12月22日(火) 初日
目が覚めてから出発するまでの時間もひたすら現地情報の調査を進め、プリントアウトしたいものはどんどんネット経由でセブン-イレブンに送ります。
逆にこの4日間のおかげでパタゴニアについて新たに判明したことがいくつかあったので、それはそれで有用な期間でした。

前回の反省を元に空港に3時間前到着を目標に家を出ます。

今回は新型NEX

ではなくて、やはり快速エアポート成田に乗り込みます。(時刻表で一本前の奴)
そして、乗り込んでから気がつきました。セブン-イレブンに立ち寄ってプリントアウトするのを忘れたことを・・・
幸い3時間前目標に家を出ているので時間に余裕はあるのですが、どうしたものか。
電車の中であれこれ考えて出した結論が、空港手前の成田駅で降りて、駅前のセブン-イレブンでプリントアウトして、京成成田から空港を目指すという手段。
京成なら本数も多いので時間のロスも最小限で済みそうです。
幸い、携帯でセブン-イレブンの場所や京成の時刻表も確認できるので問題なさそうです。(文明の利器ってすごい)

ちょうど鉄橋の柱の影になってしまっていますが、車窓からは建設途中の新東京タワー(東京スカイツリー)が見えます。

黄砂が飛んで来ているのか街が黄色っぽい空気に覆われています。

乗っていた路線の後続が車両トラブルで運行止めのようです。
すでにその区間は通過した後だったので良かったです。
やはり、早めに出て正解でした。

誰がどう見ても「成田空港に行くつもりが、間違えて手前の成田駅で降りちゃったおじさん」にしか見えないと自意識過剰気味に思いながら、ザックと旅行鞄を携えて成田駅で一旦降ります。

セブン-イレブンに向かい、まずは必要書類のプリントアウトを済ませてから、今度は京成成田駅に向かいます。
成田駅前なんてはじめて歩きました。

特急成田空港行きに乗り、無事に成田空港に到着しました。

出発ボードで今度こそ「OnTime」の表示がでているのを確認して一安心。
(このユナイテッドの「チェックイン端末」で各自手続きをさせつつ、少ないスタッフが荷物預かりだけをする仕組みは、イマイチ効率的に裁けているように見えませんでした)
チェックインを行い荷物を預け、出国手続きを済ませ、出発ゲートに向かいます。

今回はまだ昼食を食べていなかったので、飛べばすぐに機内食がでることを考慮に入れて、軽くおにぎりとパン、お茶を購入。
これで日本円の硬貨がぴったしきれいになくなったのがちょっとうれしい感じ。

定刻通り飛行機は出発、まずはアメリカ東海岸(人生初)に向けて12時間のフライトです。

残念ながら古い機体(747)でモニターは各席に付いていません。
しかし、なぜにブッダ、と思ったら手塚治虫作品紹介番組?だったようです。
機内アナウンスで英語に引き続き日本語、さらに中国語が流れるのに驚きました。(もしかしたらこの便が中国発日本経由便だったのかもしれませんが)

日本発のフライトは料理を日本で作っているので、味はまずまずです。

もちろんTABさんにいただいた快眠グッズが大活躍です。

おやつで配られるこのきつねラーメン(うどんではないけど麺以外は赤いキ○ネそのもの)はヒットでした。

横に座ったのが若い女性だったのですが、少し話しかけてみると日本語はもとより、英語も通じません。
ならばと、紙とペンを取りだし
「中国?台湾?香港?」
と書いてからペンと紙を渡すと、
「台湾」
と、漢字で返信。ラッキー、台湾が一番日本と漢字が似ていて筆談しやすいです。
で、筆談で今回の旅行の理由を尋ねてみると、お姉さんがアメリカに留学していて、年末にそこに遊びに行くのだとか。

