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シシィのブログ一覧

2020年09月23日 イイね!

新潟県の廃スポット短編集(赤谷の駅、角神隧道、旧国道49号線区間、柴崎橋)

新潟県の廃スポット短編集(赤谷の駅、角神隧道、旧国道49号線区間、柴崎橋)
前回、持倉鉱山跡を見に行きました。

今回、ブログにするには短い新潟県の廃スポットを載せていきます。
以前はフォトギャラリーに上げていたのですが、86に紐づいてしまうので、ブログとして記載します。

内の倉ダムの近く、新潟県道14号線は旧赤谷(あかたに)線を辿っており、付近は旧線の遺物がぼちぼち残っています。
ふと、謎の施設があり、86を停めてみました。
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スポット①赤谷の駅
とはいっても、本物の赤谷駅跡はもっと先にあります(そして痕跡は殆ど無い)。
赤谷駅と隣接していたのは、新山内駅と東赤谷駅ですので、観光的な気分を演出する為の私設看板ですね。
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大抵、どこどこの払い下げ車両だとかの特定がありますが、ここはあまり触れている方がおらず、不明です。
赤谷線の車両…というケースは無いような気がしますが…。
元々は赤谷山荘という宿泊施設の一部なのだと思います。
塗装された動物は、左から鳥2羽、猫、犬、犬、犬、猿、キジ。最後は桃太郎を意識しているチョイスですね。
ファミリーで楽しむための施設だったのでしょう。
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過去にあったパターンでは、福島県のとさくだえき長野県のとんねるの里が廃車両を飲食店として利用するというものがありました。この車両の中で調理が出来たわけではないでしょうが、中に入られるようにはなっていたのでしょう。
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震災前からこのような状態だったようです。
県道沿いで目立つので、国道6号線沿いに放置されているSLくらい気の毒です。
「静態保存」って、かつて17年間模型として飾られていたNSXのような感じで、動かさないで放置しているだけですしね…。
屋外にあれば、なおさらです。
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スポット②角神隧道
阿賀町内を走る国道459号線沿いにある隧道です。
入ってみたかったのですが、角度と轍がちょっと…。
バックで入れば行けたかもしれません(笑)
※2018年8月撮影
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グランド入口らしいが、この周辺にグランド(グラウンド)と呼べるような施設は無い。
近くに在るのは、新潟昭和株式会社の広大な敷地と鹿瀬ダムくらい。
角神旅行村というのは、角神湖畔青少年旅行村を指していると思う。
ここはテントサイトもあるし、コテージもある。昨今のアウトドアブームにはぴったし。
青少年とあるが、年齢制限はない。
※2018年8月撮影
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スコップが欲しい。
(当時は用意していなかった)
※2018年8月撮影
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※2018年8月撮影
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狭い。
※2018年8月撮影
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正面から。
上に標識が付いています。
※2018年8月撮影
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左から、高さ1.8m制限、時速10km制限、一時停止。
幅は2mくらい。竣工年は分かりませんが、抜けた先の鹿瀬ダムが1928年(昭和3年)なので、それに近いと思います。
10km/hって…。
※2018年8月撮影
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350mくらいあるようだ。
いつでも入られるし、今日はいっかー。
と、スルーして2年後に来たら封鎖されていました。
なんかキレイになってます、轍が。
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この時、国道459号線は半年に渡る文月トンネル拡張工事で通行止めとなっていたので、バスの時刻表が取り外されています。
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なぜ、今更封鎖してしまったんでしょう。
