TIAS(東京インターナショナルオーディオショウ)に行ってきました。
場所は例年通りの東京国際フォーラムでしたが、通常は秋の開催のはずが会場工事の影響で今年は夏の開催でした。
知らない音源でアンプの音質を聴き分けられる技量は私には無いので(^_^;)、いつもの様にスピーカー中心の見学です。
・VIVID audio社のMOYA M1
設計者のLaurence Dickie氏はB&W時代に
Nautilusを設計した有名人ですが、M1は新型コロナウイルスで活動できなかった時に構想を描いていたスピーカーだそうです。構成は5wayの13ドライブです。
Giyaシリーズと同様に外観は奇天烈ですが、音質は非常に素直で好印象でした。
氏が設計するスピーカーは後方音の処理が巧みですが、このM1もtapered tube loadingを採用して後方音を吸収するしくみです。
その他、蘊蓄が沢山ありますが、紹介しきれないので
公式HPを参照ください。
価格は7,590万円(ペア)。
2.Sonus faber社のSuprema
2筐体のメインキャビネット、2筐体のサブウーファー、1筐体のアクティブクロスオーバーネットワークで構成されていました。サブウーファーがデュアルの場合は1億7,050万円(シングルだと1億5,400万円)。
音質は素直でした。
驚くべきは定位の良さでした。大型スピーカーは定位が甘くてボーカルの口が大きく感じる物が多いですが、Supremaの定位は鋭く、驚きました。
バッフル面が、円弧状になっているのも効果がありそうです。
半面、スイートスポットを外れると、並みの感じでした。
写真は、設計者のリヴィオ・ククッツァ氏です。
人間と比較すると、大きなスピーカーという事が良くわかります(高さが約2m)。
低い方はサブウーハーですが、それでも高さは約1.5m。
3.Magico社のM7
聴いた印象は、まるでホーン型スピーカの様な早いレスポンスで驚きました。
音源も良かったのかもしれません。
音質は素直で良かったです。
Magicoのスピーカーに共通ですが、エンクロージャーを鳴かせないので、無駄な音が出ず、音源に対して忠実な印象です。
価格は85,800,000円(ペア)。

Posted at 2024/07/26 23:05:31 | |
オーディオ | 日記