フロントに続きリアセクションを作業します。
リアキャリパーは中古品が微妙に高かったので、今のを外して現物をO/H・塗装しました。
リアは鋳型のズレかパーティングラインの段差が酷かったので結構削るのに苦労しました。
リアホースも併せて制作します。
キャリパー側はエンドが45°のタイプですが、曲がった先が長く、既製品には無い型だったので、通常の45°ホースエンド(メス)にオス-オスのバルクヘッド(写真内キャリパーに挿さってるヤツ)を付けて先を伸ばしてます。
また、車体側は、純正ホースエンド径がφ14.5mmで回り止め切欠きが入ってるタイプです。
車体のブラケットもこれまたφ14.8の半月切欠きの穴なので、汎用のブラケットはハマりません。
色々考えて、Newトヨタ、ダイハツ用ホースエンドが外径15mmなので、その外周を削ってφ14.7mmにし、1辺を面取りして切欠きを作りました。
削った部分はメッキが剥がれて錆びるので、新たにメッキを掛けてます。
手持ちのメッキ液が古く、金メッキ液しか使えなかったので贅沢にも24Kメッキになってます。勿体ない…
ゴムのブラケット留めはフロントのパイプ固定と同じ方式ですが、若干動きが必要なのでクランプはしてません。
交換の図。
純正からの採寸なので問題なく装着できました。
写真左が車体接続側となります。
ここはタイヤの近くなので、安全のため純正についてるガードのスプリングを流用して強化しました。
作業中に気づきましたがバンプラバーが劣化してボロボロになってて、一部千切れてます。
ついでに交換したい所なので、注文した部品が来るまで暫くウマに上がっててもらいましょう。
キャリパー側の接続部。
エルボの曲がった先が長いのが判るかと思います。
純正に比べてメカメカしくなってます。
ここを汎用のエルボで延長しないで直結させると、角度的にホースの接続部に負荷が掛かるので危険性そうですね。
とにかくFR共に特殊な形状のホースで、なるほど社外品が無い訳です。
ちなみに、キャリパーOHキットには新品ピストンも入ってたので新調してます。
これで中身は新品同様ですね。
後はエア抜きをして、サイドブレーキワイヤーを戻せば出来上がり。
キャリパー背後のサイドブレーキワイヤーのブラケットを留めてるトルクスネジが舐めかかってたので新品に交換しました。
ついでにリアのハブベアリングも交換しようかと思ったけど、ナットが40mmという大サイズなのと(普通38mmくらいですよね?)、このサイズのベアリングプーラーを持ってないので断念しました。
と、これでやっとブレーキのO/Hが完了しました。
今回は併せてキャリパー塗装もしましたが、機能には関係なくてもカラーキャリパーはカッコイイですね。
しばらく407ネタですね。
前回フロントキャリパーをO/Hしましたが、気になってたブレーキホースも交換しましす。
折角交換するので変態チックなネタでPTFEのステンメッシュホースにしたいんですが、407用は出てないんですよね。
そんな訳で自作する事にします。
ブレーキホースの自作とか気が狂ってると思う人もいるかもしれませんが、バイクのレストアでは結構メジャーな分類だったりします。
海外サイトで格安の純正交換タイプOEM品を買って採寸とブラケットのドナーにします。
キャリパー側は一般的なストレートバンジョーで、車体側はM10 P1.0の汎用ホースエンド(メス)を使います。
問題はホースと車体側ブラケットを留めてる部分で、純正はスチールパイプをカシメており、それでブラケットのクリップに固定しホースが動かないようにしてるようです。
流石に専用工具は持ってないので、今回はパイプの位置を決めたらその両側をホースクランプをカシメて固定する、という方式を取りました。
パイプ自体はカシメのようにホースと一体化されていない為、経年変化で擦れると危険です。
なので、パイプの内径は若干大きめにし、ホースの該当箇所は熱収縮チューブ3重で太らせてから圧入します。
図を見ると判りやすいかと思います。
金属パイプを2か所留めた後はナックル側ブラケットを固定します。
このブラケットは新品からカシメ部分をサンダーでカットして取り外したもので、金属パイプと同様に固定します。
写真上が車体取り外した純正で、下が今回作ったステンメッシュホース。
こうしてみると何とも特殊な形状をしてますね。
この特殊な形状のせいで社外品が出てない訳です。
純正ゴムホースの外径10.5mmに対してPTFEパイプは7.5mmとスリムなのですっきりしてます。
ブラケット固定部がゴツくなってますが、所詮ブレーキホースなので両端のユニオンがきっちり接続されてて、ホースが所定の位置に固定されていれば問題ありません。
あとは既存のホースと交換し、エア抜きをすれば完了です。
純正から採寸したのですんなり付きました。
キャリパー側のバンジョーは汎用品のため回り止めピンがないので、ボルトを締める際に回らないように注意します。
取付け角度が変わるとパイプ接続部に変な力が掛かって破損の危険性があるので注意。
また、パッド残量センサコードを留めるクリップも純正より流用してますが、ホースが細くなったお陰でスカスカなので、タイラップでクリップを固定します。
最終確認で、ハンドルを左右に末切りして干渉や引っ張り、フルード漏れが無いのを確認します。
という訳でブレーキのO/Hが着々と完了していきます。
ステンメッシュについてはゴムだろうがPTFEだろうが変わらないという意見もあるようですが、個人的にはフィーリング改善はあると思ってます。
純正ゴムホースでブレーキ踏んだ時にブワッてホースが膨らむのを実際に見ちゃうとビビります。
特に407はホースがエラい長いので、交換する価値はあるかと。
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