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HiRO(LT)のブログ一覧

2023年09月27日 イイね!

昭和レトロマニア向け?のオーディオ誌

昭和レトロマニア向け?のオーディオ誌古いオーディオ機器の名機を考証する「ステレオ時代」というオーディオ雑誌が2013年から発刊されていたのですが、諸般の事情で2022年に23号で廃刊になりました。22号と23号は書店販売せず通販のみだったので、売れ行きが厳しかったのでしょう。

非常に残念だったのですが、なんと編集長の澤村信氏が出版社を退社して自分で会社を立ち上げ、復刊させました。その名も「ステレオ時代 neo」。ほぼ一人で制作しているそうです。

初回本のVol.1は全146ページで、特集はヤマハのNS-1000Mという、昔からのオーディオファンには有名なスピーカーです。
私も未だに使っているので、応援も兼ねて一冊買いました。
本の価格は1,760円でやや値上がりしましたが、広告が非常に少なく(大手は無し)、昨今の物価高を考慮すると、こんなものでしょうか。

さて、NS-1000Mは1974年(昭和49年)に発売されたスピーカーです。
物理特性は素晴らしいが加工が難しいベリリウムを、独自の製造技術でツイーターとスコーカーの振動板として使用したり、レスポンスを重視した密閉型エンクロージャー採用など、非常に意欲的な製品でした。
商業的には、発売後23年間で20万台以上売れた超ロングセラーでした。
ちなみに、当時、スウェーデンとフィンランドの国営放送で、局内モニターとして採用されたそうです。

記事では、本当は北米産の水を使ってウーハーのコーン紙を漉きたかった話、ベリリウムの加工に半導体の製造技術の蒸着法を応用した話、コストダウンのために突板などを省略したら音質が向上した話、98,000円/本の良心価格で出そうとしたのに事業部長の意向で108,000円/本になった話、などなど面白く読めました(特集記事は全17ページ)。


この雑誌、おそらく特集記事の内容次第で売れ行きが相当変わりそうで、出版社は大変だと思いますが、気に入った号は購入を続けたいと思います。


Posted at 2023/09/30 12:07:03 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2023年09月17日 イイね!

秋葉原の、電気街からサブカル街への変遷について

また、秋葉原ネタです。

秋葉原が電気街からサブカルの街に変貌して久しいですが、秋葉原電気街初の「高層ビル」だった旧ラジオ会館の店舗変遷を元に、昔、日経新聞が分析した記事の紹介です。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO76881870Q4A910C1000000/

1995年にWindows95がリリースされてから数年、秋葉原にパソコン関連の客が急に増えて駅の出入りにも苦労した記憶がありますが、同時に国産MS-DOSパソコンの王者だったNECのPC-9801が衰退していき、逆にDOS/V機が伸びた時期でした。その頃は、まだ電気の街だったと思います。

秋葉原変貌の契機は、記事の中でも指摘されていますが、旧ラジオ会館で1998年の海洋堂の出店と、2001年のNECビットイン撤退がポイントだと思います。

秋葉原はパッと開店した店があると思ったら、いつのまにか閉店している店も多く、ホント過去を振り返らない街なので、どんどん今後も変わっていくのでしょう。
個人的には、大学の学園祭の様な印象があります。

以下の店舗の中では、4Fの「清進商会」が記憶に残っています。
昔から、古いAV機器を買い取って、再整備して売りに出していた中古屋さんでした。
2006年施行のPSE法が中古品販売への影響を考慮しないという制度設計ミスのため、一時、閉店に追い込まれました。
しばらくして規模を縮小して復活しましたが、2019年に廃業されました。
店舗が修理作業場を兼ねていたので、見ているだけでも楽しかった店です。
本当に、惜しいです。

秋葉原ラジオ会館(1984年→91年)
階数1984年1991年7月
8F秋葉原ラジオ会館、ラジオ会館ホール、西東書房秋葉原ラジオ会館、ラジオ会館ホール、西東書房
7FNEC BIT-INN、マイコンスーパーグレイン、日立マイコンセンターGAIN、秋葉原BYTE SHOP KOYO、富士音響マイコンRAM、エフ商会NEC BIT-INN、スパーブレイン東海無線、日立マイコンセンターRAM、第一家電、パルテック、真光無線、エフ商会、ナダ無線
6F真光無線、サトームセン、協栄電気、第一家庭電器、小沼電気真光無線、サトームセン、富士通プラザ、協栄電気、第一家庭電器、小沼電気、メトロ電気商会、テレビイ商会
5F真光無線、サトームセン、協栄電気、第一家庭電器サトームセンパソコンランド、マイコンパルス、丸山無線、トモカ電気、佐伯無線、テレオン
4Fサトームセン、関東BYTEショップ、清進商会、木村無線、富士音響、三栄無線、東海オーディオ、若松通商サトームセン、パスカル、清進商会、木村無線、富士音響テープセンター、三栄無線、若松通商、丸善無線、ナダ無線、コトブキ
3Fサトー無線、第一家庭電器サトー無線、第一家庭電器
2F真光無線、サトームセン、第一家庭電器、光陽電気、丸山無線、大洋無線、花房電気真光無線、サトームセン、第一家庭電器、光陽電気、丸山無線、大洋無線
1F真光無線、小沼無線、サトームセン、第一家庭電器、トモカ電気、丸山無線、佐伯無線、テレオン、タイヨー無線、山本無線、コトブキ無線、ナダ無線、カブト電器、テレビ商会、十字屋真光無線、小沼無線、サトームセン、第一家庭電器、トモカ電気、丸山無線、佐伯無線、テレオン、大洋無線、山本無線、コトブキ無線、ナダ無線、カブト電器、テレビイ商会、十字屋