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中はひたすら直線で、抜けると角神雪椿園の近くに出ますが、そこにいたるまでの橋が通行止めとなっており、基本的に角神隧道を通る意味はありません。
もう封鎖されてしまったので、通れません。
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スポット③国道49号線 楊川改良区間
画像右上の辺り、阿賀町津川付近~楊川ダム付近を通る国道49号線は、2013年に廃道となりました。
49号線上にある本尊岩トンネル付近の落盤の恐れ、阿賀野川の氾濫の影響を強く受ける懸念などから、楊川バイパス計画が持ち上がり、35年の歳月をかけて黒岩トンネル、赤岩トンネル等を整備しました。
今は直線的な線形となり、快適で安全に通行出来ます。
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棄てられた区間は、丈夫なフェンスが張ってあり、ガードレール外にまで伸ばして強い意志を感じます。
といっても、JR磐越西線は、今も旧国道49号線沿いを走っていますので、電車に乗ると大部分を車内から見る事が出来ます。
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国道沿いに住んでいた住民は、西に向かうには一旦東に戻ってから南下して、西に向かう事になります。
騒がしかった国道は行き止まりとなり、誰も来ない場所となっています。
といいつつ、行き止まり直前で片側交通で誘導員が配置され、男女1組もここに来ていた。
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ここからは、昭和橋の主塔が見えます。
1929年(昭和4年)~1960年(昭和35年)、昭和電工鹿瀬工場の採掘に伴う従業員用の橋だったそうです。
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こちら側には、主塔は残っていません。
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よく見ると、主塔の残骸が沈んでいるように見えます。
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対岸は道が整備されているように見えるので、立入禁止でなければ近づく事が出来そうです。
(どこから行けるんだろう)
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在りし日の昭和橋。
※国土地理院地図 昭和51年9月17日撮影 
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電池が無いので、ここらへんで…。
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出来れば本尊岩トンネルくらいまで歩いてみたいですが、フェンスも意思を感じて手ごわいし、時間的な都合もあって次回に。
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 スポット④旧柴崎橋
既に17時過ぎ。
上野尻ダムが見えるが、もうダムカードはもらえない時間帯。
現在、福島県道338号線はダムの天端を通って阿賀川(新潟の阿賀野川が、福島に入ると呼称が変化)を跨いでいますが、かつての交通を支えた橋が残っています。
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見えた。
既に、かなり暗い。
あいつはLEDがピカピカしてハデだが、ここまで来たからには仕方ない。
電池も無いが、行くとするか。
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旧柴崎橋。
1938年(昭和11年)竣工、1959年(昭和34年)ダム完成に伴い供用廃止。
ダムが完成した際に廃止されましたが、撤去費用を捻出出来ずに渡れない措置をとり、50年以上このままとなっています。
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ほぼ陽が落ちていた事や、操作位置の関係で、現地では橋のカタチが殆ど分かりませんでした。
持ち帰ってみると、キレイだなぁ。
下路式プラットトラス橋。
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松の木が生えている。
小さいのしか渡りたくない。見るだけで良いです。
ほぼ真っ暗だったが、なんとかセーフ。ISO400 F2.8 SS1/15の撮って出しでもキレイ。
長かった新潟編も終わりです。
最後は福島県西会津ですが…。
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Posted at 2021/04/09 21:39:42 | コメント(2) | トラックバック(0) | 景勝地 | 趣味
2020年09月23日 イイね!

