トヨモーター展に行ってきました~。
7月から開催されてたイベントですが、なかなか時間が取れず終了間際の先週になってようやく見に行けました。
トヨモーターとは、かつて存在したトヨモータースというオートバイメーカーが製造していたエンジンやオートバイのブランド名。
当時の工場があった愛知県刈谷市の美術館での開催でした。
自転車に補助エンジンを取り付けるスタイルは文字通りの「原動機付自転車」ですね。
戦後間もない頃から生産が開始され、当時はトヨタ系のディーラーで自動車とともに販売されていたようです。
初期のころは後付けのエンジンキットとして単体で売り出されたもの。
原付は免許無しで乗れた時代だったから、自動車が大衆に普及する前は活躍の場が多かったそうです。
これは後輪の車軸に取り付けて駆動するタイプ。
駆動方式はいろいろあって、こちらは後輪のタイヤにローラーを押し付けて回すタイプ。
足踏みのペダルで駆動の断続をします。
車体の中央にエンジンを積んで、後輪をベルト駆動するタイプ。
このあたりで自転車からオートバイに近づいてきますね。
ハンドル周りにはスロットルやクラッチのレバーがあります。
積載量をアップした3輪モデルもあった。
アポロウインカーが付いてますね。
多様なモデルを経て、やがてはオートバイの完成車まで販売するメーカーに発展したようです。
戦後復興期の日本では大小さまざまなオートバイメーカーが乱立していて、今回の会場にはトヨモーター以外にも同じ時代のオートバイがたくさん展示されていました。
愛知生まれのオートビットにフライバード。
国産大型バイクといえばキャブトンやメグロが有名ですね。
昭和30年代になるとオート3輪や軽4輪の普及と、大規模なオートバイメーカーの攻勢によって淘汰されて衰退したメーカーがほとんどですが、当時の産業史にふれられる良い機会となりました。
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Posted at
2018/09/09 14:58:29