船坂峠から笠形林道（兵庫県）

一昨日のこと、あまりに天気が良いので走ることに。



始めは久しぶりに六甲山に行こうかと思ったが、そこに着くまでに多くの信号を越えなくてはならないし、多少の渋滞もあるかもしれない。



信号や渋滞は慣れれば普通のことかもしれないが、ゴーストップが続くのは気持ちの良いことではない。



それに最近神戸は変異ウイルスが蔓延し始めているらしい、というので行き先を変更して市川町多可町方面にした。



兵庫県の県道３４号、船坂トンネルの南手前から船坂峠に入る道がある。



通常、トンネルができた旧道は閉鎖されて通ることができないものなのでダメもとで進入した。



しかし、どんどん進めるではないか。



舗装された旧道で落ち葉が積もってはいたが、車の車輪跡はきれいになくなっていて走りやすい。



すぐに船坂峠に至った。





グネグネ曲がって頂上に。


そこが左右に分かれている。


お地蔵さん。






私は再び３４号に出る左の道を選んだ。



右に行けば相当北に行きそうだが、とりあえずまた３４号に戻る方向に。



少し進んだらまた二股に分かれている。



右に行ったら元の３４号に出たということが後になって分かったが、私は左に進んだ。



それが林道笠形線でダートになって１０kmほど続いていた。





ダートといっても石はそれほど出ていずに主に砂利舗装といった感じなので走りやすい。



それに風景を楽しみながら走るのでゆっくり。



見晴らしの良いところで駐車スペースと案内板があった。









あちこちに落石やがけ崩れのあとがあり注意しないと危ない。



地図にもナビにもない林道を通って出たところが釜坂峠のすぐ近く。





釜坂峠を越えて再び３４号に出、逆のコースで先ほどの船坂峠の手前のトンネルの反対側の入り口付近まで来た。



それから旧道峠に入り、先ほどの２回目の二股に出た。



少し逆に走って最初の二股を左折、県道８号方面に出るはずがどこをどう走ったのか笠形山のふもとを回り込むような形でかなり走り、ようやく県道８号の国道４２７号手前に出た。



この林道は舗装されていてとても走りやすく、眺めの良いところもありとても気持ちが良かった。



途中の、明石海峡大橋が見えるという眺望箇所の標識。







右の一番向こうにかすかに見えているのが淡路島で、その手前に海峡大橋の主塔が見えているはずだが霞んでよくわからない。







真ん中の一番向こうに見えるのが六甲山らしい。





地図にもナビにもない林道が実際走れば発見できる事があるのでやめられない。



京都府や福井県の林道は大概厳重に封鎖されていて走れず注意書きも厳しいことが書いてある。



対して兵庫県は林道を一般に開放していることが多く、林道を走る人のために眺望台設置や案内を積極的にしているし、落石やがけ崩れに対しての注意も頻繁にある。



府県による考え方の違いが出ているが、私は兵庫県民としてなんだかうれしい。