• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

clickのブログ一覧

2024年04月02日 イイね!

ダックスで中国地方ツーリング旅(3・4日目:広島~出雲~石見銀山編)

ダックスで中国地方ツーリング旅(3・4日目:広島~出雲~石見銀山編)3日目は広島から松江へと向かう計画。

その前に、やはり原爆絡みのスポットはチェックしておかないと…という訳で、朝イチで平和記念公園へ。

公園そばの市営駐輪場は平日の9時半で既にほぼ満車の表示。
周辺企業への通勤者も利用しているのかな。
alt

ダメモトで中へ進入してみると、受付のオジサンがナンバーを一瞥して、「今は一時利用の原付エリアしか空いてないからダメ」と言われたものの、これは原付サイズなのでとお願いしてみたところアッサリ駐めさせて頂けた。

ありがたや。

実際、原付スクーターと並べても全く違和感なしw
alt

主目的の広島平和記念資料館は、事前にWebサイトからチケット購入しておいて大正解。

現地に着いてみると、チケット売り場に並ぶインバウンド客の長~い行列が出来てました。
alt

alt

行列を横目にサクッと入館できたものの、館内は外国人で大混雑。

宮島同様、世界的に有名なスポットはやっぱりこうなるのね
alt

展示内容的には一昨年長崎の資料館で見てきたものと割と似ていた事もあり、サクッと駆け足で見学を終えてしまったので、ちょうど開始時間となっていた被爆体験者講和なる催しに足を運ぶ。

もともとは被爆者ご本人による催しだったものの、亡くなってしまった方も多くなり、被爆者のご子息が継承して語り部を続けているとの事

↓こんな感じの会場での講和だが、館内があれだけごった返していたのにここでの聴講者はマサカの私一人(;'∀')
alt
(写真は資料館公式サイトから引用)

広い会場内で最前列に座りマンツーマンでの対談状態で、緊張感たっぷりの聴講(笑)
おかげで当時の生々しい光景がしっかりと頭に刻み込まれました。

講談者のお父上は原爆で数メートル吹き飛ばされたものの、何かしらの柱の陰のおかげで直接熱波を浴びることを免れた様で、90過ぎまで生きておられたとの事。

大和ミュージアムでも感じたけど、実際にそれを体験した当事者(とその親近者)ご自身による語りというのは何よりも説得力があり、思いが伝わってくるものだなぁとしみじみ。

1時間半ほどの講和、いや対談?(笑)を終え、平和記念公園内を軽く散策。

なんと、ここから宮島へ直通の船が出ていました。
双方同じようなインバウンド客でごった返していたのはこのせいでもあったのかな。
alt

広島から松江へと向かう途中、二度目の給油。

カブやハンターカブがタンク容量5.3リッターなのに対し、ダックスは3.8リッターしか入らない為、だいたい200kmサイクルでの給油が必要なのが少々せわしない。

グロムに至っては6リッターも入るのに。
alt

奥出雲に入ったところで道の駅があったので、ランチとする。
「奥出雲おろちループ」と称する、何とも面白いネーミングw
alt

要するに日本神話の「やまたのおろち」を彷彿とさせるダイナミックなカーブの途中にあるからという事らしい。
alt

まぁ、実際走ってみるとそのオロチな感じはあまりわからない訳ですが。。。(^^ゞ
alt

この辺りが一番オロチ感あったかな?w

alt

出雲エリアに入ったところで、足立美術館に立ち寄る。

入館料2,300円という超強気のプライスに、これはただモノではないというオーラを感じたので(笑)
alt

21年連続で庭園日本一の冠を維持し続けているというのは尋常じゃない。
高額な入館料にはその維持・管理費がたっぷりと含まれているのか。
alt

で、実際歩いてみると、この手の日本庭園にまったく造詣が無い私の目から見ても、「これはお見事!」と思わず声が出てしまう驚愕のクオリティ。
alt

それぞれのビューに対し、見どころやこだわりポイントが解説されているのが初心者には助かる。
この世界の奥深さを知るのでした。
alt

この美術館のポスターにも登場する、名物ビュー。
alt

alt

alt

目玉はこの庭園な訳ですが、実は館内の日本人画家による作品のクオリティも凄かった。
その見事な技法を思わずブックマークしておきたくなる素晴らしい作品がいくつもあったけど、そちらは撮影禁止なのが実に残念。

