
ホンダドリーム店主催の大試乗会@お台場に参加してきました。
昨秋、大型二輪免許は取得したものの、VTRよりも排気量の大きいバイクにはこれまで乗る機会が無かったので、この日がリッターバイクデビューって事に。
9時半〜受付開始、10時〜試乗会開始というスケジュールでしたが、会場に着いたのが11時すぎ。
思っていたよりも遙かに大盛況の会場に少々戸惑いながら、まずはずっと乗ってみたかったCB1100EXを試乗一台目として選択。
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【CB1100EX】
試乗したのは白いカラーリングのモデル。
買うならイエローかワインレッドなのですが。。。
まず、停車時の足付きは思いのほか良くない。
ベッタリ着くかと思いきや、両足のかかとが浮くレベル。
不安は無いけど、VTRの盤石な安心感に慣れた身には少しだけ緊張感あり。
スタンド掛けはステップが邪魔をして、少しやりづらい。
ブリッピングした時の音が格別。これだけでもう気分が高揚しますね。
クラッチは遠めだけど、全然重くないし発進もし易い。
シフトの操作感もカッチりしていて好印象。
ハンドリングは基本的には穏やかだけど、思ってたよりも軽快。
適度にダルで落ち着いた味付けなのがよくわかった。
安定感抜群で、バイクに急かされない感覚が良い。
3速までしか入れられなかったが、ヒラヒラと軽快にスラローム出来た。
60キロ程度の低速域でも趣味性を十分感じられるのがいい。
やっぱり大本命の一台!
純粋に欲しいと思わせるオーラがあり、バイクの原点!って感じが凄く良い。
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午前中はCB1100EXのみでお昼休みに突入。
露店の横川焼きそばを屋外テーブルで食す。
これがなかなか美味しくてビックリ。
食べ始めて間も無く、1時間後の受付開始に向けてもう長蛇の列が…(@@;)
大人気のCBR1000RRやCBR250RRに狙いなのでしょうが、私は今回はパスなので昼休みはしっかり最後まで休憩に充てる。
午後の部の列の最後尾に並んで混雑状況をみてみると、どうやらX-ADVが狙い目っぽい(笑)
NC750Xに通ずる並列2気筒エンジン+DCTの組み合わせに乗ってみたかった(^^)v
こういう試乗会ではこういうおとなしめのモデルは不人気な様で、午後イチの試乗一発目だというのにほぼ並ぶ事無く即乗れました。
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【X-ADV】
案外大柄なボディなのに、デザインのせいかコンパクトに見える。
NM4ほどぶっ飛んではいないけど、十分に未来的スクーターって感じで悪くない。
DTCの説明を受けて、すぐに理解できた。
ドライブに入れると、少しだけ前に進もうとする。
クリープとは違うんだろうけど、面白い。
ソーッとアクセルを開くとスムースに発進して、パタパタとカブっぽい音を立てながらスムースに速度が上がって行く。
加速感を試す機会はなかったが、ヒラヒラと軽快に走れた。
趣味性はあまり無いけど、実用性抜群な感じ。
燃費も良いし、本妻むき?(笑)
キー不要のスマートキーシステムとDTCの組み合わせが未来的だけど、走りの方は良い意味で現実的。
これは長距離走るにも楽で良いなぁ。
大容量ラゲッジボックスもあるしね。
ただ、NC750シリーズベースなのにNM4よりも高価な120万円コースなのがねぇ。。。
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午後イチの混雑回を効率よくクリア出来たので、残り2台はじっくり選びたい。
1100cc→750ccと来たから、次は800ccか(謎)
という訳で、午前の部で早々に受付終了となっていたVFR800Xをチョイス。

列はさほどでもなかったものの、こういうマイナー車は試乗車1台で廻している為、列の進みは遅く、見た目以上に待ち時間は長かった。
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【VFR800X】
800ccなのにCB1300と変わらないお値段なだけあって、さすがに質感が良い。
少々心配だった830㎜のシート高は、実際に跨がってみると両足つま先立ちだが、まぁ許容出来るレベルかな。
クラッチは確かに重い…でも、すぐに慣れるかな?
