今まで何度かブログネタにしてきた写真のブツ。
これはDiabloSportのinTune i3という製品で、Performance Programmers。
Performance Programmersとはそなんぞやというと、いわゆるコンピューターチューンをするための製品。
ECUチューンというとROMを交換したりECU自体を交換したりするのを思い浮かべるかもしれないけど、これはECUのデータをOBD2経由で書き換えるもの。
半導体デバイスやユニットを交換するのではなくて、ROMの中身を書き換えるってこと。
車両のOBD2コネクタにinTune i3を接続して、最初に車両のノーマルデータをinTune i3にバックアップし、その後にinTune i3に内蔵されているチューンナップデータを車両に書き込むって感じ。
inTune i3に内蔵されているチューンナップデータだけでなくて独自に作ったデータも使えるらしいけど、独自データを作るためにはDiabloSportとディーラー契約を結ばなくてはけないみたい。
日本でアメ車のコンピューターチューンをやってるショップも、ディーラーとなって独自データを作ってinTune i3でチューンしてたりするケースが多々あるっぽい。
inTune i3はOBD2のScan Toolとしても使えて、エラーコードの読出しや消去なんかもできる。
ということでコルベット君のエラーコードを確認してみたけど、何も記録されていなかった。
データロガー機能もあって、指定したPIDのログを取ることも可能。
エンジン回転数や吸気系圧力や点火時期など様々な走行ログが取れるっぽいけど詳細不明。
なんせマニュアルがないから実際に使ってみないと何ができるのかよく分からないという…。
チューニングについては、Easy TuneとAdvanced Tuneという2つのモードがある。
Easy Tuneだとガソリンのオクタン価とギアレシオの選択だけ。
Advanced Tuneだとリミッターとかシフトポイントとかラジエータファンの回転開始温度とかいろいろな項目を設定できるみたいだけど、まずはEasy Tuneを試してみた。
ノーマルデータのバックアップやチューニングデータの書き込みは約10分の所要時間で完了。
チューニングデータに書き換えてからの走行テスト結果についてはまたそのうちに…。
inTune i3はいろいろな機能があるし、設定変更できる項目とかもたくさんあるけど、詳しいマニュアルが無いから実際に使いながら学習するしかない。
メーカーサイトでManualっていうリンクを見っけてクリックしても出てきたのはQUICK START GUIDEのpdfだけだったし。
ECUチューンってそんなお気楽なものではない気がするんだけど…。
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コルベット | クルマ
Posted at
2020/10/10 12:38:14