新緑の春のみならず、夏・秋・冬の庭園も是非鑑賞したくなる美術館で、ここは本当に2,300円払う価値あるスポットでした。
alt

最終日の宿泊先はホテル一畑。

地域トップクラスの高級ホテルらしいけど、、、
駐車場はゲート付きで立派なのに、自転車とバイク共用の駐輪場は屋根すら無い。

しかもこれでバイク駐輪料金はクルマと同額の1,500円とられるのはちょっとビックリ。
岩国のホテルでは無料でしかも濡れないようにと軒先へ案内してくれたのとは大違い。

実際、翌朝出発時は本降りの雨だったので、出発時なかなか大変でした。
alt

部屋からしんじ湖畔を望むレイクビューが売りのホテルで、館内はさすがに綺麗で快適。
alt

この旅初のバイキングのクオリティもなかなか。
alt

温泉も朝食もレイクビュー。
alt

最終日は朝から本降りの雨なので、上下カッパの完全防備で出発。

といってもスペースの関係でバイク用ではなくコンパクトな軽登山用カッパなので明らかに能力不足。。。
alt

雨の中、どうにか出雲大社にたどり着く。
alt

駐車場トイレわきのわずかな軒先に駐輪。
alt

こんな天気なので、観光客もまばら。
alt

ひと通り参拝して、、、
alt

alt

alt

ちょこっとお花見してサクッと退散。
このころには一旦雨足も収まりかけてるように見えたのですが、、、
alt

やっぱり本降りとなり、計画していたいくつかのスポットはスキップして、一路石見銀山へ。
alt

こんな天気なので観光客はホントまばら(;'∀')
alt

とにかく資料館の建屋に入り、ずぶ濡れのグッズを養生後、見学料を支払って館内を観覧。

ホンモノの銀山を見るにはここからシャトルバスを利用しなければならないし、そもそも無理のある天候なので、資料館だけで完結させて帰ることにする(笑)
alt

銀の延べ板もこの通り拝めるし(レプリカだけど)。
alt

採掘場所も最新技術のバーチャルリアリティで入った気になれる(笑)
alt

当時の作業の様子もよく理解出来たし、一応満足!
alt

そこから一気にスタートポイントのホンダドリーム島根へ。
天候はさらに土砂降りと化す中、どうにかこうにか無事帰還。
alt
(写真は同社Webサイトから引用)

下道オンリーでトータル686kmも走ってしまったけど、最終日の雨が無ければ750kmくらい行けたかな?
alt

全身ずぶ濡れの姿を見て不憫に思った様で、オーナーさんが空港まで軽トラで送って下さり、大変助かりました。

道中の会話で、もともと自転車店だったところから一念発起して投資し、バイク店へと発展させてきたとの事。

ナビタイムでルート検索するとなぜか自転車店の名前でヒットしてしてしまうのは、やはりその名残だった様です。

空港に着くなり、土産店で現地のお土産まで買って渡して下さり、大変恐縮。
本当に親切なドリーム店オーナーさんでした。
alt

フライトは20分ほどの遅れで済み、20時過ぎには羽田空港へ到着。

駐輪場では近くに駐まっていたBMWが2週間以上駐めてるという事で警告されてました。
alt

500円/日x14日=7,000円オーバー。
そんな長旅なら公共交通機関で移動すれば良いのにと思ってしまうが、出張先でトラブルでもあったのかな?
alt

最後はマサカのずぶ濡れツーリングとはなったものの、3泊4日で島根・山口・広島の3県横断ツーリングを達成。

まだまだ知らないニッポンを思う存分吸収することが出来、おなかいっぱいの旅でした。
alt

長文3部作で失礼いたしましたm(__)m
Posted at 2024/06/15 17:27:56 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2024年04月01日 イイね!

ダックスで中国地方ツーリング旅(2日目:宮島~呉~広島編)

ダックスで中国地方ツーリング旅(2日目:宮島~呉~広島編)2日目の旅は岩国から広島方面へ。

といっても広島の手前でフェリーに乗って宮島へ渡ってしまうという計画。

海沿いの割と交通量の多い道路を淡々と進み、30分ほど走った所で最初の給油。

そこから20分ほどで宮島口へとたどり着き、フェリー乗り場で宮島までの乗船料200円+バイク分200円のチケットを購入し、乗船。


10分ほどの船旅開始!


