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Hirota Engineeringのブログ一覧

2025年11月03日 イイね!

ホンダ シビック タイプR EK9 パワーチェック エンジン出力試験 B16Bのロマンに浸る

ホンダ シビック タイプR EK9 パワーチェック エンジン出力試験 B16Bのロマンに浸るEK9型 ホンダ シビック タイプRの登場です。本日ご紹介致します車も私のガレージにいらっしゃったお客様のお車と言う事になりますが、今回は何と!リベンジマッチを含む、2本立ての構成になります。このお車のお客様は初回の計測の結果にご満足されなかったという事を受けて、その悔しさをバネに、エンジンのオーバーホールそして、徹底した諸元の見直しとチューニングを経て1年2か月後に再びエンジン出力試験に挑戦し最終的に結果にご満足をされたと言うハッピーストーリーになっています。
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EK9型シビック タイプRは、1997年に本田技研工業から登場した初代モデルとなります。本田技研工業のタイプRシリーズは、メーカーとしてレーシングカーのテイストと圧倒的なドライビングプレジャーの獲得をめざしたファインチューニングモデルであり、NSX タイプR、インテグラ タイプRの成功に次ぎ、シビックにもタイプRの称号が与えられました。ベースとなったのは6代目シビックの3ドアハッチバック。ベースに対してスポーツ走行に耐え得る剛性を獲得しつつ車両トータルとしての徹底的な軽量化が施され、1トン少々の車重に専用チューニングが施されたサスペンションやブレーキが採用され、峠道やサーキットでの圧倒的なハンドリング性能を実現しています。
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この車の最大の特徴は何と言っても専用設計のB16B型エンジンを搭載している点にあります。量産エンジンのB16A型をベースに徹底的にチューニングを施し、当時のホンダのお家芸であったVTECを装着し、排気量1595ccながらメーカー公表値として、16.3kgfm@7500rpmの最大トルク、185PS@8200rpmの最高出力を発揮します。排気量1リッターあたり116PSという驚異的なこの数値は当時の自然吸気エンジンとしては世界トップクラスであり、ホンダのエンジン技術の粋を集めた証でもあります。
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今回対象のお車は1997年製、17.9万kmを走行した個体となります。お客様はこのお車を日常の足として使いつつもサーキット走行の方にも重きを置いていらっしゃいます。エンジンはノーマルですがそもそもにして、軽量インテークバルブ、手加工によるインテークポートにより吸気効率が高められており、高圧縮比ピストン、低フリクション技術などの高性能エンジンを構成する要素が十分に取り入れられています。その上で、今回のお車は、エキゾーストマニホールド、マフラーを社外製、吸気系をDC2型インテグラ タイプR 純正のものとし、データ書き換え可能なLINK製の汎用ECUでエンジンがマネージメントされています。
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製造後25年以上の歳月が経ち、決して低走行とは言えないこの個体が一体どのようなエンジン性能を発揮するかがこのお客様の関心事項であり、今回の動画の見所となります。計測は初回のものと、それからオーバーホール兼、チューニングアップの作業を行った1年2か月後の仕様の2回を実施しており、今回もその模様を余すことなくご紹介しております。果たして初回はどのような結果で、2回目は更にどれだけの向上代が発生するか、HONDA VTECファンの方だけでなく、エンジンファンの方には絶対見て頂きたい熱い内容を盛り込んでおります。是非どうぞ最後まで、じっくりとご覧頂きたく思います。

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Posted at 2025/11/03 20:52:50 | コメント(1) | トラックバック(0) | クルマ
2025年10月16日 イイね!

