新型プレリュードの販促のためか、ホンダの公式HPに歴代プレリュードのページが追加されました。
https://www.honda.co.jp/sportscar/sportscar/prelude/
それとは別に、以前からホンダでは取扱説明書サービスをやっています。
https://www.honda.co.jp/ownersmanual/HondaMotor/auto/
7月に見たときは4代目プレリュード(1991年9月~)のマニュアルが掲載されていませんでしたが、最近ようやく掲載されて、残るは初代のみになりました。
https://www.honda.co.jp/ownersmanual/HondaMotor/auto/?m=prelude
あらためて各世代のマニュアルを見ていたら、5代目のATTS搭載車(Type s)には4WSの設定が無く、そういえば両立が難しいと昔聞いたことを思い出しました。
私の考えは、4WSによる後輪の同相制御は
・高速走行時の車線変更には、プラス
・高速走行時のコーナーリングには、マイナス
で、当時の技術では両立が困難だったという理解です。
つまり、コーナーリング時は車体の向きをカーブの方向に素早く向けた方が良いのに、昔の4WSは逆の動作をしてしまう矛盾を解決できなかったと考えています。
最近のホンダ車では4WSを捨ててトルクベクタリングによるアジャイルハンドリングアシストを推進していますが、個人的にはその進化版で4WS機能が復活しないかと期待しています。
一方、最近のポルシェなどでは既に両方の機能を搭載しており、そのあたりをAI(Grok4)に質問してみた結果は、以下の通りです。
長文です。(^_^;)
---
■ポルシェのRear-Axle Steering(RAS)
ポルシェはRASを「低速時のコンパクトカー並みの敏捷性と、高速時のロングホイールベース車両並みの安定性を両立させる」技術として位置づけ、高速コーナリングを明確に「強化」するものと主張。高速同相制御がターンインを「鈍くする」ではなく、ヨーモーメントの予測制御で素早いターンインを安定させ、グリップとトラクションを向上させると強調します。レーンチェンジの安定性は「ボディロール低減と直進追従性向上」でプラス。
高速レーンチェンジの安定性: 「高速時(例: 100km/h以上)の同相制御で、後輪が前輪方向に最大3-5°向き、車両の回転慣性を抑えてスムーズな車線変更を実現。ボディの横揺れを最小限にし、ドライバーの負担を軽減。」 非公式レビュー(Taycan Forum)では、「高速レーンチェンジで車が『滑るように』動き、過剰なステアリング修正不要」とのユーザー体験が多数。
高速コーナリングの安定性: 「同相制御が高速コーナー(例: ラップタイム向上)で方向安定性を高め、オーバーステアリスクを低減。ターンイン時は逆位相の残響で素早い向き変更をアシストし、コーナー中間/出口のグリップを強化。」 ポルシェの公式テスト(Nürburgring)では、RAS搭載でラップタイムが数秒短縮され、「高速コーナーで自信を持ってアタック可能」と主張。非公式(Reddit r/Porsche)では、「RASで高速コーナーのターンインが鋭く、ホンダ4WSより自然。コーナー出口の加速が抜群」との比較談。
全体として、ポルシェはRASを「運転ダイナミクス全体の向上」に焦点を当て、ユーザーの持論の「マイナス」を「高速コーナーの安定グリップ向上」で否定。PTV Plus(トルクベクタリング)と組み合わせることで、ターンインの「素早さ」をさらに補完します。
---
※ポルシェの911はRRのためエンジンが後輪付近に搭載されていて操縦性のクセが強く、そのネガの解消という目的もあるのだろうと思います。
ポルシェ以外のメーカーでの事例をAI(Grok4)で調査すると、
---
■BMWのIntegral Active Steering(IAS)
BMWはIASを「ステアリングの精度とダイナミクスを最適化し、後輪操舵で車両の方向安定性を強化」する技術と位置づけ、高速コーナリングを「コーナリング速度の増加と予測可能性向上」でプラスに転じると主張。同相制御がターンインを鈍くするのではなく、センサー予測で素早い向き変更を安定させ、レーンチェンジ時のコントロールを向上させます。ユーザーの持論に近い「高速安定」重視ですが、コーナリングの「マイナス」を「レール上のような精密さ」で解決。
