
生涯忘れない。そして再訪すると決めた。またいつかここに帰ってくる。絶対に。
というわけで、満を持しての再訪です。
さあ、皆で唱えてみましょう。
秀逸すぎるわ、このキャッチフレーズ。マジ痺れる…
ご覧のとおり、ここから霧雨が降り出しました。歓迎されているのか?
この先から私有地で、細いダート道をしばらく進むと見えてきます。
今回もここに停めてみました。田中さんの音で祖母さんがジーーーーーっと見てくるかな?と思いきや、おらず。代わりに…
ケンシロウ16歳♂のお出迎え(嬉)
\いらっしゃい/
チェックインは14時、チェックアウトは11時という驚異の21時間滞在が可能となります。ワタクシ… 15分ほどフライングしてしまったので、周辺を撮影していたらいい頃合いになりそうと思っていたのですが、今回はフライングチェックイン可能となりました(嬉)
<予約時の電話でだいたいこんなことを言われたよ>
・6月でも肌寒い日があるので羽織りを持ってきたほうがいい
・山菜が美味しい季節です ※山菜が食べたいの!と熱望した
・おひとり様は○○○○○円
ちゃんと聞き取れなかったけど、値上がってることは明白でした(汗)
でも、山菜か、キノコか、栗が旬な頃に再訪したかったので、ヨシ。
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前回は1階だったから今回は趣向を変えて2階の部屋にしてみましたよ
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R部分にときめきます。
\投宿/
お。今回は一間なのですね。おひとり様なので充分でございます。
テーブルランプ(ベッドサイドランプ)の素敵なことよ…
6月中旬にさしかかろう時期にまだコタツがある!と驚くワタクシに、女将が言うの。
「6月でも肌寒い日があるので羽織りを持ってきたほうがいいって言ったのに、そんなペラペラな薄い服で来たの?!」
と威勢よく言うの(笑)
たしかに、こちらに到着して日中の気温が20℃(田中さんの外気温調べ)だった。
昨日の下界は30℃超えしていたので、この気温の違いにワタクシも驚きました。油断禁物です。
「お着き菓子」は、べこの乳プリン。
旅に出掛けると体が疲れ、お腹もすいて血糖値が下がった状態でチェックインという感じが多いと思います。その状態のまま入浴すると、めまいや貧血が起きて具合が悪くなってしまう人が多いのだそう。
お着き菓子には、糖分を補給して入浴時のトラブルを避けるという目的もあり、一緒にお茶を飲んでおけば、お茶に含まれるビタミンCが湯あたりを防いでくれるんです。
部屋にはお茶セットや電気ポットがあるので、一息つきましょう。
広縁でのんびり食べませう。
窓から田中さん見えます♥
食べ終えたら容器をお返しし、さて、温泉に行きませう。
今回は女湯は施錠されてました。
ガラ…(戸を開く音)
独泉☆ ※基本的に一日一組なので当然ですが言いたいだけです
キシキシとした引っかかる浴感ですが、シットリ感もあり、優しくしっかりと全身を包んでくれます。気持ちいい…
加温しても40℃に至らない湯ですが、湯上がりは不思議と体が芯から温まります。
静寂な中に、時折り湧き出るBGM。湯面に映りこむ逆世界に行ってみたくなるくらい、ぼーーーーーっと愉しめます。
お婆ちゃん家にあるような色々ハケーン。
さて、夕食です。
たしか17時半~19時半までの時間から決められたはず。ワタクシは18時にしました。食事会場は1階の広間に用意されるとのことでした。
最初のセットから心躍りました。
飲めと言わんばかり。
最初に選んだのは「奈良萬(純米)」、その次に「
栄川(特純米)」を飲みました。
身欠きにしんの山椒漬け
THE福島の郷土料理。山椒のピリッとした辛さに酢が効いていて、噛めば噛むほど旨みが広がります。
あまどころ、根曲がり竹(姫竹)
あまどころはユリ科の植物で、和名は「甘野老」だそう。名前のとおり甘いのです。1本まるまるそのまま湯がいて食べるのですが、穂先は山菜ならではのほろ苦さが楽しめ、茎はアスパラガスのような甘さが楽しめます。
我が地方では根曲がり竹(姫竹)が出回らないので、この旅の度に食せて幸せです。
酒が進んだ。
うるいとタコの酢の物
ネギに似た見た目のとおり、ネギに近い感じだったので、たぶん、うるいだと思う。さらっと説明されてもすぐに忘れちゃう。飲んでるから許せ。
食べ進めるうちに登場してきた、ばら寿司。
デカい!!!!!!
卵と比較してみよう。
デカい上に深い!!!!!!
3人前くらいありそう… 頑張って半分食べました。時間かければ、完食できるかもとは思ったけど、そこは頑張らなくてもいいかなと思いました(苦笑)
温かいものが登場してきた。
あ、こちらでも山葡萄の葉だ。
自分のタイミングで作ろう、すき焼き。
\カチッ(点火)/
鍋がひととおり煮えたら牛肉とクレソンを入れます。
牛肉がすんごい美味しい!
卵はすき焼き用だったのですが、折角の味がぼやけそうで使用せず。
東北の地で初物をいただく。
さて、朝食です。
たしか7時~8時半までの時間から決められたはず。ワタクシは8時にしました。食事会場は夕食と同じ。
心躍るラインナップ。朝から飲めそうだ。 ※もちろん飲まないけど
もしかして昨夜使わなかった卵で作ってくれたのかな?残して勿体ないことしたので、そうだったらいいな。
どれも素晴らしく美味しい!
ほんと、ここの料理はワタクシ好みばかり。大好き!大好き!大好き!
ご主人と女将さんとたくさんお喋りして、ケンシロウにもいっぱい癒され最&高!
物静かなご主人から「2階の部屋⇔温泉で階段の上り下りが頻繁なわりに足音が聞こえなかった。足の筋力の違いかな?」って。
皆そんなドタバタ歩くもんなの?と返したら、女将さんから「私くらいの歳になったら分かるわよ」と(笑)
チェックイン後から本降りになり、ずーーーっと、ずーーーーーっと降っていた。
福島も梅雨入りしたのだそうだ。とうとう梅雨に追いつかれてしまった。
11時直前に雨が上がった!ナイスタイミングに喜びつつも、本当はまだ行きたくない。帰りたくない。ここへ来るとどうしても帰りたくなくなるの。
でも行かなくちゃね。
ケンシロウよ、ワタクシは行くね… と、ケンシロウと共に玄関を出たら、
蝉の大合唱!(驚)
蝦夷春蝉が鳴き始めると筍が採れるんですって。
熊は筍が大好きだそうで、人間は少しだけいただいて、あとは熊のもの。採り過ぎると熊の食べるものがなくなるでしょう?そしたら人里に降りてくるでしょう?上手に共存していかないと、熊も可哀想と女将さんが仰ってました。
生涯忘れない。そして再訪すると決めた。またいつかここに帰ってくる。絶対に。