トヨタ スプリンター トレノ AE86 パワーチェック エンジン出力試験 覚醒モードに突入したAE111型4A-GE搭載

トヨタ スプリンター トレノ AE86 パワーチェック エンジン出力試験 覚醒モードに突入したAE111型4A-GE搭載走り屋の王道とも言えるAE86型がついに登場です。この車両は、私のYouTubeチャンネルをご覧頂いているご視聴者様のお車で、1985年製18.5万kmを走行している個体となります。今回の個体はノーマルの仕様ではありません。この車両には、シリーズ最終型AE111型に搭載される4A-GEエンジンが換装されています。その特徴としては、5バルブヘッドと4連スロットルであり、元々搭載される4A-GEUのエンジンとはその特性が全く異なります。まさに“ドーピング”された反則レベルのエンジンユニットと言えるでしょう。
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1983年に登場したAE86型 トヨタ スプリンタートレノは、その姉妹車であるカローラレビンとともに1980年代の日本車の中でも屈指の人気を誇り、今なお熱狂的なファンを持つ伝説的なモデルとなります。AE86型と言う車両型式番号からハチロクと呼ばれる事の方が多く、それが車名であると思われている方もあるかもしれません。軽量・FR・シンプルという、今では希少となったパッケージングが走りを愛する人々の心を掴み続けています。
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AE86の最大の魅力は、何と言ってもその心臓部、エンジンです。搭載されていたのは、名機 4A-GEU型、排気量1587cc、DOHC16バルブという当時としては革新的な構造を持ち、グロス値で130PSを発揮。高回転までスムーズに吹け上がるそのフィーリングはまさに “回して楽しい” エンジンの代名詞でした。
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そして今回の車両に搭載されているエンジンは1995年に登場したAE111型レビンの最終型に採用されたΦ81×77mmストローク、排気量は同一の4A-GE型 エンジンです。5バルブヘッド+4連スロットルという高性能仕様で、メーカー公表の最大トルク、及び最高出力はそれぞれ16.5kgfm@5600rpm、165PS@7800rpmとなり、これは、ノーマルの4A-GEU型の130PSグロス値に対して実に35PS以上ものアドバンテージを持つ事になります。
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AE86にこのユニットを載せるのは定番とも言われますが、今回の個体はその中でも特に完成度の高い一台です。それはこの車両には更なる徹底的なチューニングが施されているからです。インテーク/エキゾーストのハイカム、ピストン、コンロッド、エキゾーストマニホールド、そして吸排気系の各部に至るまで厳選されたパーツが惜しみなく投入されています。また、このエンジンはLINK ECUでマネージメントされます。まさに、AE86という名車のポテンシャルを極限まで引き出した一台と言えるかと思います。
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この車種の多くは、レースやドリフトで酷使され、すでに多くが姿を消しています。そんな中、このような状態で現存しているこの個体は希少価値があると言えるでしょう。今回の計測の目的は、上述のエンジンの諸元が実際にどのような性能を示すかを明らかにする事であり、この貴重な一台が、私のガレージに持ち込まれた、と言う事になります。

40年以上前に販売が開始されたこの車種は人気が衰えるどころか、その希少性、伝説性が増々高くなってきています。この動画は旧車ファン、TOYOTAファン、エンジンファンの方々には見逃せない作品の一つです。動画の最後の部分ではLINK ECUを用いた点火時期のリセッティングの作業内容もご紹介致します。是非どうぞ最後までじっくりとご覧頂ければと思います。

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Posted at 2025/10/16 05:39:57 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ
2025年09月22日 イイね!

ホンダ バラード スポーツ CR-X Si AS 続パワーチェック エンジン出力試験 昭和車最前線のフルチューンがここに!