あっという間に着いてしまいます。


宮島に着くと、インバウンド客でものすごい賑わい。


人混みを避けて路地に入ると、鹿さんが普通に歩いてます。


路地裏からの素敵な光景。


駐輪場にバイクを駐めて、しばし散策。


こちらも桜が満開。




天神社~大国社~本殿。


西回廊~反橋。


紅葉谷川は干上がってました。


厳島神社周辺はとにかくインバウンド客でものすごい人だかり。
せっかくバイクで上陸したのだからと、徒歩では行きづらい場所へと移動する。

高台へと登り、厳島グランドホテル駐車場から望む五重塔。


平地へ降りて、湾岸沿いを反対方向へ進むと、鹿さんがいっぱい。


真っ赤なダックスに興味津々の様でした。


反対側は嘘のように静かで人っ子一人いない閑散ぶり。


瀬戸内海の小島はこうでなくちゃ。


小さな鳥居も発見。


島内をひとしきり巡り終え、400円分のチケットを買ってフェリー乗り場へ。


バイクと一緒にサクッと海を渡れるのが良いですね。


本土に戻ると、そのまま湾岸沿いを走り、広島を通り越して呉へと向かう。


たどり着いたのは大和ミュージアム(呉市海事歴史科学館)。


外にはホンモノのスクリューが鎮座し、そのデカさに圧倒される。


こちらは主砲塔。

これらは九州沖で沈没した戦艦「大和」のものでは無く、山口県瀬戸内海沖で沈没した「陸奥(むつ)」を引き揚げたものだそう。


艦内に入ると、まず目に入ってくるのが大和の巨大スケールモデル。
ちょうど旧海軍に所属していたOBの方による解説ツアーが始まる所だったので、その流れに乗って解説付きで観覧。ラッキー✌


宇宙戦艦ヤマトでお馴染みのこのビュー。

艦首底面先端の丸まった形状は、「バルバス・バウ(球状艦首)」という当時の最新技術が投入され、この丸いこぶで意図的に波を発生させる事で推進抵抗を減らす効果があるのだそう。