寝たり食べたりプリントアウトしたものを読んだりしている間に、12時間は意外に早く過ぎていきます。
そして、なんかエア枕の空気が抜けてるなぁと思ったら、なんとパンクしてました・・・・(TABさん、スミマセン)
飛行機は定刻通りワシントン空港に到着。
まずは入国審査からです。(乗り継ぎでも入国扱いになります)
あいかわらずアメリカの入国審査は混雑していて待たされます。
次が自分の番と言う所で後ろから背中を叩かれ、振り返ると若い女性に「この子急いでいるみたいだから順番代わってあげてくれない?」と英語で話しかけられます。
どうやら乗り継ぎ便の時間がぎりぎりらしく、話しかけてきた女性の後ろに焦った表情の女性がパスポートと航空券を握り締めて立っています。
私はそこまで急いでいるわけでもないですし、乗り継ぎの焦りはよくわかるので、どうぞどうぞと譲ってあげました。
その後私も無事に入国。
次に荷物を受け取り、さらに税関検査に進みます。
フルーツや肉類の持ち込みのところにチェックを付けていたので、詳細チェックの方へと回されます。
ドライフルーツにビーフジャーキーなので(パイネ国立公園があるチリの持ち込み基準にあわせてあります)大丈夫だろうと、係員に正直に申告すると、荷物を全部出せとの指示。
おいおいと思いながら、せっかくきっちりとパッキングした荷物をほどき食料分を取り出します。
すると係員二人が食料一つずつをチェックしながら、なにやらゴミ箱にぽいぽい捨て始めるじゃないですか。まさか乗り継ぎのアメリカで引っかかると思ってい
なかったので、驚きながら見ていると肉類はすべてダメ。ビーフカレーのレトルトがあったのですが、こちらはギリギリセーフ。後で気が付いたのですが、イン
スタントラーメンやスパゲッティのレトルトも(ベーコン入り カタカナでベーコンって書いてあるだけなのに・・・)なくなっていました。
今回スパゲティをメインにしていたので、乾燥肉をトッピングにと思っていたのですが、すべて没収されました。
トホホ。。。
哀れ私の荷物はばらばらに解体され、肉類も没収されたところで「ほらよ」と横にどかされて返されました。
せっかく使用目的や行動日程にあわせてきっちりパッキングしていたのに、ぐちゃぐちゃになってしまったのを、順番関係なくとにかく鞄にしまい込みます。
そして再び大きな荷物を預けてから手荷物検査です。
こちらは普通にパスして登場ゲートにやって来ました。
アルゼンチン行きの便に乗るまでまだまだ5時間近い時間があります。
東海岸は人生初ですし、一旦外に出てみることにします。

ターミナル間をつなぐバス(というか不思議なトランスポーター)に乗り

空港の外に出ました。
うっへ~、寒い!! (たぶん気温マイナス)
街中に行くバス(ワシントンフライヤー)のチケットを買い (片道$10、往復$18)、30分に一本(毎時15分、45分発)のバスがすでに出た後だったので、25分ほど空港の中で待ちます。

バスが到着したので早速乗り込みます。

バスはフリーウェイを走り、ワシントン市街を目指します。
しっかし、日本人の体格に合わないのか椅子が座りにくいです。

そして、バスに揺られること30分、地下鉄ウエストフォールズチャーチ駅に到着しました。
我々が降りると同時に、空港に向かう方々がドヤドヤと乗りこんで行きます。

こちらがウエストフォールズチャーチ駅。

こちらが券売機です。
「1」で切符の種類をABCから選択。 1日乗り放題券とかもありますが、私は普通のチャージ式チケットを選択します。あと、いくらチャージするかを「+-」上下のボタンで決めます。
往復で$6.9なので、あえて$7チャージして最後に10セント残るようにしました。
これで切符を記念に持ち帰れます。

「2」の指示通りお金を入れると申告した金額がチャージされたチケット(テレカサイズ)が出てきます。
(中国からパンダが来た記念日か何かだったのですかね?)
この辺りをスムーズに切り抜けられるように、ここ数日間調べたことをセブンイレブンでプリントアウトして持ち込んでいました。逆に言うと19日に予定通り出発していたら、そもそも街に行くこともせず、空港で本でも読みながら大人しく5時間待っていたと思います。
あと、券売機の横にATMがあったのでドルを引き出しておきました。
というのも、これまでの海外出張や旅行などでいくらかドルは持っていたのですが、南米では円からペソへの両替は難しいみたいなので、一旦現金はドルで持ちこまなければならないからです。

メトロ(地下鉄)ですが、ここはかなり市街地から離れているらしくまだ地上を走っているんですね。

けっこう空いてます。
(夕方に街中に向かうからでしょう)
この列車、信号待ちの時に車内灯が消えて驚きました。
走りはじめたら普通に点きましたけど。

街中に入るとそれなりに人が乗りこんできました。

約30分でフェデラルセンターサウス駅に到着。
空港の外に出てからすでに1時間半の時間が経過してしまいました。
ちなみに、地下の駅はすべて同じデザイン、同じ構造のようです。ちゃんと駅名を追いかけていないと、どこの駅に着いたのかさっぱりわからなくなります。
(元々わかってないのですが)

では地上に出てみますか。

ちょうど出たところで黒人のおじさんが花を売っていたので、そこで国会議事堂(Capitol Hill)の行き方を尋ねます。

お~、見えてきました、国会議事堂!
ハリウッド映画で毎回爆破される奴です。

さすがにこの暗さの中、望遠レンズで撮影しているので、雪の中、三脚を使いました。
デジイチのペンタックスK-7はCMOSセンサーそのものを移動させたり回転させたりして三脚で固定した後に構図微調整が出来るのですが、そんなこと思いつきもしないぐらいの寒さでした。

手前の池は凍っていて、若者グループが氷の上ではしゃいで遊んでいました。

こちらはワシントン記念塔です。
さて、空港に戻るのに1時間以上の時間が必要なので、まだ来たばかりですが、もう戻らなければなりません。
本当はこの辺りにはスミソニアン博物館なんかがあるので是非行きたいのですが、それなら一日たっぷり時間を割かなりと無理みたいです。

