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2020年06月20日 イイね!

福島県福島市の栗子隧道を一度は見ておきたい

福島県福島市の栗子隧道を一度は見ておきたい外出自粛が終わって直ぐ、福島県福島市から山形県米沢市を結ぶ萬世大路を訪ねました。
本格的な夏になる前に行きたいと思っていたので、3年ぶりに往訪しました。
現在地は右下、赤い国道です。
目的地は左上、栗子隧道福島側です。
…結構書いた後、諸事情でかなり前の下書きに戻ってしまい、大分書くのが遅くなりました。

※国土地理院地図より引用
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萬世大路(ばんせいたいろ)とは、旧国道13号を指します。
明治天皇が実際に通行し、「万世の永きに渡り愛されるように」と街道名を命名した事で知られています。
萬世大路は過去にも尋ねた事がありますが、途中で引き返した為に、栗子隧道までは行った事がありません。由来等については、リンク先をご参照頂ければ幸いです。
今回はたどり着いてみましょう。
9時頃。
萬世大路が目的かは分かりませんが…既に何台かの車が停まっています。
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以前は案内図がありましたが、脚が変わり、完全に片付けられています。
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※2017年5月時
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では、スタートです。
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元スキー場整備道を登ってショートカットするのは変わりません。
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元スキー場整備道は終始こんな感じです。
86ではきついです。
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正規の道に出ました。
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万世大路を守る会様
いつもありがとうございます。
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少し驚く事が。
二ツ小屋隧道手前まで来ると、人気ミニバンが2台。
ていうか青いエルグランドって珍しくない?BPROで見た事あるけど…。
よくこんなところまで来るなぁ…。
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3年前に往訪した二ツ小屋隧道とご対面です。
涼しい風が抜けていきます。
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と、その前に前回見逃した場所のチェックです。
横の階段を登ります。
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この石碑。
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鳳駕駐蹕之蹟。ほうがちゅうひつのせき。
明治14年の東北御巡幸時に建てられたもので、明治天皇が籠を休めた場所に建てているものです。
他に大滝宿などに存在します。
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明治十四年と彫られた跡も見える。
なお、昭和8年(1933年)頃に従来の道を自動車用に拡張している為、設置位置は当時と異なります。
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一緒に山の神が祀ってあります。
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このまま登られるので、二ツ小屋隧道の上まで出られます。
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キレイな銘板。
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では、中に入るとするかぁ。
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理解しやすい廃道。
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昭和の道路拡張時に、大きく広げられている事が分かります。
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土木学会推奨土木遺産として認定されています。
他には、群馬県の丸沼ダムや、長野県の姫川橋等が選ばれているようです。
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こうした巻き立ては、もう修復されない。
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通れるうちに
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通っておきたい。
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3年前と違い、今回は水の量がかなり少なかった。
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今、二ツ小屋トンネルと記載された場所を抜けました。
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烏川橋。
この先、あと2本の橋があるらしい。
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青いホイールのジムニー、只者ではない。RAYSのグラムライツ57XJの限定カラーと思われる。
オーナーは下で釣りをしているようで、帰りに会った。いい人だった。
手前は、万世大路を守る会様の所有と思しき無限軌道の…なんて名前かは分からないが…。
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ここからは似たような道の連続…。
見てもあまり面白くないと思う(笑)
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トンネルを抜けてから約1時間。
2台の放置バイクが置いてある広場に出ました。
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ここはかつて、大平集落という小さな集落があり、その跡地です。
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後に、このバイクと思わぬ再会する事になるとは…。
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ここは崩落が激しく、この両サイドは崖となっています。