新潟県東蒲原郡阿賀町にある持倉鉱山の跡地

新潟県東蒲原郡阿賀町にある持倉鉱山の跡地前回、大正浦隧道を見に行ってきました。

新発田市にあるルートインから、阿賀町を目指します。
半額キャンペーンをやっていて格安で泊まりました。
朝、朝食の時間に窓を眺めると青いMR2が停まっていました。パープリッシュブルーマイカメタリックという色のようです。
リトラクタブルヘッドライトはカッコいいですね。
いつかはリトラの青い車に乗ってみたいです。
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新潟県道14号の途中に、内の倉ダムがありますので寄ってみましょう。
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内の倉ダムは、1974年竣工。日本で最後に作られた中空重力式コンクリートダムです。
コンクリートが高価だった時代、工費を浮かすために複雑な枠を組み、中を中空としていました。
やがてコンクリートが安価になると中空にする意味合いが無くなりました。
中空であるため、内の倉ダムの内部には500人を収容できる空間があり、その音響効果を利用したコンサートが毎年10月に開かれているそうです。
北陸地方では唯一の中空重力式コンクリートダムであり、貴重な経験が出来そうです。
内の倉ダムのすぐ近くには、加治川治水ダムがあります。共に治水を主として作られました。
貴重なトンネルのあるダムであり、全く飽きさせません。一応、治水加治川ダムにも行きましたけどね。
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ダムカードは、コロナ禍の為、配布していませんでした。
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南下し、本筋の持倉鉱山跡を目指します。
ここを右に曲がったところが入り口で、車で行けるそうですが…
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通行止めとなっています。
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分かりやすい。
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反対側も、当然ですが。
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86は橋の手前で捨て、歩きましょう。
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正面。
山菜取り禁止。
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横の、この道が正解です。
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ビミョーに「持倉方面」と読める。
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先駆者のブログを見ると、この先まで車で入ってる方が多いのですが、とてもそんな気が起きません。
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五十母川(いそぼがわ)が林の中に入ってきています。
元々は川ではないのでしょう。車道部分に近く、川が溢れて濡れてきています。
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じめじめしています。
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ここも車で行ける、らしい。
行けるだろうけどさぁ。
草で見えませんが、右側は斜面ですので注意が必要です。
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転回出来る終点の直前で路肩が大きく崩れています。
転回スペースもないので、フツーの車は、ここからバックで戻るしかありません。
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熊出没注意。
確かに、昨日いた。2匹、86の前を通って行った。
持倉鉱山は、看板標識の通りらしい。
持倉鉱山の保存に努める方々の手によって、刈払いや案内が取り付けられている。
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看板の先は、こんな感じ。
道があるのか?前が見えない。
9月という時期がかなり悪い。刈払いをしても、2~3週間もあれば元に戻ってしまうような季節。
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わずかな踏み跡を見て、藪の中を歩きます。
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わずかな隙間に舗装を発見し、安堵。
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ちょっと一休み。
5秒ほど休憩して、進みます。
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路肩の狭い道では、注意喚起の為のロープが張っており、それなりに手を入れている事が分かります。
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前が見えないのは変わらない。
サムネイルの写真はどれも緑ばかりで、どの写真か区別が付かない。
藪だらけを主張したい為に撮った写真がまだまだあるが、見ても面白くないので泣く泣く割愛。
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ロープがあると、一本道とはいえ正解が分かって助かる。
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治山ダム(谷止工)が見えてきた。
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傾いて見える看板。
そんなに古いものでは無さそうだ。
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後半は少しアスレチックになります。
ここからは一眼をやめてコンデジにチェンジです。
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やはり藪。
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2つ目の治山ダム。
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アスレチックも
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終わりが近づいています。
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河原に降ろされて…
この左の道は
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何か見える!
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持倉鉱山、事務所跡。
だが、遠い…。
藪が…。
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ちょっとうんざりです。
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やっとですねー。
ここは事務所だったらしい。
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現役時代の写真を載せているブログがあります。細かい歴史の記載もあり、すごい。

