高級和牛のすき焼きから、翌朝はうどんすき

さて、とってもお得に手に入れた常陸牛(多分サーロインのスライス)で、すき焼き大会を催しましたよ。見ていても良い塩梅に刺しが入って美しい肉なのですが、もちろん喰うために買ったわけですからね。我が家のすき焼きは、下ごしらえから私の役目なんですよ。ってか、手間のかかる料理は殆ど私なんですがね。けして家内の料理が下手くそとかまずいとか言うわけではありません、家内の作る料理は安心してほっこりできる家庭料理、おごっそ(長野弁でおごちそうの意味です)の用意は私の役目でございます。

すき焼きですからね、我が家ではちゃんと牛肉をまず焼きますよ。ちゃんと焼くことで、肉の味がぼやけないんですよね。料亭などでは割り下を入れる前の鍋にヘットをのばして肉を焼いてくれるのですが、それじゃあおかわりの肉は焼けません。ってことで、まずは肉をフライパンで焼きますよ。


残念ながら今回は下仁田ネギの準備はしてないので、普通の長ネギです。でも、肉からにじみ出た脂で長ネギも焦げ目がつくくらい焼いておくと、これがまた美味いんですよね。春菊とえのき茸、車麩、焼き豆腐、しらたきも食べやすい大きさに切り分けておきます。


お一人様用鍋(家内と二人で使ってますが)にネギを焼いたときの脂を引いて、肉以外の材料を並べ割り下を注いでひと煮立ちさせます。このとき春菊はまだ入れませんよ。


そして呑水に卵を割っておきます。この卵ですが小ぶりのSなのですが、お値段もお手頃で黄身もぷりぷり美味しいのです。


割り下がふつふつと湧いてきたら、焼いておいた肉と春菊を入れますよ。肉はすでに火が通ってますから、味が馴染んだらすぐ食べられます。そして牛脂を吸った春菊がまた美味いんですよね。


水気が飛んで割り下が濃くなったら、日本酒を投入します。ちょうどその頃に焼き豆腐が食べごろになりますね。肉の旨味と牛脂をまとった焼き豆腐も最高ですよね。ホント日本人に生まれて幸せだなあ！と心から思う瞬間です。

肉を焼いたときにちぎれてしまう端の方は、明日のために残った割り下でにしめておきます。この時は味濃いめのまましっかり煮しめます。

そして今朝のおごっそは、予定通りうどんすきでした。昨夜煮しめておいた肉と余った豆腐に卵を2つ投入し、卵に火が通るまで待ちましょう。味が濃い目の卵が好きなら夜のうちに投入して火を通しておくと良いですよ。


卵がほぼ固まった頃、日本酒と水で味を整え玉うどんを投入します。うどんがほぐれたら食べごろですよ。


すき焼きでちょっと飲みすぎ気味の体に、染み入ります。五臓六腑に染み渡るってこういうことを言うんだなあ！と感じる朝ですよ。家内と二人で玉うどんを三玉も食べてしまいました。これじゃコロナで運動不足の体も、痩せるわけ無いですよね！


でもね、美味しいもの食べるって、本当に幸せですね。高級ホテルや、老舗の温泉旅館に行かなくても、我が家には幸せはたくさんあります。そう、脂でベタベタな鍋や呑水を洗うのが僕の役目でも、我が家ではGoToホームが一番です。

明日は池袋で深夜作業です。今夜は東京のマンションでゆっくり飲んで明日に備えます。