今回も不人気な407の記事です(自虐)。
ウチの407は3Lモデルなので電子可変ダンパーが装備されています。
“sportsモード”と称してスイッチでダンパーの減衰力をアップさせる機能ですね。
407は家族を運搬する手段として普段の足にしてますが、当初よりカミさんに「フワフワして酔う」と言われてました。
sportsモードをONにするとマシなよう。
まぁカミさんは今までR8、695、レガシィ(プローバ車高調)、MP4-12Cと、スポーツモデルの足ばっかりなので、慣れないのかもしれないですね(というか贅沢!)。
勝手な推測ですが、実はsportsモードが本来の減衰値で乗り心地をよくする為に敢えて落としたのをノーマルとしてるから、バネとのバランスが合ってないんじゃないかと思ってます。
本来なら可変機能を捨ててショックを入れ替えるのが最善なんでしょうが、今回はお手軽にデフォルトでsportsモードONという風に改造しようかと思います。
ダンパー制御ボタンの動作は1ショットでON/OFFになる仕組みなので、アイドリングストップキャンセラーで良く使われる反転スイッチ回路を流用しました。
面倒だから市販品を使おうかと思ったんですが、どれもそこそこ高い+デカいですね。
という事で面実装基盤を作って自作しました。
10円玉と比較すると小さいのが判るかと思います。
タイマーICの555とCR回路でフォトリレーをON/OFFさせるもので、ON時間は4~5秒くらいで設定してます。
他にも転用出来るように400mA耐圧のフォトMOSリレー(両極性対応)を使ってますが、今回は信号をGNDに落すだけのようなのでスイッチ回路の片方はGNDに短絡してます。
これなら配線が3本で済みます。
まるで市販品のようですね。クオリティ上がってきたぞ!カエル工房。
ダンパー制御のボタンはエアコンコントロールパネルにくっついてるのでパネルユニットごと外します。
パネルは1DINオーディオを留めてる金具と上部が共締めになってるのでトルクスを2か所外し、オーディオを少し抜いて金具を浮かせると取り外せます(下部はハマってるだけ)。
コネクタが4か所付いてるのでそれも抜きます。
4個のコネクタのうち、茶色の12Pコネクタにダンパー制御スイッチの配線があります。
ピンアサインが図のとおり。
反転スイッチは再度パネルを外す事考えて配線側に割り込ませます。
配線を束ねてる保護テープを剥がして、該当する線を割り込ませてハンダ付けさせれば完了。
GNDは黄/緑線ですが、その他は全てオレンジなので間違えないように。
ACCは上にあるオーディオから分岐して拝借します。
基盤はブラブラさせるとトラブルの元なので、配線にTESAテープで固定してます。
小型に作ったのでスペースの問題は全くないですね。
そして完成。
と思ったら、ACCを入れるとONになるものの、セルを回すと再度OFFになってしまいました。
考えてみたらセルの時は一旦ACCがカットされるので、もう1回ボタン押すのと同じ動作になってしまいますよね。
そりゃOFFになっちゃう訳です。設計ミスだぞ!カエル工房。
本当はACCではなくL端子に繋げば問題解決ですが、配線図を見てもどれか判りません(というか外車ってL端子見つかりませんよね)。
コラムからIGNを引っ張ってくるのも面倒だし…
そんな訳で気を取り直して遅延OFF回路を作って電源まわりに追加。
ACCをスイッチとした遅延回路でFETから常時12V電源を供給するようにします。
遅延時間は手元にある部品を使ったので5~6秒と長いですが、これならセルを回してても反転スイッチへの電源はカットされず、誤動作も起きなくなるはずです。
写真は基板のカット前ですが、相当小さいのでオーディオの電源コネクタに寄生させます。
これで無事誤動作が無くなりました。
市販品はこの辺の保護回路も入ってるから高いんですね、多分。
エンジンを掛けると、このようにsportsモードが自動でONになります。
始動時にいちいちスイッチを入れる手間が省けて、地味だけど結構便利です。
当然手動でOFFにもなるので後はこれまで通りと変わりません。
という事で、今回は若干トラブルがあったものの、お手軽なDIYでした。
まぁ407のオーナーで弄る人は殆どゼロに近いので参考になりませんが、反転スイッチの応用という事で、アイディアの提供になれば幸いです。
デフォルトでESPを切りたいとか武闘派の方々には使える手かと思います。
先日O/Hしたキャリパー一式と交換します。
パッド残量はまだまだあるので既存品を流用し、フルードもまだ大丈夫なので減った分追加する程度にしました。
ブレーキホース接続部は407の場合なんと銅ワッシャが付いてなくて、接触面が銅製のガスケット一体型でした。まさかホースも分解毎交換!?
再利用が心配なので一応銅ワッシャを入れておきました。
締め付けトルクはスライドボルト29Nm、ホースユニオン40Nmとなっております。
キャリパーベース取付けは115Nmですが、ウマ掛けだと下回りのスペースが少なく長いトルクレンチが使えないので、100Nmまでの短いレンチで締めた後に手で増し締め。
無事完了の図
最初は定番の黄色にしようかと思ったけど、スポーツ車じゃないので黄色より落ち着いて見えていい感じです。
407は年式の割にブレーキディスク径がデカいので(330mm)、何か弄ってる感が出てカッコイイですね(弄ってませんが)。
blogには上げてませんが、モールクローム部とエンブレムのブラックアウト化やバンパー開口部のハニカムグリル化、ドルフィンアンテナ化と相まって大分怪しい仕様になってきました。
リアは全く手付かずなのでこれからです。
こうして見ると407はデビューが17年前という古さを感じない秀逸なデザインですね。
マイチェンでもSWは全く外観が変わってないので、手直しする必要が無かったのかもしれませんね。
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