ホンダ バラード スポーツ CR-X Si AS 続パワーチェック エンジン出力試験 昭和車最前線のフルチューンがここに!本日も先回動画に引き続き、AS型 ホンダ バラード スポーツ CR-X Si の登場です。先回は徹底的な機械損失低減を突き詰めたチューニングがなされたお車でしたが、今回はそれに加えて、エンジンの基本諸元の方にも手が加わった、本格的なチューニングが施された仕様の車両となります。結論から先に申し上げますと得られた試験結果は先回のものとは大きく異なるものとなりました。
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ホンダ バラードスポーツCR-Xは1.3L、1.5Lの2バリエーションで、1983年に初代が登場した後、1984年に今回対象の1.6L AS型がSiグレードとして追加されました。1985年からはエンジンの諸元は変わらないまま、ヘッドライトがそれまでのセミ・リトラクタブル式から固定式のものに変更された他、サイドシルのデザイン変更や前後のバンパーの大型化、ツートーンカラーの廃止がなされ、よりモダンな顔つき、外観に変化しました。
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今回対象のお車は1987年製となりますので、この後期型のルックスになります。メーカー公表の最大トルク、及び最高出力が当時のグロス値でそれぞれ、15.5kgfm@5000rpm、135PS@6500rpmの直列4気筒ZC型エンジンがFFレイアウトで搭載されます。これは、Φ75ボア×90mmストロークと言う低回転向きのショートボア×ロングストロークの諸元でありますが、経済性を重視しているにもかかわらず、高回転領域まで軽快にエンジン回転数が更け上がり、800kg少々の軽量ボディと組み合わされる事で、非常に軽快でダイレクトな走りを提供してくれます。
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今回ご紹介致しますお車も、このガレージにいらっしゃったお客様のお車となりますが、その方は、先回の動画でご紹介致しましたお車のオーナーのご友人となります。このお車は1987年製、11.9万kmを走行している個体となります。38年前に製造された個体としてはもちろん、低走行の部類に入りますが、現在でもこのように美しさを保てている状態である事にやはり驚きを感じます。
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先回の動画の中でご説明致しました、WPCによる機械損失の低減、強度の向上の技術に加えて、このお車には基本諸元に関わる部分の変更も施されております。その内容として、まず、搭載されるエンジンはZC型であるものの、このお車に搭載されるエンジンの個体は、1990年代全日本ジムカーナCクラスの競技に用いられたものと言う事です。そのエンジンがこの車両に換装されるタイミングで、装着されていた4連スロットル キャブレターが、本来のエンジン仕様だったインジェクターに交換されています。これにシリンダーヘッドの面研磨、無限製のハイコンプピストンの採用などによって、圧縮比がノーマルの9.3から11.0に高められています。更に無限製のカムシャフトを採用する事で、バルブタイミングにも変更がなされています。そのほか、DLCコーティングと言うこれも機械損失を低減する最新の技術アイテムも含まれています。
と言う感じで、まさにフルチューン。昭和の名車が現代の技術で大幅に進化していますが、一体どんなパフォーマンスを見せてくれるのでしょうか?この車種のファンの方だけでなく、ホンダファン、昭和の旧車ファンの方々にはとっておきの内容となっています。是非どうぞ最後まで、じっくりと御覧頂きたく思います。

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Posted at 2025/09/22 23:34:39 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ
2025年08月31日 イイね!