中央の、やや広いアーチ及び上部の開口か現役時代の写真と一致しますね。
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美しい。
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内部から。
レンガの上に、吸い殻を多数見つけた。
何故そういう事が出来るのか、理解に苦しむ。
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こんなに美しい空間なのに。
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上空から見ると、こんな形をしています。
奥の2か所は藪がひどく、立入は困難でした。
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対岸には精錬所跡があり、こちらも巨大な建造物として残されています。
事務所側から渡河すれば訪問可能です。
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ただ、事務所側以上に藪がひどく、近づく気を失います。
本来、もっと近づいて観察できる様子が各ブログで散見されます。
春先か、雪の降る手前辺りが一番ベストでしょうか。
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この穴が、炉らしい。
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上部まであるレンガの組み上げがすごい。
煙突になっています。
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左が事務所、右が精錬所。
ホント、緑しか見えません。
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ここから上流に2km程行くと、住居区や坑口がある…
という記事をたまに見かけるのですが、実際にたどり着いて写真をアップロードしている方は、ほんの一部です。
踏み跡に乏しそうな2kmの道のりは、相当の時間がかかります。
遡行スキルも要かと思います。
大通洞坑という坑口が、今も中を見られるようです。
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では、帰ります。
手にくっついたこれが取れない。
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また、緑の中をもぞもぞして
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入り口付近の藪まで戻ってきました。
戻ってくるのは早かったです。
86に乗る時に靴を脱ぐと…
やられました、ヤマビル2匹が血吸っていました。
靴下が赤くなってしまいました。軽傷なので、そのままにします。
次、行きましょう。
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Posted at 2021/04/06 18:59:02 | コメント(1) | トラックバック(0) | 廃道 | 趣味
2020年09月22日 イイね!

新潟県村上市の大正浦隧道は善意で作られた江戸時代のトンネル

新潟県村上市の大正浦隧道は善意で作られた江戸時代のトンネル
廃遊歩道から北へ100km、村上市馬下(まおろし)にやってきました。
ここには旧国道345号線で使われていた大正浦隧道という隧道があるという事で前々から来たかったのですが、他の行きたい場所と離れている事が多く、新潟に来たのだからとやや強引な距離ですがやってきました。
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地図南部、目的地の近くに、おあつらえ向きの駐車場があるので、ここに停めます。
奥には、アズライトブルーの後期型86が居ました。
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駐車場向かいの歩道を歩きます。
車が2台駐車している場所が旧道の入り口です。
ここは橋から釣りが出来る事で有名なようで、多くの釣り人がいます。
この、切り立った山のふもとに
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大正浦隧道があります。
草木がすごすぎて見えないが、この旧道は隧道前で一旦車線を絞っており、速度を出していると痛い目に合いそうな線形をしている。
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ロックシェッドの、この迫力。
通行可能期間1966年(昭和41年)~1989年(平成元年)。
延長34m、高さ4m、幅4.7m。
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中は、かつて中を封鎖していたと思われる材木バリケードの果てで溢れています。
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このバリケード、かなり手が込んでいます。
わざわざ大正浦隧道を塞ぐ為だけに丸太と材木を組んで作られたものです。
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旧国道という事もあり、幅4.7mと内部は広い。
素掘りをコンクリートで吹き固めている。
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閉鎖されていないので吹き抜けが良く隧道内は乾いており、バリケードの残骸が少し気持ち悪いが、基本的に快適な空間だった。
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ロックシェッドの柱は、既にボロボロ。
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ところどころ、コンクリートが剥がれてきている。
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さすがにまだ潰れないだろうが、33年使われて廃止から30年。
もう30年経ったら分からない。
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トンネル部分に埋め込む感じで、ロックシェッドが接続されている。
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一度、入った場所から抜け出ます。
カッコいい…。
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圧倒されて全景を撮り忘れたので、Googleストリートビューから…。
恐ろしい場所を通ったもんだ。
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バイパスを使って反対側まで行ってみます。
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緑の多さが嫌な感じ。
9月という時期が悪いが、冬は近寄れない。
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前が見えない。
短い距離でも、こういうマント群落の場所を通るのは思った以上に苦労する。
結局、道路と海を仕切る駒留の上を歩きます。
落ちたら大変だ。
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時間でいえば5分だけど、到着。
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こちらにもフェンスがあります。
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こちらのロックシェッドの方が劣化が少ないよう。
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帰りましょうか……。
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左側にある施設は、現役の鉄道、JR羽越本線です。
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86を停めた場所まで戻ります。
ここには何故か階段があります。
登りましょう。
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ゲームの裏ステージのような場所を通ります。
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使う人がいるのか分からないベンチ。
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看板があります。
書き写してみましょう。

