール用に使ってるので他社にしました（0SIMは一人1枚制限）。
ちなみに、通信モジュールはAPN設定を変更すれば0SIMを認識するので、3年の通信期限が切れたのを機に導入してます。
これで通信料タダで通信モジュールを使えます。
500MB/月の制限がありますがこの用途で超すこともないでしょう。

と、話がそれましたが無事通信できるようになっのでいよいよ車に搭載します。
とりあえずシガーソケット部分にUSBアダプタを付けて刺して仮運用しておきます。

あとはドラレコとレーダー探知機のWiFi設定を変更すれば完了です。

レーダー探知機はYUPITERU製を代々使ってますが、最近のは公開取締り情報なんてのもDL出来るようになってるので、インターネットの常時接続は欲しかったのです。

WiFiを使うにはオプションの無線LANカードを使わず、東芝FlashAir第4世代を流用します（要初期設定作業）。
純正は第2世代なので、はるかに高速でつながります。
また、価格もアキバあたりで並行輸入品を買ってくれば純正の半額以下で導入できるので財布にやさしいですね。
あきばお～とかで普通に売ってますので、これまた安い並行の128GBメモリ（ドラレコ用）と併せて買うといいと思います。

まだ導入して間もないですが、今の所問題なく動いてます。

ドラレコ用の駐車用電源がまだついてないので駐車監視が未稼働ですが、出先でもエンジン掛けるとレーダーの取り締まり情報をDL始めるので結構感動します。
泊まり外出なんかで威力を発揮しますね。

何かIT化時代の凄さを感じますね、と昭和生まれのオッサンは思いました。