2014年07月26日
※この国に「正当な暴力」というものが存在するのでしょうか??※
【静岡】昨夏準V菊川南陵が辞退 喫煙1年を上級生が殴る
静岡県高校野球連盟は25日午後10時から静岡市内で会見を開き、菊川南陵の県大会出場辞退を発表した。部内で暴力事件があったとして、25日午後、同野球部から辞退の申し出があった。26日に予定されていた4回戦は東海大翔洋の不戦勝となる。菊川南陵は昨夏の県大会準優勝校。
県高野連に続き、同高の金沢大将校長(30)と牧野剛史監督(35)も会見。6月に1年生5人の喫煙が見つかり、県高野連に報告した。その後、寮内で3年生と2年生が責任感から2人を殴り、1人が歯を折るけがを負ったという。
保護者同士の話し合いで解決したため報告していなかったが、7月になって日本高野連へ投書があり、24日に県高野連からの問い合わせがあったため出場辞退を決めた。
金沢校長は「このまま勝ち進むにふさわしくないと思った。私の認識不足。ご迷惑をかけて申し訳ない」と頭を下げた。
*****************************************************************************Yahoo! ニュース スポーツ報知 2014/07/26*****
予選の最中に辞退校が出て不戦勝っての、きいたことがありませんわ。校長はまだ勝つ気でいたみたいなコメント。なんぢゃこりゃ?この菊川南陵ってなによ?と思う方も多いと思います。有名な常葉菊川ではありません。公立高校が合併してできた新しい名前の高校でもありません。
校長は30歳元Jリーガー 菊川南陵高・金沢さん
元Jリーガーの金沢大将さん(30)=川根本町出身=が本年度、菊川南陵高の校長に就任した。教育界の常識を打ち破る、異例の若さの新校長はサッカー部の監督を兼任する。スポーツマン精神に基づいた教育で、社会で通用する人材育成を図る。
県立藤枝東高で日本代表主将の長谷部誠選手と同級生だった金沢さんは、東京学芸大卒業後、J2の横浜FCと水戸に所属し、主に攻撃的MFとしてプレーした。現役引退は2011年で、「何度も戦力外通告を受け、挫折続きだったが、やりきった」と振り返る。
第二の人生の舞台に選んだのが、菊川南陵高。「選手時代の経験を生かし、次の夢にチャレンジしたい」。保健体育の教員として教壇に立ち、サッカー部設立にも奔走した。同校は教員の半数以上が20代で、統率力や行動力を発揮した金沢さんは昨年9月から教頭職に就いて学校運営の一端を担ってきた。
勉強や心の不安で不登校だった生徒らを積極的に受け入れるのが、同校の特長の一つ。菊地伸幸理事長(49)は「全教職員が納得の人事。退職間際の校長に改革はできない。生徒と一緒に動き、考えてほしい」と期待する。
昨夏の静岡大会で野球部が準優勝し、陸上部や空手部も全国大会出場を果たした。金沢校長は「運動部の活躍は学校に団結力を生む。礼儀や規律、集団行動など、社会に出て必要な能力をスポーツを通じて養いたい」と意気込む。
創部2年目のサッカー部の県大会出場も目標で、「やりたいことがいっぱいで、目が回りそうだが、生徒全員が自分の学校を誇りに思う環境を整えたい」。30歳の新校長は全力疾走で理想の実現に挑戦する。
菊川南陵高 菊川市河東の私立校で、2011年に創立した。前身の国際開洋第一高が巨額の負債を抱えたため、経営陣を刷新して民事再生法の適用を申請し、新校名で経営再建に当たっている。
*************************************************************************************************静岡新聞 @S 2014/04/02******
潰れた国際海洋第一高ってのはあの井脇ノブ子がやっていたところです。経営がやばくなってきたときに週刊誌でも取り上げられていました。新しくなった学校は若い校長とかいってTVでほーほー言っていたこともあったと記憶していますが、経営が変わってもいわゆる「課題集中校」なんですね。
さて、今回の件で
「暴力は正当だろ」「喫煙する方が悪いのだから殴られて当然」「上級生がかわいそう」「悪いことをしたんだからシメられて当然」「立派なセンパイだ」
などという意見が多いようで驚きました。
この国にその「正当な暴力」というものが存在するのでしょうか??
仮にそんなモノがあったとしても今回のに適用はされるとは思えませんが?? もちろん正当防衛や緊急避難でもありませんよね。
「悪いことしたヤツをシメる」暴力など警察官にも認められていないはずです。ましてや先生やセンパイごときにそのような権力は無いはずです。野球部っちうかブカツのなかでは治外法権なんデショかね?? 社会に出て必要な礼儀や規律、集団行動を養っていることになっているそうですが。
入学したばかりの一年生が喫煙〜ってさすがは課題集中校w〜を見つけたらまず顧問や監督に相談して部として・学校として対応を検討するのが本来の姿なのではないでしょうか??
一応喫煙生徒は謹慎中だったそうですが、それでも勝手に部内でセンパイ主催の私的制裁説教タイムを開催して「1年のくせに態度ガー」とかやったんデショかね??
「連帯責任で出場辞退ではかわいそうだ、こういう島国根性はやめたほうがいい」などと言う人もいるみたいですが、「部員の喫煙」なら当該部員を外すくらいでもいいとおもいますが、「部内暴力」ではアウトデショね。もともとこういう体質だったんではとおもいますね。連帯責任というより「共犯」くらいかも。
なによりおそろしいのはこの件に際しての「正当な暴力」という一般大衆のもりあがりの方ではないでしょうか?
もし国際的に我が国が絡むなにかがおきたら「正義の戦闘行為」とか盛り上がったあげく参戦していって…また負けるんでしょうか?? そういうふうに「こっち」となったら一斉に「それー」になる国民性こそが「島国根性」なんぢゃないんでスカね??
しっかしまぁ、なんですな。
聞いた話ですと、地元紙では同日、高校入試にあたっての「学校裁量枠(=学力とは別にいわゆるブカツ要員として確保するもの)」の学校別募集要項が出ていたんだそうです。皮肉なのかたまたまなのかww。
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Posted at
2014/07/26 20:31:28
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