ここまで四輪で来た人は、この人1人しか通れない通路を見て絶望します。
二輪の方も、この細い道に苦戦するようです。
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とはいえ、これを回避するかのように急峻な坂道が切り拓かれています。
降りる、登れる自信があればチャレンジしても良いかも。登れない時は目も当てられない。
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集落跡のすぐ先は緑が濃くなり、その先に橋が。
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大平橋。集落と同じ名前をもらった橋。
この橋の保存状態がとても良いのは、橋の上の草木が最小限しかない為だろう。
個人の方が善意で清掃しているおかげ(らしい)。
ただ、誰かが焚火をしたような跡が残っているのは残念でならない。
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橋の先まで行く人は多くないらしい。
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何故かここの橋の銘板は全て削られており、確認する事は出来ない。
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次の橋はすぐです。
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見えてきました。
杭甲橋です。
この橋も非常にきれいで、昭和初期に作られたとは思えない。
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水抜き用の穴?
下の川へ抜けていきます。
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例によって銘板がありません。
銘板はボルトで埋め込まれており、簡単に取り外せるものではありません。
何故取り外されているのか。諸説あるようですが、理由は分かりません。
この近くにある小杭甲橋は…見逃しました(^-^;
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栗子隧道まで、もうちょっとです。
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古い石垣を横目にもうちょっと歩くと
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見えてきました。
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86を置いてから、徒歩3時間半ほど。
栗子隧道、福島側に到達です。
撮影しない分、帰路は3時間でした。
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1935年(昭和10年3月)、竣工。
1881年(明治14年)に開通した際は栗子山隧道でしたが、昭和改修時に名称が改められました。
全長864mと、完成当時のトンネルでは日本最長でした。
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擁壁は今も現役の様子です。
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掘削当時の様子は、わが大滝の記録様にて写真が閲覧出来ます。
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隧道の中は水が張っています。
水没区間は長い距離ではありませんが、それ用の靴までの用意がありません。
今日はここまでにしておきます。
なお、内部は旧道化していた昭和47年(1972年)に落盤し、閉塞しています。
二ツ小屋隧道と比較して、大分キレイに見えます。
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空飛ぶアレならワンチャンあるか?と思いましたが、失敗するリスクが高すぎるので止めた。
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13時から1時間程滞在し、戻ります。
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行きにあったバイク2台がまだあった。
だが、このあと1時間後に追いつかれた…(笑)
この周辺の川で釣りをしていたおっちゃん達のものだったようで、話しかけられて少し会話した。
大平集落跡までは来るようだけど、隧道の事はあまり知らないようだった。
てっきり捨てられたバイクかと思ってた。
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二ツ小屋隧道まで戻ってきた。
中で光っているのは、冒頭に登場した青いホイールのジムニー。
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この軽トラックは、3年前は二ツ小屋隧道を抜けた後の坂に居た。
過酷な環境でよく頑張ってる…。
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※2017年5月
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二ツ小屋隧道を抜けました。
86までもうちょい。
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驚いた事に、まだチームミニバンは滞在していた。
朝からこんな半端な場所に停めて、どこにいるんだ?
川屋さんなのかな。
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ここで、手ぶら(簡単なバッグはあったかも)にジャージという、まるでコンビニにでも行くような恰好の若い男性2名が登ってきた。
挨拶を交わし「栗子隧道まで行けるか」と質問してきた。
今は既に17時近い。
往復で6~7時間はかかるので止めた方が良いと伝えた。
「二ツ小屋隧道までは行けるか」という質問には、近くだが暗くなるから気を付けてと伝えたと思う。
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あ……。
車両唯一の出入口に、恐らく先ほどの若者の物と思われる車が停めてあった。
傷や凹みだらけで、お世辞にも大切にしているとは言い難いコンディションだ。
ここに停めたら、今から来る人は居ないだろうが、エルグランド達が帰れないんじゃ……。
誰も来ないと思って停めたんだろうけど……俺は知らないぞ(^-^;
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17時過ぎに帰還。
行って帰ってで8時半~17時と、いい時間でした。
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Posted at 2020/10/07 00:33:04 | コメント(3) | トラックバック(0) | 廃道 | 日記

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