上から見下ろしたビュー。

大和の甲板にはヒノキ材が貼られ、歩きやすさと表面温度低下が図られていたとの事で、デザイン的にも見事なコントラスト。


大和の動力源には当初、当時の最先端だったディーゼルエンジンを採用する予定だったものの、大人の事情?で旧来のボイラーを焚いて動かす蒸気タービンに落ち着いたとの事。

ここに展示されているのは「金剛」という巡洋戦艦に搭載されていたヤーロー式ボイラーの実物との事で、現存するボイラーとして大変貴重なものなのだそう。




当時の最新鋭戦艦だった戦艦大和の設計図面は最高機密だった為、敗戦直後に焼却処分されたものの、奇跡的に免れた貴重な手描き図面がこれ。

設計者として長年図面を書く仕事に携わっていた私としては大いに興味をそそられました。


その他、大和に搭載されていた当時の最先端技術の数々を興味深く知る事が出来ました。


で、その大和が実戦投入された海戦の説明。

巨大な船体なのに昔ながらのボイラー式動力源であるが故、速度が遅くてやや足手まといな存在になりつつあった事、

そもそも時代は既に戦闘機が主流となっており、戦艦からの大砲で戦う時代は終わっていたという不遇も重なり、

ミッドウエー海戦、マリアナ沖海戦、レイテ沖海戦に出陣したが十分に機能出来ず、最後は沖縄特攻へと向かう途中、鹿児島沖で米軍の総攻撃を受けて撃沈。


仲間を失っていった悲しみに直面した語り部さんの口調はヒートアップし、戦争は二度と起こしてはいけないという言葉が深く心に響くのでした。


第二次世界大戦終盤、戦局の厳しさが増してくると、人間魚雷の様な特攻隊を志願する若者が次々と現れたとの事。


これがその水中特攻兵器。




乗組員の遺言と遺品。

戦時中とはいえ、ひとりひとりの思いや行く末は思いのほか丁寧に追跡・収集・記録されていた事に感銘を受ける。


このミュージアムはほかにも見どころが満載で、無理して足を延ばして来た甲斐があったなぁとしみじみ。

広島エリアという事で、珍しいマツダの三輪トラックも展示されてました。




大変ためになる展示と解説を終え、大和ミュージアムを後にする。

すぐ近くのレストランで海軍カレーを食し、


向かいにある海上自衛隊呉史料館「てつのくじら館」もひと通り見て回るが、こちらは掃海艇にまつわる展示が主で、ハイライトは本物の潜水艦内部に入れるというもの。


ひと通りの見学を終えたら、そのままさらに奥の島を2つほど渡った所にある海上自衛隊幹部候補生学校庁舎まで行って引き返す。


あそこまで行ったらその先の港からフェリーで広島へ渡ってしまった方がずっと楽で速かったのですが、黄昏時に合わせて呉市のフォトスポットとして有名な「呉市アレイからすこじま」に立ち寄りたかった訳ですね。


ここの光景は本当に素晴らしかった。


暮れていく~


ホンモノの潜水艦をこんな間近で見られるなんて。。。


この日の宿泊地、広島へたどり着いたらとりあえず夜の原爆ドーム周辺を軽くお散歩して、


広島駅近くの市営駐輪場にダックスを駐めて本日のツーリングを終了。


この日の宿泊はスケジュール的に寝るだけなので、TRUST HOTELというカプセルホテル。
デラックスキャビンというちょっと良いタイプだとちゃんと床があり普通に快適。


この歳にして初めての広島なので、夕食はとりあえずお好み焼き。
ねぎ焼きを注文したら、「そば入りが広島風」と諭されたのでそれにする(笑)


目の前で焼いてくれるので手間なし。
ソースはやっぱりおたふくでした。


いや、これは本当に美味しかった。
本場の広島風お好み焼きスゲー。


以上、2日目の宮島・呉・広島編でした。
【走行距離:165km】
Posted at 2024/06/15 17:26:55 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2024年03月31日 イイね!

ダックスで中国地方ツーリング旅(1日目:島根~山口編)

ダックスで中国地方ツーリング旅(1日目:島根~山口編)(ちょっと古新聞ですが今頃UPします…)

ANAマイルがいよいよ3月末で期限を迎える為、トクたびマイルで使い切りの旅。

今回も日曜発・水曜帰りの3泊4日という事で、両端の日曜・水曜営業している希少なHonda Goバイクレンタル対応ドリーム店がある島根県に白羽の矢を立てる。

春休み卒業旅行シーズン真っ只中かつインバウンドもお盛んな最中という事で、あまりメジャーじゃ無いエリア(失礼🙇)というのも好都合かなと。

萩・石見空港は羽田との間を朝晩1便ずつのみというシンプルな運行ダイヤ。
前回の長崎旅と同様、朝8時半のフライトに対し7時すぎに羽田空港へ到着。
alt

空港から街中への公共交通機関は朝晩の各1便に対応した路線バスが朝晩1本あるのみという潔さ。
そのバスが来るまで20分ほどあったので空港内を散策するも、非常にコンパクトなのですぐに終了😅
alt

ホンダドリーム島根までのルートをNAVITIMEで検索すると、何故か「斉藤自転車商会」という表示。
自転車屋さんからドリーム店に転身したショップらしい。
alt

路線バスに乗り、10分少々で空港最寄の益田駅に到着。
alt

のどかな駅からホンダドリーム島根まで10分ほど歩き、
alt

(お店の写真取り損ねたので、公式HPから借用↓)
alt

今回の相棒、Hondaダックスを受け取り、小雨舞う中出発!
alt

当初、初日は島根県内をそのまま日本海沿いに出雲方面を目指すつもりだったけど、山口県岩国市の錦帯橋そばの良さげなホテルを見つけたので急遽逆周りで山口県へと渡るルートに。

1時間も走らないうちに山口県に入り、雨もやんでいたので道の駅でカッパを脱ぐ。
alt

そこから30分ほど走るともう岩国市。
日曜日だというのにずっと単独走行のガラガラワインディングを満喫してましたが、ようやく週末らしい大賑わいのうどん屋さんを発見。
alt

超人気店らしく、待ち時間が凄そうだったのでパス。
alt

そこからまた30分ほど走ると、ピュアラインにしきという道の駅があったので、そこでランチ休憩とする。
alt

錦町はこんにゃくの町との事でこんにゃくステーキセットを食す。
ステーキと称するなら普通にステーキソースで焼けば良いものを、何故か具材いっぱいのトマトソースで焼いてる不思議料理でした😅
alt

