
3日目は広島から松江へと向かう計画。
その前に、やはり原爆絡みのスポットはチェックしておかないと…という訳で、朝イチで平和記念公園へ。
公園そばの市営駐輪場は平日の9時半で既にほぼ満車の表示。
周辺企業への通勤者も利用しているのかな。
ダメモトで中へ進入してみると、受付のオジサンがナンバーを一瞥して、「今は一時利用の原付エリアしか空いてないからダメ」と言われたものの、これは原付サイズなのでとお願いしてみたところアッサリ駐めさせて頂けた。
ありがたや。
実際、原付スクーターと並べても全く違和感なしw
主目的の広島平和記念資料館は、事前にWebサイトからチケット購入しておいて大正解。
現地に着いてみると、チケット売り場に並ぶインバウンド客の長~い行列が出来てました。
行列を横目にサクッと入館できたものの、館内は外国人で大混雑。
宮島同様、世界的に有名なスポットはやっぱりこうなるのね。
展示内容的には一昨年長崎の資料館で見てきたものと割と似ていた事もあり、サクッと駆け足で見学を終えてしまったので、ちょうど開始時間となっていた被爆体験者講和なる催しに足を運ぶ。
もともとは被爆者ご本人による催しだったものの、亡くなってしまった方も多くなり、被爆者のご子息が継承して語り部を続けているとの事
↓こんな感じの会場での講和だが、館内があれだけごった返していたのにここでの聴講者はマサカの私一人(;'∀')

(写真は資料館公式サイトから引用)
広い会場内で最前列に座りマンツーマンでの対談状態で、緊張感たっぷりの聴講(笑)
おかげで当時の生々しい光景がしっかりと頭に刻み込まれました。
講談者のお父上は原爆で数メートル吹き飛ばされたものの、何かしらの柱の陰のおかげで直接熱波を浴びることを免れた様で、90過ぎまで生きておられたとの事。
大和ミュージアムでも感じたけど、実際にそれを体験した当事者(とその親近者)ご自身による語りというのは何よりも説得力があり、思いが伝わってくるものだなぁとしみじみ。
1時間半ほどの講和、いや対談?(笑)を終え、平和記念公園内を軽く散策。
なんと、ここから宮島へ直通の船が出ていました。
双方同じようなインバウンド客でごった返していたのはこのせいでもあったのかな。
広島から松江へと向かう途中、二度目の給油。
カブやハンターカブがタンク容量5.3リッターなのに対し、ダックスは3.8リッターしか入らない為、だいたい200kmサイクルでの給油が必要なのが少々せわしない。
グロムに至っては6リッターも入るのに。
奥出雲に入ったところで道の駅があったので、ランチとする。
「奥出雲おろちループ」と称する、何とも面白いネーミングw
要するに日本神話の「やまたのおろち」を彷彿とさせるダイナミックなカーブの途中にあるからという事らしい。
まぁ、実際走ってみるとそのオロチな感じはあまりわからない訳ですが。。。(^^ゞ
この辺りが一番オロチ感あったかな?w
出雲エリアに入ったところで、
足立美術館に立ち寄る。
入館料2,300円という超強気のプライスに、これはただモノではないというオーラを感じたので(笑)
21年連続で庭園日本一の冠を維持し続けているというのは尋常じゃない。
高額な入館料にはその維持・管理費がたっぷりと含まれているのか。
で、実際歩いてみると、この手の日本庭園にまったく造詣が無い私の目から見ても、「これはお見事!」と思わず声が出てしまう驚愕のクオリティ。
それぞれのビューに対し、見どころやこだわりポイントが解説されているのが初心者には助かる。
この世界の奥深さを知るのでした。
この美術館のポスターにも登場する、名物ビュー。
目玉はこの庭園な訳ですが、実は館内の日本人画家による作品のクオリティも凄かった。
その見事な技法を思わずブックマークしておきたくなる素晴らしい作品がいくつもあったけど、そちらは撮影禁止なのが実に残念。
新緑の春のみならず、夏・秋・冬の庭園も是非鑑賞したくなる美術館で、ここは本当に2,300円払う価値あるスポットでした。
最終日の宿泊先はホテル一畑。
地域トップクラスの高級ホテルらしいけど、、、
駐車場はゲート付きで立派なのに、自転車とバイク共用の駐輪場は屋根すら無い。
しかもこれでバイク駐輪料金はクルマと同額の1,500円とられるのはちょっとビックリ。
岩国のホテルでは無料でしかも濡れないようにと軒先へ案内してくれたのとは大違い。
実際、翌朝出発時は本降りの雨だったので、出発時なかなか大変でした。
部屋からしんじ湖畔を望むレイクビューが売りのホテルで、館内はさすがに綺麗で快適。
この旅初のバイキングのクオリティもなかなか。
温泉も朝食もレイクビュー。
最終日は朝から本降りの雨なので、上下カッパの完全防備で出発。
といってもスペースの関係でバイク用ではなくコンパクトな軽登山用カッパなので明らかに能力不足。。。
雨の中、どうにか出雲大社にたどり着く。
駐車場トイレわきのわずかな軒先に駐輪。
こんな天気なので、観光客もまばら。
ひと通り参拝して、、、
ちょこっとお花見してサクッと退散。
このころには一旦雨足も収まりかけてるように見えたのですが、、、
やっぱり本降りとなり、計画していたいくつかのスポットはスキップして、一路石見銀山へ。
こんな天気なので観光客はホントまばら(;'∀')
とにかく資料館の建屋に入り、ずぶ濡れのグッズを養生後、見学料を支払って館内を観覧。
ホンモノの銀山を見るにはここからシャトルバスを利用しなければならないし、そもそも無理のある天候なので、資料館だけで完結させて帰ることにする(笑)
銀の延べ板もこの通り拝めるし(レプリカだけど)。
採掘場所も最新技術のバーチャルリアリティで入った気になれる(笑)
当時の作業の様子もよく理解出来たし、一応満足!
そこから一気にスタートポイントのホンダドリーム島根へ。
天候はさらに土砂降りと化す中、どうにかこうにか無事帰還。
(写真は同社Webサイトから引用)
下道オンリーでトータル686kmも走ってしまったけど、最終日の雨が無ければ750kmくらい行けたかな?
全身ずぶ濡れの姿を見て不憫に思った様で、オーナーさんが空港まで軽トラで送って下さり、大変助かりました。
道中の会話で、もともと自転車店だったところから一念発起して投資し、バイク店へと発展させてきたとの事。
ナビタイムでルート検索するとなぜか自転車店の名前でヒットしてしてしまうのは、やはりその名残だった様です。
空港に着くなり、土産店で現地のお土産まで買って渡して下さり、大変恐縮。
本当に親切なドリーム店オーナーさんでした。
フライトは20分ほどの遅れで済み、20時過ぎには羽田空港へ到着。
駐輪場では近くに駐まっていたBMWが2週間以上駐めてるという事で警告されてました。
500円/日x14日=7,000円オーバー。
そんな長旅なら公共交通機関で移動すれば良いのにと思ってしまうが、出張先でトラブルでもあったのかな?
最後はマサカのずぶ濡れツーリングとはなったものの、3泊4日で島根・山口・広島の3県横断ツーリングを達成。
まだまだ知らないニッポンを思う存分吸収することが出来、おなかいっぱいの旅でした。
長文3部作で失礼いたしましたm(__)m