癒しを求めて豊予の海をくるっと一回り（四国編の３）

昨日アップした「四国編の２」の続きです。

カラッと晴れてすがすがしい4月6日の、お昼から夜にかけてのお話です。フェリーの便が合わずになかなか四国から脱出できない状況ですが、しばし愛媛県下のすてきなもろもろをご覧ください♪

宇和島市で昼食をとって、まず向かった先は松山市の東側にひっそりと位置する東温市です。ちょっと前まで温泉郡と呼ばれていたあたりで、川内町と重信町から構成されていたエリアです。道後でも奥道後でもないこの地にも、公営ながら素敵な温泉施設があるんですよ。「さくらの湯」という温泉場です。（つい先日にうどん子さんも汗を流しに来訪していたような…。ｗ）




駐車場に植わった桜と雰囲気の良い大屋根の建物が、なんというか趣深いたたずまいを見せてくれています。（お客さんも多い！！）





こちらのジェットバスは、疲れを癒やすのに最適！でした。適度なバブルの振動が、座面に座りっぱなしで詰まりそうな大腿の血管をほぐしながら血行を良くしてくれる感じで、もう最高です。多分循環泉なんですけど、それを差し引いても大満足♪入湯料も410円とリーズナブル。



さて、温泉郡の温泉でさっぱりしたならば、ここらで唐突に賭け的な勝負に出てみます。それは何かというと…東温市の川内地区を14時過ぎに出て、15:05三津浜港（松山市の西岸）発の周防大島松山フェリーの便に果たして乗ることができるのか？という賭けです。もし、運良く乗れたのなら、周防大島の素敵な夕景を眺めることができるはずですが、はてさて。



幸い、さくらの湯は川内ICからそれほど遠くない立地。さてどうなるか。。。。ファイっと！！…と意気込んで出発したところなんですが、その賭け勝負は瞬殺で終わってしまいました。（笑）

松山道の川内ICに入るところまでは良かったんですが…その先の分岐で「高松方面」「宇和島方面」と書かれていたのを、思いっきり高松方面に入ってしまい、逆方面に走りだだすという痛恨のミス！…しかも、次のICまでは20数キロというトラップにはまっちゃってですねー。orz...





…で、強制的に西条市に初入域です。このあたりについては全く前提知識がないんでどうしたものかと悩み、ひとまず国道11号線を松山市方面に向かっていたところ、もう全く意図せぬ偶然だったんですが、「滑川渓谷」の案内表示と再見してしまったわけです。





もうこれは、神が行けと言っているものだろうと忖度して、渓谷への狭い道へと舵を切っていきます。華奢ながら華麗な装飾の石橋を渡ったら、高知県の馬路村住民もたじろぐくらいの狭い険道をサクサクと進んでいきます。




しばらく進んでいくと、ちょっと道も広くなったあたりに集落が見えてきます。そんな道すがら、イヤガオウにも目に飛び込んでくる「ほぼ」ななにか。いやこれはキャッチーで上手いですね♪





こちらはいわゆる無人販売所なんですが、おそらくここを通過する全員が立ち寄ることうけあいな施設です。これは上手いなぁ、と舌を巻きつつ脇の川を見てみれば、これまたかなりきれいな流水の様にまたまた感動。





そして、対向車を何とかかわしながらついに到着したのが滑川渓谷の入り口です。この辺の里山チックな雰囲気ってばもう、典型的な田舎の情景を呈していて、惚れますよ。






でもそれ以上にほれぼれしたのが、こちらの神秘的ともいえる情景です。奥の滝と呼ばれる、この清流の原点に広がる「竜の腹」の景色は、ちょっと他ではにわかにみられません。いやー、すんごい風景に出会うことができました。










そんな感じで愛媛県の観光資源の底力を見せてもらってしまっては、もう周防大島行のリビドー的な愛着は消え失せてしまっています。（歩きすぎて疲れたからという裏理由もあるけどｗ）



早々に松山市の適当なところに泊まろうと狙いを定めて、再び国道11号線に戻り、松山市の中心部方面に向かっていきます。渋滞も激しいし、もう絶対日中に周防大島に行くのは無理ー♪




そうして、日もまだ高いうちにこの日の宿を決めて休むことにします。JR松山駅前の大通り沿いに昔からある「ニューカジワラ」さんです。ここに泊まるのは…なんだかんだで3-4回目です。





なぜここが好きなのかというと…道路に面した窓が全開できる（今時珍しい）おかげで、ここから眼下に見える「知る人ぞ知るスポット」がよく見えるからなんです。(￣▽￣)ニヤリ




全国的にも非常に珍しい、2つの鉄道路線が直行する踏切が、ここからはよく見えるんですよ。まぁ、鉄道路線といっても、一方は路面電車ですけど。




こんな感じで「松山市電」と「いよ鉄線」が幹線道路上の踏切内で直交しています♪どうです？これなかなかすごくないですか？？



というわけで、（個人的に、超）盛り上がりながら今回は締めに入ります。松山市で巡るべき鉄板スポットの観光は全然できなかったんですけどｗ、きっとほかの方が素晴らしいレポをたくさん上げているだろう、と他力本願な感じで放り出す感じで。



疲れて、歩くのも面倒ということで、JR松山駅前に新しくできていたバル的なところで、ちゃきちゃきなお姉さんの接客を受けつつ、芳醇な道後ビールを堪能したら、ちゃっちゃと宿で寝ます。







次に続きますー。次回ようやく四国から脱出していきます。