義経も馬を降りた大難所 新潟県村上市 馬下
この広場は、日本海に沈む夕日を眺めたり、水平線上に浮かぶ粟島を望める広場として整備しました。
この地域は、瀬波笹川流れ粟島県立自然公園の中にあり、葡萄山塊が海ぎわまでせり出し、切り立った絶壁は優れた景観を呈しています。
昔、広場の北側(大正浦隧道のさらに北辺り)にそびえる鳥越山は浜通り最大の難所といわれ、崖の至る所にはしごが架けられ、鎖が下げられていました。
旅人はそれにつかまり上り下りするのですが、一歩足を踏み外せば死の淵が待っていました。
馬下には、源義経が奥州へ落ち延びようとするとき、あまりにも険しい道のため、ここでやむなく馬をおりたという伝説が残っています。
また、この馬は粟島まで泳ぎ着き、鞍は馬下集落の鎮守八幡神社に奉納されたと言われています。
昔のロマンを感じながら、ドライブの疲れを癒すのはいかがでしょうか。
新潟県 村上地域振興局

とあり、大変通行が難儀な場所であったことが記されています。
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今回取り上げた大正浦隧道、冒頭の紹介では1966年(昭和41年)~1989年(平成元年)としましたが、これは改修後のもので、隧道自体の起源は古く、1858年(安政5年)まで遡るとされています。
1850年(嘉永3年)、馬下村と隣村の早川村の和尚2名が旅人の通行便宜を図る為にタガネで掘り進め、それを見た村人たちの支援を受けながら7年の歳月をかけて掘り抜いたものとされています。
著名な大分の青の洞門も、和尚が30年かけて掘り抜いた洞門であるとされており、非常に似た話となっています。
この話の真偽はともかく、江戸時代に作られた記録がある事に間違いありません。
※国土地理院地図 大正二年測量 昭和九年修正版を加工
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佐渡に居た時もそうでしたが、新潟県の道は楽しい。
特に日本海沿いの道が美しい。
太平洋沿いは毎日通っていますが、震災以来、堤防が築かれて、直接海を見られる道は少なくなってきています(車の背が低いせいかもしれない)。
この日は新発田市のルートインが半額だったので一泊し、翌日は前々から行きたかった場所に向かいます。
まだ新潟は続きます。
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Posted at 2021/03/24 20:47:47 | コメント(0) | トラックバック(0) | 廃道 | 日記
2020年09月21日 イイね!

新潟県新潟市西蒲区七浦にある廃遊歩道

新潟県新潟市西蒲区七浦にある廃遊歩道

ほんの少し場所を移します。
昭和11年に開通し、今は使用されていないという廃遊歩道を見に行きます。
2019年に佐渡島に行った際、帰り際に寄ったのですが、不完全だったので間が空いてしまいました。

