てつ師匠のブログ一覧

フレームはこれ以上
腐らすわけにはいかないので
もったいないけど塗ります



このフレーム
雫が垂れたような跡があったり
塗装が厚い部分があったりする…


ラビットのフレーム塗装って
ドブ浸けだったのかな？


いきなりブラストだと
時間掛かりそうなので
大まかなところは電動工具で


バッテリーケース周辺は
現役当時から錆びてたようで
塗装が何層も出てくる


特に右側は腐食が酷い




ブラストが吹けなそうな袋状の所は…


錆転換剤で処理


粗方塗装を落としたら…


サンドブラストの出番です


風呂桶とダンボールで
簡易ブラストキャビネットに


こうしないと砂が飛び散っちゃって
砂がいくらあっても足らなくなる
だいたいこれで7～8割は回収できる


しかしブラストして錆を落としても…


生鉄のままだと一晩でまた錆が
当時の鉄はあっという間に錆びるな


ということで一日分錆取りしたら
その日の内に即錆止め


フレームもまたローバルで
1kg缶はタンクでほとんど使っちゃったので
更に5kg缶を追加




前半戦終了


後ろ半分の塗装も剥いて…


後半戦は更に大きな風呂桶で


少しずつ錆取って…


錆止め


また少しブラストしては…


錆止めを繰り返す


入隅の取りきれなかった錆は
サビキラーで処理


数日掛かりでようやく錆止め終了。

あちこちで折れたサビサビのネジ
未だに旧JISネジの新品も手に入るのだが
箱売りだったりする…



そんなに数は要らんので
ラビットをバラした金物セットなる物が
出品されてたのでそれを購入


とりあえずそれでネジは足りるのだが
さらにもう1セット購入


こちらにはかわった形のワッシャーが…


欠品していたライトリムのネジとローゼット
ふたつめのネジセットはこれのために買ったようなもの


さらに勢い余って
ジャンクパーツの詰め合わせも購入
使える物は少ないかもしれないが
まぁ研究用として…


エアクリーナーボックスが3つ
金属製だったので3型以前の物かな


トルコンが2つ
片方はちょっと大きいので601用かも
しかし肝心の301用はフィンがバキバキだ…


ステップの鉄板も何枚か
ウチのは片方曲がってたのでこれは助かる




あとは他車種用も含めたいろんな部品…
これらはあまり使い道はなさそう


最後に301用っぽいピストン
未使用みたいだけど白錆が出てる…
磨けば使えるかな…？

さぁフレーム単体になったところで…



まずはあちこちで折れた
ネジ達をどうにかしましょうか


この辺りの年式だと
ネジは旧JIS規格だったりする
とりあえず一揃え用意してみたが
どうやらM3は必要なかったっぽい


細いドリルから徐々に拡げて…


下穴を開ける


タップを立てて…


ネジ穴再生


ステップボードを留めてるネジも
ほとんど折れたので…




再生


意外とお面のステーの
ネジ立てが難しかったりする…


お面の鉄板やステーが薄いので
あんまり力を入れると逃げたり
ステーが曲がっちゃうのです。

錆取り道楽の宿命ではあるのだが…



腐って固着したネジを叩きまくっているので
ドライバーの先がもたない…
ラビットをバラしていて
やけにドライバーが逃げると思ったら
先っちょが欠けちゃってた…


これまで使ってたのは
ベッセルのウッディ貫通
たしか新製品で出た時に6本セットを買ったもの
これはこれで悪くなかったのだか…


やはり昔から使い慣れてる
ボールグリップに戻ってきた
もう数えきれない程使い潰してきたが
コレが一番手に馴染む


何十年も前からあるものだけど
微妙にマイナーチェンジされてるのね。

もっともっと外していきます…



スロットルまわりはグリスも残ってるし
そう悪い状態ではなさそう


左グリップも外したいのだが
プラスチックの如く硬化していて
迂闊に外そうとすると割れそうだ


煮込むと多少弾力が戻ったような
感触になったので…


加熱しては捻ったり叩いたりして
なんとか外れた


続いてエンジンを降ろそう


ボルトの位置もわからないほど
砂と油が堆積してる…


ドライバーで小突くと
ボロボロ落ちてくる


エンジン分離


だいぶ身軽になってきたな


エンジンハンガーを外していたら…


さすがにこのサイズだとボルト折れはないが
スプリングワッシャーが広がっちゃった…


とりあえずは潰して戻しておこう


フロントフォークは比較的難儀なところもなく解体


さてほぼフレームだけになったところで…


残すはセンタースタンドと
ブレーキペダルの分解


イマドキのバイクにはない構造なので
ちょっと悩むな


ようやくフレーム単体に…
まずは折れたネジの処理からかな…？