【東日本大震災2年】避難者いまだ31万人、不明者捜索続く 11日に追悼式
2013.3.11 00:16
東日本大震災は11日、発生から2年となり、日本列島は祈りの日を迎えた。死者約1万6千人に上った戦後最悪の自然災害だが、いまだに約2700人の行方が分からず、捜索活動が続く。がれきの処理が半分終わり明るい兆しは見えるものの、東京電力福島第1原発事故による影響も続き、31万人以上が避難生活を余儀なくされている。
不明者、490人減
警察庁のまとめによると、震災で亡くなった人は8日現在、1万5881人、行方不明者は2668人。昨年3月から今年2月末までに、死者の身元が確認できたのは岩手、宮城、福島の3県で計348人になったほか、不明者は1年で約490人減少した。
警察によるDNA型鑑定や似顔絵作成が、身元確認に効果を上げている。だが、死者のうち132人は身元確認もできていない。
警察は月命日を中心に海岸などで捜索を続けているが、同庁は「捜索による発見は昨年4月以降なく、活動は困難を極めている」と無念さをにじます。
まだ31万人避難
復興庁によると、2月現在、全国に避難している人は31万5196人。全国1216市区町村に散らばっている。前年3月(34万4290人)と比べて、2万9094人の減少にすぎない。
復興住宅(災害公営住宅)の建設が進まないことや、原発事故の影響で福島では帰還が困難になっていることが要因とみられる。
自県以外に避難している人の数は、福島が5万7135人と突出しており、宮城7981人、岩手1627人と続く。
入居している仮設住宅は4万8027戸あり、民間住宅を借り上げた「みなし仮設」は4日現在、5万9943戸。国は仮設住宅の入居期限を特例で2年から4年へ延長する見込みだ。
住まいを確保できない人に対する災害公営住宅は2万4千戸以上が必要だが、3月末時点で供給可能なのは250戸程度にとどまっている。
がれき46%処理
環境省によると、震災で発生したがれきなどの災害廃棄物は、岩手、宮城、福島の3県で1628万トンと推計される。1月末時点で46%に当たる754万トンの処理を終えた。県別では、宮城51%(563万トン)、岩手39%(142万トン)、福島31%(49万トン)の進捗(しんちょく)率。
被災地以外の自治体で処理を代行する広域処理は、岩手、宮城両県が要請する69万トンの大半で受け入れ先のめどがついた。環境省は「来年3月末までの処理完了目標は達成できる」と胸を張る。
大きな揺れ警戒
気象庁によると、余震は震災から1年まではマグニチュード(M)4以上が5千回以上、震度1以上が8千回近くあったが、この1年間は各780回、1600回程度に減少した。
だが昨年8月に宮城沖を震源に最大震度5強を観測したほか、12月7日には三陸沖の揺れで同5弱、宮城県石巻市で最大98センチの津波となるなど、大きな余震は続く。気象庁は「まれに大きな余震や津波が発生することがあり、引き続き警戒を」としている。
◇
政府は11日午後2時半から、東京都千代田区の国立劇場で天皇、皇后両陛下ご臨席の下、震災2周年追悼式を開く。同所での一般献花は午後4時半~6時まで。
産經新聞より
県北部地震から2年 薄れつつある県民の防災意識 長野
2013.3.9 02:02
東日本大震災や栄村を中心に甚大な被害をもたらした県北部地震から2年がたとうとしているが、自然災害に対する県民の不安が薄れつつあり、災害への備えといった防災意識についても希薄になっていることが、県世論調査協会(長野市)の意識調査で分かった。
調査は2月22日から24日にかけて実施。県内を4地域に分けて調査結果が有権者の縮図となるように年代や性別を考慮して市町村ごとに対象者を設定し、成人811人(男性388人、女性423人)に対して電話による聞き取りを行った。
自然災害への不安では10%が「かなり感じている」、42%が「やや感じている」と回答。不安を感じるとする回答が辛うじて半数を超えたものの、前回(平成24年2月)に比べて8ポイント、前々回(23年11月)からは17ポイントも低下している。
また不安を感じる災害に87%が地震を挙げ、台風や洪水などの大雨・強風災害を52%が挙げる。ただ不安の内容については広い県土を反映して地域差が現れ、南海トラフ地震などの被害が懸念される中南信では地震が9割を超えたが、東信は76%にとどまる。一方で大雨・強風災害は中南信で3、4割台だったのに対して東北信地域は6割台となった。浅間山を抱える東信では噴火などの火山災害を36%が挙げたが、他の3地域はいずれも1桁台の回答だった。
災害への備えについては、震災を契機に行ったり以前から備えている人も合わせて57%が準備しているものの、前回よりも22ポイント低下した。また今回の調査で新たに加えた選択肢「まだ備えはしていないが、これから行うつもり」が32%あり、回答の中では最も多かった。
備えの中身は避難方法・場所の確認が75%、家族との連絡方法の確認が69%で、3日以上の水など非常用品の用意は64%。さらに家具の転倒防止措置は45%にとどまり、実効性の高い備えはあまり進んでいない。
