去年から乗りたいと思っていたパニガーレに試乗しました。
2016.07.23 DUCATI959PANIGALEに試乗 →
こちら
この日は1299パニガーレの試乗車が函館に行ってしまっていたので、959パニガーレに試乗しました。
2016.08.11 DUCATI1299PANIGALEに試乗 →
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本命の1299パニガーレが函館から戻ってきたとの連絡を頂いたので、試乗しに行きました。
以下、試乗した感想です。(本家サイトのレポートとほぼ同じ)
注意:運転技術は超ヘタ、バイクに関する知識も乏しい者が書いたという前提で読んでください。
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①足つきと乗車姿勢
シート高は高い(959パニガーレは810mm、1299パニガーレはさらに高くて830mm)ですが、幅は狭いので、足つきは小柄な私(身長164㎝、体重56㎏←結婚後1㎏くらい増えてしまった>_<)でもギリギリ許容範囲内です。
走り出してしまえば乗車姿勢は辛くありません。
1日300~400km程度のツーリングは問題ないと思います。
ちなみに
ハヤブサは1日1000km以上走れましたが、パニガーレではさすがに無理かな。
リアのダンパー/スプリングが、排気管に追い出されたことによりヘンテコな位置にマウントされていて、これが左の太腿内側に当たって邪魔と言うレポートをネット上で何度か見かけましたが、私は気になりませんでした。
それよりも1299パニガーレの右側に装着されているプラスチックのエンジンカバーが邪魔で、私が履いているブーツでは、ブレーキペダルを踏めませんでした。
ただ、このカバーは簡単に取り外しできるということなので、あまり気にする必要はなさそうです。
②乗り心地
959、1299ともに硬質な感じです。私は不快ではありません。
ヘンな例えかも知れませんが、エリーゼに近いかなぁ。。
乗り心地はハヤブサよりパニガーレの方が好きです。
③エンジン
(エンジンについては1299についてのみ書いています)
低回転域ではハヤブサの方が粘り(←古い表現ですが)があります。
私はクルマでもバイクでも、普通に走るときは早めにギヤを上げていって、6速に入れっぱなしで走るのが好きですが、パニガーレはこのような走り方は苦手のようです。(←当たり前だって^^;;)
ハヤブサは6速40km/hからでもゆっくり加速できますが、パニガーレは80km/hくらいは出ていないと、6速で走るのは結構つらそうです。
ちなみにメーター読み6速3000rpmは、ハヤブサは90km/h強、パニガーレは85km/h位)
ある程度の回転数から、少し大きめにスロットルを開けてみると、ダダダダダダーッと言いながら、もう怒涛の勢いで突進します。
よく「ゴリゴリとしたトルク感」などと例えられる初期モデルのハヤブサよりも、はるかに荒々しいフィーリングです。
どちらが速いかは私には分かりません。(リッタークラスのバイクは、大体どの車種も常人には扱い切れない加速性能です。)
④排気音
日本仕様の2本出しマフラーでも、かなりの音量です。
ドゥカティーにありがちなシャラシャラという耳障りな金属音(乾式クラッチの音?)はしませんが、排気音自体が大き過ぎ!
もし買ったら、マフラーはどうしようか。
見た目はアクラポビッチの腹下マフラーが断然カッコいいけど、音がさらにウルサくなるのはイヤだなぁ・・・
車検の問題もあるし、悩ましいところです。
⑤股下の熱さ
959も1299も非常に熱いです。
ハヤブサも股下が熱いと言われますが(私はあまり感じません)、パニガーレは比較にならない熱さです。
ただ、この日の気温が札幌としては暑かったこと(28℃くらい)、試乗コースが渋滞気味の市街地で、信号待ちも多かったことも影響していると思います。
もう少し涼しい日で、郊外の道を適度に風が当たるスピードで走れば、ここまで熱くないかもしれません。
⑥クイックシフト
クラッチ操作せずにギヤシフト出来るのは楽チンだし、気持ち良いです。
959はアップのみ、1299はアップ、ダウン(回転合わせも)両方クラッチを切らずにシフトできます。
私はクルマなら3ペダルMTが好きですが、バイクの場合はクラッチを握ることで手が結構疲れるし(握力不足?)、クルマで言うところのヒール&トゥがバイクでは上手くできないので、この機能はありがたいです。
⑦ブレーキ
フロントブレーキは、959パニガーレはカッチリとして素晴らしい感触でしたが、1299はちょっとカックン気味に感じました。個体差でしょうか。
1299のリアブレーキは、上に書いたようにエンジンカバーが邪魔で全く踏めませんでした。
⑧液晶メーター
1299のフルカラーTFT液晶のデジタルメーターはとてもカッコいいけど、やはりエンジン回転計だけは大径アナログの方が好みです。(私は少し前までのリッターSSのような、大径アナログ回転計+デジタルスピードメーターが最も好きです。)
右端に大きく表示されるシフトインジケーターは見やすいです。
私のハヤブサにはシフトインジケーターがありませんが(現行ハヤブサにはある)、バイクの場合シーケンシャルシフトなので、あったほうが良いと思います。
⑨デザイン
959パニガーレも良いけど、1299パニガーレはさらにカッコいいです。
(外観上の主な違いは、テールカウルとリアのスイングアーム)
日本仕様の2本出しマフラーが玉にキズですが、1199パニガーレの煙突のようなサードマフラーよりはだいぶマシになったと思います。
でも、店内にあった「本来の姿」であるアクラポビッチの腹下マフラーの1299パニガーレは、見とれてしまうような美しさでした。
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試乗した感想は以上です。
さぁて、どうしようか思案中。。
パニガーレに試乗したあと、自分のハヤブサに乗り換えると、ハヤブサもイイ奴だなぁと思います。
売却しても、50万円にはならないと思うので、そんな値段で手放すのはもったいない気もします。
「それならハヤブサを売らずにパニガーレを買えば?」と(の)は言ってくれます。(←なんちゅう妻だ^^;;)
Alfa@KAZさんのブログ記事(
8.19 今日は何の日?バイクの日! )にも書かれているように、バイクは買い取り価格が安く、それなら増車?という風になりやすいかも知れません。
「家付き車庫」が完成すれば、バイクの置き場所は無尽蔵(←ちょっと大げさ)にあるし、車検や保険などの固定費はクルマとは比較にならないほど安いので、2台持つのも経済的には可能です。
そうは言っても、クルマとバイクの台数が「おもり」出来る限界になっているし、私がバイクに乗る頻度(年に数回)を考えると、リッターバイクを2台持つのはいくら何でもムダな感じもします。
うーん、安くはない買い物なので、もう少し悩むことにします。。
(自他ともに認める優柔不断な性格なので、悩んでいる間に終わりそうな予感がします^^;;)