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2011年06月07日

《再録》不定期連載みちのく紀行記 広大な福島 その激越な歴史

《再録》不定期連載みちのく紀行記 広大な福島 その激越な歴史 前回はやや一面的なみちのく像を呈示したかもしれない。
たとえば、南部氏の祖が甲州から来たというのは「たしからしい」のだそうですが、
確証はない。
もっとも、これは紀行記なので主観をどんどん挿入していきます。客観性のある学術論文を指向していないので読者はその辺りをご理解いただきたい。

*北関東という名称*
さて、われわれが東北道に乗ったのは佐野藤岡インターという北関東のインターからである。夜中出発なので、国道を使えば、案外と早く北関東までは早く着く。
ところで、北関東(群馬県・栃木県・茨城県)という区分はよく使用されるが、南関東という呼称はめったに使われないように思える。
思うに、神奈川県も千葉県も埼玉県も「首都圏」という形で一括されてしまうほうが多い。
東京の偉大さを語る意図は毛頭ないが、「首都圏」という名称ができるほどに東京は大きいのだろう。大阪を中心とした「阪神圏」「京阪圏」も同様なのだろうか。
だが、神奈川も埼玉も千葉も、それぞれ固有の良さを持っている。
地図をみればすぐにわかるが、観光名所がたくさんあるのにすぐ気づく。けれども、これら三県は感覚として通勤のイメージも強い。
翻って、北関東はどうか?こちらも一部地域は通勤圏であるが、東京から見るとやや遠いように感じる。
関西の方(という言い方が適切なのかどうか)がたまに使う言い回しで、「関東人」という言葉がある。
どことなく違和感を覚える。確かに、関東平野に住まう同士だし、行政区分上でも同一だ。最近は方言の差も減ってきたのでますます同一圏内のように思えるのだが、神奈川と東京で暮らしてきた私にとっては、なにか釈然としない気持ちもある。うまく言えないのだが、それを言うなら関西圏の方にとって、「関西人」という言い方はたいそうおおざっぱに聞こえるのかもしれない。まあ、こういう分析に走ると筆が進まなくなるので先へ進む。

*白河越え*
東北道で東北を目指したときに、那須塩原辺りまで来ると東北に近づいてきたという高揚感がする。実際に福島県まですぐの距離なのだが、高原という土地柄がほかの栃木県とは一線を画すため、風土性の違いを微妙に感じ取っているのかもしれない。
さて、福島県白河に入る。東北道で入れば、「福島県」の看板があるだけで変哲もなにもないが、みちのくへ来たぞという感動がある。
白河といえば、関所で有名だろう。二カ所あるようだが、なぜ二カ所あるのか等不明な点も多いらしい。
福島県は幅広い県である。北海道・岩手に次いで第三の面積を誇る。
それゆえ、新潟県境の豪雪地帯と太平洋に面した地域では文化がまったく違う。
福島では、地域を三等分するのが普通だ。「会津」「中通り」「浜通り」という区分である。
会津は福島県西部。中通りは郡山や福島など県中央部を指す。浜通りはいわき・相馬など太平洋沿い一帯を指す。
冬の天気予報など見ると、いかに福島県が巨大なのかがわかる。会津地方で豪雪のときに、いわき付近ではカラッと晴れていたりする。
檜枝岐村という会津地方に属する村があるが、6月まで残雪があり、桜の蕾が閉じたままという年もあった。いわきでは4月の下旬ともなれば桜は散る。この広大な土地と環境の違いが福島の魅力だろう。
もっとも、われわれは素通りしてしまったが。
県内の行政都市は福島市だが、郡山市のほうが人口が多い。場所も県の中心軸に近い。郡山は江戸期までは沼地であった。そこを開拓して作り上げて、東北屈指の街に発展したのだ。福島市については会津若松市との関連を述べねばなるまい。

*激越の会津*
ご存じ、会津の白虎隊で有名な会津藩は、薩摩・長州をはじめとする官軍に最後まで抵抗し、幕府に忠義を尽くした。それゆえ、明治政府は行政府を会津から福島に移行させた。
徳川時代初頭に譜代の松平(保科)正之が会津に赴任した。彼の思想は幕府への忠節である。彼自身は養子だったのであり、徳川幕府への忠節がなぜそこまで生じたのかは知らぬが、倫理性の高い人だったのであろう。以来、会津は幕府への忠義という伝統が続いた。
幕末に京都守護職という京都の治安を守る役職が生まれた。守護職が会津藩の松平容保(かたもり)であった。白虎隊を組織したのも彼であるが、これといった政治的な活動はしていなかったようだ。陰謀うごめく
京の都に天皇は辟易していたのだろう。容保には全幅の信頼を寄せていたようだ。
だが、時代は忠義とは関係なく進む。
近代化を成し遂げた薩摩・長州に会津の忠義は太刀打ちできなかった。
おまけに鳥羽・伏見の戦いでは将軍徳川慶喜が大阪(当時は大坂)から海路江戸に逃げてしまった。残された容保の心境はいかばかりであったであろう?
その後、「官軍」である薩摩・長州を中心とした一行は江戸へ向かう。江戸は勝海舟や西郷隆盛らの尽力もあり、上野の彰義隊の戦い以外に戦乱は一切起こらなかった。
ところが、会津ではそうはいかなかった。
15歳にもみたぬような者まで士農工商一体となって、官軍と戦った。
そして敗れた。
歴史はどちらがいいとか悪いとかで判断できるほど簡単ではない。
官軍が勝ったからこそ、近代日本ができあがったのだ。
幕府忠誠の倫理だけ保持していた会津藩が覇権を握っていたら日本はどうなっていただろうか?
会津にはそういう悲しい話がある。

