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並盛りジョニーのブログ一覧

2018年10月06日 イイね!

V35スカイライン

V35スカイライン「あれはカタナかそうじゃないか」論をまとめたところで、21世紀入ってすぐくらいの頃に出た、とある車を思い出した。
V35スカイラインである。
歳いった車好きなら、この車がデビューした頃に、「あれをスカイラインと認めて良いのか」的な論争に加わった人は、かなりいたんじゃないかと思うんですが、そういう自分の場合、あのスカイラインについては、実は肯定派でありまして、登場から20年近くたった今(そんな昔なのかと書きながら実感w)でも、その意見は変わりません。
あそこで直6からV6にエンジンが変わり、そのお陰でプロポーションから車の方向までガラリと変わることで、「直6FRのスポーティサルーン」というこれまでのスカイラインの在り方が変わってしまったのだが、万が一、旧来の方向性のままだったとしたら、スカイラインはとうに名前が消えていたであろうし、V35以降のスカイラインのパッケージの発展型とも言える、R35GT-Rもまた世に出ることは無かったのでは?と思うのです。
未だに「あれはスカイラインじゃない」「本来ローレルで出す奴だろ」等々、今でもあの話題は冷めてない印象ですが、R34スカイラインが位置にいた2000~2500のスポーティーセダンは、なにげに激戦区でして、トヨタであればマークII・チェイサー・クレスタに加えて、アルテッツァまでありましたし、日産内でもローレルや、駆動方式問わなければ、セフィーロ、プリメーラも。
他社に目を向ければ、アコード、レガシィ、インプレッサWRXやランサーエボリューションまで、スカイラインの独壇場だった「ハイパフォーマンスなサルーンカー」という分野に、ライバルがこれでもかと押し寄せてきていたので、そのなかでFR・直6エンジン(と伝統)では太刀打ち出来ない現状が販売台数にも現れていて、日本市場だけでは勝負にならず、かといって海外へも出すにも、旧来の方向性では通用しない…ということで、新世代サルーンカーとしてV35の登場となった、そんな背景だったと記憶しております。

余談ながら、出たばっかりのV35スカイラインを長距離ドライブする機会があったのですが、旧来型の俊敏さこそ衰えながらも、ほぼフル乗車で峠から高速まで、シーンを選ばず快適かつ楽しんで運転できた記憶があります。
そんな話をあるところでしたら
「それじゃ単なる高級GTじゃんか」
「スカイラインはドライバーズカーであるべき」
なんて声もありましたが、その高級GTをガチレース仕様にしたのがスカイラインGT-Rの起こりであることを思えば、高級GTカーであることに、何ら違和感は感じませんね。

話はそれましたが、そんなわけで、スカイラインはインフィニティの国内版となり、販売台数も減りはすれど、現在でも車種としては生き残り、軽自動車やミニバンへ需要が行ってしまったことで、車種がすっかり減った同級他社のライバルの現状を見ると、この路線は間違ってなかった…と言えるのではないかと。

旧来の方向性が正しいか、それとも新しくするべきなのか。
スカイラインとカタナの例は、その辺の難しさを示す意味では、実に対照的で興味深い…と思うのです。
Posted at 2018/10/06 21:43:54 | コメント(1) | トラックバック(0) | 自動車雑談 | 日記
2018年10月04日 イイね!

スズキの新型カタナ

スズキの新型カタナスズキの新型カタナが発表されましたが、個人的に思ったことを。
バイク単体は悪くはないんですが、「カタナ」と名乗ってるバイク…となると、「うーん」と思ったのが本音。
元のGSX1100Sは、その名の通り日本刀をイメージしてデザインされているので、やはりその名を正当に受け継ぐ車種ならば、もっと延び延びと(物理的にもデザイナーの気分的にも)したデザインでいいと思うんですが、昨今のバイク同様にシートカウルが短くなった所が個人的に最も残念なところ。

聞けばこの新カタナ、GSX-S1000という車種がベースになってるようで、フレームの大まかな構造からタイヤサイズまで同一だそうで、ベース車の制約あるなら、そりゃ延び延びとはデザインできんわなあ…と悪い方向で納得。
「伝説の名車」のリバイバルなのですから、既存車種の焼き直しで済ませずに、新規設計の方向で作れなかったのか?
少なくとも「既存車種ベースに作った」時点で、個人的にはこのプロジェクトはないなあ…と。

この新カタナとほぼ同じ感想を抱いた4輪がつい最近いたのを思い出しました。

フェラーリF430ベースにした新ストラトスです。
外見だけ見れば、ストラトスの雰囲気はまとってますし、格好よくも思ったんですが、オリジナルのストラトスは「ラリーで勝つために」作られたのであって、その点で新しいのは、個人的にはズレて見えるんですよね。

ドライバーの視野を確保するための湾曲したフロントガラス。
旋回性能追及のために、極端に短く詰められたホイールベースと、逆に広げられたトレッド。
当然、戦場はラリーであることから、並みの車以上に確保されたサスストロークと強度。
必要なエンジンパワーは確保しつつ、やはり旋回性能のためになるべく小型で重量マスを集中するために選ばれた、フェラーリ・ディーノのV6エンジン。
けど、フェラーリF430がベースの時点で、そういう要素はありませんし、「ラリーウェポンとしてのストラトス」を求めるとなると、これは違う…としか言いようがないのです。
ベースとなるF430がそもそも高額、それを新ストラトスに変える費用が7千万…という話なので、そもそも庶民に縁がある話でもないので、あたし風情がどうこう言おうがどうにもなりませんけどね。

過去の名車のリプレイスが「パイクカー」で終わってしまう背景にあるのは、ゼロから新車を作るには費用が掛かり、その費用を回収できるだけの売り上げも難しい…という事情がありそうに思います。
(数千万の値付けするなら、新車を立ち上げられそうに思いますが)

カタナの場合、同じメーカー内に隼やGSX-Rなど、ほぼ同じ位置に属する車種がいくつか存在するので、その辺りの事情も完全な新車を出すのに及び腰になったのかもしれません。
ともあれ、旧1100や、750(ついでに250や、400)の刀所有してる人が喜んでもう一台追加、またはかつて所有していた人が再びバイクに回帰するにあたって、「これを待っていた!」と買ってくれる車種となりうるのか。
実際に過去に250所有していた自分にすれば、ちょっとこれは…というのが本音。
「刀」と名乗ってなければ、普通の格好いいバイク…で片付いたのですけどね、いやはや。
Posted at 2018/10/04 16:53:22 | コメント(3) | トラックバック(0) | バイク | ニュース

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