ここは花が綺麗だったので、しばし撮影タイム。
alt

alt

alt

この錦町には「とことこトレイン」と称するトロッコ列車が走っていて、なかなか非日常を味わえそうなノリモノっぽく興味津々でしたが、この日の最終便は出た後だったので駅で雰囲気だけ味わう。
alt

もともとの計画では一旦岩国を通り越して岬を巡り、日没後にホテル到着の予定だったけど、ホテル近くに来たらその見事な景色と雰囲気に引き寄せられ、さっさとチェックインしてしまう事に。

初日の宿泊先「錦帯橋国際観光ホテル」に到着し駐輪場に駐めようとしていたら、フロントの方が出てきてエントランス脇の屋根付きスペースを案内して下さいました。
alt

客室はまぁ昭和なビジネスホテルですが、、、
alt

客室からの眺めがすんばらしい!
錦帯橋が丸見え!!
alt

桜は6分咲きという感じだけど、屋形船がゆったりと動く光景にしばし見とれる。
alt

部屋のお菓子もまさにこの眺め。
alt

早速屋上の温泉に浸かり、そこから眺める錦帯橋もひとしきり愉しんだ後、お散歩に繰り出す。
alt

橋のたもとの受付で往復分の通行料300円を支払うシステム。
alt

雨上がりの橋の表面は結構ツルツルで、皆さん結構おっかなびっくりな足取り。
alt

陽が沈んでくるとライトアップが始まり、また違った表情。
alt

夜のお花見客も大勢繰り出してきてました。
alt

川の流れも迫力ありました。
alt

目的としていた飲食店は河川敷の露天しか無く、小雨交じりで開店休業状態だったので、ホテル内の中華料理店で済ませる。
alt

これがなかなかクオリティ高くて、
alt

結果オーライでした。
alt

部屋に戻ってもう一度温泉と夜景を愉しんだ後、部屋の窓から移り変わるライトアップを眺めながら眠りにつく。
alt

右上に白く煌めくお城も良い味出してました。
alt

翌朝、やっぱり錦帯橋を眺めながら朝食をとり、
alt

日中の桜と錦帯橋の図を眺めて山口県を後にしました。
alt

alt

ここまではアッサリ110kmほどの道のりでしたが、ここから一気に距離が延びることになります。
alt

Posted at 2024/06/15 17:26:24 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2024年03月20日 イイね!

ハンターカブで長崎~佐賀ツーリング旅(4日目)

ハンターカブで長崎~佐賀ツーリング旅(4日目)長崎旅最終日。

佐世保グルメいっぱいのホテル朝食をのんびりと頂き、11時にチェックアウト。

すぐ近くに、国指定重要文化財の軍事用通信施設「針尾送信所」なるものがある事を知り、何の予備知識も無い状態で向かう事に。

巨大な三本のポールが見えていたのが不思議に思っていたのですが、これがなんとアンテナ施設だった訳です。

大正時代に建造された、136メートルの鉄筋コンクリート建築物ですよ。
https://www.nagasaki-tabinet.com/guide/268

間近で見ると、100年を経過したコンクリート建造物とは思えないほど綺麗な姿に感動を覚えずにはいられない。
alt

受付で地元ボランティアの方による簡単な説明を受け、まずは電信室から見学。

建物の老朽化が進んでいる為、ヘルメット着用必須。
alt

整流器室。

冷却の為の専用水路も通っていたとの事で、相当な大電力を扱っていた事が窺える。
そのせいか、ひんやり涼しい。
alt

当時の看板が良い味出してます。
alt

コウモリも生息してました。
alt

バッテリー室で使用する硫酸を保管していた倉庫は、その揮発に侵されてレンガタイルやコンクリートが朽ち果てていました。
alt

巨大な米国製の送信用直流電動機が鎮座していた広大な空間の機械室。
alt

直流電動機で発電された搬送電波を使い、CW(モールス)信号をAM変調して3KHzの電波とし、アンテナ線へ送り込む仕組み。
alt

機械室の片隅には送信所全体造を表したジオラマが展示してありました。
alt

大正時代の当時の無線通信はまだLW(Long Wave:長波帯)が主流で、波長がめちゃくちゃ長いが為にあの様な巨大なアンテナが必要だったという訳ですね。

尚、3本の塔はあくまで地上高を稼ぐ為のタワーであって、実際に電波を発するアンテナエレメントは塔と塔の間を4本ずつ平行に張り巡らせた三角形の電線で、現在は撤去されている。

