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イイね!
2012年10月17日

ビターラ

ビターラというクルマをご存知でしょうか?
知っていればかなりのヨンク通、もしくはスズキ自動車に精通したヒトだと思われます。



実はインドネシアの現地スズキで生産されたエスクードの名称なのです。
上の写真、まさにビターラなのですが、実はワタシの過去車でございました。

当時入手した時は既に国内エスクは新型に移行してまして、この初期スタイルは完全に生産が終わっていたのです。
しかし以前よりこのエスクのカタチがとても好きだったので、中古でもいいから無いかなあと探していたところ、”モンスター田嶋”で有名なスズキスポーツにてビターラ逆輸入(現地生産なので正式には輸入車)販売の記事を発見。
なんと新車であのエスクが買える!しかも国内中古より安い!V6の2000cc!とラッキー3本柱ですぐに購入を決定しました。

初期エスクはもっともっと評価されるべき四駆です。
ナニかとT社のRAV4と比べられ、専門誌でも狭いだ重いだ古いだと散々の酷評を浴びてましたが、中身はラダーフレームにリアAアーム、パートタイムトランスファーにローレンジを備えた本格四駆でもあったのです。
もっともAアームは短く、フロントはストラットの頼りない構成でしたけど、RAV4なんてローレンジもないような玩具からみれば随分とマッチョな乗り物なのです。
狭さもヒト4名が移動するには丁度良くて、オーバーフェンダー付けても5ナンバー枠に収まる車巾が林道等にはピッタリです。もちろん排気量があるのでジムニーのように高速で苦しむ事もなく、4速のATにはちゃんとロックアップまで備わってました。

またビターラに搭載されていたV6エンジンですが、国内販売時にはノマドの上級車種に設定がありました。これもまた酷評されていたシロモノで、トルクがない燃費悪いと散々叩かれ、併売されていた1600の4気筒の方が好評価されていたものです。
確かにこのG16Aという1600はよく出来たエンジンで、排気量が?と思える低速トルクもあり吹け上がりも良好。シティコミューター的使われ方の2ドアエスクにはピッタリの性格だったのでしょう。
対してH20AというV6は排気量が逆に?な線の細さで、なのに燃費はきちんと排気量並みと言うシロモノ。しかし吹け上がりとレスポンスと音は異様に素晴らしく、なぜにコレを重たいエスクに積むかなあと疑問も湧くような右足が嬉しくなる系のエンジンなのです。
きっとマツダロードスターに積まれたら最高の評価を得たことでしょう。

で、ほぼ確信犯的にビターラを買ったワケですが、用途としては当時の奥様の通勤用でした。スタイルと雪の降る時期は申し分なしなのですが、頑張ってもリッター8キロの燃費にちょっと疑問も(笑)。
そのうちにガソリン代がシャレにならんと言う事で奥様はインサイト(初代)に乗り換え、ビターラはワタシの普段履きになったのです。

当時から局地戦闘機だったY60サファリは当然オデカケには向かず(爆)、インサイトも初代は潔いほどとても狭いクルマなので荷物は載せられず、バカンスはおのずとビターラの出番となっていました。
ヨンクと言う事で足元が緩い場所でも安心感があり、なるほどこーいうのがフツーのヒトの四駆ライフなのかと初めて悟った瞬間でもあります(笑)。
砂浜に入り込む以外ローレンジは無用の長物でしたが、忌まわしきオートハブも特に不都合はなく、踏めばスポーツカーのような心臓が答えてくれるチグハグなビターラ、、、改めて所有している喜びを噛みしめておったあの頃なのです。







ところがそんな蜜月は長くは続かず、ワタシの浮気心から破綻は急激に訪れました(笑)。
その頃なぜか小さくて速いクルマが気になっていて、なんとなく寄ったスバルのディーラーでプレオというスーパーチャージャー付きの軽自動車に一目惚れ。
無理言って試乗させて貰ったのは一昨日納車されたばかりと言う若い営業マンの個人所有車(笑)。乗っても結構速くて(当時としては)ますます気になって夜も8時間しか眠れない生活が続いたのでした(笑)。
ソレを見かねた奥様より、サファリやビターラの代わりになら買ってもよいという許可がおり、彼女的にはかなりの確率であのボロサファリを処分するんだろう的な目測があったのだろうですが、既にサファリ乗りの「くみちょう」だったワタシにそんなチョイスで悩むはずはありません(笑)。
あっさりビターラを買い取り専門業者に売ってしまったのです(爆)。


そして吟味に吟味を重ねたSTiのパーツで武装したプレオネスタRGというかわゆい軽自動車を買いました。こちらのハナシはまた後ほどゆっくりとしましょうか。


今更ビターラに未練はありませんが、今でも初期型エスクを見るとハッとします。
もう随分と数は減りましたけど、四駆が必要な山里では今も昔もベストサイズである事には変わりはなく、ロングのノマドは5ドアでヒトも乗せられて、JBジムニーにもない優れた汎用性が大切に乗られている何よりの証拠ですね。
ブログ一覧 | 乱記 | 日記
Posted at 2012/10/17 14:28:42

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この記事へのコメント

2012年10月17日 15:18
初代 エスクード 3ドアに 乗ってました (数ヶ月ですが…)(笑)
板バネ ジムニーに 比べると 何て乗り心地が良いんだろうと 思ったのが 第一印象でした
ただ 排気量が デカくて (せめて1.3位なら) 直ぐジムニーに交換しちゃいました
コメントへの返答
2012年10月17日 15:25
イイクルマだったでしょ?(笑)。
一時期ですけどAPIOでパーツ売ってましたね。チョイ上げとガード類だけだったけど、アレだけで十分戦えるカンジでした。
一時期金スコにも登場してましたね。
2012年10月17日 23:04
こんばんは。
US仕様のサイドキックしか知りませんでした…笑

初代エスクードのリアのフェンダーとテールランプ部のデザイン、なんとなくY60に似ていますよね!
コメントへの返答
2012年10月18日 8:11
このあたりのデザインは秀逸だと思うのです。
リアの膨らましたフェンダーを絞らずそのままスパっとリアで切って、その断面にテールランプを埋め込んで完結させる、、見事だと思います。
が、Y60でコレは大失敗でしょう。
ちょっと遊んだだけでランプ割れまくりじゃねーか!(笑)。


2012年10月21日 20:32

 こんばんは。
 不覚にもピターラは存じ上げませんでした。

 しかし日本人の知らない日本車、しかもユニークな名車は少なくないですよね。
 私が気になっているのは、トヨタが新興国向けに販売している「フォーチュナー」です。

 ハイラックスのフレームシャシに、初代ハリヤーのボディーを架装したようなクルマで、言ってみればメルセデスのMLをトヨタが作りました♪って感じです。

 自動車関連の税金が懲罰的に高価なシンガポールでも良く見掛けましたから、世界的には結構売れているのではないかと想像しています。




コメントへの返答
2012年10月22日 7:21
コメントありがとうございます。

そうですね、結構知らない日本車たしかにありますね。
北米向けのピックアップも良く解りませんし、仰るように東南アジア向けも多いですね。
一昔前の懐かしいシャシーは単純で、なんとなく頑丈そうでイイなあと思うのですが(笑)。

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何シテル?   01/09 11:30
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