高速レーンチェンジの安定性: 「高速時(例: ハイウェイ120km/h以上)の同相制御で、後輪が前輪方向に最大3°向き、方向安定性を高め、急な車線変更時のコントロールを容易に。ボディの揺れを抑え、安全性を向上。」 非公式(Bimmerpostフォーラム)では、「IASでハイウェイのレーンチェンジが『レール上』、ステアリング修正が最小限」とのオーナー報告。
高速コーナリングの安定性: 「同相制御が高速コーナーで方向安定性を強化し、コーナリング速度を増加。ターンイン時の素早い向き変更を予測制御でアシストし、アンダーステアを低減して精密なハンドリングを実現。」 BMW公式ビデオでは、「IASで高速コーナーのレスポンスが向上、ドライバーの意図通りに車体が向きを変える」とデモ。非公式(Reddit r/BMWiX)では、「IASで高速コーナーが安定し、ポルシェRAS並みのターンイン。ホンダ4WSの同相制御より自然」との比較。
BMWはIASを「安全と楽しさの両立」に強調し、ユーザーの持論の「コーナリングマイナス」を「精密制御によるターンイン安定」で反論。Active M Differential(トルクベクタリング)と組み合わせ、素早い向き変更をさらに強化します。
---
■ベンツのRear-Axle Steering (RAS)
後輪を最大10°操舵(低速逆位相で敏捷、高速同位相で安定)。S-Class/EQS/AMGモデルでオプション/標準。
TVB (Torque Vectoring Brake): ESPの拡張で、内後輪に軽くブレーキをかけ、外輪トルクを相対的に増加(ヨーモーメント生成)。アンダーステア修正に特化、AMGモデルで標準。
インタラクションの基盤: ESPが両システムを統括。TVB作動時、RASの同相制御を抑制(オフ)せず、センサー(ヨーレート/ステアリングアングル)で微調整し、ターンインのレスポンスを保ちます。
公式主張とメカニズム
ベンツはRASとTVBを「integrated safety and dynamics system」として位置づけ、TVB作動時、同相制御を**抑制せず、modulate(調整)**して連携すると主張。ESPがアンダーステアを検知すると、TVBのブレーキ介入が主導し、RASの同相角度を低減(例: 3°→1°)で過剰安定を避け、コーナリングの精密さを向上させます。抑制の代わりに、Active Body Control(ロール抑制)と組み合わせ、ターンインの「素早さ」をサポート。
高速レーンチェンジ/コーナリングの扱い: 「TVB作動中、RASの同相制御がESPで調整され、方向安定性を強化。内輪ブレーキがヨーモーメントを生成し、RASの同相を補完してアンダーステアを低減。」 公式マニュアル(S-Class 2025年)では、「RASの後輪操舵がESP/TVBと連携し、高速時の同相制御を最適化。抑制せず、リアルタイムでmodulateしてハンドリングを向上」。 AMGプレスリリース(2024年)で、「TVBのブレーキ介入がRASの同相をサポートし、コーナリング速度を増加。抑制はトラックモード限定」。
非公式証拠とユーザー体験
非公式レビュー/フォーラムでは、ベンツの統合が「シームレスで自然」と評価され、ポルシェRAS+PTVやBMW IAS+AMDに近い感想。TVB作動時、同相制御の「抑制なし調整」がターンインの安定を高めるとの声多数。
MBWorldフォーラム(2025年スレッド): 「S580のTVBオン時、RAS同相が抑制されず調整される。コーナーで内輪ブレーキが効き、RASの3°同相が微減(約1.5°)でターンイン鋭く、Porsche TaycanのRAS+TV並み」。
Reddit r/AMG(2025年1月): オーナー試乗談「EQS AMGのTVB作動中、RAS同相をオフ(抑制)すると不安定だが、ESP調整でグリップ向上。ホンダ4WSの同相鈍さなし、素早い向き変更が安定」。
Autocarレビュー(2025年9月): 「ベンツのTVB+RASで、高速コーナーのヨーモーメントがブレーキ+同相調整で最適。抑制せずmodulateし、AMG GT 63のラップタイム短縮」。
ーーー
長文、お疲れさまでした。(^_^;)
Posted at 2025/11/29 18:47:29 | |
トラックバック(0) |
研究 | クルマ