針尾送信所 4本線で結ばれていた 米公文書館所蔵写真で確認 発信の詳細解明へ期待

送信周波数3KHzとなると、その波長は300÷0.003MHz=100㎞にもなる訳で、この施設では一方向あたり4本の300m長アンテナエレメントで3方向へ発信していたらしい。

※画像は「美しさと異様さを醸し出す「針尾送信所」の遺構へ!」から引用

たったの数bit/secの情報量を送信する為に、これだけの巨大設備を建立していたという大正ロマンに、かつてCW(モールス信号)を学んだ2級アマチュア無線家の血が騒ぎまくりました。

建屋左後方にそびえる1号塔。
(バイクを駐めた駐車場付近)
alt

建屋右後方にそびえる2号塔。
alt

そして背面にそびえる3号塔。
alt

ここだけが内部を見学可能な様に一般開放されています。
alt

その内部に入ってみると、ケーブル類はさすがにもう無い。

てっぺんまでのびるハシゴは現在も3ヶ月サイクルのメンテナンスに使われているとの事。
alt

地面にはケーブルの振動吸収用防振装置やメンテナンス用の手動ウインチ。
alt

施設が完成してからわずか数年で、無線通信は発電機式から真空管式が主流となり、周波数帯も長波から短波が主流の時代が訪れてしまったとの事。

短波帯だと300mものエレメント長は必要無いから、塔が300m間隔で3本建っている意味が無くなってしまったという刹那。

でも、これだけの鉄筋コンクリート建造物がステー無しで100年以上綺麗な姿を保ち地震にも耐えてきているのは凄い。

イケイケドンドンで増築しまくった軍艦島の建造物の朽ち果てた姿を目の当たりにした直後だっただけに、軍事用という事で原材料を厳選・洗浄したコンクリートで丁寧に造られた針尾送信所アンテナ塔の高品質ぶりに心を打たれる。
alt


