台湾人の女性と知り合いになった。
ご存知の通り、台湾の親日ぶりは尋常ではない。こちらは、勝手に国交を断絶したというのに、戦前に大日本帝国が整えたインフラについて、いつまでも感謝しているという台湾。彼女もまたその一人であった。
一方で半島のこちらを見る目は厳しい。この差はなんなのだろう。
レヴォーグを借りてきた。個体は目黒にあったので、そこまではスイフトの活躍だ(インプはオイル交換の周期のことを考え、お休み)。
素の素性も良いが、スイフトはリジカラを入れるとかなり変わると思うので、検討中。
なお、目黒の古本屋で司馬の「疾風韃靼録」の単行本が上下巻200円で売っていたので購入。
読む予定ではいるが、アマゾンとかで売ったら、せどりができそうではある。司馬の考え方に違和感を持つ点はあるが、あの文体には魅了せざるを得ない。
夕方近くまで寝過ごしていると、時間という概念に囚われているがために、絶望感が湧いてしまう。
そこで、その思いを払拭するために、土曜日は筑波山行きを敢行。朝日峠展望台手前でちょうど夕日が筑波嶺に隠れていく模様を見ることが出来た。
ドイツ軍の電撃作戦もかくやという動きであるが、
ともあれ、つくば学園都市の居酒屋でみつびんさんと一杯やって(私はノンアル)、ゲマインシャフト社会に東京というモダンが急に押し寄せたような、万博記念公園駅を散策。しかも夜中に。
駅前駐車場の一部が、野菜の無人販売所みたいになっていて、所定のお金を封筒に入れて、賽銭よろしくポストに投函するという仕組みだ。
千葉にもあるが、こちらは秋葉原まで電車で一本の立地である。岡本太郎先生をパロディ化すれば、「私の脳みそは爆発だ!」
私の車歴にはワゴンはない。荷室はどうでもいい人間なので、先週乗ったS660のようなクルマでも、抵抗は全くないのだが、スバル乗りであり、かのレガシィの後継車に乗らないのはいかがなものかという物言いを自分で付けて、借りてみた次第である。
のっけからいえば、ズバリ欧州、特にドイツ向けのクルマだろうと思った。今回は首都高の西から東まですべて乗ったし、都心部での走行もできたのだが、まずはかく思ったのだ。
和製メルセデスであり、アウディであるとも思った。よって、古典的な発想を恐れずにいえば、この手のワゴンでブンブン乗りたい向きの方々には最適だが、レヴォーグの本領は別のところにあると思う。
たしかに、ターボの加速は刺激的だし、レガシィGT-BのE-tune的な走りもできるやもしれぬ。
私でも狭い路地では少し大きすぎるとは思ったが、それはさておき。
とりわけ、STIバージョンがおそらく今のところは最適なのだろう。
よくできたスポーツワゴンと評していいだろう。
また、当然のことながらフルタイム四駆だけあり、アウディの吸い付くような動きにも似ていた。安定感が抜群であったが、この点はどうしても似てくるのだろうか。
ウィンカーも欧州車のように軽く触れただけで点灯するという点はアウトバーンを走るドイツ車のようであった。
レヴォーグにはノーマルモードとスポーツモードという二つのモードがある。
通常のノーマルモードにするとメルセデスのワゴンのようにしなやかで疲れしらずの快適な乗り心地になり、逆にそれでいいと私は思った。
ちなみに、スポーツモードでもバリカタでは無い。
私は素のメルセデスのような、走っていても疲れずに快適に乗れる乗り心地を評価したい。
ただ、メルセデスのように、世田谷のような狭い裏路地もラクラクに曲がる、とはいかないと思うし(その点はメルセデスの強さ)、車体は相応に大きいので、ベンツのようにスッとフロントが入らない以上は(これは仕方ないと思う)、世田谷人民はメルセデスを支持するのであろう。
加えて、スバルには走りの四駆としてWRX系がある(出る)のだから、普段はコンフォート寄りにして和製メルセデスワゴンとして乗るのが良い、
といいながらも、スポーツモードに入れたままパドルを駆使した走行ばかりしていたので、説得力はまるでなく、そうなると私みたいな人間というのは、コンフォートさも好きだから、インプあたりを乗るということになる(あくまで私の場合)。
ところで、スバル車ゆえにどこよりも各種安全装置があるものの、情報量が私には多すぎることが気になった。かつてのスバルは情報量を制御することで、逆に疲れにくくしていたはずなのだが。
しかしながら、変に視界を良くしてドライバーに入ってくる情報量を増やすことで、却ってドライバーを疲弊させることを避けてきたスバルの思想はまだ生きていた。無論、決して、視界が悪いというわけでは無い。巨大なエアインテークが付いているクルマに乗る人間の意見なので、見切りについてはかなり甘めであると述べておく。
涙目インプのSTiの巨大エアインテークがあると、本当に左前が見えなくなる。参考までに。
中身については一点のみ。
デカいタブレットのようなセンターコンソール部を占拠しているインフォメーションパネル(?)は思ったほど目障りではなかったが、操作しにくい点もあるし、その辺りは改善できるにせよ、パネルにあらゆるものが集約されているので、故障したら怖いなと思う。どうして中央集権化するのだろう。
ともあれ、国産ワゴンとなると、目下、同クラスではライバルは不在だと思われるので、ドイツ製のワゴンはちょっとという方で、高級感もあり、流れをリードできるようなスポーツワゴンを欲しいという方にはおススメ。
残念ながら、マニュアルの設定がありませんが、そういう点でも、かつてのレガシィの偉大さを感じさせてくれる。国内市場のスポーツワゴンはいわばブルーオーシャンなので、欧州仕様でもいいからマニュアル設定があってもいいと思うのだが。
日本仕様はレギュラーガソリン指定なので、簡単には欧州製を持っては来れないとは思うが、日産だって、5ドアのプリメーラを英国から輸入していた。インチネジなのに(笑)
頑張って欲しい。
結局、辰巳第一、第二、駒形を征覇。下道は錦糸町から向島等の東東京から、善福寺、高井戸といった方面を征覇。城南地区も走ったので、数千キロのレヴォーグもこれで慣らしが終わったのかなと(笑)
久し振りに夜の街に行ってみた。
タフなのが取り柄なので。
インタビューをしてみた。
「私はエナジードリンクを飲んでいるから大丈夫」という台詞を笑えるだろうか。その人は寒さに打ち震えていた。
逞しさもあるだろうが、高所から愚か者であると両断できるだろうか。
両断できるとすれば、それはサイードが批判したオリエンタリズムみたいなもので、夜の帳に生きるほかない人たちのことを、図らずも差別していると思う。差別すること自体は構わないと思うけれども(私は民主主義者ではないし)、お互いの立場を許容したいものである、と思う。
話は逸れたが、来週はハチマル・キューマルなクルマに乗る予定。今回とはまた異なる形ではあるが。
インプレッサは毒キノコの本体もそろそろリフレッシュする予定。スイフトはやはりリジカラを入れたいところだ。
それともう一台あればいいなというクルマがあり、これらと並行して動いているものの、結果はどうなってもいい。たかが、ワルめーらとして生まれてきた人生に過ぎない。存在は永遠なのだから。
そういえば、鰻ってどうなるんだ?(笑)