灯台が見えます。
角田岬灯台です。
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駐車場は無料です。
手前の広場は、地元の車好きには有名な場所のようです。
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とりあえず階段を登ります。
はぁ、急な角度で疲れます。
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さすが、見晴らし良いですね。
86は画面中央、駐車場ではないような微妙な所にいます。
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角田岬灯台。
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解説が書いてあります。
海水浴で著名なようです。
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灯台を越えると、このような景色が広がっています。
明らかに普通ではない。
観光客の姿が多く見えます。
階段がかなり狭いです。ここでは追い抜きとかそういうのはナシなんだよ。
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この先に行ってみたい!
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階段から降りてきました。
道が二手に分かれていましたが、まずは前述の画像の先を目指します。
この階段も、途中から違う山道へ分岐していたと思う。
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釣り人がたくさんいます。
ここは廃遊歩道ではないのか?
何も看板は無い。
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安全に配慮しているようには見えないが、通行出来るようにした努力が随所に見える。
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気持ちの良い片洞門が続く。
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なんで濡れているんだろう。
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波が
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来ると
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大変な事になる場所が複数あります。
写真には撮れませんでしたが、洞門の天井まで届くくらいの波しぶきもありました。
何の心構えもせずに歩くと、不意を突かれてバランスを崩す恐れがあります。
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こうした部分を越えてくる方は少ないようです。
美しい歩道が続きます。
こんなところに歩道を作るなんて…。
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おあつらえ向きに階段まで…。
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恐ろしいくらいの片洞門が続きます。
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謎の帽子。
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突然、道が見えなくなりました。
よろしくない予感です。
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ここから遊歩道は完全に崩壊しています。
さて、以前に反対側からアクセスしているので、次の写真から時間を巻き戻します。
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時間が巻き戻りました。
巻き戻すって死語でしょうか。もうカセットテープなんてNSXの純正デッキでしか使えません。
2019年9月14日、佐渡からの帰りに寄りました。
もう陽が落ちます。
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階段を下ります。
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この階段でどこへ行こうと言うのだね。
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左にある大きな穴は
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紅の豚にでも出てきそうな秘密の入江に通じています。
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奥には隧道もありますが、深追いすると廃遊歩道を終えなくなるのでこの辺で。
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階段を降りて右。
遊歩道の跡があります。
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短い隧道があります。
写真にも写っていますが、看板左横に、一羽の鳩がいました。
近づいて見ると大変なケガをしており、頭の肉が削げ落ちて頭骨丸出しになっていました。
痛々しいので写真は掲載しませんが、顔を覗くと何でもなさそうな感じでクルッポーと生きていました。
いや、本当に生きていたんだろうか。
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鳩の事は忘れて、隧道を抜けます。
この先が、タイムスリップする前にいた現在地となります。
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この擁壁部分は、2020年では崩壊していました。
かつてはこの上を安全に歩いて、先ほどの隧道に繋がっていたのでしょうか。
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裏はこんなになっていたから、仕方ないね。
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2020年に私がいる場所も、半分はこんなスカスカの擁壁でした。
スカスカな部分は既に崩壊しています。
こうしたケースは廃道によくあるので、注意が必要です。
2019年の時は、ここから上に登れなかったので探索断念となってしまいました。
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2020年に戻ってきました。
画面中央の穴が鳩がいたトンネル、やや奥が現在地となります。
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ここまで通行止めとか、そういうモノはなかったな。
2019年では登れなかった場所にいるので、これで繋がったな。
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2つ併せて200円の昼飯にします。
こうしている間にも2名の方がここまで来られました。
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ついでに飛ばしてみます。
今、画面中央の擁壁の辺りに居ます。
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よくこんなところに道を作ったな…と改めて感じます。
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冒頭の角田岬灯台が画面中央奥に見えます。
なんつー場所だ。
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さて、戻りましょう。
次の場所が待っています。
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そういえば、灯台からの階段横にある通路は何だったのでしょう。
行ってみます。
通路横に大きな洞穴があります。
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たまに波かぶるようです。
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隧道があり、抜けられます。
結構人が通ります。
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先ほどの洞穴は、遡る事830年前、源義経が兄の頼朝から逃れる際に舟を隠して追っ手をやり過ごした場所とされているようです。
今回の遊歩道の名前や歴史は分かりません。
今回歩いた場所以外にも歩道が繋がっているようですが、どこが正確なスタートでゴールなのか、よく分かりません。
とりあえず2019年に途中だったものを完結したかったというのが、今回の趣旨でした。
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Posted at 2021/02/20 03:19:26 | コメント(0) | トラックバック(0) | 廃道 | 趣味
2020年09月21日 イイね!

