サビは気にしなくて良い？

今年のR's meetingも、カナザワボディリペアさんのトークショーを拝聴しました。
展示車はサーキットでの事故車という、なんともショッキングなブースでした。
毎回写真を撮らせていただいていた、引き締まった印象が好きなR32だったのですが・・・。無念です。

修理について、板金屋について・・・などなど。
いろいろ考えさせられるトーク内容でしたが、もしかしたら明日の自分の車の姿になるかもしれないと思うと、本当に気を付けないといけませんね。
今年の冬が怖い。

さて、非常に印象に残ったお話があったのですが、

「車は必ず錆びる。大切なのは錆の状態をきちんと把握しておくこと。広がっていくようなものだったら対策していけば良いだけ」
というような主旨。

最大限、錆びないような環境を整えるのは確かに大切。
しかし、自動車というのは外で使うものである以上、100%錆びない環境にするのは無理なわけだし、そもそも外で使うように作ってあるから、水にさらされることは、そんなに問題ない。
・・・なるほど。

そうですねえ、
私の３２も錆だらけで、対策に追われているわけですが、穴が開いてしまうような致命的な錆はやはり早めに対応が必要ですけど、表面にちょっとくらい浮いている錆については、そのまま経過観察です。
土地柄、融雪剤のダメージはまた状況は違いますので、その辺の見極めが大切というわけですよね。

「一番良くないのは、錆びを塗ったりして見えなくしてしまうこと」
ガーン！最近やっちゃった・・・。
下回りの錆の上から防錆剤塗って、さらにシャシーブラック塗って見えなくしてしまいました。
トホホ。
ま、それはいいとして。


結局、これは考え方ですよね。
錆に対してこうせねばならない、ということを言っているわけではなく。
本当に錆ないようにするなら、一切外に出さずに室内保管がベストですし、また、ちょっとでも錆が出てしまったら、お金と時間（GT-Rに乗らなくても良い時間）が無限あるなら、その都度すぐに板金屋さんに出せればそれに越したことはないわけです。
でも、現実問題、お金も時間（通勤で使っているのですよ・・・）も限られている一般人には難しい。
それならば、錆の発生は回避できないなりに、少しでも長くGT-Rと（道具としての車）付き合っていく方法はあるんだ、ということですよね、きっと。

うん、そうだ、明日から錆は気にしない！
といいつつ、新たに錆を見つけては嘆く自分の姿が目に浮かびます・・・。