夏休みの宿題・・・1週間遅れで完成しました。
せっかくなのでメイキングをご紹介します。
まず最初にやったことは、サイズの決定です。
インテリジェントキーの現物は全長約74mm。
だいたい60cmくらいにしたいなぁ~というイメージは持っていましたが、バランスを崩したくないのである程度の精度を持たせないといけない、じゃあ何倍に拡大するか?
この倍率は、日産のブランドシンボルを基準に決定することにしました。
さすがにブランドシンボルまで作るのは無理だと思ったからです。
インテリジェントキーについている日産ブランドシンボルを測ったら幅は13mmでした。
巨大キーに付けようとしている日産ブランドシンボルは114mmでした。
このブランドシンボルは、何かに使うかもしれない・・・と、何かの車(忘れた)から引っぺがしたのを、大切に机の中で保管していたものです(笑)
フロント用だとスラント(後傾)してますので、フラットなリヤ用です。
ちなみに、ブランドシンボルって車ごとに専用なので、もしも真似をする場合(いないと思うけど)は、あらためて採寸してください。
ってことで、サイズは8.8倍、全長65㎝にすることにしました。
素材は、断熱材などに使用されるスタイロフォームです。
木だと重いし、加工が大変なので、これにしました。 (若干後悔しています)
20mm厚のスタイロフォームを重ねあわせ、狙いの厚みを実現します。
接着剤はスーパーX。けっこう粘りがあって広い面積を貼るのは一苦労です。
インテリジェントキーの写真を下絵に、アドビ・イラストレーターで線画をおこします。
設計にたのめばCADデータも入手できますが、手間とらせるのもわるいので、原始的な方法でやってます。 なによりも、これならみなさんでもご家庭で真似できますしね(え?しないですか?)。
これを出力したものを拡大コピーして型紙にし、スタイロフォームに写しとりながら、切りだし成型していきます。
カットはスチロールカッターと普通のカッターです。
おおまかにカットした後はサンドペーパーでサクサクと削ります。
ほぼいい感じになりました。
ここから細かい部分を成型していきます。時にはパテもつかいつつ・・・
パテは素材を傷めないように、壁パテをつかいました。
あとは、本体をつや消しブラックに塗装し、出来上がりです。接着剤もパテも塗料も、スチロール樹脂に対して攻撃性をもたない物を使わないといけません。僕はアサヒペンのクリエイティブカラーを使いました。
ボタン部分は質感を重視し、3Mのラップフィルム1080を使用しました。品番は1080-S120サテンホワイトアルミニウムです。
最初のほうで、スタイロフォームを使ったことを後悔している・・・と書いたのは、成型性が楽ってことは、もろかったり傷つきやすかったりする、ということでもあり、細かい成型を要求されるところは、かなり無理がありました。あきらかに質感が足りませんorz
いろいろやって、こんな感じまで仕上げましたが、やはり、もっと固いもので作り、それを型にして、樹脂で作る、といった工法がベストだと思います。それか、いっそ3Dプリンター・・・。
でも、それじゃ面白くないし(笑)、まぁネタ的にはそこそこ楽しめたので、今回はこれで良しとしたいと思います。
生身の人間が持つとこんな感じです。
みなさんもぜひ作ってみてくださいね(やる人はいないと思うけど・・・)。
実は一点だけ、まだ非公開のネタが仕込んであるのですが、それはまた追々ご紹介しますね~。
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ファクトリーカスタム | クルマ
Posted at
2016/09/07 13:14:51