ついでだから、会津に関してもう一つ。
徳一という僧侶がいた。彼は最澄や空海といった新しい仏教に対抗する
旧勢力代表として文を通じて彼らと激論を交わしたらしい。温厚とされていた最澄ですら、怒りに発したことがあるというから、いかに激越な人物だったことであろうか。
そう、昔から会津は激越の地であったのだ。

さて、われわれは進路を急がねばならない。福島市を過ぎてから雨が降り始め、雨量がだんだん増えてきた。
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Posted at 2011/06/07 16:43:45

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この記事へのコメント

2011年6月7日 20:05
福島は東北の玄関口ですね(^^)v キングオブ東北の青森に比べたら、福島など可愛いものです(笑)

会津地方しか知らないので、中や浜の方にも行ってみたいです^^;
あぶくま洞に興味があります♪~(´ε`)
コメントへの返答
2011年6月7日 21:12
おっしゃるとおり、東北への玄関口ですね(o^-')b
白河やいわきなら、東京から200キロくらいなので、遠い感覚がしません(笑)
よく日帰りドライブをしてました(笑)
ということで、そろそろ再訪しようかなと思ってます!

あぶくま洞は是非とも一見してみてください。自然の神秘を直観できますよ!
いまは高速もできて、より行きやすくなりました。
啓すけさん好みの場所かと思います♪

浜通りはいわきの塩屋崎がお勧めですが、いましばし復興を待つべきかもしれません。近くに臼磯という海水浴場があるのですが、かなりやられていたようなので。
さて、塩屋崎では雄大な太平洋が一望できます!
和歌山や高知以外で雄大な太平洋を楽しむとなると、ここと千葉県銚子の犬吠埼ですね~
なお、旧盆時期に水揚げされる小名浜漁港の戻り鰹もめちゃくちゃうまいっす♪レストランを経営している親戚がいわきにまだいるはずなので、連絡がつけば、安く提供していただき、食べていただきたいです。
この戻り鰹は、春先に高知付近の黒潮の鰹が遡上して、脂肪をつけて再び南に戻るのが旧盆の頃なんですよ~
なので、トロみたいな歯応えですよ(o^-')b

いやぁ、とめどなく書いてしまいます(笑)
東京・神奈川に次いで何かと縁のあるところなので。
因みに、私は高知の春鰹を食べてみたいです(^-^)/
四国上陸も確か08年以降無かった気がするので、あづま人としては、西にも目が向きます(^-^)b


2011年6月7日 21:15
わかりますね~o(^-^)o

僕も「九州人」と一括りにされるのはちょっと(=_=)
コメントへの返答
2011年6月7日 21:42
九州の場合、どんな呼び方の区分けができているのでしょう。
私どもにはそういう基礎的なところがわからないんですよ。
博多っ子の範囲もわかりませんし、鹿児島の人は本当に薩摩隼人と自称するのかなとか、肥後もっそなんて今では言わないだろうななんてことを考えたりします。

関東人という呼称は、自分の世界が広がり、関西圏の人々と交流を持ち始めてから初めて知りました。
「なるほど、俺は関東人なんだ~」とえらく関心した覚えがあります。
加えて、旧満州の関東軍のことを思い出しちゃいました(爆)
畿内や近畿区域を「関東人」が(大雑把なくくりですが)大阪的ノリの良さの性格を持つ「関西人」と規定してしまうのと同じようなものでしょう。やはり西と東は遠いものです。
ゆえにこそ、西と東を駆け巡るドライブ旅の楽しさが際立つのですけれどね^^

私は関東人でもいいですよ。
当時は釈然としませんでしたが、今は気にしないですね。
「これからノモンハンに逝ってきます」という気概が滲み出ているような気がしていいじゃないですか。いやよくないっすね(爆)

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「33スイスポ 要らない機能が復活 なぜ? http://cvw.jp/b/730895/48624877/
何シテル?   08/29 01:54
帝都東京の地を根城とし、四方八方と旅する行動力の塊がワタクシ、ワルめーらでございます。 東京から大阪くらいまで(往復で1000キロ程度)なら日帰りで行き帰りす...

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