道の状態はこんな感じで雪の中に深い水溜りもできています。
水溜りの所で女性と擦れ違いざまにに、笑いながら「ノーグッド!」と言われたのですが、日本語で「最悪ですよね」って言いそうになり、「サーァ・・・・」と言いながらニュアンスで意思表示してしまいました。
感情が入るとどうしても日本語になっちゃいますが、きっとイントネーションで通じたことでしょう。

再び地下鉄に乗り込みます。
オレンジラインとかブルーラインなど、違う路線の地下鉄が同じプラットフォームに入ってくるので、自分が乗る路線の表示が出ている列車に乗り込みます。
(私が乗るのはオレンジライン)

通勤ラッシュとぶつかったのか、けっこう混んでます。

バスの時刻表は知っていますので、それにあわせて地下鉄に乗ったので、タイミング良くバスに乗り継ぎます。

空港に戻ってきました。

よしよし、ちゃんとオンタイムで出発のようです!
ここで遅延が発生すると(私が)大騒ぎですからね。

いかにも昔にデザインした「未来的な空港」って感じです。
歴史を感じます。

そうそう、これが無いと寝られない体になったのでした。
エアで膨らませるタイプは意外に売ってなくて探すのに苦労しました。

これこれ。($10)
(いまひとつ使い勝手が良くなく帰国後に結局TABさんからもらったのと同じものを買いなおしました)
さて、手荷物検査に行きますか。
本日すでに手荷物検査を一回通過しているので、特に気にしていなかったのですが、身体検査を終えて自分の荷物を待っていると、エックス線検査担当官が他の係員になにやら指示を出し、係員が私のザックを取り上げ何やら調べ始めています。
まずはスポンジのような物でザックの内側を拭い、それを検査機にかけています。麻薬か爆発物のチェックでしょうか。
ナイフとか水など持ち込み禁止物は入っていないので、余裕の表情で見ていたところ、ザックに入れていたコッヘルを取り出します。(現地ですぐに使えるように手荷物が半分トレッキング用具になってます) さらにその中に入れていた
シングルバーナーを取り出しました。
あれ? バーナーって持ち込み禁止物だっけ!? (もちろんガスカートリッジは現地調達です) いや、さっきもエックス線通しましたが、そのときはオッケーでしたし・・・
そんなに安いものでも無いので、ここで取り上げられるのは困ります。
というか、ジャーキーに引き続きバーナーまでか・・・・
係員がバーナーを見ながらどうするか悩んでいるようなので、
「それは武器でもないし、それ単独では何も機能しないものです」
と、訴えてみますが、もちろん無視されます。
判断つきかねたのか、エックス線検査をしているベテラン女性の方へそれを持っていきます。判断を彼女に委ねるようです。
祈るような気持ちでその様子を見つめながら待っていると、女性がバーナーの臭いを嗅いだりして出した結論は、
「セーフ」
いやぁ、焦りました。
そして搭乗ゲートに到着してから、日本円をドルに両替するのを忘れていたことに気がつきました。
しまった、円からドルの両替は日本の方がレートが良いんですよね。それ以前に搭乗ゲートまで来てしまったので、むちゃくちゃレートが悪いところしか無いです。

うっへ~、1回両替するだけで1割以上損しそうです。(ドル円で79円って・・・、ちなみに逆は100円以上でした・・・)
そうは言っても、ドルが必要なので、泣く泣く両替しました。
あと、首からぶら下げていたデジイチを柱にぶつけてしまい、メインで使うレンズのズームが固くなってしまいました。
どうもツイてません。
幸い写りに大きな影響は出ていないみたいなので、とりあえずこのまま使うことにします。(と言うか、これがメインレンズですし)
スターバックスがあったので、見た目で判断しクラムケーキなるものを購入したら、やはりアメリカンテイスト、激甘だったので、カフェラテで流し込みました。

さて、いよいよブエノスアイレスに向けて出発です。(現地22時)
飛行機への乗り込みも順調。出発の20分前には全員着席していて良い感じです。
さぁ、余はブエノスアイレスでの乗継ぎが時間的に大変厳しいのじゃ。
苦しゅうない、はよう飛べ!
ん?
定刻すぎても飛行機が動き出しません。
なんか、パーサーの機内アナウンスが流れはじめて嫌な予感がします。
乗継ぎ便の荷物が遅れて届いたらしいので、それを今から積むそうです。。。

早くしてくれ~!
という私の願いもむなしく、飛行機は定刻からバッチリ50分ほど遅れてワシントン空港を飛び立ったのでした。
つづく
0 1 2 出発・移動
3イグアス
4 5 6パイネまで移動
7 8 9 10パイネトレッキング
11 12 13パイネからエルカラファテ
14 15ブエノスアイレスへ
16 帰国