デルタチューニング回想録（その９）

【点火系チューニング】

いきなり夜景の写真ですが、今週末の日曜日の朝8時〜、ここ東六甲展望台に登ります。　朝早いですが、都合の付く方は一緒にクルマ談義楽しみましょう☆　この写真は数年前に夜な夜な登ってわざわざ三脚立てて撮影しました（笑）　デルタには峠も夜景も似合います。　日曜日、晴れたらいいですね〜！　しばらく雨続きだったので、晴れたらたくさんのオタククルマで賑わうことでしょう（笑）


デスビの点火系をチューニングする

デルタの16V、エボ１の点火系はクラシカルなデストリビューターでのポイント式点火方式だ。　この手の点火系のチューニングは素人が出来るのはデスビ本体の掃除、キャップとローターの交換、その他プラグコードとプラグの交換くらいだ。　点火時期なんかも調整出来るが、エンジンをかけたまま、デスビのボルトを緩めて本体を左右に動かす、、しかも感覚で、、、　なんてちょっと間違うと即ブローなので素人は怖くて出来ません(^^;　

まずは簡単にできることから

それでも一応デスビキャップとローターを交換（そんなに高価では無いので新品がいい）して、プラグコードをシリコンにして、プラグは流行のイリジウムなんかの細いやつと思ったんだけど、サーキット走るので強いレーシングプラグにした。　これもイリジウムよりも安かったりします。



汎用品をカスタマイズ

さて、これで終わりではあまりにも内容が薄いですよね？　ここは日本が誇る永井電子のMDIという装置を付けてみては？と思った訳で、、、　当然デルタ用なんかある訳ないのですが、そこはショップ（コルソマルケ）に相談して、汎用のモデルをデルタ用にカスタマイズすることに成功したんですよね！

今回はMDI-DUALという汎用ユニットをデルタ用にカスタマイズして、専用ハーネスを作成、ボルトオンキット作成に成功した訳だが、簡単に書くと、１回の点火で２発火花を飛ばす事が出来るのだ。 　これにより、失火はほぼ起きなくなる上に、カブりぎみの場合もスムーズに吹け上がり、パワーも上がるというものだ。　現在は16VとEVO1のみの対応だ（永井電子のMDIと専用コイルを使用）。 　値段は張るが、これで同時点火のエボ２以上の点火システムになると信じたい。

とりあえずMDIについてはココを読んで下さい。　とにかく悪いことは書いてません。



乗った瞬間に体感出来るスムーズさ

さて、取り付け完了後、エンジンスタートしたところいきなりアイドリングでその効果は分かった。　　とてもスムーズなアイドリング。　早速高速で試してみたのだが、感覚的にはトルクが増したような感じだ。
　


原点はコルソマルケ

写真はMDIキットとコイルを取り付け中のショップ社長。　2007年だから今から8年程前の写真になりますが、コルソマルケがまだ小さなガレージで細々と営業していた頃の写真だ。　　僕のエボもここからスタートした訳ですが、その後２度の移転を繰り返し、現在の素晴らしい工場になりました。　この頃から考えると、今の工場は立派になったものです。　客として、本当に嬉しいですよね☆

16Vの時に出会い、歳が近いこともあり、それから個人的にも仲良くさせてもらって10年以上の付き合いになるのかな？　今ではすっかり友人ですが、仕事は仕事、いつもしっかりとメンテナンスしてくれるお陰で心配せずにデルタに乗ることができます。　

普通のディーラーのメカは口を揃えて言います、「オーナーが手を加えたクルマは分からないから見たくない」と。　このショップはあろうことか、オーナー自らメンテナンスやチューニングできるように勧めてきます。　デルタのようなクルマを長く維持しようと思ったらショップの存在って大きいですよね。　全国にいくつかあると思いますが、社長がデルタオーナーというのが重要だと思います。　



上の写真は創業当時の社屋。　住宅と工場に挟まれた小さなバラック小屋ですが、いつもデルタいっぱいでしたね。　僕も若かったし、いつも行っては夜中までウダウダデルタ談義してましたね。　男の隠れ家みたいで楽しかったですね。　綺麗になった現在のコルソマルケも同じ、今も昔もデルタの巣窟です。

次はちょっとサーキットネタと言いますか、ここまで8ヶ月で作り上げた仕様で国内最大のデルタワンメイクレースに出場した時の回想録です。