秋葉原ラジオ会館(2011年→14年)
階数2011年2014年
10Fイベントスペース、トモカ電気本社
9Fビッグマジック、ファントム
8F秋葉原ラジオ会館、西東書房、イベントスペースボークスホビースクエア秋葉原、ボークスドールポイント秋葉原
7Fボークス、イエローサブマリン、アイティーエス、インパルスアゾンレーベルショップ秋葉原、ジャングル、FEWTURE SHOP AKIBA、トレカパーク7
6Fトモカ電気、ボークスイエローサブマリン
5F海洋堂ホビーロビー東京、TRIO、ロボットロボット、宇宙船、アキバのエックス、清進商会、インパルス、若松通商
4F海洋堂ホビーロビー、イエローサブマリン、アゾンレーベルショップ、宇宙船、インパルス、若松通商、キムラ無線ケイ・ブックス秋葉原本館
3Fケイ・ブックス秋葉原新館・本館ケイ・ブックス秋葉原新館
2Fイエローサブマリン、ホビーショップコトブキヤ、ハビコロ玩具、ホビーステーション、I.T.セキュリティー、マックスガレージ、永保堂、トモカ電気ハビコロ玩具、アストップ、ホビーステーション、永保堂、トモカ電気プロショップ
1Fアストップ、ホビーショップコトブキヤ、コトブキ無線、テレオン、丸山無線、佐伯無線、トモカ電気、山本無線、カードキングダム、マックスガレージ、FIRST POINTギフトショップThe Akiba、サンクス、カードラボ、トレカパーク1、UNiCASE、オンデーズナイン
B1F銀座ライオン

※2014年に、ラジオ会館は現在のビルに建て替えられました。

P.S.
以下は、おたく文化史を研究されている、明治大学の国際日本学部の森川嘉一郎准教授が作成した変遷図になります。

Posted at 2023/09/18 10:23:37 | コメント(0) | トラックバック(0) | 閉店 | 日記
2023年09月17日 イイね!

秋葉原ラジオセンターの「小沼電気」が10月末で閉店

秋葉原ラジオセンターの「小沼電気」が10月末で閉店秋葉原ネタです。

秋葉原にあるラジオセンターの「小沼電気」が、2023年10月末で閉店するそうです。
特にオーディオ関係のケーブルやプラグが充実しているお店でしたが、残念です。

最近、秋葉原で小さなお店がちらほら閉店している気がしますが、なぜですかね?
ゼロゼロ融資の返済開始とか、インボイス制度の開始とかが影響しているのでしょうか・・・。
Posted at 2023/09/17 10:17:25 | コメント(0) | トラックバック(0) | 閉店 | 日記
2023年09月16日 イイね!

マツダの新型8Cロータリーエンジン

既報ですが、マツダが新型8Cロータリーエンジンを発電機として使用した、「MAZDA MX-30 Rotary-EV」の予約受付を開始しましたね。
https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/1531324.html

発電機用のエンジンとしては、過剰に力が入っている気がします。
これは、将来の水素ロータリーエンジンへの布石なのでしょうか。

13Bエンジンと比較してローター幅は少し狭くなりましたが、その他の外寸はハウジング・ローター共に大きくなりました。
やや高回転には不利だと思いますが、発電機として2000rpm~3000rpmが常用域との事なので、最適化されたのかもしれません。

その他、30MPaで多段化(3回)のガソリン直接噴射とか、初代コスモスポーツに搭載の10Aエンジン以来のアルミ製サイドハウジングとか、色々気になるポイントが満載です。

NHKのニュースでも結構時間を取って紹介していましたが、話を聞いていたらマツダミュージアムに行きたくなってきました。(^_^)
Posted at 2023/09/16 09:40:42 | コメント(0) | トラックバック(0) | 新車 | 日記
2023年09月12日 イイね!

バイクの原付一種の規定が変更される?

昨日9/11にWBSというニュース番組を見ていたら、現行の50ccの原付1種バイクは2025年排ガス規制のクリアが技術的に困難だそうです。

触媒を高効率で働かせるには高温にする必要があるのに、50ccエンジンの排気では熱が足らないとか。

今後は、
・50cc車は、実質的に新車が発売できなくなるだろう。
・法律の変更を検討して1種の上限排気量を125cc未満にし、2025年排ガス規制のクリアを技術的に容易にする。但し最高速は変更なし(30km/h)で、さらに馬力規制が加わるかもしれない。

だそうです。

調べてみると、かなり前(2019年)から問題になっていて、延期されていた排ガス規制が2025年に施行されるので、現実案が出てきたようですね。
https://bike-news.jp/post/311279


これで排ガスは少し綺麗になるのでしょうが、燃費は結構落ちるのでは?

今回の話を聞いていたら、昔、マツダが触媒を使わずにロータリーエンジンで排ガス規制をクリアした、「サーマルリアクター方式」を思い出しました。
燃費は最凶だったそうです。(^_^;)
Posted at 2023/09/12 18:46:23 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

プロフィール

「横浜の住宅街で、燃料電池自動車(FCV)が走っているのを見ました。イベント以外で見るのは初めてで、びっくりしました。」
何シテル?   01/31 20:28
ホンダの3代目プレリュードがお気に入りで、平成元年の新車購入時からワンオーナーで乗っています(BA5-110型)。 1980年代の日本車がいかに凄かったか...
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