某国の 交通事情 自転車編

某国では、地方政府の裁量権が日本より大きいので、都市により違いがあるとは思うのですが、So!が目にした範囲でと、あらかじめ言い訳をしておきます。

日本でも報道されていたのでご存じの方もいると思いますが、中国では乗り捨てできるレンタサイクルが、街中にあふれています。


使い方は、自転車に取り付けられたバーコードを読み取り、
アリペイなどのスマホ決済で支払うというもの。

手続きをすると、ロックが開錠されます。
大量の自転車を調達して、街中にばらまいておけば、あとは勝手にお金が入ってくるというシステム。
駅前とか、バス停とか、店の前とか、駐輪場があれば10台以上は置いてある感じで、使いたいけど無かった、ってことは多分なさそうです。

すぐ気になるでしょうが、放置されたらどうなるの？

無造作に放置されている自転車は、あまり見当たりません。
人を使って整理しているようです。
前日に放置されていた自転車が、次の日には無くなっていたのを確認しています。
日本への導入を考えると、このような放置が1台でもあれば問題になりそうだし、回収に人を雇うのも、人件費と勘案すれば難しそうです。


自転車の構造が興味深い。

耐久性と安価に調達できることを主眼にしていると考えられます。
従来型のママチャリを採用しているものもありますが、上の写真のように、スポークが極端に少ないものもあります。
前輪の泥除けも最小限。

フロントフォークも片側のみの1本支持。

車輪もそれに合わせた構造になっているのですね。

タイヤはチューブレス、ゴムの塊です。
メンテナンスフリー。

原材料の節約か、衝撃吸収の為か、タイヤに穴が空けてあるものも。

written by So!@China