まだ佐渡ネタは残っているのですが…飛びます。
2019年11月3日、早朝から青森県十和田市へ向かいました。
これは東北なら、2日間で7,500円、3日間で10,500円で乗り降りし放題になるというものです。
いわき勿来→十和田ICで片道7,000円しますから、超お得です。南東北万歳(笑)
今回は3日間乗り降りし放題のコースを申し込みました。
※画像 ネクスコ東日本様
で!
皆様、自転車専用道路をご存知でしょうか。いわゆるサイクリングロードです。
茨城でいえば、旧筑波鉄道筑波線の跡を整備した「つくばりんりんロード」が著名です。
実はつくばりんりんロードも、本来の名前は茨城県道505号線土浦潮来自転車道線といい、立派な県道なのです。
私も通勤は自転車を使用している自転車乗りの末端。サイクリングロードも気になります。
今回、青森県道256号青森十和田湖自転車道線へ向かいます。
昭和50年(1975年)から着工し、昭和62年(1987年)に開通。未だ全計画の半分程しか開通していない状態です。
青森市と十和田市から着工したものの、20km程の区間は未開通のままとなっています。
それ故、殆ど使われていないサイクリングロードと聞いており、もちろん青い自転車同伴で向かいます!
0時50分に出て、6時半くらいに花輪SAに到着。雨が降っていてゲンナリして仮眠し、7時20分に十和田ICへ。
さすがに結構遠いなぁ。クルーズコントロールが欲しい。
途中、国道102号線の前を走っていた観光バスが速い事速い事…。
60~70キロくらいで雨のワインディングロードを走っていました。ここら辺なんて庭同然なんでしょうけど。
少し道を間違えましたが…
片道500kmで自転車道最寄りの駐車場へ到着です。青森に正式に来るのは初めてです。
幸い、雨は止んできました。
やっと自転車降ろしたと思ったら違う場所だった時の虚しさったらないぜ。
今、赤い〇のところです。
ここから青森県道256号青森十和田湖自転車道線に入ります。
ガソリンスタンドの脇に
(ダッシュマットの色抜けが激しい)
さりげなく、青森県道256号青森十和田湖自転車道線の立派な石工看板が。
地元の方も分からないくらいでは…もったいない。
観光地という感じ。
実際、ここから十和田温泉郷に入ります。
何か発見。
県道青森十和田湖自転車線を示す看板。
全長11.5kmらしい。まぎれもなく青森県公認の自転車専用の県道。
看板の横は広場があり、家族や自転車の仲間と語らう場所として作られたと思いますが、ベンチも東屋も大分苔むしています。
石碑は自転車道についてではなく、詩?が刻まれていたので写真に撮っていません。
よし、自動車・バイクも乗り入れ禁止されている自転車専用道路の正式な登場だ!
と、かなり自転車も入りにくい。
一応、まだ歩行者は良いらしい。
ちなみに、この右側が広い駐車場となっており、86も停めてあります。
今ここ。
ここから北に向かって腸のようにウネウネしている道路が、先ほどの看板に載っていた自転車専用道路です。
今回使用するカメラは、最近購入した中古コンパクトデジタルカメラ、SX720HS(キャノン)です。
一眼だと厳しそうな場所への持ち込みや、光学40倍ズーム目当てで購入しました(なるべく一眼持って行くけど)。
今回は、一眼だと自転車乗るのも降りるのも面倒そうなので。
とうとう歩行者も消え、自転車専用道路である事を示す標識があり、自動車・バイク進入禁止のバリケードが。
しかし…
しかし…
いきなり階段だよ!
まぁ登るけどさ。
歩行者が標識から消えていたんだから、降りて自転車押すのは違反なのか?若干気になる。
そして、このバリケードは自転車に乗ったまま下る事を防ぐためにわざわざ設置しているらしい。
自動車・バイク・自転車もバリケードしている。
緩やかな登坂になっている。
湯気が出ている。
そこには煮詰まった…ではなく、温泉。
上には建屋があり、十和田温泉郷の施設であるようだった。
触るとなるほど、温泉だった。
温泉を後目に、また階段。
ここで、少し道に変化があった。
谷に橋がかかっている。
焼山小渓橋。
昭和62年(1987年)12月竣工。
沢の名前は、九平沢。
橋は、誰も通った跡が無かった。
そして、またすぐ階段。
この階段、実は写真以上に長い。
登ると、初めてセンターラインが引かれているのが見えた。
相当の通行量を見込んでいたと思うけど…。
まぁ、もう階段なんだけど(笑)
とにかく設置されまくっている階段は、踊り場を設けて相当な勾配で登っていく。
直線だけ申し訳程度に設けられ、カーブは全て階段である。
分かったよ!