3号棟の脇にある見張所。

重要な軍事機密施設への侵入者を監視する為の、こちらも鉄筋コンクリート造での重要文化財。

こんなに細い一本足で支える建築物がノーメンテで100年以上崩壊せずに残っているのもまた凄い。
alt

見張り所からは、激しい渦潮で知られる西海橋付近の海峡が一望出来る。
alt


あちら側にも渡ってみようと思い立ち、西海の丘展望台へと移動。
alt

西海橋と送信所が一望出来る展望公園があるなんて素晴らしい。
alt

針尾送信所から送信された「ニイタカヤマノボレ ヒトフタマルハチ(1208)」の極秘電で太平洋戦争の口火が切られたという解説ボード。
alt

新旧二本の西海橋を一望出来る貴重なビュー。
alt

手前の新・西海橋の方には展望通路があるとの事だったので、歩いて渡ってみる事に。

橋の真下が吹き抜けの通路になっていて、とにかく風が凄い!
alt

針尾送信所方面を臨む展望コーナー。
alt

足下には渦潮が見える演出も素敵。
alt

間近で見る渦潮はホント凄い迫力。
これは来て良かった。
alt

佐世保エリアでのミッションを全てクリアしたので、ここから一気に長崎へと向かう。

途中、海鮮丼の看板を掲げる海の家が目に入ったので、そこでランチにしようと入店したら、本日分売り切れとの事(;O;)
alt

でも、大村湾岸沿いのルートはこんなのどかな風景を横目に眺めながらの快適ツーリングが愉しめました。
alt

そのまま一気にグラバー園まで走りきり、
alt

16時過ぎでも唯一食事を提供していたフードコートで唐揚げ丼でランチ。

こんなジャンクフードがなかなかどうして美味しかったりする訳です。
alt

バイク返却まで少々時間があったので、その足で鍋冠山展望台へと登る。
alt

二年前は反対側の稲佐山展望台から長崎市街を見下ろしたけど、今回は反対側からのビューという訳。
alt

造船所も良く見えました。
alt

黄昏時の長崎もまたよろしい。
alt

レンタルバイク返却前に最後の満タン給油。
alt

1.91L入って330円也。
Tripメーターは118.8㎞を示していたので、区間燃費は62.2㎞/L。
alt

最終日の走行距離はちょっと控え目の約70㎞。
前回は東シナ海側のルートで行きましたが、西海の海峡~大村湾沿いのルートもなかなか良かった。
alt

17時45分にホンダウイングコヤナギさんに帰還し、ハンターカブを返却。

■トータルの走行距離:346㎞
■トータル燃費:51.6㎞/L
■レンタル料金:1.2万円(72時間)
■ガソリン代:1151円

ハンターカブは少々パワー不足を感じたのと、グロムの前後に長いシートに乗り慣れた身体にはシングルシートによる体勢の自由度の狭さが気になったかな。

新車下ろしたてでリアキャリアにまだ傷防止テープを貼っていないという事だったので、バックパックをラゲッジネットで固定するのは遠慮しておきましたが、リアキャリアを最大限活用した方がこのバイクの個性が活かせますね。
alt

尚、最終日は一日中ものすごい強風が吹き荒れていて、軍艦島クルーズは全部欠航。初日に組み込んでおいて正解でした。
alt

帰りの長崎空港内レストランで夕食をとり、
alt

そのままフライトの予定だったのが2時間以上遅れ、長崎を飛び立ったのは22時過ぎ、羽田空港に降り立ったのは午前0時過ぎ(^0^;)
alt

着陸後、航空会社からはタクシーや宿泊費を補填する書面が配られました。
バイクで来ていた私は行使不要でしたが。
alt


という訳で、今回の旅では念願の軍艦島上陸を果たし、未踏の県だった佐賀県で邪馬台国の神秘に触れ、嬉野温泉のトロトロ美肌湯を堪能し、佐世保では九州最大のテーマパークであるハウステンボスを制覇し、貴重な戦争遺跡をいくつも渡り歩く事が出来た充実の三泊四日でした。
alt


以上、ブログ4部作、長文失礼いたしましたm(__)m
Posted at 2024/04/16 23:56:16 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記
2024年03月19日 イイね!

ハンターカブで長崎~佐賀ツーリング旅(3日目)

ハンターカブで長崎~佐賀ツーリング旅(3日目)3日目のルートは結構いろいろ悩んだ結果、佐賀県は意外と行きたいスポットが見当たらないという結論(^0^;)
佐賀県の方、ゴメンナサイ🙇

このまま長崎県に戻って佐世保の戦争遺構群を巡り、夕方からハウステンボスを散策してみようと思い立つ。

佐世保へと向かう道中、湾岸すれすれにホームがあるという「千綿駅」に立ち寄る。


ホームへの階段を上ると、、、


ホームの目の前は海!