新潟県新潟市西蒲区の角海浜は希少な現象の起きる土地

新潟県新潟市西蒲区の角海浜は希少な現象の起きる土地
さて、二ツ岩神社を訪問後、もう一度佐渡金山付近に行き、佐渡空港のCPをとってから佐渡を離れます。
昼過ぎ、カーフェリー発着場にて待機します。
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初めてのカーフェリーによる離島巡りでしたが、佐渡は離島感全くありませんでした(笑)
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行きと同じ、おけさ丸で帰りました。
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2時間半の旅が終わり、本土に帰ってきました。
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本土に戻ると、茨城に戻る前に、すぐさま次の目的地に向かいます。
新潟県西蒲区の角海浜です。
ここにある角海浜隧道と、その風景を収めるのが今回の目的です。
すぐ近くに、日本海間瀬サーキットがあります。
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謎の4車線。
左から1,2番目は右左折用、3,4番目は国道402号線側からこちらに入ってくる為の車線ですが、進入禁止等の標識が何もない初見殺しとなっています。
これは、1974年(昭和49年)~1990年(平成2年)の間、国道402号線の一部が越後七浦シーサイドラインとして有料道路だったので、その名残ではないかと思います。
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ここから角海浜に向かいます。
ゲートがありますが…脇に道が出来ており、越えられます。
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コンクリートのボックスがあります。
上を国道460号線が走っています。
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そうは見えないけど…。
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と、ここで…右側に警備小屋があり…
警備員の方がいらっしゃいました。
後述しますが、ここから先の一部は東北電力の土地となっている為、管理の為に警備の方が詰めているようです。(道路は市道)
各所のブログでは、特に咎められる事は無く、二三のやり取りで素通り出来るとの事でしたが……、今日は働き者が詰めていたのか、道路崩落の危険を理由に進ませてもらえませんでした💦
2019年9月14日の時は、これで終わってしまいました。
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時は経ち、2020年9月22日。
リベンジを果たすべく、再び角海浜近くまでやってきました。
これが、新潟編を進められなかった理由でもあるんですねー(^-^;
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今回は、少し離れた場所から浜辺を歩き、裏手から入る作戦です(緑のライン)。
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では、行ってみましょうか。
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しかし、この浜辺。
お世辞にもキレイではない。
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漢字やハングルなどで書かれたアジア系のゴミが多く流れ着いているのは、太平洋では見かけない光景。
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䀋典ってあれでしょ、ポカリっぽいって事でしょ。なんとなくわかるよ。
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ちょくちょく見えるのが、こういった地形を大きく変えたであろう浜の斜面。
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まっすぐ進むと、堤防があります。
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上には、
ガードレールが崩落しているのが見えます。
この上が舗装道路となっている為です。警備詰所の先ですね。
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堤防の上から振り返って。
日本海の荒々しい海が迫力あります。
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堤防の上では、釣りをされている方が何人もいらっしゃいました。
堤防の先には、足跡はあるものの1人も居ません。
奥をよーーーーく見ると、トンネルが見えます。
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ここも大きく崩落しています。
土質を見ると、素人目に見ても絶対道路に向いてなさそうな砂です。
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昨年たどり着く事が出来なかった、角海浜隧道です。
ここ角海浜の砂は、かつては鳴き砂として風が吹いただけで音が聞こえる程の純度があったようです。
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上がってみました。
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隧道と反対側。ご丁寧に片側1車線で、センターラインがあります。
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角海浜(かくみはま)隧道。扁額がかつてあったようです。
一応、車2台行けるでしょうが、すれ違うのに気を使う程度の広さです。
長さは、凡そ50m。高さは6~7m程。
この先は行き止まりとなっているのですが、やたら高規格な道路と隧道です。