産經新聞より
ご無沙汰しております。あの震災から既に2年が経ちました。まずは被災者の方々には一日も早い復興を、そして亡くなった方々には謹んでご冥福を申し上げます。東北地方、ならびに長野県の栄村は未だ復旧・復興の半ばです。
しかし人間というのはある意味単純な物で、被災から無関係でいるとどうも喉元すぎると何とやらのように風化する傾向があります。日本は今までにも数多くの地震による被害を受けており、いつ自分の身に及ぶかわかりません。例えば
この笹子トンネルの事故、これは震災とは直接的には関係しておりませんがこのように公共施設やインフラが老朽化しており、次なる大型の天災が起きた場合は被害はもっと大きくなるでしょう。しかし中には公共事業は土建屋へのバラマキだとか未だに訴えている方や、即脱原発しろという方もいらっしゃいます。
今、公共事業を行わなかったらどうなるでしょうか。これがもし首都高速等で起きたら都心は麻痺します。また復興にはエネルギーが必要でありこれ以上原発を止め続けたら確実に復興はもっとおくれますし、次なる被害の予防対策もできにくくなります。つまり、これらの事業に反対するという事は、復旧・復興に反対するといっても過言ではないと思います。
暗い話で始まりましたが、少しだけ明るい話でも。
何かと批判されがちであるAKB48グループですが、あの震災以降、ほぼ毎月東北地方の被災地を訪問しております。
~2011年5月からの被災地訪問~
■2011年
・第01回:05.22 【岩手県大槌町、山田町】指原莉乃・篠田麻里子・大島優子・柏木由紀・松井玲奈・山本彩
・第02回:06.11 【岩手県宮古市、田老町】高橋みなみ・仲谷明香・峯岸みなみ・渡辺麻友・高柳明音・渡辺美優紀
・第03回:07.09 【宮城県南三陸町(歌津、志津川)】高城亜樹・仲谷明香・板野友美・横山由依・松井珠理奈・山田菜々
・第04回:08.27 【宮城県亘理町、山元町】倉持明日香・指原莉乃・高城亜樹・宮澤佐江・須田亜香里・秦佐和子
・第05回:09.24 【宮城県気仙沼市唐桑町、西八幡町】前田敦子・柏木由紀・佐藤すみれ・藤江れいな・木本花音・金子栞
・第06回:10.22 【宮城県石巻市こもれびの降る丘 遊楽館、石巻北高等学校飯野川校】岩佐美咲・大家志津香・小嶋陽菜・指原莉乃・小木曽汐莉・向田茉夏
・第07回:11.13 【岩手県陸前高田市矢作町 旧矢作小学校】岩田華怜・篠田麻里子・仁藤萌乃・藤江れいな・前田敦子・宮澤佐江
・第08回:12.25 【福島県南相馬市鹿島区 鹿島中学校、万葉ふれあいセンター】 柏木由紀・小嶋陽菜・指原莉乃・島田晴香・島崎遥香・山内鈴蘭
■2012年
・第09回:01.28 【宮城県多賀城市】高橋みなみ・秋元才加・松井咲子・峯岸みなみ・大場美奈・島崎遥香
・第10回:02.26 【宮城県塩竈市】多田愛佳・河西智美・北原里英・倉持明日香・高城亜樹・峯岸みなみ・兒玉遥
・第11回:03.28 【宮城県名取市】板野友美・横山由依・渡辺麻友・竹内美宥・仲俣汐里・岩田華怜・宮脇咲良
・第12回:04.22 【岩手県釡石市】前田敦子・篠田麻里子・片山陽加・前田亜美・高橋朱里・加藤玲奈・松岡菜摘
・第13回:05.27 【宮城県女川町】小嶋陽菜・梅田彩佳・柏木由紀・北原里英・増田有華・川栄李奈・菅本裕子
・第14回:06.09 【岩手県大船渡市】大島優子・横山由依・秋元才加・田名部生来・田野優花・野中美郷
・第15回:07.15 【福島県いわき市】板野友美・河西智美・宮澤佐江・指原莉乃・中村麻里子・小嶋菜月
・第16回:08.20 【福島県相馬市】峯岸みなみ・佐藤亜美菜・鈴木紫帆里・渡辺麻友・名取椎奈・森川彩香
・第17回:09.15 【岩手県下閉伊郡田野畑村】高橋みなみ・仲川遥香・中田ちさと・松原夏海・北原里英・小森美果
・第18回:10.08 【宮城県牡鹿地区(鮎川浜)】秋元才加・梅田彩佳・大島優子・阿部マリア・島田晴香・武藤十夢
・第19回:11.24 【福島県新地町】岩田華怜・大島涼花・菊地あやか・高橋朱里・仁藤萌乃・横山由依・田島芽瑠
・第20回:12.15 【福島県郡山市】板野友美・近野莉菜・永尾まりや・藤田奈那・大場美奈・峯岸みなみ・穴井千尋
■2013 年
・第21回:01.13 【宮城県七ヶ浜】伊豆田莉奈・川栄李奈・篠田麻里子・島崎遥香・藤江れいな・松井咲子
・第22回:02.17 【宮城県岩沼市、東松島市】小嶋陽菜・北原里英・岩佐美咲・入山杏奈・小林茉里奈・古畑奈和
AKB48公式サイトより引用
このように今でも活動は継続されています。
批判される点もあるでしょうが、このような活動を行い、今でも募金を募っております。その辺も考えて欲しいと思います。
最後になりましたが今からでも遅くはありません。自分たちになにができるのか、今一度立ち止まって考えてみてください。
〆は三つの曲の紹介で締めくくりたいと思います。
掌が語る事
誰かのために 2011~What can I do for someone?~
風は吹いている