V4エンジンは少し鼓動感が派手な感じで、CB系とはまた違った味がある。
悪く言えばガサツ?
シールドの効果は抜群。
ウォーターフロントエリアという事で結構な風が吹いていたが、しっかりと防いでくれていた。
各部の造りも操作感も乗り味も全般的に上質な印象だが、やや上級者向きという感じ。
大型バイク初心者のσ(^_^)には、ちょっと勿体ないかな?
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3台目の試乗を終えた所で、午後のメンテナンス休憩に突入。
最後の一台の試乗予約をしてから、パーツメーカーやドリーム各店のテントを見て回る。
アライのテントで無料メンテナンスをやっていたのでお願いしてみた。
発売されたばかりのレブル。
近所のドリーム店でも見たけど、こんなビビッドなカラーもまた良い。
CB100RRの開発担当者インタビューをしばし聴講して時間をつぶす。
で、最後の一台は、やはり一度乗ってみたかった重量級リッターバイク、CB1300に。
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【CB1300SF】
とにかく跨がった瞬間に、いつもの見慣れた風景。
そう、VTRとすごく似た乗車感。
コクピット周りのデザインも似ている。
クラッチも重くない。
ただ、イグニッションキーをひねり、ブリッピングした時のサウンドとフィールでVTRとの格の違いを見せつける。(そりゃあそうだ…f^_^;))
官能的なサウンドが良いねぇ。
エンジンの回り方はいたってスムース。
重量級バイクだけど、一旦またがってしまえば走行フィールに重さは全く感じない。
シフトチェンジもカチカチ気持ち良く決まる。
走っていて、凄く操作しやすく、乗りやすい。
VTRとテイストがよく似ている気がするけど、排気量5倍のメリットでツアラーとしての性能は圧倒的。
高回転域の官能サウンドも少しだけ試せたけど、アレは病みつきになりそう。
とにかく超定番リッターバイクがどういうものなのか、その片鱗を体感出来ました。
でも、基本的にVTRと同じ方向性?価値観??のバイクなので、どうせ大型にステップアップするならもう少し違う路線も愉しんでみたい…という訳で、これを買う事は無いかなぁ。
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試乗会自体は15時半まで行われていますが、最後の1時間になると皆さんチケットを使い切っている為、試乗予約のテントも平和(笑)
午後にゆっくり来て、並ばずに4台乗りまくった方が効率良いのかもしれません。。。
4台の試乗を終え、純粋にいちばん欲しいと思ったのはCB1100EXかな。
エンジンフィールがとにかく官能的。
あのサウンドとフィールを愉しみながら走れるなら、多少の取り回しの重さも我慢出来るかな。
お値段もなかなかですが、それだけの中身と質感を備えている。
これのハーフカウル付きバージョン、スーパーボルドールがあれば文句なしだと思うのだけど、邪道なのかなぁ。。。
何はともあれ、大型自動二輪免許を取得以来、初めて大型バイクを運転する機会が得られ、大満足の1日でした。
そうそう、展示即売会でメッシュジャケットを購入。
3年間酷使した夏場の通勤用メッシュジャケットがボロボロだったので。
こうして荷物が増えても大丈夫な様に、ナイキの小型リュックをリアボックス内に忍ばせてあるのでした(^^)v
帰路、乗り慣れたVTRも走りの質感と乗りやすさで全然負けてないなぁと、しみじみ再認識したのでした。
VTRで物足りないと思う部分を敢えて挙げるとしたら、ロングツーリング性能くらいかな?
特にこの日は風が強かった事もあり、キチンと空力を考慮されたカウルが欲しくなりました。
250ccクラスだと100キロ巡航で7,000回転だとやっぱり結構がんばってる感は否めないので、そこばかりは排気量の大きいバイクだと余裕をもってクルージング出来るのでしょうね。
それにしても、こういう試乗会は本当に楽しい。
5月にもう少しいくつかの試乗会に参加して、VTRを息子に引き渡した後の次期愛車を絞り込もうと思います^^