MINIのハブのオーバーホールとブッシュ交換を実施しました~。
ハブ周りの整備は、自分でやるのは今回が初めて。
過去の整備記録を遡ってみると、嫁さんが車を買った当初にショップで一通り部品交換されてるようです。
と言っても10年以上前の話なので、今回は久々のリフレッシュ作業になりますね。
まずはフロントから始めましょう。
構造は下図のようになってます。
7番のテーパーローラーベアリングと、4番と8番のオイルシールを交換します。
ハブナットの割りピンを抜いて。
ナットを緩める。
結構なトルクで締まってるので、ブレーキを踏んでもらって回り止めしておいて緩めます。
今日は息子が手伝ってくれました。
ゴーカートしか運転したことないので左足ブレーキですねw
ブレーキキャリパーを取り外して。
適当なとこに吊っておきます。
ドライブフランジを抜き取り。
ステアリングのタイロッドエンドを外して。
スイベルハブのボールジョイントを外します。
上下のジョイントを取り外し。
今回はブッシュ交換も同時にやったのでテンションロッドも外してます。
スイベルハブを引っこ抜きます。
シールやベアリングなどを分解。
ベアリングのアウターレースは、マイナスドライバーで少しずつ叩きながら抜きました。
ここでついでに、スイベルのボールジョイントも交換しておきます。
デルタ社製のシム調整不要のやつ。
新しいのを組んだらワッシャを折り曲げて回り止め。
ベアリングはTIMKEN製の新品に交換です。
インナーレースにグリスを打ち込み。
アウターレースをハブに圧入。
古いベアリングをあてがってハンマーで叩き込みます。
スペーサとインナーレースを組み付けて、シールを圧入。
内側のシールはベアリングとの間に割りカラーが入るのと、ドライブシャフトのほうに樹脂のリングが付きます。
外側のベアリングとシールも同様に組み付け。
ブッシュ交換も平行して進めていきます。
ロアアームとサブフレームのナットを緩めて、アームを取り外し。
ロアアームとテンションロッドのブッシュを交換しました。
上段が新品のブッシュ。
ロアアームを組み付け。
新しいブッシュは弾力があって組みにくいので、前側をプライヤーで挟んでおくとナットが締めやすい。
テンションロッドもブッシュを換えて組み付けます。
スイベルハブを元通りに組み付け。
この写真ではバックプレートのステーを付け忘れてるので、後ほど組み直しました。
ブッシュ交換したところは、ハブにジャッキを掛けて1Gに近い状態で締め付けときます。
フランジを付けて、テーパーワッシャを入れて、ハブナットを締め付け。
軽くナット締めておいて回転させて馴染ませてから本締めを。
ハブナットは強化タイプに交換しました。
溝が多いので締め付けトルク調整しやすいですね。
各部グリスアップもやっておきます。
サスペンションのナックルジョイントも、今回ついでに交換することに。
ここのジョイントは樹脂カップの底が割れてしまってたようで、動きが悪かったのです。
リバウンドバッファを外してHi-Loキットを縮めると、ジョイントが抜き取れます。
樹脂カップがうまく抜けずに苦戦したけど、引きちぎるような感じで何とか外せました。
左が新品のジョイント。
グリスを塗って、組み付けました。
抜くのは大変やったけど入れるのは軽く叩いてやればすんなり入りました。
ブーツがちゃんと溝にはまってることを確認。
フロントはこれで完了。
続いてはリヤの作業になりますが、長くなってきたのでまた次回のブログにて。
Posted at 2022/06/01 02:25:10 | |
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