※前回の続きです。
さて、レーンに並ぶ前にちょいとやらねばならぬことがコイツにはあるんです。
汁をシュッシュと吹く先っちょへのカプラを抜いてあげないといけません。
ワタシの先代のユーザーに屁浄化装置を魔改造されちゃってるので、一本ばかりお休みさせないと濃いのが出ちゃうんです(爆)。
ファイブチューブ作戦と呼んでおります(笑)。
本日は3番レーン(兼用)へ。
列が短かったからという理由もありますが、3番は機械が古いので旧車(旧者)にも馴染みやすいだろうとの判断も(笑)。
最初は灯火類チェックと同一性の確認。
若い検査員が前に立ち右(のウインカー)左(同)、ハザード、ライト、ワイパー、ウオッシャー、ホーンと踊りのように指示を出しますので彼のリズムを狂わせないように従います。
後ろに回って同様の指示+バックギアに入れてランプの確認オールオッケー、とまずまずの滑り出し。
ボンネットを開けてシャシーに刻印された車台番号の確認。
「掃除してくれてありがとうございます」と長年ユーザー車検やってきて初めて検査員からお礼言われました。
せめてココだけはきれいにしておきましょう(笑)。
次はライン入口でいきなりガス検ですが、ディーゼルだと思われて毒ガスマスクの検査員が小走りに駆け寄ってくるのはいつものお約束。
「ガソリンです」というと、自分でプローブを入れて測定するように指示されます。
不正が無いように足形の付いた立ち位置に立たないと測定が始まりません。懐かしのマットスイッチってやつですね。
事前の大切な作業により自信満々(爆)で、プローブを突っ込んでAスイッチポチっとなで測定を開始するも、なぜかCOがX。
イヤな汗が出てきますが、先ほどの毒ガス検査員も??な表情。
「何回かフカシてみて」と言われたのでTB5(笑)をブイブイゆわせてその場で再検査です。
「・・・・検査中・・・」、、、、、長い(汗)。
次はちゃんと基準値内でした。
「溜まってたのかな?」とは検査員の弁。
かもしれないけど、たぶんO2センサーもそろそろ寿命なんだろうなあ、、、。
がちょん機に用紙を突っ込んでまずは排ガス無罪確保。
ちょいと後ろめたいけど(爆)。
次はサイドスリップ検査。ゆっくり乗れば大丈夫。
続いてブレーキ検査。フロントにローラーを載せて「ブレーキ踏む」の表示に合わせて床も抜けよと言わんばかりに蹴飛ばしてOKランプ点灯。
リアも同様にローラーに乗せて「ブレーキ踏む」でコンジョー踏み(笑)。
しかしリアブレーキが弱いY60なので、思った通りXがでて「もう一度」の表示が。
今度はそっとサイドブレーキも引いちゃいます(爆)。
ちなみにサイドブレーキそのものの検査の時はブレーキ踏んじゃダメっすよ。
ブレーキランプ光って速攻バレっから(爆)。
車速テスターは今となっては懐かしの有線式。40キロでポチっとな、で完了。
参号機は255/85外径でピッタリメーターが合うようにドリブン調整済みなので、今の状態ならばサバ読みしなくても大丈夫なのです(笑)。
ホッとしたのも束の間、記録紙をがちょん機に入れる暇もなく光軸テスターが迫ってきます。
慌ててハイビームにして車外に飛び出て記録紙を突っ込みつつ、ヘッドライト測定ボタン(ハイビーム)と検査開始ボタンを押し込みますと、横から謎の宇宙人監視装置のような光軸テスターが登場。
細かく動いてヘッドランプの位置を探ってます。
LEDではなくハロゲンだし、光軸も去年の車検から弄ってないから大丈夫だと思いきや、ココロを折る左「X」の表示が、、、。
右は熟考の末「〇」だったですが、これで一発合格の道は閉ざされました。
失意の中で下回り検査。
いつも結構待たされるのに今日はすぐに「ハンドル左右に振れ」表示が登場。
下から覗き込まれ硬い先っちょで悪戯されているのか、コンコンカンカンとイヤらしい音が下腹部より響きます。
その間も「ブレーキ踏め」「サイドブレーキ引け」などの凌辱的な指示が表示されますが、先ほどの光軸検査NGで気分が落ちてるのでいつもよりも燃えません(笑)。
流されるまま下回り検査「〇」にてこちらは無罪。
総合判定所に検査表一式を持っていくと、検査員先生より「上過ぎるよ!もうちょっと下だよ。右もギリギリだったよ」とのお言葉を頂きました。
「調整して1番に並んで!」とのことなので、このまま予備検を受けに一旦外へ。
一番近い予備検査場で光軸調整をして貰いますが、その金額2600円也。
ドライバー一本で出来る超短時間な仕事にしては高額ですけど、今はラインに入れる回数にも制限があるので致し方ありません。
「バッチリデース」と他人とは思えない太ったおっちゃんに送り出されて再び支局へ舞い戻り、ガラガラの1番レーンへ。
ワタシの前には巨大なタコマがおりまして、検査員二人がメジャーでしきりに計ってます。
経験則から検査員二人で図られてしまうとかなり合格の確率は低くなるので、たぶん残念な結果になるでしょう。
しかし明らかに後付けのオーバーフェンダー、ナロースタイル好きのワタシから見れば同情の余地はあまりなさそうです(爆)。
次、我が番ですが「ヘッドライトの再検査です」と告げたのに、なぜか「車台番号確認させてください」とのこと。
どうやら毎回この同一性の確認はするようです。やっぱりキレイにしておいてヨカッタ。
そのまま検査員にライン半ばまで連行された恐竜と一匹、さっきのとは違う近未来的な監視装置(光軸測定器)にて一瞬で検査を終え、なんとか今年も無罪放免へ。
総合判定所でハンコを貰って「はいお疲れさん!」と言われてようやくホッとしました。
ああ、今年も何とか済んだわ、、(笑)。
A棟でナイスなハンコが並んだ検査表一式を提出すると、3分も待たずに新しい車検証とステッカーが発布されました。
こんなにすぐだったっけ?もしかしてドローンで一部始終監視されてた? (爆)。
ナニコノハヤサチョットコワイ、、、(笑)。
とゆーことで参号機2018年度バージョン、今年も宜しくお願い申し上げます(笑)。
特典資料映像
最近は失意のオジサンにこんな紙をくれます(笑)。
凄く丁寧な「落第」理由も添えられます。
光軸再検査中に思ったんですが、もしかして荷物降ろせば素直に受かったんじゃね?(爆)。