階段を上がったら、また目の前に階段が見えるサイクリングロード。
ここまで、殆ど押して歩いています。
お、久々に変化が。
最初に見かけた自転車専用道路の案内看板です。
1.3km進んできたようだ。
このうち、自転車に乗れたのは0.6mくらいかな。
もう階段も見飽きたと思うけど、通った本人の苦労もあるからもう少し。
これでも省略してるんだから!
人の通った気配がない。
突如、車道とぶつかりました。
自転車専用道路が道を譲る形になっています。
今、ここですね。南のうねうね道から来ました。
車道の方が快適そう。
執拗な階段攻撃。
何故、こんなに階段が多いのか?
それはここが山だから(笑)
冒頭のつくばりんりんロードは、茨城県らしい(というか廃線跡らしい)平坦な道が延々と続くものであるそうだ。
この自転車専用道路を考えた方も、坂道は自転車が通るものではなく、なるべく平坦なところを走らせるのだと考えているように思う。
それを山に作るのはどうなのか。
階段を登りきると、謎の植え込み。
周りの山と大差ない景色になっているが…。
珍しく階段じゃないカーブを曲がったら、こんな看板が!?
さっきの植え込みは、自転車のブレーキが効かなくなったら突っ込んで止まる為の砂(緊急退避所)だったのである。
ここはほぼ平坦なので、普通に走る分にはブレーキが効かなくなっても止まれるし、上の写真の通りキツいコーナーの先に砂があるので、砂に突っ込む前に曲がれずにガードパイプか山に突っ込む😓
しかし、ここから少し勾配が解消されたようで、カーブがあっても階段を使う事がなくなった。
やっと自転車に乗れるぜ。
?!
私の行くような道路に出現する「退避所有り」の標識。
普段はこれを意識しながら走行するが、自転車専用道路で退避所って…。どんだけ狭くする気だよ。
しかし、その正体は自転車専用道路のパーキングエリア?とでもいうべき休憩所。
ここまでの健康的なウォーキングサイクリングロードは2.5km進んだらしい。
何故か南北を逆にして地図が描かれており、なんだか慣れない。
というか、これだとすごい快適な1本道のように書いてあるが…。
果たしてここは使われた事があるのか?
ここに家族が来て、お母ちゃんの作ってくれた手作りのサンドイッチなんかが出た事があるのだろうか。
いや、無い。なんか前に身を乗り出さないとテーブル使えなそうだし…。
物凄い九十九折で登っていくのが見える…。
打って変わって平坦な道路に変わった。ただ、ロードバイクはパンクするんじゃないか?というくらいの枝で敷き詰められている。
わざわざご丁寧にカーブの標識まで(カーブミラーもあるよ)。
さすが青森県道。
一応、紅葉。
また階段が襲ってきた。鬼のような九十九折は、階段によって解決されるのか…。
登ると、またどこかでみた植え込み…。
矢印のところに緊急停止施設がある訳だけどさ。
絶対こんなところでお世話になる事ないよね。こんな平坦な場所で突然ブレーキがイカれてこんな砂にお世話になるようじゃ、どのくらいの速度で走ればいいのか。
そもそも自転車ってそんなにブレーキ壊れるの?熱もって効かなくなるの?
また待避所…。
という事は
また出た、せつないパーキングエリア。
やっと4km。ちなみに最後はこの道を戻ってくる事が決まっています。
また出た、緊急退避所の看板。
昭和末期の自転車のブレーキ性能事情は知らないけど、こんなに勾配の無い所に連発するほどなのかよ。
うねうね標識と同時に…
何の告知もなく、突然サイクリングロードが倒木で封鎖された。
現役の県道なのに、これはいいのか。
幸い、自転車で乗り越えられる程度だった。
本来は、県道が倒木で封鎖されている事実を十和田市(あるいは県庁)に連絡するべきなんだろうけど、今日は旗日だし、誰の支障にもなっていないし、まぁいいか。
文字数制限に引っかかりそうなので、一旦前編という事で<(_ _)>