これは後述しましょう。
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封鎖されたゲートには、カギがいくつも付けられている。
よく見るとゲート破り対策に、後付けで2倍ほどの高さにかさ上げされている。
これらの縄梯子を使う主は、探検家というよりは釣り師でしょう。
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中は素掘りで、コンクリート吹き付け。
ここを乗り越えると、3つの水路隧道(樋曽山隧道、新樋曽山隧道、新々樋曽山隧道)があるようですが、チキンなのでここだけでいいです。
また来る事があれば見てみましょう。
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ここ角海浜は、かつて村がありました。
江戸時代には既に集落が形成されていましたが、この地特有の「マクリダシ」と言われる、海岸の土砂ごと波に持って行かれる現象が、数十年に一度のペースで起こります。
海底の地形の関係で起こる、かなり局地的で稀な現象のようです。
この為、たびたび家屋や土地が失われ、1600年代と比べると600m以上も土地が削られているそうです。
徐々に住民が減り、一桁代まで落ち込んだ1971年に、東北電力による巻原子力発電所建設計画が持ち上がります。
1974年に最後の住民が立ち退きましたが、地元の原発反対派の力が推進派を上回り、2003年に巻原子力発電所建設を断念しています。
ここ一帯が東北電力の土地であるのは、こうした経緯がある為です。
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1962年 角海浜集落 現在地は、一番南の道路の辺り。
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1975年 角海浜集落 廃村直後
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2010年代 角海浜集落跡
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この角海浜隧道は、原発建設以前からありました。
資料がありませんが、この先にある樋曽山隧道が1933年(昭和8年)に着手されており、歴史は長そうです。3本の隧道を作る途中で拡張されているかも知れません。
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角海浜隧道の反対側は、こんな感じです。
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末端には、新々樋曽山隧道の排水施設があります。
よくよく護岸の先を見ると、2名の釣り人が見えます。
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画面中央の白い施設が、東北電力角海浜連絡所です。巻原子力発電所計画自体が消滅した今も残っています。
マクリダシとはどんなものなのか、浜の異様な削れ方を見ると推測がつきます。
角海浜は、かつて毒消し(食中毒、便秘、下痢に効能)の販売で有名でした。
マクリダシによって土地や耕作地を失った家庭は、女性を中心に毒消しを日本各地の都市部へ行商していた方も多かったようです。
1928年をピークに、終戦後の1948年に薬事法が施行されて取引に制限がかかり、新薬開発等で毒消し売りは衰退してしまいます。
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あまり調子こんで働き者の警備員が来ても困りますので、そろそろやめておきましょう。
少し隧道から離れてみます。
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市道が崩落しています。通行禁止!
という標識?があり、前を見ると「なるほど」と思いますが、よく見ると違う場所の崩落を警告しています。
この標識自体が道のド真ん中に埋め込まれており、車を二度と通す気が無さそうです。
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途中で舗装路が山側へ分岐しています。
ここは七浦シーサイドラインを建設する際に作られた作業道路?
少なくとも角海浜集落が現役の時代にあったものではありません。
ここを登ると、山間部に唯一ある駐車場にアクセス出来ます。
(私が行った時は、カーオーディオコンテストに出ていそうな車両がオーディオ調整していた)
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ふと見ると、藪の中に手すりが見えた。
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階段になっていて、降りる事が出来た(見えない)。
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藪の中を探ると、かつて通行塞いでいたものがありました。
もはや設置した管理者にも、どこにいったか分かるまい。
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階段は、行きのアクセスで使った堤防に繋がっていました。
このまま帰るとしましょう。
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9月の新潟の海。お世辞にも暖かいとは言えないが、水着で海岸に寝転んで読書を楽しむ姿もあった。
倫理的に、遠めの撮影です(^-^;
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戻ってきました。
リップが剥がれかけていますが、よくある事なので気にしないようにしましょう。
今ではちょっと懐かしい、後期純正ホイール。
では、次の目的地へ行きましょう。

◆参考にさせて頂いたサイト◆
Wikipedia 様
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◆関連記事◆

Posted at 2021/01/11 09:36:03 | コメント(0) | トラックバック(0) | 廃道 | 趣味

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