「一度、お互いの足回りを入れ替えてみませんか?」
以前からS30Z乗りのやっさんの提案があったし、2台とも同じ年式です、私も興味はありましたが―。
「お互い休みが合わなくて作業ができないよ」
と言っていた。
でも、今回は「作業をやれない理由」よりも「作業できる状態にすること(方法)」を探してみた。そして、今日この日を迎えました。
………………………………………………
午前10時―。
春日井市の「カーショップシャフト」の今村君のところへ240ZGじゃっきー号とS30Zやっさん号を入庫。スタッフの力も全開で借りて、2台のフェアレディZの足周りのスワップ作業(『交換作業』というより『移植作業』かな?)開始です。
やっさんの足回りは倒立式の4輪車高調整式のモノ。
一方、私のは純正形状のカートリッジ式のダンパーのモノ。お互い交換すればやっさんのS30Zは車高の高いクルマになってしまいます。
「それでも変えてみましょうよ」
と言ってくれた、やっさんに感謝。
作業は仲間の手伝いもあり順調、順調…、順…じゅ……あれ?
やっさんの右リアロアアームのスピンドルが抜けないや。
油圧プレスをかけても抜けない。バーナーであぶるのはこの状況下ではちょっと避けたいところ。
ここで、作業が少し滞るのですが、私ができることは滋賀の240ZG乗りのリュウさんや昔の峠の元S30Z乗りの人、この手の整備に明るい人、とにかく今のつて、昔のつて、友人、知人に電話するなどの情報収集でした。
電話をした皆さんから、いろいろなアドバイスをいただけて本当に助かりました。そして作業後に電話をいただけた人たちにも心から感謝でした。
ここは後の課題になりましたが、いただいた情報は後日の作業で生かします!
とにかく、3本のリアストラットは順調に抜けたので、「スピンドル固着対策チーム」と「取り付け作業チーム」に分かれます。
ちなみに、フロントストラットですが私のモノとのやっさんのモノとで「キャリパーブラケットの違い」を写真に収めました。
ブレーキは同じR32スカイラインGTS-t Type Mの4ポッドキャリパーです。
左側、私のは20年前の部品取り車から取り付けたもの。キャリパーブラケットがスピンドルを取り囲むような「コの字型」のかなり大型なものです。もう一つ言ってしまうと、ストラット本体も左右逆に取り付けられています。
右側、やっさんのは13年前にワンオフしたもの。シンプルに作られています。
重量はというと…。
すみません、私の持った感覚では両方とも重いです(筋力がなくなったなぁ…(苦笑))。
倒立式とそうでないモノの違い、またローターの外径もやっさんのモノは大きくて、そこで重さを感じたのかもしれません。
そしてこういう作業をしていると、ブレーキラインの取り回しなど気にかかるところを指摘してくれる今村君。なるほどと、部品の手配準備をする私。
取りあえず1台でも動かせるようにしようと、先に完成させたのは私の240ZG。
夕方の家族の送迎予定もあり、優先させてくれました。
「一周り走ってきてください」
久しぶりの車高調、バネレートはフロント8kg、リア6kgぐらいとのこと。
右に左に市道を2kmほど走ってきました。
……………。
あれ?意外にも全然固さを感じない。予想していた「ガチガチ感」を全く感じません。
「短い」と言われていた縮み側のストローク量も、思っていたものの倍以上あるかも。
私が20世紀の頃(苦笑)、Z31のフロントストラットとAE92用のカートリッジ式ショックアブソーバーを流用して作った、フロント8kg、リア8kgのサーキット仕様の時には、車体がきしむようなもっと「ガチガチ感」を感じたものでしたが…。
「後日に調整を―」
と言葉を交わして名二環で帰路につきました。
う~ん本当に乗り心地がいいです。ちょっとその「仕組み」を、後で聞いてみようと思います。
追伸
作業途中、体力的にへたばった私です。それでも作業を続けて、この足回り移植作業を完遂させてくれた仲間たちに心から感謝を。
追伸2
この足回りは2ヶ月後には元に戻す予定です。
やっさんが、
「この『車高の高さ』に耐えられない!!」
って(苦笑)。
ですから、この足回りはお互いに「レンタル」って感じなんです(笑)。
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足回り | 日記
Posted at
2015/09/30 13:21:07