ホンダ バラード スポーツ CR-X Si AS パワーチェック エンジン出力試験 これが機関摩擦低減のお手本である

ホンダ バラード スポーツ CR-X Si AS パワーチェック エンジン出力試験 これが機関摩擦低減のお手本である本日はAS型 ホンダ バラード スポーツ CR-X Si の登場です。本チャンネル初登場の車種になります。
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この車両はちょうど40年前に製造されたもので、典型的な旧車の部類に属しますが、このオーナーの方の独自の工夫と努力によって、これでもかと言うくらい現代の様々なファインチューニングのアイテムが取り入れられています。お車は1985年製で何と!46万kmを走行している固体となりますが、未だに当時のオリジナルの姿を保てている事にまず驚きを感じました。更にこのオーナーの方は当時このお車を新車で買われて現代でもそのお車を乗り続けられていると言う、いわゆるワンオーナーカーであり大変存在価値が高いお車となります。
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バラードスポーツCR-Xの初代モデルは、1983年に本田技研工業から登場しており、800kgの重量を切る軽量・コンパクトなボディと優れた燃費性能とスポーティな走行性能を発揮するエンジンを融合させたモデルとなります。特徴的なショートノッチバックスタイルは空力性能にも優れ、当時の若者層を中心に高い人気を誇りました。
今回対象のAS型は1984年に追加されたグレードで、Siと言う、よりスポーツ性を意識した仕様となり、先代の1.3L、または1.5Lから1.6Lに排気量が拡大された直列4気筒ZC型エンジンがFFレイアウトで搭載されます。このエンジンは1.5LエンジンのEW型をベースとしているため、設計の自由度が少なかったと伺え、排気量拡大を主にストローク延長で行っておりΦ75ボア×90mmストロークと言う現在の燃費エンジン並みのボア×スト比となっています。しかし、それにもかかわらず、高回転領域まで軽快にエンジン回転数が更け上がるこのエンジンが800kg少々の軽量ボディと組み合わさる事でバラードスポーツではなく、CR-Xと言う名前でたちまち多くのモーターファンを魅了する事となりました。今現在の日本市場ではこれに真っ向から匹敵する新型車はなく、バラードスポーツCR-Xは大変貴重な名車になっています。
メーカー公表の最大トルク、及び最高出力は当時のグロス値でそれぞれ、15.5kgfm@5000rpm、135PS@6500rpmとなります。
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今回の固体は、28.5万km走行時に一度エンジンのオーバーホールを行われ、その時にオリジナルのエンジン諸元を維持しつつも、ほぼ全ての基幹部品に最新のファインチューニング技術をふんだんに取り入れられていて、本日も完調な状態を維持されています。中でも機関損失を低減させるためのWPC処理と言う技術アイテムが惜しみなく投入されている点が非常に特徴的であり、現在では一体どのような性能を発揮するかについてこのお客様は大変強い興味を持っており、この度このお車がこのガレージに持ち込まれたと言う運びになります。
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動画の後半では、このWPC処理についてあらましを簡単に解説致します。今回の車種も日本の古き良き時代の車の系譜に刻まれた名車の1台です。旧車ファン必見の方々、またホンダファンの方々は目を離す事ができない内容となっております。是非どうぞ最後まで、じっくりと御覧頂きたく思います。

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Posted at 2025/08/31 21:33:56 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ
2025年08月10日 イイね!

Ferrari 308GTS:エンジン搭載作業!一挙公開 美男美女カップル結婚のお披露目 パワーチェック リベンジ第22話

Ferrari 308GTS:エンジン搭載作業!一挙公開 美男美女カップル結婚のお披露目 パワーチェック リベンジ第22話本日は、フェラーリ308 GTSのエンジンの搭載、と言う内容でお伝え致します。ただ、より厳密にはエンジンとトランスミッションが合わさったパワートレインの搭載作業、と言う事になります。
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フェラーリではなく、ランボルギーニのある車種の話になりますが、組み立て工場の生産ラインにおいて、このパワートレインと車両を組み合わせる工程の事をMarriage、つまり、結婚、と呼ぶそうです。それぞれ精巧に組み上げられた双方のユニットを一つにすると言うまさに一大イベントである事を表した見事な比喩ですね。ただし今回の作業も一筋縄ではいかない部分が多々ございました。そういった部分も全てお見せ致します。
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ごく一般的な通常のエンジンとは異なり
・ パワートレインを上から下にストレートに吊り降ろす事は到底できず、色々な障害物を前後左右によけながら、少しずつ着座させていく必要がある。
・ フロントのエキゾーストマニホールドを予めエンジンルーム内に納めておかないと、後でそれを組み付ける事が絶対にできない
と言う、なんともフェラーリらしい構造ですね。
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そもそもエンジンがあって、それとは別に美しさを優先させたボディがあって、それぞれを組み合わせようとするとそういう事になるのかもしれません。ただし高精度のCADなどが無い50年前に設計された製品と考えると、やはり素晴らしいと言うのが感想です。
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本日の作業は言ってみれば結婚式の様なもの、前夜の喧嘩、なんていう話も度々耳に致しますが、そんな波乱万丈も楽しく思えてきます。フェラーリのパワートレイン搭載と言う、普段なかなか聞く事ができないような内容となりますので、本日もフェラーリファン、エンジンマニアの方々には絶対にお勧めできる内容となっております。是非どうぞ最後までじっくりと御覧頂きたく思います。


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Posted at 2025/08/10 20:26:17 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ

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Hirota Engineering 代表 一般的な会社員でありながら趣味で車を楽しんでいる者です。 車を楽しむ中でも、特にエンジンや動力系の部分に趣を...
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