電車が通過する光景も見られました。


次は魚雷発射試験場へ。


佐世保市内で製造された魚雷の性能を確認する為の極秘施設。


巨大な空気圧縮ポンプ室。


試験用魚雷の検査や調整が行われていた建屋。

100年以上の年月を経て建物は朽ち果て、倒壊寸前との事。
内部には木が生い茂ってました。


魚雷発射試験場エリアの跡地。




試験結果も機密情報という事で、実際よりも一定値低い値を記録していたという念の入れよう。


この後、少し離れた高台の大崎自然公園へ移動し、展望台から魚雷発射試験場を眺める。





そして次は特攻殉国の碑を訪問。


戦局が悪化する最中、全国から志願した数万人の若者がこの地で日々訓練を受け、出陣し、巡視していった。
その殉国者全員の氏名が刻銘されている碑。


特攻艇の実物の展示も。
全長5メートルほどのベニヤ板製の船に25Kgの爆薬を積み、体当たりで敵艦を攻撃したとの事。


日テレのTV番組の撮影用に製作された、特攻艇の1/3スケールモデルも展示。


こんな小さなボートで戦地に向かった若者の気持ちを想像すると、本当にやりきれない思いになる。

次に訪れたのは、無窮洞(むきゅうどう)と称する、戦争中に国民学校の先生と子供たちによって掘られた防空壕。




ここが入り口。


防空壕というものに初めて足を踏み入れましたが、思いのほか広い空間でびっくり。

奥が教壇になっています。




調理流し台や釜戸や水飲み台も完備。




これだけの防空壕を先生と子供たちの力で作ったという事実と、それから80年近くもの間こうしてしっかりと綺麗なかたちで保存されている事に驚嘆。


ここまで来ると、ハウステンボスはもうあと少しという事で、初めての給油。


4.8リットル入りオドメーターは239㎞を示していたので、燃費は49.8㎞/Lほど。


ハンターカブを満腹にしたら人間の方も満たさないと…と、食事処を探しながら走行したものの、火曜日はどこも定休日で営業していない。

そうこうしているうちにようやく営業中のロードサイド店を発見。
少々あやしげな雰囲気が漂っていたが、時間も無かったのでそこでランチ休憩。


クオリティは高く無いものの、佐世保カレーとレモンステーキという、2大名物をまとめてクリア出来たのでヨシとする。


お腹を満たしたらそのまま本日の宿泊ホテル、ホテル日航ハウステンボスに到着。
自転車置き場もバイク置き場も無いのでクルマの駐車スペースに駐輪。




取り敢えずチェックインして、


シャワーを浴び、


夕方からのチケットでハウステンボスを散策開始。


雰囲気たっぷりの光景は異国情緒たっぷりでとても良い。


行列しているアトラクションは全部スルーして、とりあえず観覧車で園内全体を把握。


人気の撮影スポット。


ハウステンボス歌劇団のミュージカルが開催されていたので取り敢えず観覧。


前方の有料ゾーンにはペンライトを持ったファンが陣取っていたが、特段ストーリーがある訳でもなく、ただひたすら歌って踊っているだけなので結構退屈。

まぁでも小一時間椅子に座って休憩できたのでヨシとする。


2年前に佐世保を訪れた際は急遽猫島へフェリーで渡ってしまった為、予定していた佐世保バーガーが食べられなかったのですが、ハウステンボス内で佐世保バーガーが食べられる店を発見したので迷わず入店。


長崎和牛入りチーズバーガーを美味しく頂きました。


夜になるとライトアップセレモニーと共に花火が打ち上がり、イルミネーションとプロジェクションマッピングで幻想的な演出開始。


それらを歩いて見て回ったり、


エレベーターで展望台に上って見下ろしたり、


クルーズ船に乗って


船内から眺めたりして閉園の22時まで過ごす。


15時半に入園して6時間半ほど園内に滞在し、概ねハウステンボスの全体像は把握できた感じ。

帰りはホテル日航ハウステンボス専用ゲートを通ってホテルに帰還。


このホテル日航ハウステンボスには大浴場もあるのが嬉しかったし、翌朝の朝食バイキングのクオリティも高く、旅の最終日の宿に選んで正解でした。

この日の走行ルート。
15時前にホテルにチェックインしてしまった事もあり、走行距離はちょっと短めの57㎞也。
Posted at 2024/04/16 23:56:00 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記

プロフィール

「[整備] #N-ONE エンジンオイル交換(65,183km)と添加剤投入 https://minkara.carview.co.jp/userid/14113/car/1249610/8322222/note.aspx
何シテル?   08/05 23:50
車の皮をかぶったネコブログです
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

掲示板

<< 2025/9 >>

 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930    

リンク・クリップ

N-ONE純正Display Audio車にステアリングスイッチ追加(ステアリング編) 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2025/06/15 15:02:08
ウッディテイスト・ステアリング&シフトノブへの交換【前編】 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2025/03/04 00:19:35
VE304♪ 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2024/12/08 11:30:31

愛車一覧

ホンダ レジェンド KCニャン (ホンダ レジェンド)
KRELL謹製プレミアムオーディオシステム搭載の、走るオーディオルーム。 KB1レジェ ...
ホンダ NC750X big 750 GROM (ホンダ NC750X)
RC90最終型はトラクションコントロール標準装備の安心快適ハイテクツアラー・・・しかもD ...
ホンダ N-ONE ホンダ N-ONE
プチ・プレミアムがちょうどいいコンパクトハッチ。 やっぱりこのサイズのクルマは重宝します ...
ホンダ グロム125 グロメット (ホンダ グロム125)
ポタリング中にたまたま通りがかったバイク屋の店頭で出会い、20年ぶりのリターンライダーへ ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation